Yossyさんよりリクエストがありましたので、アナログレコードの簡単で効果的なクリーニング法を報告させて頂きます。

まず用意して頂くのは、極普通のレコードクリーナー（私は長年オーディオテクニカ製を愛用してます）とこれ、













そう、やかんです。
このやかんにてお湯を沸かして頂きます。














お湯が沸騰したら、やかんをレコードをクリーニングする場所へ移動し（クリーニングするレコードもジャケットから出してすぐにクリーニング出来るように用意しておいて下さい）やかんの蓋を取って水蒸気を発生させます。














このやかんから発生する水蒸気にレコード盤面をまんべんなく当てて、レコード盤面に水蒸気を付着させます。

※この時の注意点としては

☆やかんの蓋を取った瞬間の蒸気は猛烈に高温でレコードが反ってしまうので、蓋を取ってすぐにレコードを蒸気に当てるのは避ける事！

☆蓋を取って時間が少し経った後の蒸気も高温なので、レコード盤をやかんに近付け過ぎない事！

☆水蒸気がレコード盤に多く付き過ぎないようにする事！（びしょびしょになってしまうとかえってノイズの元やカビの原因になります）

下記写真のようにレコード盤全面にうっすらと水蒸気が付着している状態がベストです。


























レコード盤面にうっすらと付着した水蒸気をクリーナーでさっと拭き取ります。
この拭き取った際に、レコード盤面に水滴が残るようだと水蒸気を付着させ過ぎです。
水蒸気が綺麗に拭き取れて水滴が盤面に残らないのが理想的な状態です。

このクリーニング法ですと、レコード盤の静電気も除去出来、ゴミやホコリも効果的に取れますし、その後の帯電も発生しにくくなるメリットがあります。
このクリーニングを行った後に帯電防止のスリーブ（レコード入れ袋）に入れ換えてしまうとよりベストです。

やかんでお湯を沸騰させた水蒸気は不純物などもかなり取り除かれた状態になるので、レコード盤が仮に塗れてしまってもノイズ元になりにくいのも特徴です。

また、一番肝心なのはレコードを聴く際にクリーニングするのはもちろんですが、聴き終わって袋にしまう時にクリーニングする事が袋内部にゴミやホコリを蓄積せず、いつでも綺麗な状態でレコード盤を聴くためのこつです。

私は昔、お金がなくてバキュームクリーナーなどが買えない時代からしばらくこの方法でレコードをメンテナンスして来ました。
昔、買ったレコードがいまだに良い状態で聴けるのもこのクリーニング法を続けてきたお陰だと思ってます。

後ほど、バキュームクリーナーなどを使った究極のクリーニング法などもUPさせて頂きますが、バキュームクリーナーなどは高価ですので、まずはこの方法にて愛聴レコード盤を綺麗にしてあげて下さい。

管理人Kさま、こんばんは。

や、やかんですか〜
水で洗うと良いとかはどこかで聴いた事はありますが、
なるほど水蒸気を利用するのですね〜
＞びしょびしょになってしまうとかえってノイズの元やカビの原因になります
これは考えれば確かにそうですね(^^;
バキュームクリーナーでないとなかなか無理そうだ。

＞やかんでお湯を沸騰させた水蒸気は不純物などもかなり取り除かれた状態になるので、
＞レコード盤が仮に塗れてしまってもノイズ元になりにくいのも特徴です。
読めば読むほど納得の合理性！さすがですね〜

ただ片手でレコード持ってクリーナーでさっと吹き上げるのが・・・(^^;
早速やってみましたが水蒸気がうっすらと付着した状態だと、
もたもたしていると水蒸気が消える！
古いレコード片っ端からクリーニングして練習します(爆
あ、でも一日３枚くらいのペースでね(^^;

管理人Ｋさま、こんにちは。

本当に１日３枚くらいのペースでやってます（笑
おかげさまでだいぶ上手に拭けるようにはなりましたが、
調子に乗っているとやはり落とします（爆

クリーニング後の感想は、
今までのクリーナーでのクリーニングとは段違い！
一皮剥いた様な鮮度の違いが

手間もかかりますがこれはもうやめられないですね！

Yossyさん、こんばんわ。

私も何度もレコードを落としましたし、今も油断してると落とします（苦笑）
スムーズにクリーナーを回すのは練習あるのみです。
なにしろ私はもう３０年もやっているのですから。
ペン回しに比べたら楽勝だと思いますよ