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     「ポピュラー音楽の世紀」〜スラック・キー・ギター
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投稿者 スレッド
スペンサー&ホーク
投稿日時: 2015/6/30 18:28
長老
登録日: 2011/3/24
居住地:
投稿: 595
「ポピュラー音楽の世紀」〜スラック・キー・ギター





先週の土曜日に、音楽評論家の故・中村とうようさんのコレクションを回顧する展覧会『「ポピュラー音
楽の世紀」〜中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム』が武蔵野美術大学
開催されていますので行って来ました。


8月にはバラカンさんの対談ビデオも見られるようです。
http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/8958

美術館内にとうようさんが寄贈した蓄音機、オルゴール、世界各地の弦楽器などが展示されていました。
珍しい弦楽器を写真に撮りたかったのですが、残念ながら館内は撮影禁止でした。

その他に古いSP盤や珍しいLPレコードのジャケットも展示されていました。

そこになんと私も所有する「旧ベルギー領コンゴ地方の伝統音楽」のLPレコードジャケットも展示さ
れていました。


オーディオユニオンでの試聴会があった日に何故行ったかというと、以下のイヴェントが有った為です。
「スラック・キー・ギター奏法の名手が奏でるハワイ音楽の魅力の原点 」
出演:山内雄喜+田中勝則
日時:2015年6月27日(土)午後4時半(会場:午後4時)
場所:武蔵野美術大学美術館ホール
入場無料

 『スラック・ギターというのは、特別に作られたギターの名称ではありません。ハワイ独特のギター
の演奏スタイル。さらにわかりやすく言うと、オープング・チューニングを使ったハワイ独自の奏法を
指します。これがなんとも魅力的で、近年では日本でも演奏する人が増えてきました。
 今回のイヴェントではそんなスラック・キー・ギターの名手であり研究者でもある山内雄喜さんをお
招きして、その演奏法の魅力のすべてを探ってしまおうという企画です。
 山内さんは1970年代からスラック・キー・ギター奏法を研究。ハワイに渡ってギャビー・パヒヌイ
をはじめ黄金期の名手たちから直接教えてもらいながら、その演奏方だけでなくスピリットまでを学び
ました。今回はそんな山内さんだからこそ知るこの奏法の歴史や歴代の名人たちの横顔、さらには実際
にギターを手に取っていただき、この演奏方の楽しさ、多彩さをたっぷり教えていただこうと考えてお
ります。』

スラック・キー・ギターというのを言葉初めて聞いたのは、「ライ・クーダー/チキン・スキン・ミュー
ジック」からですね。
ここにレジェンド ギャビー・パヒヌイがフィーチャーされています。
当時ライ・クーダーがギャビーを追い掛け回しているという記事を読んだこともありました。
当日山内さんから聞いた話では、ライの奥さんがハワイに旅行に来て、ギャビーのレコードを買って持
ち帰ったのをライが聴いて気に入ったというのが始まりのようです。

山内さんはギャビーに師事もしていたようで、ギャビーがベース・ギターで山内さんがスラック・キー・
ギターを弾いてステージにも立たれていた事も有ったようです。


話によると、山内さんは20数種類のチューニングを変えて弾けるそうですが、これは山内さんくらい
しかいないようで、殆どは2~3種類くらいのようです。

私もハワイの音楽CDは5枚ほどありますが、これからの季節にちょうどいいですね。聴くとすぐ眠く
なりますが・・。
zappa1993
投稿日時: 2015/7/4 9:13
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: 「ポピュラー音楽の世紀」〜スラック・キー・ギター
スペンサー&ホークさん
おはようございます

『ポピュラー音楽の世紀』ですか。
何ともそそられるタイトルですね。

スラック・キー・ギターという言葉は初めて知りました。
ハワイアンの何とも心地よい調べは、曲調や演奏に使う楽器のせいだと思っていましたが、チューニングにも秘密があったのですね。

暑い夏に冷房をかけた涼しい部屋で夏らしい音楽を聴くのは贅沢な時間ですね。
シンプルで心地よい音楽だけに、雑味の無いやさしい音は耳だけでなく体全体で感じられるように思います。
良い音で聴くと本当に心地よくリラックスできますね
音楽が自然に体に浸透していく感覚がとても気持ちいいんです。

スペンサー&ホーク
投稿日時: 2015/7/7 17:33
長老
登録日: 2011/3/24
居住地:
投稿: 595
Re: 「ポピュラー音楽の世紀」〜スラック・キー・ギター
皆様こんばんは

zappa1993さん、レス有難うございます。

20世紀は戦争の世紀でもありましたが、一方でポピュラー音楽が誕生しました。

これは、奴隷貿易の結果としてヨーロッパとアフリカの文化の融合で生まれたものが主
で、ブラジルのショーロ、サンバ、カリブのルンバ、マンボ、アメリカのブルースやジ
ャズがあります。
また、音楽に名前が付くというのは素晴らしいことで、フランスのシャンソンやイタリ
アのカンツオーネなどはその国の言葉で歌という事でしかありません。

一方、インドネシアのクロンチョンは16世紀ころからのヨーロッパとの貿易で、その
船に船員として黒人が乗船し、この黒人たちが滞在してその黒人たちの音楽とインドネ
シアとの文化が融合して生まれたのではないかと言われています。
クロンチョンはポピュラー音楽としては1900年の初め頃ですから古い歴史が有ります。

英国などはビートルズが出るまで、ロクなポピュラーミュージックは無かったようです
が、奴隷貿易の基地港として栄えたリバプールにビートルズが誕生したのも何かの縁で
しょうか。


スラック・キー・ギターについてですが、ハワイにギターが伝わったのは、メキシコか
ら牛をハワイ国王に贈り、その飼育にメキシコのカーボーイが招かれ、彼らがギターを
持って行ったそうです。
これがハワイのギターの始まりで、ギターはアメリカより早くハワイに伝わったようで
す。

スラック・キー・ギターは人に聴かせるというものではなく、バックヤードで本人が楽
しむために弾いており、奏法はその家の伝統ということで、他人にはあまり教えなかっ
たそうです。
そのため世界的に広がらなかったようです。

ハワイ音楽は、「ミュージックマガジンの500枚」や同じく「定盤1000」を参考に以下
のようなCDを購入しました。

・レナ・マシャード/ハワイの伝説
・ソル・ホオピイ/ハワイアン・ギターの王様
・ギャビー・パヒヌイ/Gabby
・山内雄喜&アロハ・フレンズ/ハワイ・ポノイ
・山内雄喜/スラック・キー・パーティ


>良い音で聴くと本当に心地よくリラックスできますね

良い音で聴くと音楽に興味が湧き、音楽がもっともっと好きになりますね。

最近はzappa1993さんに誘発され、アナログ盤漁りを始めました。
スペンサー&ホーク
投稿日時: 2015/7/22 16:38
長老
登録日: 2011/3/24
居住地:
投稿: 595
Re: 「ポピュラー音楽の世紀」〜スラック・キー・ギター
皆様こんばんは

20日の祝日に、「とうようズ・デイ」に行って来ました。今年はムサビ(武蔵野美大)で5組のとうよ
うさん所縁のアーティストが出演して盛大に行われました。

参加アーティストは
ハワイ音楽の第一人者である山内雄喜&パイナップル・シュガー・ハワイアン・バンド
アラブ音楽のウードの名手である常味裕司 and his friends
親指ピアノの妙技サカキマンゴー
ショーロの片山叔美&バンダ・ドスウラ・ラ
トロピカルな音楽ジャンルを歌うサンディー

今回初めてウードという楽器の音を聴かせて頂きました。他はPAからの音ですが、このアラブ音楽だ
けは生での演奏でした。
ウード、バイオリン、リク(タンバリンの一種)の3人に、今回客席に参加されていたアラブ音楽の女
性歌手(名前は失念しました)の方が1曲歌ってくれました。
これもマイクを通していません。哀愁を帯びた歌でした。

ウードの音はもっと煌びやかな音かと思っていましたが、意外と大人しい音でした。常味さんのやって
いるのはアラブの古典音楽で、ボーカルを前面に出すため、一歩下がったように演奏する感じです。
リクの叩き方も間近で見ると、指2本を使って叩くところを変えながらの演奏でした。
http://www.arab-music.com/inst.html

サカキマンゴーさん、今回は親指ピアノの他に出身地の鹿児島の民俗楽器の三味線を披露してくれまし
たが、まさしく鹿児島のブルースでした。

片山さんは「歌うショーロの女王」と呼ばれて1940年代から活躍した女性歌手アデミルジ・フォンセ
ーカに直接の指導を受けて勉強したのだそうです。ショーロは器楽音楽なのでブラジルでも歌う人も少
ないようで、アデミルジさんから生前にショーロを歌い続けて欲しいと言われていたそうです。

バックのバンダ・ドスウラ・ラも、フルートとカバキーニャ(小型ギター)が若い女性でいい演奏でし
た。
http://www.h6.dion.ne.jp/~choro443/newpage7.html



そして、最後がバンダ・ドスウラ・ラをバックにサンディーさんが登場しサンバなどを歌い、最後は出
演者が全員参加され、とうようさんが最も好きな曲と言われていたラ・パローマで締めとなりました。


ラ・パローマは最初のポピュラー音楽と言われていますので、「ポピュラー音楽の世紀」というイベント
の最中に行われたコンサートしても最もふさわしい曲であったろうと思われます。


今年もまた、中村とうようさんという音楽評論家を偲ぶ会に参加しました。
青春時代にどのような音楽を聴いていたかという事が、その後の人生の政治的な立つ位置にも大きく影
響すると思われます。
そのような意味で、中村とうようさんは私の人生に大きな影響を与えた人であると思います。


また、還暦前の私の人生に、音楽というものをこれほど溺愛させたのは管理人さんとその製品達です。

音が良くなると、感性も磨かれてくるようで、20代に買ってその時はあまり良いと思わなかったレコー
ドが、今聴くとこんなに良かったのかと感じます。
これは、当時は感性が曇っていたのではないかと思います。
良い音を聴き、感性が磨かれてくると聴きたい音楽があれもこれもとなります。(財布にはキビシイのが
現実ですが・・)

今後とも宜しくお願いいたします。

(写真は撮影禁止でしたが、ラストのどさくさに紛れて撮りましたのであまり良く撮れていません)


スペンサー&ホーク
投稿日時: 2015/8/12 17:36
長老
登録日: 2011/3/24
居住地:
投稿: 595
Re: 「ポピュラー音楽の世紀」〜スラック・キー・ギター
皆様こんばんは

10日にまたムサビ(武蔵野美術大学)に行って来ました。

いよいよ展覧会『「ポピュラー音楽の世紀」〜中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム』も今
週(8月16日)で終了しますが、「イギリス人と日本人はなぜこれほどブルースが好きなのか!?」〜アメリカ南部のブ
ルースから西アフリカ〜サハラ砂漠のブルースまで、という長いタイトルでピーター・バラカンさんと田中勝則さんの二
人で、ブルースやアフリカ音楽の紹介がされました。

4時半から開始でしたので、3時半に行ったらもう30名ほど並んでいました。あのホールは座れるのが200人くらいです
が、立ち見の人もいたので、250人位集まったと思います。前回のコンサートと同じくらい入っていました。

場所的にもJR国分寺からバスで20分ほどの辺鄙なところですので、改めてバラカンさんの人気に驚きです。
私の場合、自宅からですと2時間半かかります。(帰りが長いです)

第一部は、古いブルースを蓄音機でSPレコードをかけて聴くというスタイルで始まりました。

この蓄音機は中村とうようさんがムサビに寄贈したもので、当時は高級家具的な要素があった豪華な蓄音機です。

ご存じのように黒人ブルースは英国の若者により世界に広まっていきました。
(64〜5年だったと思いますが、日本ではアニマルズの朝日の当たる家が大ヒットしていました)

バラカンさんは当時、新しい音楽として聴いていたらしいですね(たぶん白人のブルース)。ブルースを意識するようにな
ったのはストーンズかららしいです。(私はクラプトンがいたクリームからだと思います)
その後その白人たちのブルースのルーツを探っていったというような話をされていました。そのような話しをしながら、
曲紹介してブルースを聴いていきました。1曲終わる事に拍手で、以下のアーティストのSP盤を聴きました。
レッド・ベリー、シスター・ロジェッタ・サーブ、ライトニン・ホプキンス、オーティス・ラッシュ、(私のレコード盤よ
り音が良い)エルモア・ジェームス、ギター・スリム、マディー・ウオーターズ、ルイ・ジョウダン

第2部は映像を使ってアフリカ音楽の紹介となりました。
先ずは砂漠のフェスティバルの映像からマリのアリー・ファルカ・トゥーレで、この人は二度グラミーを受賞しています。
次は砂漠のブルースマン テナリウェン、南アフリカのミリアム・マケバ(http://laughy.jp/1405614205922133014)、
http://oldieseu.seesaa.net/category/3219481-1.html)、親指ピアノのトーマス・マプフーモ
http://elsurrecords.com/2015/04/14/thomas-mapfumo-the-black-unlimited-danger-zone/
セネガルのユッスー・ンドゥール(https://www.youtube.com/watch?v=8ciRhPMFCzo)、
最後は南アフリカのマハラティーニ&マホテラ・クイ(https://www.youtube.com/watch?v=I8PZImiMpgo
で2時間半のイベントが終了しました。


アフリカ音楽のうねるようなリズムを聴いていると、いつまでも聴いていたくなります。バラカンさんもテナリウウェン
の後で、いつまでも聴いていたいと言われていました。また、親指ピアノのトーマス・マプフーモを聴いて、このグルー
ブが堪らないですね、という事も言われていました。
親指ピアノを聴いていると宇宙的な空間を感じます。

こういうのをレコード盤で聴きたいのですが、みなデジタル時代のものなので無いでしょうね。

曲紹介の間に「スキヤキトーキョー2015」http://www.sukiyakitokyo.com/)の紹介がされました。
25日はシェイク・ローも出演するようなので、会社を早め抜け出して駆けつけたいと思っています。
25日はバラカンさんがナビゲータで出られるようです。

また、これもバラカンさんが紹介されていましたが、ジンバブエの親指ピアノ奏者「ガリカイ・ティリコティジャパンツ
アー2015」が間もなく北海道から鹿児島まで回るようです。詳しい日程はhttp://www.mbira.jeez.jp/
高崎にも行きますから是非見てください。京都も結構ありますね。

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