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     ジャズSACDサンプラー盤を聴く
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投稿者 スレッド
RANZAN
投稿日時: 2014/11/29 14:21
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3270
ジャズSACDサンプラー盤を聴く
皆さん
  こんにちは。

我がリスニングルームは様々なアコリバアイテム(RWL-3、WS-1)等によって定在波吸収に成功したのです。

しかし、今回このSACD盤を聴くと、またしてもゴツイくこもった音が響きわたり、再びルームに酷な音が忍び寄った感は否めないのです。

それは、Audio Accessory 誌 (?155)に豪華付録とされていた“ SACDシングルレイヤー”でした。

ジャズ専門レーベルVenus Records が、今年からSACDシングルレイヤーに積極的にリリースしているとされるアルバムから11曲を抜粋したサンプラー盤です。

ヴィーナス盤では普通のCD盤(TKCV)は5、6年以前のもので何枚か所有していますが、それ以降のヴィーナスCD盤(VHCD)は明らかに音圧が高く膨らんだ低域感には、さすがうんざりさせられ、以後一切購入を止めたのです。

その音質が異なっていると考えられるのは、例えば10年程前の「ミラノ、パリ、ニューヨーク/サー・ローランド・ハナ・トリオ」TKCV-35303「ムーンライト・セレナーデ/シモーネ&ロマンティック・ジャズ・トリオ」TKCV-35325「ロマンティカ/ダニーロ・レア・トリオ」TKCV35332等々は非常に音は鮮明で膨らみもあまりなく、音圧もそんなに高く感じられない比較的気に入ったアルバムが多かったのです。

そのことから今回のSACDシングルレイヤーと比較して判明することは、いくらSACD盤といっても、前述しているとおりの最初からとにかく音圧が高く、ここ4、5年前以降からのヴィーナス盤特有のベースの音圧は異常と思えるような威圧感のある音で迫ってくるのには、いくらジャズ&オーディオファンといえども少し聴いただけで、そのゴツイ音圧感では到底長く聴く気になれないのです。(ヴィーナス盤号「TKCV」までは比較的良い方だと思うのですが、盤号が「VHCD」に変更されてからが、異常にそのゴツイ音圧は現在でも変わらないのです)

ヴィーナスレコード社長兼プロデューサーは同誌で解説しているのは「目の前で弾いている、歌ってる、を再現したいんだよ!」といっているように、小さな音でもきちっと録りたいという性格上からも分るように、音圧を増すコンプレッサーや最新機材を用いて原寸サイズの音で再現したいということのようで、NYで録音されてきた音のマスタリングを渡されても、自らもう一度ミキシング、リマスタリングするということで、これはかなりプロデューサーの音の好みで制作されているのではないかと、考えたくなるのです。

CD盤号TKCV時代は専門のミキシングとマスタリングする技術者がいて、社長と二人で行っていたようですが、VHCD盤になって以降は社長独自でマスタリングに携わっているということのようです。
そのためとは考えたくないですが、通常CDのサウンドも大ぶりでピアノの音は硬い感じで、滑らかさや質感が無く、響きがカンカンしたかなり平面的で音場感が感じられないのです。
それは今回のジャズSACDサンプラー盤を聴いても同様で、個人的に言ってこれは過剰ラウンドネスになっていると感じるのです。

ここはオーディオ的にも、これ見よがしの音圧でジャズらしさを強調するのではなく、本当の意味でのジャズ演奏の楽しさ、その空気感が伝わる素晴らしさをとどけてもらいたいと切に願うところです。


ゲッツァン
投稿日時: 2014/12/2 0:28
新米
登録日: 2014/9/25
居住地: 兵庫県
投稿: 3
Re: まったくもって同感!です。
RANZANさん

はじめまして。新米の“ゲッツァン”と申します。

私は過去に否定的な主張などしたことは無いのですが、実は先日、
AA誌155号の綴じ込みハガキに「サンプル盤の正直な感想を」とあったので、昔から抱いてきた嫌な気持ちを伝えられるいい機会と思い、音のバランスがひどい、特にベースの音など飽和してしまい聴くに耐えない、ジャケットにまったく色気もジャズも感じないなどと書き投函したところです。

もちろん好みの問題ですから、私としてはわざわざ主張などする必要などないのですが、自分でも不思議なくらい設立当初から毛嫌いしているレーベルなのと、皮肉にも今回の豪華付録で決定的確信を持つに至ったことで、ズボラな私でも製作者側に伝わるのならとの気持ちになり、ハガキに書いた次第です。

私が所有するヴィーナス盤はCD3,000枚弱のうち『デニー・ザイトリン/音楽がある限り』(TKCV-35515)(24Kゴールド)の1枚のみ。
音の良さを喧伝していたレーベルなので“聴かず嫌い”もいけないと、2000年11月発売後すぐに奮発して購入したと記憶してます。
1枚のみなので私には比較できませんが、おそらく同レーベルでは聴きやすいほうのCDと推測しています(ほとんど聴いてませんが…)。

で、今回の付録ですが、SACDでしかもシングルレイヤー、ひょっとしたらとチョット期待して、聴いてビックリ!
音が出た途端、あんなにアンプのヴォリュームを絞ったのは初めてです。せめて9時くらいの位置でないと…アンプも面白くないでしょう。

こういう私ですが、ジャズにはパンチあるガッツな音を求めているクチでして、ついついベースとドラムスの音に耳がいきます。しかししかし、あのサンプル盤のベースの音はちょっと…

そもそも、あのベースの音を飽和せずに鳴らし切っているリスナーがどれほどおられるのか、疑問に感じます。私はリスニングルームなどもっていませんが、少しでも広い空間で聴きたいとリヴィングダイニングにシステムを設置、面積31?で床はカーペット敷きでややデッドな環境ですが一般的オーディオファンとして決して狭すぎる空間ではないと思われます。

でも、あのベースの音圧は全く理解に苦しみます。そのためでしょう、ほかの楽器の音にも魅力が感じられません。

そんな嫌な気持ちを抱いていたところ、たまたまRANZANさんのこのご投稿を拝見し、嬉しく感じたところです。

長々ととりとめのないことを述べ、失礼いたしました。

mee
投稿日時: 2014/12/2 15:14
長老
登録日: 2010/5/24
居住地:
投稿: 255
Re: まったくもって同感!です。
RANZANさんゲッツァンさん こんにちは

雑誌の付録のCDの酷評がつづいているのでどんなんかなと興味をもち付録ねらいでAA誌を購入いたしました。

なるほどお二人のおっしゃるとうりですね。録音レベルが高いだけで楽器の響きが届いてきません。(潤いのない東京砂漠)

音的には、はっきりした音ですが、もう少しSACDの良さを出してほしいと思います。
特に低音が再生しにくいということはないのですが、本当に平面的な音で2度と聞くことはないですね。音にSACD特有の魅力がないです。

たしかに、ジャズをジャズ喫茶とかホールで聞く時は、机と椅子が入れるだけ入っており、人とか、モノにかきけされてベースの音が届きにくく、演奏に熱がはいるほどピアノとかドラムの音の方が目立ちます。
録音物では、この辺を解消してやろうとの試みかもしれませんが、こうゆう音作りでの、グルーブ感の演出は難しいかなと思われます。
せっかくダイナミックレンジの広いメデイアをつかっているのに、それを殺して小さい音を拾い上げようとした結果のような気がします。
小さい音も大きい音も聞けるのがダイナミックレンジの広いSACDのメリットのはずでそのなかに空間情報とか、DSDの滑らかさとかが生きているのがSACDの売りのはずです。

これが、AA誌が一押しのSACD版だとすれば、AA誌はまったく信用できないオーデイオ誌ということになります。企画の意図は何なのでしょうか?
やはりメデイアの人は、ちゃんと自分の仕事をもっと自覚してもらい、良いものの紹介を心掛けてほしいと思います。

逆に、これがAA誌の企画にあった優秀録音で私に良さが解らないだけかもしれませんが。
RANZAN
投稿日時: 2014/12/4 15:55
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3270
Re: まったくもって同感!です。
ゲッツァンさん、meeさん
こんにちは。

今回のヴィーナスSACDのシングルレイヤーを聴いてのご意見ありがとうございました。

こうして共感出来たことで、やがては出版社を動かし、しいてはヴィーナスレコードに猛反を促す切っ掛けになればと思うのです。


ケミ
投稿日時: 2014/12/7 7:56
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
Re: まったくもって同感!です。
みなさん,こんにちは。

前季号の寺島レコードに続き,今季号のヴィーナスレコード(SACDシングルレイヤーのためAVシステムでの試聴)もみなさんがおっしゃるとおりで,率直な意見はアンケートに記したいと思います。

両者に欠落しているファクターは,”質感”だと思います。アコースティック楽器の素材の音を消し去ってしまうミックス,マスタリングは言語道断です。

しかし,このようなCD(SACD)を良しとする方や同傾向のオーディオ機器やアクセサリーが評価されている現実もあります。

また,紙面によると,録音エンジニアに三行半をくらい,メグでも批判を浴びたものを豪華付録!として持ち上げる出版社,オーディオ評論家,編集者・・・。他の記事までもウソに思えてしまいます(そういう記事もあるでしょうが・・・)。

さらには,PC-TripleCをあれだけ大絶賛されていた方々が,手のひらを返すように他社製品を絶賛(大絶賛はしていないようですが・・・)する節操のなさに,オーディオ,音楽産業の現状を見た思いです。

RANZAN
投稿日時: 2014/12/7 16:38
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3270
Re: まったくもって同感!です。
ゲッツァンさん、ケミさん
      こんにちは。

以前の“寺島CD”でも当方が前述していますように、また今回のサンプラーCDでもゲッツァンさん、ケミさんも指摘されておられるように、このCDには質感が無いのです。
それは“寺島CD”にしてもしかり、双方同じような過剰ラウンドネスウォーとも思えるような音の仕上がりなのです。

ということはCDを付録として「これを良し!」として制作した、また音を重視するオーディオ出版社ともあろうところが、その音に対する無関心さが伺える異例なものです。
今回のサンプラーCDにしても、寺島CDにしてもしかり、全く音質は似通っているようで全く聴くに堪えがたい両CDです。

当方もゲッツァンさん及びケミさん同様、アンケートはがきに「本音の感想」を既に記しました。



zappa1993
投稿日時: 2014/12/8 19:06
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: まったくもって同感!です。
皆さん
こんばんは。

AA誌付録のヴィーナスレコードのSACDは、私の環境では聴くことが出来ませんので、音の評価は出来ませんが、皆さんが投稿されている内容を拝見させていただくと、だいたいの想像は出来ます。
(寺島レコードのサンプルCDは聴いています)

>また,紙面によると,録音エンジニアに三行半をくらい,メグでも批判を浴びたものを豪華付録!として持ち上げる出版社,オーディオ評論家,編集者・・・。他の記事までもウソに思えてしまいます(そういう記事もあるでしょうが・・・)。

「 ~ 寺島靖国さんだけがかばってくれたアルバムですね」という発言をどう捉えるかですね。
考えられるのは、一般には容易に理解できないレベルの芸術性を有しており、否定されないまでも中々理解してもらえないという場合と、自己満足の領域の作品で一部の同じような嗜好の者だけが称賛するという場合があると思いますが、おそらく今回(そして寺島レコード)は後者の類でしょう。

音楽として明らかにバランスを崩しているのは一聴で分かるにもかかわらず、そのことに触れないばかりか、その録音を褒めるようなインタビューをしている評論家を今後信用することが出来るでしょうか?
(それとも今やどの評論家も同じようなものでしょうか?)
別に否定的な意見ばかりを言って欲しい訳では無く、変に感じる所があればそれを相手に伝え、そこから何かを引き出すのもインタビュアの仕事ではないかと思うのです。
AA誌の今季号にヴィーナスレコードのサンプルSACDが付くことになった経緯は分かりませんが、皆さんが仰るようにAA誌がオーディオ誌であることを考えれば、普通は反対の意見があってもおかしくないような企画です。(しかも2回続いてです)
にも拘らず、編集後記でこの付録SACDを褒める編集者がいる始末。
(AA誌にも色んな編集者がおられると思いますし、すべての編集者が悪いと申し上げるつもりは毛頭ございません)
要するに、今のオーディオ雑誌はカタログ化し、取りあえず上手く言葉を選んで褒めるだけの記事に始終し、実のある記事が無くなっているという事で、編集者には物の良し悪しを正しく伝えるというジャーナリズム精神が欠落し、また評論家には読者の顔がまったく見えていないということなのでしょう。
それとも本当にこれらの作品を良いと思って読者に紹介していて、付録CDを酷評する私たちの方が少数派なのでしょうか?

>さらには,PC-TripleCをあれだけ大絶賛されていた方々が,手のひらを返すように他社製品を絶賛(大絶賛はしていないようですが・・・)する節操のなさに,オーディオ,音楽産業の現状を見た思いです。

これには私もガッカリしました。
どの号も代りばえのしない内容ではありますが、今季号は特に失望する記事が多かったです。
どの製品も同じような褒め言葉で飾られ、違う製品に当てはめたとしても何の違和感もなくそのまま通用する様な内容の記事ばかりです。
その内容も、メーカーの情報をただ盛り込んだだけで、その情報には何の疑問も抱かずメーカーの嘘を事実のように書いています。
「節操のなさ」これに尽きますね。
RANZAN
投稿日時: 2014/12/15 11:49
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3270
Re: まったくもって同感!です。
皆さん
  こんにちは。

前述しましたように、オーディオ誌での付録“サンプラーCD”については、同誌に付随されたアンケート用紙には「付録SACD“ヴィーナスレコード”について本音の感想をお聞かせください」とありました。
このタイミングとばかり、アンケート・ハガキによって「本音が伝われば!」という思いと願いを込めて、特に設問「Q7」では回答が長文になることから、ハガキには書ききれないため事由説明を明記して、この設問Q7だけは別途メールで回答返信したのです。

これは我々読者が出版社に対し最小限伝えることのできる、ほんの小さな声ではありますが、以下ゲッツァンさん、meeさん、ケミさん、Zappa1993さんからの進言でも、「音のバランスがひどい」「楽器の響きが届いてきません」「欠落しているのは“質感”だと思います」「物の良し悪しを正しく伝える、節操のなさ!」このことが少しでも多く結集できれば、いつか出版社、CD制作会社、評論家の心を動かしてくれるものと! そう願いたいのです。


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