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     オーディオにおける判断基準を議論してみませんか?(名機を所有するお宅への訪問)
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投稿者 スレッド
ホワイトメタル
投稿日時: 2013/9/15 16:25
長老
登録日: 2012/8/21
居住地: 群馬県前橋市
投稿: 372
オーディオにおける判断基準を議論してみませんか?(名機を所有するお宅への訪問)
皆様、管理人さん、こんにちは!

いつもお世話になっております。


私が大変信頼するお方Aさんからお誘い頂き、往年の名機を所有するBさんのお宅へ訪問する機会を頂きました。
Bさんは、音楽や音の良し悪しを理解出来ない人を訪問拒否するお方で、今回Aさんに随行する事でお許し頂いたのだと思います。

さて、私自身も大変期待に胸を膨らませてこの日を迎えました。
到着しご挨拶をしてリスニングルームへ入室させて頂き、シューボックス(長方形)で30帖位?でやや天井が低い半地下の部屋に、アナログプレーヤー、フォノイコ、トランスの名機がずらり!アンプ、SPの名機も複数所有され、CDPもハイエンドレヴェルを2機所有されておりました。
ルームチューニングも細部にまで施されておりました。
ケーブル類は全てアコリバ製品、ルームチューニングパネルRWL-3も複数枚使用されておりBさんも絶賛されており、その点では共感出来る事が出来て大変嬉しく思いました。
それより何より、一番驚いた事が所有されているLPが全てオリジナル盤!(殆どがクラシックの名盤)で、1枚5万円以上! の盤が目視した限りで、1,500枚位?総額7,500万円?
機器とソフトを合わせて何億??

いやぁ〜どんな再生音を聴く事が出来るのかテンションが上がってしまいました。

アナログプレーヤーは半世紀程前に制作された、日本を代表する放送局の為に某大手メーカーが総力を結集した傑作の名機で再生して頂きました。
まず、Bさんに従い古典時期の管弦楽曲をオリジナル盤で数枚聴かせて頂きました。
Aさんと無言で1時間程度聴いていたと思います。
ところが、大変失礼かと思いましたがその中で1枚だけしか良いと思う盤がありませんでした。と言ってしまいました。
当然私が所有し再生しているシステムなどとは比べ物にならない至高の再現性である事は解っているのですが、投資された金額を考えますと欲求不満に陥りました。
この欲求不満の要因が、質感が生音とかけ離れていた点とコンサートで体験出来る心の襞に訴えかけるヒューマニックな感動がありませんでした。
その後、休憩中にオーディオの事を色々と教えて頂き大変勉強させて頂き有意義な時間を体験出来た事は、私自身にとって今後のオーディオ人生には「宝」になると思いました。
後半に大変おこがましいと思いましたが、私が持参したCD(SHM-CD普及盤)で大規模な管弦楽曲を聴かせて頂いたのですが、それが一番良い再生音だと思ってしまいました。(汗)

そこで管理人さんにご質問ですが、上記に記したこんな事ってあるのですか?
私自身の聴覚と感性が腐っているのでしょうか?
漠然として解りづらい内容で申し訳ございませんが、お教え頂けますでしょうか?

それでは、失礼致します。
管理人K
投稿日時: 2013/9/15 23:40
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
オーディオにおける判断基準を議論してみませんか?
ホワイトメタルさん、こんばんは。

貴重な体験(というか残念な体験?)をされたようですね。

ホワイトメタルさんはクラシック演奏会に頻繁に足を運ばれてますから、オーディオにおける音色や質感は生演奏における音色や質感が判断基準になっているのではないかと思います。

高額なオリジナル盤を聴かせて頂いたとのことですが、過去の名盤や名演奏と呼ばれる盤の中には、おおよそ生演奏の音色や質感から外れた音色や質感で記録されているものも決して少なくありません。
具体的に申しますと、明らかに人口エコーを付加したものやEQをかけて原音からかけ離れた音にしてしまっている盤が多いのです。

このようなエコーの付加やEQ処理は、あえて意図的に行われたものと思われ、そのような処理によって再生される人工的な音を持ってして「オーディオ的に良い音」とか「艶っぽい弦楽器」とか評されている感があります。

お聴きになられたオリジナル盤の音は「キャンキャンしたヒステリックな弦楽器音」や「風呂場のようなオーバーな残響音」ではありませんでしたか?
このような音を持ってして「弦の艶が素晴らしい」とか「芳醇なホールトーン」とか履き違えるオーディオマニアが多いことに呆れることが多々あります。

もちろん過去の名演を収めたオリジナル盤の中にも自然でリアルな音色や質感を兼ね備えた素晴らしい盤がない訳ではありませんが、自然でリアルな音色や質感ということになりますと現代録音の方が良質なソフトが多いように感じます。

問題は何故そういった現実離れした音色や質感に違和感を感じないばかりか、素晴らしいものとして絶賛してしまうのか?です。
おそらくですが、その超マニアの方は生演奏を殆ど(一度も)体験されたことがないのではありませんか?
もしくはオリジナル盤=最高という伝説や風評に惑わされてオリジナル盤至上主義に陥っているだけではないでしょうか?

オーディオは決して生演奏の代わりではありませんし、オーディオ再生ならではの楽しみ方や収録方があってしかるべきだとは思います。
しかし、クラシックやアコースティック楽器での演奏の場合、音色や質感が余りにも生とかけ離れたものであってはオーディオ再生において気持ち良さを感じることは不可能ではないでしょうか?

ちなみに弊社の全てのケーブルやアクセサリーも電気的で人工的な要素を排除して生の音色や質感に近付けることを目的としており、実際にそれは実現出来る訳ですが、そのような効果(変化)を「音が死んだ」とか「倍音や響きがなくなった」とか訳の判らない評価をするマニアがいるのも事実です。

せっかくホワイトメタルさんから貴重な投稿を戴きましたので、ここでオーディオにおける判断基準というのを皆さんでもう一度議論してみませんか?
以前に議論しました「解像度」の延長線のような形で、オーディオにおける様々な判断基準にどうして差が出てしまうのかを議論出来ましたら幸いです。

宜しくお願い致します。

まさこ
投稿日時: 2013/9/17 18:54
長老
登録日: 2011/2/21
居住地:
投稿: 648
Re: オーディオにおける判断基準を議論してみませんか?
ホワイトメタルさん、Kさん、こんにちは!まさこです。

さてオーディオにおける判断基準とのことですが、私の場合自分自身が気持ち良く聴け、心を揺さぶられる様な感動を伴った再生音が素晴らしい音質なのだと思っています。(自分が勝手に思っているだけです)

上記の音質は、たとえ知らない音楽を聴いていても決して揺るぎないものと考えます。

勿論、生演奏を基準とした質感は私も重要視していますが、オーディオにおける再生音ではどんなに素晴らしく調整されたシステムにおいても生演奏と全く同じ音が出るわけでは無いと私は考えます。

しかしながら、アコースティックな楽器の質感などは生演奏に近い表現ができることが望ましく思えます。

それにオーディオの場合、仮にハード側が完璧な状態であってもソフトの録音状態に物凄く影響されてしまいます。

仮に、ソフトが最高の録音とした場合、自分の目の前にリアルな音像が表れ、あたかもライヴで生演奏を聴いているかの様な質感を表現してくれた時に私は感動します!

言い換えると、コンサートに行った様な疑似体験をオーディオが表現できた時に最高の感動をもたらしてくれるのだと考えます。

私がアコリバに夢中になったのも、この感動を得るのに一番の近道と考えたからに他なりません!

私たちはオーディオを趣味としているので、誰がどんな音をだしていてもその当事者が満足をしていればそれで良いのでは!?とも考えますが、あまりにもひどい音を出して満足げに「すごいだろ〜」と言っている人には生で音楽を聴くことをおススメしますね!

少し生意気な事をいいました!失礼いたしました!
ハマダ
投稿日時: 2013/9/17 23:11
長老
登録日: 2010/3/5
居住地: 群馬県
投稿: 773
Re: オーディオにおける判断基準を議論してみませんか?(名機を所有するお宅への訪問)
ホワイトメタルさん、管理人Kさま まさこさん こんばんわ!


上手く文章にできないんですが、

僕の場合だと 実際に生で聴いた事のある楽器音や 演奏(歌声や演奏とかでのニュアンスや音など・・)

いわいる生音(その本人の声なども)その物を軸とし
いかにカタルシスの世界に入れるか?が基準です。


僕にとって良い録音とは やはりアーティストの意図的な事や演奏とかが 根こそぎ録音出来て 
その想いが1枚のアルバムの中に全て注ぎ込まれてる物が良い録音ではないか?と思っております、
なので エンジニアの方自身の勝手な想い(思い)のミックスとかは嫌だな〜と思っております・・(生意気すみません)

なので 僕自身には そういう部分での 僕の好み的な物は排除して 演奏を楽しんでおります。

これは 僕から アーティストやCD製作に関わった皆様への敬意です。(^^ゞ


スケール感を求めるなら 超ハイエンド機器や部屋が必要になってくるんですが

僕の目指す基準だと エントリークラスから その世界を手に入れることができると体験しました。

文章が上手く書けずで恥ずかしんですが・・




あと一つ 揚げ足を取るつもりではないので 誤解なくお願いします、


良く 「生で音楽を聴くことをおススメします」と言う文が
色んなサイトやHPなどで書かれますが・・

だいぶ 大昔!?(爆)に 

「生の演奏のどう言ったところを
注意して(気にして)聴いたらいいですか!?」

とこちらの掲示板でも あちらこちらで質問したことがあって・・ 
その時に誰も返信を頂けなかった事がありまして(汗)

出来れば アドバイスをお願い出来たらと思っております・・(超滝汗)

と言うのは 只今、高崎音楽祭がありまして これはチャンスだ!と思い
皆様のアドバイスを元に勉強したく思っています(^^ゞ
きくりん
投稿日時: 2013/9/18 22:29
長老
登録日: 2012/12/4
居住地: 埼玉県
投稿: 151
Re: オーディオにおける判断基準を議論してみませんか?(名機を所有するお宅への訪問)
ホワイトメタルさん、管理人Kさん、まさこさん、ハマダさん、そしてアコリバ会員の皆さん、こんばんは!

オーディオの判断基準についてですが、私の場合、まさこさんの投稿の内容にかなり近いです。
ライブ感というのを大切にしたいと思います。
私はソウルミュージックが好きですが、白人相手のショーのようなものではなく、黒人が黒人向けに行うショーで熱気と匂いとパワーが、そして血が滾るような雰囲気が伝わる、まさにソウルフルなアルバムが最高の名盤だと思っています。

ただし、残念ながらこれらのアルバムは古いものが多い為、必ずしも音質がいいわけではありません。

例えば、モータウンを代表するアーティストであるスモーキーロビンソン&ミラクルズの名曲『ザ トラックス オブ マイ ティアズ』(映画プラトーンでチャーリーシーンが野営地で仲間と大合唱した曲)やフォートップスの名曲『アイ キャント ヘルプ マイセルフ』は甘いメロディで聴きやすいですが、音場がナローで残念です。

また、マジックサムの『ライブ!』は音質がとても悪いものの、黒人の熱気を捉えた最高のライブ盤で、特に『スイートホームシカゴ』は必聴です。映画ブルースブラザーズで主演のジョンベルーシー演じるジェイクの『マジックサムに捧げる』という台詞の後にこの曲を演奏するシーンはシビレます!(映画のサントラ盤もお勧めですが、自宅クリニック後の音質向上は顕著でした)

話が飛んでしまいましたが、こうした音質の良くない盤の音も付帯音を乗せずに、出来るだけ気持ち良く聴けるのが、1番だと思います。

音質の良いアルバムだけがオーディオで再生するものではなく、魂のこもった聴き手に訴えかける音楽こそが、私にとっての判断基準です。音質が良いのに越したことはありませんが、それだけではないということです。

因みに、ソウルミュージックを丁寧に紹介している、『魂のゆくえ』(ピーターバラカン著)という本が有りますが、私のバイブルです。一度廃刊し、現在リニューアルして再販されていますが、ソウルミュージックを聴いてみたい方は一読することをお勧めします。

何だか、オーディオにおける判断基準というお題だったのに、自分の好きな音楽や本を語っただけの投稿になった感は有りますが、以上です!

追伸

ハマダさん、初めまして!

〉「生の演奏のどう言ったところを注意して(気にして)聴いたらいいですか!?

私は、会場の雰囲気、音の反響音、自分の席からの音の聴こえ方などに注意して聴いています。
あくまで私の考えですので、参考まで。
ハマダ
投稿日時: 2013/9/18 23:02
長老
登録日: 2010/3/5
居住地: 群馬県
投稿: 773
Re: オーディオにおける判断基準を議論してみませんか?(名機を所有するお宅への訪問)
きくりんさん 初めまして こんばんわ!


>私は、会場の雰囲気、音の反響音、自分の席からの音の聴こえ方などに注意して聴いています。
あくまで私の考えですので、参考まで。

本当にアドバイスありがとうございます!!

僕がこんなことを書くのは何ですが・・

色んな 「視点」を知りたく 今回再度この様な質問をさせていただきました、

物事もそうですが どれだけ多くの角度から見れるかって重要だと思うんですよね なので 多くの方に 僕はこういうところを聴いてるよとかアドバイスを頂き 
「あ〜 今まで気にしたことなかったけど
こういうところも注意して聴いてみよう!」とかの新たな視点を
増やしたく 質問させていただきました(^^ゞ

>音質の良いアルバムだけがオーディオで再生するものではなく、魂のこもった聴き手に訴えかける音楽こそが、私にとっての判断基準です。音質が良いのに越したことはありませんが、それだけではないということです

同感します(^^ゞ

これ以上書くと脱線しまくりになるのでこの辺で失礼します(滝汗)
ホワイトメタル
投稿日時: 2013/9/21 0:03
長老
登録日: 2012/8/21
居住地: 群馬県前橋市
投稿: 372
Re: オーディオにおける判断基準を議論してみませんか?(名機を所有するお宅への訪問)
まさこさん、ハマダさん、きくりんさん、管理人さん
こんばんは!

この度は、オーディオにおける判断基準についてレスを頂き有難うございました。
また、大切なお仲間からのレスは私にとって感謝感激であり、心からお礼申し上げます。


さて、私においての判断基準は本格的なオーディオを始める当時と何ら変わらず、「素気ないが、生きていてヒューマニックな再生音」であります。
年々ゆっくり徐々にではありますがグレード・アップ出来ており、本格的なオーディオを始めた当時に比べるとルームチューニングを含め音の再現性は格段に良くなっていると思われます。
ところが、音色や質感はアコリバ製品の購入を続けてより磨きがかかるのですが、基本的には自分の音色と質感に戻るのです。
自分の音みたいな感じでしょうか?

本格的なオーディオを始めたいと思ったのは、おそらく中学生の頃だったと追想いたします。
ところが、エレキギターに興味が湧き、以後15年間に渡りギターやアンプ、エフェクターなどの借金でミニコンポでの音楽鑑賞しか楽しむ事が出来ませんでした。
30歳も間近、正社員として就職が決まり収入も安定してギターも完全に止めておりましたので、漸く本格的なオーディオを始めようと決心しました。(予算は50万円、私にとっては大金でした)
念願のシステムを組めた時の喜びはひとしおでした。
しかし、SPからの再生音は鳴りが悪くざらついた音色と質感で購入してから数か月経っても解消されませんでした。
そこで、地元のオーディオショップに相談しようと決意して訪れたのが、管理人さんが経営するプロジックでした。
まず、アンプのセパレーション化と電源ケーブルとラインケーブルの単線化を勧めて頂き、数週間お借りしてその真価を確かめました。
まさに!求めていた音色と質感でした。加えて位相や定位、音像や立体感までもリアルに再現されました。
おそらく、このタイミングで管理人さんとアコリバ製品に出会わなければ、今頃高品質のミニコンポに買い替えてコンパクトかつスタイリッシュで音楽を楽しんでいる程度だったかもしれません。

まさこさん
初めてお伺いして聴かせて頂いた時は、あまりの高次元再生音で驚愕しました。
システムトータルとしては完成の域に達しておられると思いますので、これからもオーディオを続けて更なる高みを目指して頑張られて下さい。
関東地区アコリバ普及隊長としても期待しております。
またコンサートもご一緒させて頂けると幸いです。

ハマダさん
ハマダさんは私と同じSPですし、一番親交が深いお仲間ですので、これからもハマダ節を期待しておりますので宜しくお願い致します。
それと
>生の演奏のどう言ったところを注意して(気にして)聴いたらいいですか?

日頃から大好きな曲を聴き込むと、ジャンルを問わずライブに行きたくなると思います。
いわゆる「本物」を体験したくなるのは自然な事かと思います。
私の場合、クラシック音楽が好きになった時期(子供の頃に聴いたコンサートは例外)に初めてクラシックコンサートに行って聴いた時は、兎に角胸がいっぱいで演奏を注意して聴くどころか只々感動しかありませんでした。
きくりんさんが仰る、会場の雰囲気、音の反射音、自分の席からの音の聴こえ方などを注意して聴く事も生演奏の醍醐味で料金の一部で大切な要素だと思います。

きくりんさん
きくりんさんのスレッドは、いつも喜びに満ちていて拝見しているとこちらまで喜びに満ちて参ります。
近いうちにきくりんさんの音をぜひ拝聴させて下さい。
管理人さんからは、大変綺麗な音色と質感だと聞いております。


お三方共に「生音に近づける!」は私と同志でありますので、今回私の少々挑発的な書込みにご賛同頂き心より感謝申し上げます。
有難うございました。

管理人さん
19歳の時に出来もしないのにギターで名を馳せたいと一人で上京した際、暫くの間友達が出来ませんでした。
数ヵ月経ち、バイト先で北海道出身の人と懇意になり私の誕生日に夕食をご馳走してくれると言われて、いい気になって誘われた場所は「ねずみ講」の会場でした。
私はその事実に憤慨して頭が真っ白になり、恐怖を感じるどころかテーブルを叩いて足早に退散しました。
西新宿の街頭で、ケーナとパーカッションで「コンドルは飛んでゆく」を南米系の人達が奏でていました。「田舎に帰りてぇなぁ〜と」と悲観していた音色と質感は今でも忘れません。
御社の製品を始めて体験した時に、そんな音色と質感を感じ取れました。
嬉しさと悲しさが溢れてきた事を思い出します。
それは今でもオーディオを継続出来る源になっております。
心より感謝申し上げます。
今回失礼ながらBさんの事を取り上げてしましましたが、Bさんは大変な苦労人でご商売におかれては才能を発揮され成功されておられます。但し、億単位での「授業料」を投資されて尚且つ本物の真価を問う事が出来ない姿勢は納得出来ませんでした。

今回、ここまで書き込んでしまいましたので、この掲示板での破門も覚悟しております。

それでは、失礼致します。



zappa1993
投稿日時: 2013/9/21 10:47
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: オーディオにおける判断基準を議論してみませんか?(名機を所有するお宅への訪問)
皆さん

おはようございます。

「オーディオにおける判断基準」ですか。
なかなか興味深い話題ですね。

一見簡単そうで、誰もが同じような判断基準を持っているように思いますが、果たして私にとっての判断基準は何かと言われれば、「何だろうか?」と自問自答するところから始めなければなりませんでした。
もちろん直ぐに「生音」というキーワードは思い浮かびましたが、改めて考えてみますと、私自身はオーディオに取り組む中で生音に近づける事だけを特別視してこなかった様に思います。

考え方は人それぞれですし、誰が正しくて誰が間違っていると言うものではありませんので、「こんな考え方もあるのか」位の気持ちでお読みいただけますと幸いです。

まず前提として、私は、音楽をパッケージメディアで聴くのと生演奏で聴くのとの間に優劣はないという考え方です。
同じ音楽を聴くにしてもそれぞれが別の楽しみ方であり、オーディオでの音楽再生は生演奏の代わりではないと考えるからです。
「オーディオ=生演奏の再現」 これも一つの目標としては良いのですが、オーディオにはもっと多くの可能性や楽しみがあり、寧ろそちらの方にもっと目を向けるべきではないかという気がします。
私も皆さんと同じように根っからの音楽好きですので、コンサートにもよく足を運びます。
しかし、公演中にオーディオの事を考えるかと問われれば、答えは「ノー」です。
PAの音の良し悪しや、楽器間の音量バランス等はもちろん気になりますが、公演中に自宅のオーディオとの聴き比べのような意識は私にはありません。
尤も、私の場合はROCKのコンサートが殆どですので、CLASSICを中心に聴かれている方とは生演奏の楽しみ方自体が少し違うのかもしれません。
それじゃあ生演奏は何の参考にもならない、或いは生演奏の再現を目指してはいないのかと言うとそうでもないのです。

上手く表現できないので、お分かりいただけないかもしれませんが、
コンサートでの体験は私の記憶の中に残っており、その記憶を再現(主)しようとしてオーディオを調整(従)するという主従関係ではなく、オーディオの調整(主)をする時にその時の記憶(音色や質感などの無数の要素)を音の良し悪しを判断する基準(従)にしていると言った感じです。
簡単に言えば、生演奏に近づける方向に調整していくのではなく、記憶の中の音楽表現の要素が真に感じられる方向に調整していくことで結果的に生演奏に近い再生音になってくるという事です。(同じことなのかもしれませんが、私にとっては両者は違うのです)

先に「生演奏の再現も目標の一つ」としたのは、言うまでもなく音楽は無編集のライブ録音だけはなく、寧ろマルチトラックでレコーディングされ作り手の意図に沿ってプロデュースされたものの方が多いくらいです。
こうした録音の再生まで、「生演奏の再現」などと単純に考える方は居られないと思います。
そうすると「オーディオにおける判断基準」とは何か・・・? と頭をひねってしまったわけです。

話が少しそれますが、私は楽器を演奏します。
皆さんの中にも楽器を演奏したり、身近に誰かの演奏を聴ける環境の方は多いと思います。
そういう方々は特別意識していなくても、楽器が持つ様々な音色や豊かな響、その楽器固有の特徴などを自然と記憶の中に焼き付けているのではないでしょうか。
そうすると、オーディオで音楽を聴いていても、たった数小節のフレーズでも音色の変化がリアルに感じられますし、演奏方法による音の違い(ちょっとしたミュートやスライド、弾く強弱やポジションなど)や、音の質感といった情報が豊富に感じられるようになります。
また同時に、その楽器の周波数帯域や、音の硬さ、立ち上がり立下りといった情報にも敏感に意識が働きます。

まだ不確定な結論ですが、「オーディオにおける判断基準」は自分の中の音楽体験の記憶ではないか?
また、普段音楽を聴く、或いはオーディオの調整をするのは、この記憶との照合作業ではないか?
そう考えると大切なのは、如何に豊富な音楽体験をしているかということになります。
そして更に言えば、その音楽体験を如何に感受性豊かに受け止め、記憶できるかという事が大切で、これはその人の感性に係ることではないかと思います。
何故なら、あまりにも偏ったバランスの音でオーディオを楽しまれている人の中にも、生演奏の経験が豊富な方がいると聞きますし、ミュージシャンの中にも・・・といった話も聞きます。
また逆に、楽器も演奏できず、生演奏の経験がそれ程ない方でも、素晴らしい音にオーディオを調整されている方も居られるからです。

矛盾しているようですが、生演奏の体験はとても大切だと思いますし、あまりご経験のない方には是非生で音楽を体験してくださいと言う想いは皆さんと同じです。
やはり生演奏を聴くのは特別の体験ですし、その瞬間にしか存在しない生きた音楽を、大きな会場で多くの観客と一緒に楽しむというのはオーディオでは得難いものだと思います。
ですが、生演奏に足を運ぶことが出来なくても悲観することは無いと思います。
先ほど申し上げましたように、如何に感受性豊かに音楽を聴くかという事が大切で、音楽を聴く姿勢もそうですが、出来るだけたくさんの優れた録音を聴くようにすれば自ずと感性は磨かれますし、生演奏に近い体験を得ていることになるのではないでしょうか。(もちろん同じとは思いませんが)
そしてもう一つ、色んなジャンルの音楽や演奏スタイルの録音を聴くことも大切だと思います。
何故なら同じ楽器を使っていても、その音色は一つではありませんし、奏法や録音の仕方によってまったく印象が違うという事も多々あるからです。

だらだらと長くなりましたが、生演奏とオーディオでの再生音楽の違いは別として、良い音楽体験を沢山して感性を磨くこと、そしてその感性が個々人の「オーディオにおける判断基準」ではないか、と言うのが私の結論です。

感性が狂っていては、決して普遍的な再生音楽は成し得ないでしょうし、その感性を狂わせない為には変な偏りのないオーディオの音で音楽を聴く必要があると思います。
感性が狂っているからオーディオの音も偏ったものになるのか、オーディオの音が偏っているから感性が狂ってくるのか、或いは、偏った音の録音ばかり聴いているからそうなるのか、その理由は様々でしょうが、普遍性のあるオーディオの音が如何に大切かということはここで申し上げるまでもないでしょう。

優れたオーディオからは、例えそれがライブ録音でなくても、生で演奏しているようなエネルギー感や躍動感が感じられますし、何より生きた音楽として耳に届きます。
私はそうした音作りを目指している感じで、その判断基準には今までの音楽体験が大いに役に立っていますし、アコリバとの出会いがなければそこまでの深い志も生まれなかったと思います。


以上は音楽そのものから見た判断基準ですが、これとは別に、オーディオ的な音の良し悪しを語る上での判断基準も存在します。
話がややこしくなりますので、今回はそれとは分けて考えました。

ホワイトメタルさんが破門なら、よく分からない持論を展開する私なども同罪ですよ
ケミ
投稿日時: 2013/9/21 12:06
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
Re: オーディオにおける判断基準を議論してみませんか?(名機を所有するお宅への訪問)
ホワイトメタルさん,みなさん,こんにちは。

私自身のオーディオ環境をアコリバ化してくる過程において,顔がにやけてしまったことが何度もありました。そんなときは,あのディスクはどんな音で再生させるのだろうと,夢中でディスクを交換しまくってしまいます。理屈抜きに音楽が心地よく聞こえているときです。

まさこさんのいうところの”自分自身が気持ち良く聴け、心を揺さぶられる様な感動を伴った再生音が素晴らしい音質”というところだと思います。

では,その心地よい再生音,生の演奏に近い再生音は自分自身にどのように聞こえているかということが問題となると思います。

まず,楽器や声に芯があってほしいと思います。エッジの効いた音ではありません。言葉にするのは難しいのですが,低音楽器が質量をもってリスナー側に飛び出してきてほしいです。このような再生ができているときには,三次元に音楽が展開され,音場も大きくなってくれます。音楽が聞き手を包み込み,リスニングルームの壁を取っ払ってくれます。中央音像が厚いのに,広大な音場という相反するようなことが両立します。

そして,高域のきつさは音楽を楽しむのに不要なものだと思います。この高域きつさをもって,高域が伸びているとする方もいるようですが,歪みや雑味が取り除かれていくと静かになります。それに伴い質感が向上していきます。

最終的には全帯域のバランスが重要で,低域だけ,高域だけではありませんが,上記のような観点で音楽を聴いてみると,音楽信号がスムーズに伝わり,付帯音が乗ってこないかを判断できるのではないかと思います。

ただし,これには生演奏だけでなく,オーディオによるすばらしい再生音を体験することも必要だと思います。幸いにも,私にはKさんをはじめとした高い感性とオーディオと音楽に情熱を傾けるさまざまな方との出会いがありました。特にKさんのシステムにより,自身のシステムの出音の次元の低さを痛感させられると同時に,すばらしい再生音の基準を示してもらいました。

また,私にはオーディオ経験の浅さからくる柔軟さや良いものを良いと感じ取れる最低限の感性や音楽体験があったことも否めない事実としてあげられると思います。

人の感覚は思った以上に敏感で,良いと感じれば自然と笑みがこぼれますし,わくわくしてきます。しかし,オーディオ歴の長さや正しくない情報による思い込み等が人の感覚を曇らせてしまうのかなと思います。高価で世間の評価の高い機材やディスクからよもやそうでもない音がするとは思えないでしょうし,認めたくないという気持ちもわかります。

すばらしい再生音の基準はStudioAでも体験できますし,生演奏会をともにできる仲間や,良くないところを良くないと言い合える人間関係の構築も大切なのかもしれません。

zappa1993
投稿日時: 2013/9/22 11:38
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: オーディオにおける判断基準を議論してみませんか?(名機を所有するお宅への訪問)
ケミさん
皆さん

おはようございます。

>まさこさんのいうところの”自分自身が気持ち良く聴け、心を揺さぶられる様な感動を伴った再生音が素晴らしい音質”というところだと思います。

私もこのご意見に賛成です。
そして、逆説的に言えば「素晴らしい音質」を理解するための「自分自身」の鍛錬も大切だと思います。

私は先の投稿で「私は楽器を演奏します」とし、自ら楽器を演奏するから分かる音楽的なニュアンスなどに触れましたが、これは同様に生演奏の経験豊かな方にも当てはまると思います。
ちょっと言葉足らずでしたので、少し補足させていただきます。

例えばROCKのギターアンプを歪ませたラウドな音は、私は自分の演奏でギターアンプから出力される生の音(音圧)を体で覚えていますので、CD等を聴いてもその音の再現性には特に敏感になり、ギターアンプの音を直接聴いているように感じられるものは、それだけで心地よく聴けます。(音楽性は別として)
そして演奏方法による音色の変化なども、自ら演奏をされない方よりは、「なぜ音が変わったのか」と言う部分に関しては詳しく分かると思います。

つまりは大雑把に言って、自らの実体験として音楽を知っているという事です。
これは生演奏を知っている方にも当てはまります。
私はCLASSICは詳しくないのですが、オーディオでしかCLASSICを聴かない方と、演奏会に参加した事のある方とでは、同じ再生音楽を聴いてもそこから得られる情報がけた違いに違うのでは無いかと思うのです。
詳しくは分かりませんが、オーケストラの編成による各楽器の位置関係や音量、演奏の緊張感や一体感等々、演奏会でこれらの情報を身を持って体験していれば、オーディオで音楽を聴いていても聴き方(聴こえ方)が随分違うと思いますし、頭の中で様々な情報を想像することも出来ると思います。
そしてこれは実体験と言う意味では、自ら楽器を演奏するのと形は違えど同様ではないかということです。
直感的な感性も大切ですが、予備知識は芸術音楽のより深い理解を促進しますし、それは音楽から受ける感動にもつながります。

そして最後に、自ら演奏もせず、生演奏をあまり聴く機会がないと言う方でも、優れた録音を良いオーディオで聴くことは、実体験には劣るものの、音楽の深い理解を得て感性を高めることが出来るのではないか言うことを申し上げたかった次第です。


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