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   [00-06]アナログレコード
     BEATLESインド盤は本当に最強なのか?
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投稿者 スレッド
管理人K
投稿日時: 2013/7/15 18:58
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
BEATLESインド盤は本当に最強なのか?
「アナログ・ミステリー・ツアー」という本をご存知でしょうか?

この本はBEATLESの各国で発売されたアナログレコードの音質を徹底検証するという凄い内容のものです。

この「アナログ・ミステリー・ツアー」の中で「ラバー・ソウル」と「リボルバー」の音質はインド盤が世界最強であると書かれているのです。

本当かよ?

この本の影響なのか?オークションではBEATLESのインド盤が軒並み高値で落札されています。
ミントコンディション(新品状態)の盤になると恐ろしいほどの値段に・・・
しかし、UKオリジナル盤を超えるような高音質でBEATLESのアルバムが聴けるなら・・・と思うとオーディオファイルの血が騒ぎ出してしまいました。
ということで私が人柱になって(笑)「リボルバー」のインド盤を落札しましたので、UKオリジナル盤(1stプレス)と徹底的に聴き比べてみたいと思います。













まずはインド盤から試聴です









なんだか妙に温くて太い音。
全体的にエネルギー感があるのですが、なんともまったりした感じの音です。
どこか平面的で奥行きや前後感が余り感じられません。
独特の味のある音というか、とにかく緩〜くまったりした印象を受けます。
演奏自体もなんとなくゆっくりまったりした感じに聴こえてしまいます。
レコード盤は厚くて重いし、いい音しそうだったんですけどね〜

ではUKオリジナル盤(1stプレス)を聴いてみます









やっぱりこれだよね!って感じの素晴らしい音です。
音の芯がくっきりして音像は極めて高密度、奥行きが深く前後表現
に長けていて素晴らしく立体的です。
演奏も躍動感に溢れていて聴いていて楽しくなります。
とにかく全ての項目で圧倒的です。

という事でやはりというか、BEATLESの音質世界最強はインド盤ではなく、UKオリジナル盤でした。
「アナログ・ミステリー・ツアー」ではシタールの倍音が違うとか、豊かとか書かれています。
ということでジョージ・ハリソン作の「ラヴ・ユー・トゥー」にて確認してみました。

UKオリジナル盤はシタールの弦の基音がしっかりしていた上で倍音が綺麗に広がっていく様が見えるようですが、インド盤ではシタールの基音が鈍っていて倍音と基音が混濁してしまっています。
おそらくですが、この基音がなく混濁した様子を倍音が豊かと聴かれたのでしょうかね?

インド盤、米国盤や日本盤などに比べれば良い音だとは思いますが、UKオリジナル盤を超えるようなことは断じてありませんね。
コレクターでもない限り、この盤に数万円を投資する価値はないと思います。

多分、アナログミステリーツアーの筆者の方も嘘を吐いてる訳でも適当なことを書いてる訳でもないと思います。
きっと、その方のシステムではそのように聴こえたのでしょう。
試聴機器はカートリッジくらいしか載ってなかったので不明ですが、世界最強とまで書かれるならば試聴オーディオシステムまで詳細に明記すべきだったでしょうね。

今回の当方の試聴システム

アナログプレーヤー ROKSAN TMS+GRAHAM model2.2
カートリッジ LYRA TITAN特注品
フォノイコライザー CONNOISSEUR 4.0ADVANCE
プリアンプ GOLDMUND M24ME
パワーアンプ VIOLA BLAVO
スピーカー AVALON DIAMOND
zappa1993
投稿日時: 2013/7/16 0:08
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: BEATLESインド盤は本当に最強なのか?
管理人Kさん

こんばんは

インド盤いかれましたか
そんなに高額になっているのですか。
メディアの影響は凄いですね。

湯浅さんの解説では、「Rubber Soul」と共にインド盤には共通した特徴があるとの事ですが、果たして結果はどうだったのか・・・

続きのレポート楽しみにしています。
ケミ
投稿日時: 2013/7/19 16:24
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
Re: BEATLESインド盤は本当に最強なのか?
管理人Kさん、興味深い試聴会に参加させていただき、ありがとうございました。

私の個人的な聴き比べ(UK盤、ドイツ盤、米盤、日本盤)では、圧倒的にUK盤に軍配が上がりましたし,「アナログ・ミステリー・ツアー」もVol1、2ともに読んでいましたので、インド盤に”期待”する部分と”?”の部分を感じていました。

さて、インド盤ですが、音が太いというのが第一印象で、ちょっといいのではと感じましたが、音楽がリスナー側まで出てこずスピーカーにまとわりつくように鳴っています。したがって、平面的に聴こえ、キレがありません。

一方、UK盤では笑顔になってしまいます。理屈なしに楽しくなります。リスニングルームが音楽で満たされ、大きく展開するにもかかわらず、存在感は明確です。

管理人Kさんのシステムにおいては、“好み”という次元ではない“大きな差”があるように感じました。

管理人Kさん、「アナログ・ミステリー・ツアー」での試聴システムはカートリッジの前に記載されていました。高価でないシステムであっても、カートリッジも含めてもう少し一般的なシステムであったら、一般の方が似たような再現性を示せるなかなと思いました。

zappa1993さん、「Rubber soul」のインド盤はK邸にもありませんので、共通点した特徴を見つけることはできませんでした。ただ、そこまでする必要はないように思います。

今回もメディアの影響力の大きさをあらためて感じ、口コミ情報に勝る有力な情報はないということを痛感しました。

zappa1993
投稿日時: 2013/7/20 0:50
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: BEATLESインド盤は本当に最強なのか?
管理人Kさん
ケミさん

試聴会のご感想興味深く拝見させていただきました。
アナログの音質に拘るとオリジナル盤に行き着くという話は皆さんから何度も伺い、実際に沢山のオリジナル盤を聴かせていただき、仰る意味がよく分かりました。
本当に音の鮮度が違いますし、その違いには言葉以上のものを感じました。
そして、更にマニアックな各国盤やマトリックス/スタンパーの違いによる聴き比べ等々、音楽の楽しみ方としては特殊なものかもしれませんが、音の違いに一喜一憂するオーディオマニアと違い、心からその音楽が好きで楽しんでおられるのが分かるような気がします。

さて、結果はUKオリジナル盤が圧倒的に良かったという事ですね。
私もこの本は読んだのですが、盤によってそこまで音が違うのかという事と、各国で独自の手が加えられているという事に驚きました。
非常にディープでマニアックな世界ですが、そういう楽しみ方や世界があるのを知るだけも嬉しくなります。

UK盤の良さは、ケミさんの「一方、UK盤では笑顔になってしまいます。理屈なしに楽しくなります。」の一言がすべてを物語っているように思います。
音楽が生きているか死んでいるかは聴くとすぐにわかるものですね。

ELPEAMAN
投稿日時: 2013/7/21 0:12
一人前
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 101
Re: BEATLESインド盤は本当に最強なのか?
Kさん、お世話になりました。

私もこの聴き比べに参加させていただきました。
Beatlesは私にとっては別格であり、客観的に論じることができない唯一の音楽集団です。ただし、オーディオ的には言えると思いますので書かせていただきます。

インド盤、良いことは良い、と思います。しかし音が湿っぽく、立体感がなく、水彩画を見ているような感覚でした。その後英国盤を聴いたわけですが、あらためて聴くと自然なのです。よってこのスレッド「Beatlesインド盤は本当に最強なのか?」に対する私の答えはNOです。

さて、先に「アナログミステリーツアー」の「はじめに」で湯浅学氏が次のように書かれてます。「オーディオ的に何がいちばん優れた音盤あるいは音源かを定めたいがためにやっているわけではない・・・」しかし、「音像が立っている」とか低音のことは結構「盛っている」等の表現が頻繁に出てきています。つまりオーディオ的な批評をされているわけです。そしてシタールの件は、氏の思い入れが相当入っているのでは、と推測します。Revolverのインド盤の項で「UKマザー使用でもなぜかシタールの倍音成分が増え、全面に出てきて、しっかりインド音楽の響きになっている・・・」と書かれていますが、「マザー」というのは、この本によればテープではなくディスクですから、インドのエンジニアが手を加えようもないはずです。インドの工場でプレスマシーンにかけてプレスするだけですから。本国のマスターテープのコピーが送られたのであればわかりますが。因みに、マーク・ルイソン著"The Beatles Recording Session"によれば、米国には先に米国用のテープコピーを作り、送っていたそうです。よって、結構曲によってミックス違いがあったり、エンジニアの手が加わって音が本国盤とは異なります。

さて、インド盤ですが、上記のことから、Love You Toにおけるシタールの音だけが変わる、というのは考えづらいのではないでしょうか。さらに「A−5のようなバラード(Here, There and Everywhere)も繊細に聴かせ・・・」と抽象的な表現をされています。もちろんこの曲にシタールは入っていません。

もし誤解があるようでしたら、訂正していただければと思います。

最後に、インド盤を入手するために多額な出費をされたKさん、お疲れさまでした、そしてお世話になりました。

zappa1993
投稿日時: 2014/12/17 1:40
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: BEATLESインド盤は本当に最強なのか?
皆さん
こんばんは。

季刊analog誌46号に、ビートルズ・サミットという面白い企画のページがありました。
「アナログ・ミステリー・ツアー」の著者である湯浅学氏と、ビートルズマニア2名で盤の聴き比べをするという企画です。
そう、こちらの掲示板で紹介された試聴会の延長線上にある企画と考えてよさそうです。
私はビートルズマニアでも、盤に詳しい訳でもありませんので、それぞれの盤の音の違いは分からないのですが、紙面を見る限りでは、かなり音の傾向が異なるようです。
文中に出てくる「サージェント・ペパーズ」のモービル・フィデリティ盤は、先月聴かせていただいたばかりですが、目の覚めるような鮮度感のある音で、全く音の劣化を感じさせないばかりか、最新の録音でもこれ程よい物はそうそう無いと思えるほどでした。
果たして3名によるインド盤の評価はいかがなものだったのでしょうか・・・
(やはりそれなりに良い評価をされているようですね)

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