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     Audio Accessory 153号に特別付録されているCDについて
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投稿者 スレッド
ホワイトメタル
投稿日時: 2014/5/26 22:49
長老
登録日: 2012/8/21
居住地: 群馬県前橋市
投稿: 372
Audio Accessory 153号に特別付録されているCDについて
皆様、こんばんは!

いつも大変お世話になっております。

AA誌153号に特別付録されているCDをお聴きになられましたか?
今回は、アコリバRCAとXLR-1.0trpleC-FMの新発売徹底検証の特集が掲載されているので、購入された方も多いと思います。

前回のSTUDIO Dedeがレコーディングして特別付録されたJAZZ-REFERENCE CDは、それはそれは素晴らしい録音と演奏でしたが、今回のM・AレコーディングズのCDもオーディオファイルにとってはシステムの真価を問うには面白いCDであり、また高音質の部類に属するのではないでしょうか?

まず、M・Aレコーディングズの代表であるタッド・ガーフィンクル氏は、音楽家であり録音家でもある様で、世界中を旅して様々な演奏家と出会い主に響きの良い教会などをチョイスしてレコーディングを行う事がステイタスの様です。

いやぁ〜、実に羨ましい人生を送っている御方だと思いました。

勿論、コンサートホールやレコーディングスタジオで録音する事もあると思いますが、教会においては規模も様々ですし、建造された時代や風土、構造の違い、建物の原材料や装飾品、ましてステンドグラスや彫像物などの細工品は全て異なり、録音環境としては難しい(響き過ぎて)と思われます。
しかも、ワンペアマイクのワンポイント録音でシンプルな機器で音楽のあるがままの姿に近づける事を前提に録音するガーフィンクル氏のポリシーは、我々音楽好きには堪らない要素ではないでしょうか?

収録されている全13track(各アルバム【作品】の抜粋)を通しで3回程聴いてみました。
その中で、大変生々しく素晴らしい再生音を感じたのはtrack.2.5.6.8です。

Track.2(J.S.バッハ:フルートソナタ イ短調 第4楽章アレグロ)では、現在の金属製のフルートとは違い、古楽器(木製)のフルートを使用している事で大変耳あたりの良い質感と音色を感じる事が出来ると思います。
フルートの音色と響きも良いのですが、特筆すべきはチェンバロのピュアな音色と実在感、そして音離れの良さには身震いしましたし、生音に近い感覚に浸れました。
教会特有の残響感も不自然さは少ないと思いました。
そして、録音マイクロフォンはB&K社の4006(全指向性=無指向性)です。
うん?もしかしてこのマイクは、あのインバル指揮:フランクフルト放送交響楽団のマーラー交響曲第5番で使用していた物と同一ですね。

Track.5(ヴァイス:リュート曲 ヘ長調 組曲よりサラバンド)では、リュートのピュア音色と質感が素晴らしく、心を洗われる様な感覚に浸れました。
残響感が少々気になりますが、これは教会特有の自然な残響なのだと信じる事とします。
それと、鳥の囀りが随所で収録されていますが、教会外で鳥が囀っていた鳴き声が自然に収録されたのか人口音をミックスしたかは判断しかねますが、気持ち良く聴けると思います。

Track.8(シェトヴィル:ソナタ第4番 前奏曲〜アレグロ・マ・ノン・プレスト)では、バロック期を象徴する楽器のリコーダー、バロック・ファゴット、そしてチェロの演奏で、教会で収録した割には残響感も少なくてピュアな音場と各楽器の音色がタイト且つ生々しい質感で美しい録音かと思います。
取分け、バロック・ファゴットの柔らかくねっとりと浸透してくる感覚は快感を覚えると思います。

Track.6(台風と戦う【中国民謡】)では、私個人としては全track中で一番素晴らしいと思った録音です。
とは言いましても、私はクーチンと言う楽器を見た事も聴いた事もありません。
それなのに一押しすると言う事は、私は気違いとしか言いようがありません。
しかしながら、私の心に刻まれた生々しい音色と質感は記憶に残り続きそうです。

残念ながら、track.13のヴァイオリンの音色と質感、残響感は失敗作に思えてなりません。(失礼な表現で申し訳ありませんが)


以上、私の拙いシステムと環境においての所感でありますので、良く調整された素晴らしいシステムと環境の方々とは所感が異なる場合がありますので、どうぞご理解下さい。

それでは、失礼致します。
zappa1993
投稿日時: 2014/6/5 1:19
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: Audio Accessory 153号に特別付録されているCDについて
ホワイトメタルさん
皆さん
こんばんは

AA誌153号の付録CD、私も聴かせていただきました。
時間がなくてゆっくりと通しては聴いていないのですが、簡単な機材だけを持って音楽を録音するために世界を回るというスタイルだけで魅かれるものがあります。

その場で奏でられた音楽の一瞬を封じ込めるという意味では、シンプルな機材が最も適しているのかもしれませんが、その為には良い音で録るための勘所が大事なのでしょうね。
ホワイトメタルさんが仰るように、様々な録音環境の違いが音に現れているように思います。
何とも生々しい音は、オーディオでの再生であることを忘れてしまうほどです。
作品というよりは、録音物という捉え方に近いような気がします。

>残念ながら、track.13のヴァイオリンの音色と質感、残響感は失敗作に思えてなりません。(失礼な表現で申し訳ありませんが)

そうですね。
凄く違和感があって最後まで聴く気になれないトラックです


付録CDでの繋がりですが、Net Audio誌などのファイル音源を聴くスタイルのオーディオファン向けの雑誌には、結構前から付録のDVDが付いています。
所謂ハイレゾ音源の収録がメインで、毎号紙面に連携した音源が入っているように思います。
CDのフォーマットを超える、96kHz/24bitや192kHz/24bitの音源を試し聴き出来るという点では魅力的なのですが、残念ながらあまり聴きたいと思うような音源がなく、封も切らずにそのままになっているのが殆どです。
そんな中で、今発売中のNA誌のDVDにはStudio DeDeでレコーディング/マスタリングされた音源が1曲ありまして、ネットワークオーディオで聴いてみました。
やはり良いですね。
AA誌の付録CDを聴いて感じたものと同じ空気感があります。
変な誇張がなく、音もナチュラルながら、各楽器の存在感や演奏の一体感はしっかり出ています。
音楽スタイルの違いから、AA誌のものとはまた雰囲気が違いますが、ハイレゾリューションらしい見通しの良さや臨場感が感じられます。
残念ながらCDPでは聴くことが出来ないのですが、もし機会がございましたら聴いてみて下さい。

ホワイトメタル
投稿日時: 2014/6/5 23:19
長老
登録日: 2012/8/21
居住地: 群馬県前橋市
投稿: 372
Re: Audio Accessory 153号に特別付録されているCDについて
zappa1993さん、こんばんは

いつも大変お世話になっております。
ご返信を頂き有難うございます。

付録のCDをお聴きになられて、同感して頂いた様で大変嬉しく思います。
今回の付録CDは各track収録場所と若干の録音機材が異なる事で、zappa1993さんが仰る様に1つの作品を楽しむ感覚ではなく、馴染みの薄い楽器や楽曲の聴き比べ的な録音物に捉えられると思います。
しかしながら、インチキ臭い感覚は無いものと判断出来ます。

優秀と言われる録音物には優等生的な録音が沢山存在しており(私の個人的で勝手な解釈)、妙に研ぎ澄まされた不自然な音場と残響、収まりの良すぎる音像、強調し過ぎるギラギラな高解像度、過度な音圧感等、聴いていて録音エンジニア感性を疑ってします物も多々あります。

>所謂ハイレゾ音源の収録がメインで、毎号紙面に連携した音源が入っているように思います。
CDのフォーマットを超える、96kHz/24bitや192kHz/24bitの音源を試し聴き出来るという点では魅力的なのですが、残念ながらあまり聴きたいと思うような音源がなく、封も切らずにそのままになっているのが殆どです。

このCDのフォーマットを超える、96kHz/24bitや192kHz/24bitの音源は数値で判断しますと限りなくクリアで雑味のない無垢なイメージが湧きますが、何気に44.1kHz/16bitのPCM、しかも25年以上前の録音が良い場合が多いのです。
私はハイレゾ音源は未経験で、阿呆なまでに単細胞堅物CDP再生のみの偏屈な音楽好きなので、何処かでハイレゾ音源を聴かせて頂き真価を問いたいと渇望しております。

>今発売中のNA誌のDVDにはStudio DeDeでレコーディング/マスタリングされた音源が1曲ありまして、ネットワークオーディオで聴いてみました。
やはり良いですね。
AA誌の付録CDを聴いて感じたものと同じ空気感があります。
変な誇張がなく、音もナチュラルながら、各楽器の存在感や演奏の一体感はしっかり出ています。
音楽スタイルの違いから、AA誌のものとはまた雰囲気が違いますが、ハイレゾリューションらしい見通しの良さや臨場感が感じられます。

やはり、Studio DeDeでレコーディング/マスタリングされた音源は素晴らしかったですか。
是非ともハイレゾリューションの音源を体験したい欲求に憑りつかれています。

それでは、失礼致します。
zappa1993
投稿日時: 2014/6/8 10:24
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: Audio Accessory 153号に特別付録されているCDについて
ホワイトメタルさん
お返事ありがとうございます。

>このCDのフォーマットを超える、96kHz/24bitや192kHz/24bitの音源は数値で判断しますと限りなくクリアで雑味のない無垢なイメージが湧きますが、何気に44.1kHz/16bitのPCM、しかも25年以上前の録音が良い場合が多いのです。

仰ることよく分かります。
ハイレゾリューションであっても、変に手を加えたものは本来の質感を失ってしまいますし、感性に乏しい機械任せの作業では決して音楽的に良い作品にはなりません。
売りたいがための安易なハイレゾリューション化は悪でしかないと思います。

>私はハイレゾ音源は未経験で、阿呆なまでに単細胞堅物CDP再生のみの偏屈な音楽好きなので、何処かでハイレゾ音源を聴かせて頂き真価を問いたいと渇望しております。

実際にホワイトメタルさんのように、CDPでの再生に何の不満もなく、浮き足立ったハイレゾ音源には本気で興味を示さない方が多いと思います。
良いハイレゾ音源は確かにCD再生とはまた次元の違う音の良さがありますし、そうした音源を聴かれればハイレゾ音源の優位性と言うものをお感じになられると思います。
しかし、だからと言ってCDがお役御免になる事は決してないと思いますし、恐らく現在愛聴盤としておられる初期のCDの存在価値が揺らぐことは無いと思います。

現在はDSD音源を聴ける機会も増えてきました。
是非とも一度ハイレゾ音源をどこかでお聴きになって下さい。
良いものの良さを知ること・悪いものの悪さを知ることの何方も同じように大切ではないかと思います。
(ここで言う悪は”=ハイレゾ音源”ではありません)

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