bompeiさん　こんにちは。

「越野景子ピアノ・アルバムVol,1」はアコリバケーブルを多く使用しての
RECということで、音質もホールの響きを克明に捉えているということ、
これオーディオファイルとしては一日も早く試聴したくなるのは当然ですね！

RANZAN様

コメント有り難うございます。
ＣＤの発売と同時に今回のプレス用のマスターと同じCD-R（一枚ずつ手焼きです）と、24bitのデータの販売も行います。

いずれのディスクもACOUSTIC REVIVEの製品で処理を行った上での製作、納品を予定しております。


楽しみになさって下さい。

(有)VIVID productions
西本憲吾

管理人K様今晩はスタビです。

いつもご指導感謝いたします。

＞Bompeiさんにお話を伺いましたが、ピアノの倍音が最も綺麗に響＞いて行くポイントを時間をかけて探し出し、最適な箇所にマイク＞セッティングを行うなどしているようです。

＞このような作業は的確な判断基準と能力、手間と時間を惜しまな＞い情熱がなければ出来ません。

なるほど　！
納得です。
製作者サイドがこの様に努力をする事は、大変素晴らしい限りです。
良い物作りは、何事も妥協をしないで行えば良い結果がついて来る様に感じます。
このCDには、製作者が伝えたい事が伝わって来ます。


＞その結果はEspeciallyのこれまで聴いた事のないような天国的な＞美しさのピアノのホールトーンに現れていると思います。


確かに確かに　！　
いずれにしても、リファレンスCDにする事にします。

bompeiさん今晩はスタビです。

＞録音は技術サイドの努力も必要ですが、それ以上にピアニスト、
＞調律師、ホール、天気、気温、湿度、レコーディングの最中に食＞べる物・・・・
＞色々な物が絡み合った結果が作品となる気がしています。

＞今回、この様な作品が出来上がったことはある意味”奇跡”だと＞思います。

＞録音の現場で求められる良い音の第一条件は、
＞演奏者が一発目のプレーバックを聞いたときに、”やる気になっ＞てくれる”音を出す事だと思います。
＞そうすれば、演奏も音も必然的に良くなります。


確かなこだわりを感じます。
演奏者やスタッフのモチベーションを上げる事は、ひじょうに素晴らしい事です。
奇跡と言う物は、おきる物では無くおこす物だと私は思います。
必然な形で仕上がったCDと思います。

これは、私ももっと努力を惜しまず良い音でこのCDを再生出来る様にしなくてはなりませんね。
いぜれにしても、良いCDです。

スタビ様

今晩は。
色々とお褒めの言葉、有り難うございます。

正直なところ、これまではオーディオファンの方たちには少し距離を置いたスタンスを取っていました。
それはどういう事かと言いますと・・・

製作の現場で作る物は表現として非常にニュートラルな物を目指しているわけですが、オーディオファンの方々の中にはそれを自分の好みに塗り替えるというか、色づけして聞かれる方が多いような印象を受けていました。

つまり、ＣＤが出来上がった後は私たちが意図する物が再生されることは少ない・・・
その色づけが自己表現であり、その一方で、ソフトの持つ可能性を引き出す事に拘る世界もあります。
いずれにしても、録音の現場で使用している機材ではモニターしきれない深い世界だと思います。
ですから送り出す側としては可能な限りニュートラルを目指すと言うことが基本でした。

しかも、その中で伝わる一番大切な物を残すことが大切で、それは何かと言いますと”音楽そのものがよいこと”につきると考えていました。

ACOUSTIC REVIVEの製品と出会ってから、考えが変わりつつあります。
製作の現場から再生の現場まで、一貫して伝えられる物があるのだと言うことを教えて頂いたような気がしています。

目の前に開けた新しい世界に僕自身もワクワクしています。
今後ともよろしくお願いいたします。

はじめまして、Yossyと申します。
私も管理人Kさまよりお借りしまして、
聴かせていただきました。

耳慣れた曲ばかりで、
クラシック初心者の自分でも一枚通して楽しめました＾＾
＞電源ケーブル、インターコネクトケーブル、デジタルケーブル、
＞録音上重要な箇所のケーブルは全てACOUSTIC REVIVEの製品を潤沢に使用しております。
倍音の出方は秀逸でさすがのアコリバクオリティとあわせての、
マイクセッティングの妙がうかがえます。
とにかく響きが素敵です＾＾
５のラ・カンパネラや９のガヴォットあたりは、
本当に気持ち良く聴けてまさに
「天国的な美しさのピアノのホールトーン」
至福の時間を過ごさせていただきました。

これ、返したくなくなりましたよ（爆

一つだけ言わせていただく事があるとすれば、
クラシック音楽ですので十分なダイナミズムではありますが、
最近自分が聞いたピアノがジャズピアノばかりだったもので、
低域のアッタク感と言うか、もう少し低域が出ていると、
自分的には最高だったかな〜という感じがした事くらいでしょうか。

とにかく、すばらしい録音だと思います。
これから御社が製作されるCDは要チェックですね
今から御社が次に製作されるCDが楽しみでなりません

はじめまして。

恐れ入りますが、収録曲目及び演奏会場（ホール）をご教示願えますか。

それに使用楽器名（もしスタインウェイであれば、ニューヨークかハンブルクか）と、年代などが分かれば併せてご教示ください。

Yossy様
はじめまして！

ご感想、有り難うございます！！

マイクセッティングにつきましては、毎回の録音ごとにピアノからの距離、高さ、幅、角度、開き角など、データに出来る物は全て記録してあります。私たちの財産と言っても過言ではありません。

毎回基本となるデータを出発点に、ホールやピアノ、音楽に応じて数センチ単位の調整をしています。

ACOUSTIC REVIVE様のケーブルを使用すると音の見通しが良くなるのでその作業も迅速になります。

今度はJAZZにもトライしてみたいですね。

今後ともご指導のほど、宜しくお願いいたします。

シュテファン様

ご質問有り難うございます。
以下、アルバムの情報です。

越野　景子　Keiko Koshino

国立音楽大学卒業後、東京芸術大学音楽学部別科ピアノ専攻修了
日本ピアノ教育連盟主催第７回ピアノオーディション奨励賞受賞
全日本演奏家協会、グローバルピースジャパン等の新人オーディション合格
それに伴う推薦コンサート、新人コンサートに出演。
９７年　音楽評論家　寺西春雄氏の推薦により　東京・青山でソロリサイタルデビュー。その後、本格的に演奏活動を開始。０５年には、出身地・北海道では初のソロリサイタル、同年・東京でも同プログラムで再演をし、好評を博する。
最近では、０８年３月にソロリサイタル開催、９月にも北海道で開催が予定されている。
ソロ活動の他に、後進の指導にあたる他、各種楽器の伴奏者としても数多くステージを こなしている。
これまでにピアノを　白石朋子、岡田敦子、伊達　純、エフゲニ・ザラフィアンツの各氏に師事


ＣＤタイトル　　「Especially 」

収録曲

１．　リャードフ　　　　　バルカローレ　Op.44
　　　Anatol Konstantinovich Liadov　/ Barcarole op.44

２．　ショパン　　　　　変奏曲　パガニーニの想い出（遺作）
　　 Frederic Chopin 　/Variations sur un theme de Paganini

３．　ショパン　　　　幻想即興曲 (遺作）
Frederic Chopin　/ Fantasie-impromptu op.66

４．　リスト　　　愛の夢　第３番
　　 Franz Liszt 　/ Liebestraume No.3 As dur

５．　リスト　　　パガニーニ大練習曲集より　第３曲「ラ・カンパネラ」
　　　Franz Liszt /Grandes etudes de Paganini S.141 "La campanella"　gis
moll

６．　リスト　　　メフィスト・ワルツ第１番（村の居酒屋での踊り）
　　　Franz Liszt / Der Tanz in der Dorfschenke(Erster Mephisto-Walzer)
S.514

７．　シマノフスキ　　４つのエチュードより　第３番　変ロ短調　op.4-3
　　 Karol Maciej Szymanowski　/ 4 Etiudy op.4-3

８．　ラフマニノフ　　　プレリュード　op.3-2 「鐘」
　　　Sergei Rachmaninov /　Prelude in C-sharp minor, Op.3-2

９．　バッハ/ラフマニノフ　　パルティータ第３番より　ガヴォット
　　　Johann Sebastian Bach(arr:Sergei Rachmaninov )
Gavotte(Partita No.3 BWV 1006)

１０．ラフマニノフ　　　楽興の時　第４番
　　　Sergei Rachmaninov / Moments musicaux op.16-4
　　　
録音は2008年6月3，4日
秋川きららホール
ピアノはハンブルグ・スタインウェイ D-274
1990年代後半のモデル

調律は松尾楽器商会の倉田尚彦氏です。

本日音楽ライターの室田尚子さんから届いたCD評は

　「Especially　〜特別、とりわけ、格別に〜」。このタイトルは、越野景子のピアノをもっともよくあらわしたひとことだ。北海道の留萌出身、ソロ・デビューして10年あまりを経た彼女が初めてリリースしたアルバムには、ショパンの「幻想即興曲」をはじめ、リストの「ラ・カンパネラ」、ラフマニノフの「鐘」など、おなじみの作品が並んでいる。だが、越野景子はこれらの曲を、決してありきたりのレパートリーとは考えていない。それがわかるのは、出来上がった曲がどれも、まるで初めて聴くような新鮮な美しさにあふれているからだ。それぞれの曲に真摯に、愛をもって向き合っていなければ、こういう音楽は生まれない。このアルバムからは、越野景子というピアニストの音楽に対する「特別」な思いを聴くことができるのである。
　表面的な華やかさがもてはやされがちな最近のクラシック界にあって、こうした丁寧な音楽に出会えることほど嬉しいことはない。越野景子にはそのピアノの音色のように、ピュアでありながら根っこのしっかりした演奏を、これからも続けていってほしい。タイトルには「ピアノ・アルバムVol.1」の文字が刻まれている。彼女の次の「特別」な音楽が楽しみだ。


となっております。
よろしくお願いいたします。

bompei様

詳細なご説明、ありがとうございました。

取り上げられている楽曲がロマン派の音楽とラフマニノフという骨格ですね。演奏者のこだわりが感じられるプログラム構成だと感じます。
そして使用楽器ですが、ハンブルク・スタイウェイ・モデルというのも興味深いところです。個人的にはニューヨークものよりも、より深みのある重厚な響きという印象を持っています。奏者の個性が楽しみですね。

秋川きららホールは最近録音でも、使用頻度が高いホールと聞いています。好録音に期待したいところですね。
今までホールトーンの直接音成分と、間接音成分とが正確に捉えられた録音は意外と少ないと感じています。

CD再生に当たっては、直接音と倍音成分の高度な融合が図れることにより、気品のある録音はつくられるとも感じています。
録音クルー及びプロディーサーの方の力量を感じ取れるようにしたいと感じております。

最後に、生演奏のコンサートのでは聴衆へのナーバスな感情もあり、ケータリングは大切な主催者側の配慮かと思っておりましたが、スタジオ録音でも同様なのですね。
とても参考になりました。
ありがとうございました。