メイン [00-02]オーディオ全般 B&W Signature Diamond | 投稿するにはまず登録を |
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ELPEAMAN | 投稿日時: 2008/5/16 13:30 |
一人前 登録日: 2008/2/17 居住地: 投稿: 101 |
Re: B&W Signature Diamond ケミさん
6日はお世話になりました。噂のダイヤモンド、聴かせていただきありがとうございます。予想を上回る音にインパクトを受け、今は家で聴いていても、気もそぞろ、物足りなく感じています。 UK Decca SXL 2001-チャイコフスキーには特にぶっとびました。スピーカーが本当に消え、コンサートホールで聴いているようでした。私の持っているクラシックのLPはすべてケミさん宅に引っ越そうかな、と思っています。 これからどうやって自分のシステムを鳴らしていけばいいのか?と悩んでいます。ちょっと復活まで時間がかかりそうです。 |
ゲスト | 投稿日時: 2008/5/19 22:56 |
Re: B&W Signature Diamond Signature Diamondの低音、生演奏に迫る迫力で鳴っているか実体験をしてみてはいかがでしょうか。
聴かせていただいた感想では、ウーハーがないのはやはり一つ弱い部分かなとも感じました。 シュターツカペレ・ドレスデンが、サントリー・ホールで鳴り響かせたワーグナー・チューバの豊麗で地の底から湧き上がるような豊かな低音の再生にはちょっと厳しいかなと感じました。豊麗さが若干不足し、線が細くなってしまう印象を持ちました。 このスピーカーは、あくまで完璧に近いステレオイメージの再現によるスピーカーの存在を消すほどの分離感が狙いであって、4管編成のオーケストラ再生の迫力は、コンサートホールで体験してみてはいかがかなと思います。 この秋には、ラトル/ベルリン・フィル、ムーティ/ウィーン・フィル、ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウなどのヨーロッパの一流どころが来日公演を行います。 これらのオケのスーパーサウンドは、格別の美しさと迫力の両方をしっかりと兼ね備えていますので、大変参考になると思います。 魂を鷲づかみにされ、異次元へと持って行かれそうになる演奏者の力のこもった迫力も、統一感の取れた独特の質感とともに大事な音質の要素であるとも考えます。 是非、上記のオケに限らず良いホールで実力のあるオケを体験されてみるのも一考かと思います。 その際は、ご案内を含めてご一緒させていただければと思います。 ただし、チケット代が高いのが玉に瑕なんですけどねえ。 |
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管理人K | 投稿日時: 2008/5/20 4:36 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: B&W Signature Diamond シュテファンさん、こんばんわ。
要はオーディオ再生に何を求めるかの問題かと思います。 私も最初に申し上げた通り、シグネチュアダイヤモンドは圧倒的な低域の押し出しや迫力を求めるべきものではないと思います。 しかしそれを補って余りある抜群のスピーカーからの音離れの良さや圧倒的な空間再現性が魅力な訳で、低域の量感や力感不足を忘れさせてくれる魅力があると思います。 また、オーケストラの圧倒的な迫力やジャズにおけるベースやドラムスの凄みなどは厳しくとも、ケミさん宅で聴く限りはROCK系のアナログ盤においての低域再生には殆ど不足感は感じませんし、逆に凄みすら感じるものも多々あります。 今の所、ケミさんはROCK系のアナログ盤を中心に聴かれているので充分に満足されているのではないでしょうか? オーケストラの圧倒的な迫力や低域の力感などを求めるならば同じB&Wでもシュテファンさんのノーチラス802や原稿モデルであれば802Dや801D、800Dなどを選ばれるべきでしょう。 但し800シリーズの各現行モデルは旧ノーチラスシリーズほどではありませんがアンプの駆動力や制動力が求められますし、801Dや800Dではそれなりの部屋の広さも要求されます。 シグネチュアダイヤモンドの場合、質さえ良ければそれほど駆動力や制動力がないアンプでも余裕で鳴らせますし、日本の一般的な住宅環境において最も適切な大きさでありながら超広大な音場再現を発揮出来る点が何よりの美点ではないかと思います。 海外のオーケストラは美しい音色で尚且つ音量を出すテクニックにも長けていますし迫力も感動も桁違いのものがあります。 このような演奏に接して行くとオーディオに対する概念もまた変わってくる可能性は極めて高いでしょうね。 今後も良い演奏会などがありましたらお薦め頂けると幸いです。 宜しくお願い致します。 |
ケミ | 投稿日時: 2008/5/20 10:21 |
長老 登録日: 2008/2/17 居住地: 投稿: 851 |
Re: B&W Signature Diamond シュテファンさん、管理人Kさん、こんにちは。
ヨーロッパの一流どころの来日公演には大変興味があります。ぜひご一緒させてください。今まで演奏会等に足を運ぶ機会がなく、オーディオを通じてさまざまな人と交流することができ、いろいろな経験ができることをとてもうれしく思います。 さて、低域に関してですが、前面下方にバスレフがあることもあり、私が購入前に想像していた以上に再現できていると思います。確かに口径の大きなウーハーの低域には及ばないとは思いますが、全体のバランス的には充分ではないかと思います。しかし、管理人Kさんがおっしゃるように、ヨーロッパの一流どころの来日公演を聴いた後には考え方が変わってしまうかもしれません。 遠いところではありますが、今度はクラシックのアナログ盤をお持ちいただいてSignature Diamondで聴いてみましょう。Signature Diamondをはじめシステム全体のレベルアップにはさまざまな人たちの意見を参考にしていきたいと思います。よろしくお願いします。 管理人Kさん、いろいろとお世話になりますが、現時点では今まで最高の音楽を再現できています。しかし、さらに上を目指したくなるという更なる欲求が大きくなっています。線材のOFCからPCOCC-A化、アコリバプラグへの変更、RWL-3の追加、そしてカーテンのシルク化等順次進めていきたいと思います。 |
ゲスト | 投稿日時: 2008/5/20 14:55 |
Re: B&W Signature Diamond ケミさん
私がコメントした内容について、若干の補足説明をさせてください。 ケミさんの今のオーディオのコンディションはおそらく私が訪問させていただいた時よりも、より良いパフォーマンスを発揮されていると聞いております。 基本的な部分でオーディオ的な意味でのバランス感覚を考えれば、私も低音の量感が不足しているとは考えておりませんので、その点は誤解のないようにお伝えしておきたいと思います。 オーディオ的なコンディションがバランス良く整うということと、次元の高い生のオーケストラ演奏とでは楽器の純度をはじめ、会場の空気をも揺り動かすオーディオバランスを超えた圧倒的な演奏者の気迫や迫力ある力感が生まれるのとでは別の感覚なのだと思うのです。 もちろんオーディオ再生においては、トゥッティで隠れがちになる楽器もしっかり表現できる、というオーディオでしかなしえない世界があることも重々承知しています。それとは異なるマッシブな響きとでも申しましょうか。 これはヨーロッパの一流オケに限らず、現在在京オケの中でも彫りの深さとドイツ的な重厚さで秀でている読売日本交響楽団の演奏会などでも一聴瞭然なのですね。やはり録音技術が進歩してもマイクでは拾いきれない楽器の質感と演奏エネルギーとが存在することを感じます。 そして素晴らしい演奏会の後では、やはりオーディオ再生とは違うという失望感さえ感じることすらあります。 そして素晴らしい演奏会の後では、やはりオーディオ再生とは違うという感動が湧く時もありますが、その体験がさらにチャレンジ精神となり自分のシステムのグレードアップを図りたいという意欲に結びついていくのだと感じます。 そこで私たちは見果てぬ夢を追いかけて、少しでもそれに近づけたいという思いで取り組んでいるのではないでしょうか。 |
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管理人K | 投稿日時: 2008/5/21 0:09 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: B&W Signature Diamond シュテファンさん、こんばんわ。
>そして素晴らしい演奏会の後では、やはりオーディオ再生とは違うという失望感さ>え感じることすらあります。 もちろん、素晴らしい演奏会の後にそう感じる事はあります。圧倒的な低域の音圧や量感、全く刺激成分のない気持ちよい質感など、オーディオ再生では難しいなと痛感させられる事は多いです。 しかし、その逆で座席位置が悪かったり、演奏者のコンディションが悪かったりすると、これなら自宅のオーディオシステムで聴いた方が遥かに上だと感じる事すらあります。 >そこで私たちは見果てぬ夢を追いかけて、少しでもそれに近づけたいという思いで>取り組んでいるのではないでしょうか。 そういう部分もあるとは思います。 出来る限り生の質感や迫力に近付けたいと思う気持ちはオーディオに取り組んでいる方なら誰もが持っているでしょうし、その気持ちと生に近付ける作業が出来なければ生とは全く異質の自己満足的な 音しか出す事は出来ません。 しかし、正当なやり方でオーディオシステムを追い込んだ先に出てくる音は下手な演奏会やライヴで聴くよりも良い場合が出てきます。 思うに、オーディオは演奏会の代替ではなく、オーディオならではの喜びや快感があるものだと思います。 全てがそうだとは言いませんが、録音物は演奏者がベストな状態でベストな演奏をしたものを記録し、視聴者がベストな状態、つまり、いつも特上のS席で聴けるようにされているものです。 真剣にオーディオに取り組んだ先には、自分一人のための特上のS席が用意されているようなものです。 もちろん、いつも特上のS席で一流の演奏会を聴ける人はオーディオなどせずに演奏会に行かれれば宜しいかと思います。 ですが現実的には地理的、金銭的にそのような事が出来る人は極めて少ないでしょうし、演奏者のコンディション、会場や座席など環境によって、得られる感動度は常に変化してしまいますし、場合によっては優れたオーディオシステムで聴く以下の感動しか得られない場合も多いでしょう。 その点、オーディオには音楽好きな方々が全てベストコンディションでいつも聴けるための条件が揃っていると言っても過言ではないと思います。 >オーディオ的なコンディションがバランス良く整うということと、次元の高い生のオーケストラ演奏とでは楽器の純度をはじめ、会場の空気をも揺り動かすオーディオバランスを超えた圧倒的な演奏者の気迫や迫力ある力感が生まれるという事実とでは別の問題なのだということです。 >狭隘的なオーディオ至上主義的な枠に陥るのは危険であって、システム再生音でオーケストラが眼前で演奏していると錯覚するのは残念ながら明らかに異なるのです。 シュテファンさんが仰る理想を「本当の意味」でオーディオで実現 するには巨大なスピーカーシステムやそれを鳴らしきるだけの巨大なアンプ、またかなり大きなリスニングルームが必要となるでしょう。もちろんクオリティも重要です。 オーディオにおいて全てのソースを分け隔てなく鳴らすにはバランスは必要だと思います。 もちろん、バランスが全てとも言いませんし、多少バランスが崩れた方が快感を感じる事もあります。 例を出せば、低域過多による床鳴りや壁鳴りによるブーミングなどです。 クラシック音楽などは録音自体で低域の量感を捕らえ切れてないものが多く、再生時に低域の量感不足を招いている事も少なくありません。 一般的なクラシック録音において低域不足を解消するには、あえて狭い部屋に大きなスピーカーを導入するとか、小型中型スピーカーでも振動対策などをあえて行わずに床鳴りや壁鳴りによるブーミングを発生させての低域感を補充するやり方です。 クオリティは多少劣化していたとしても、このブーミングを生演奏における低域の圧力や量感、迫力に近いと感じるならば、それを否定する事は出来ません。 おそらくですが、シュテファンさんは低域のブーミングを生演奏における低域の量感や迫力に近いものとして捉えているのではないでしょうか? 但し、この手法を取ってしまうと同じクラシックでも低域がしっかり収録されているディスクにおいては低域過多となってしまいますし、強烈な低域が多く収録されているROCK系ソフトなどでは完全に音自体が破綻してしまう事も少なくありません。 シュテファン宅においても、いくつかのソフトにおいて低域が破綻寸前であるのは確認しています。 この現象はトーン・コントロールやグラフィック・イコライザー、パラメトリック・イコライザーなどを駆使して、各ソフトごとの低域のコントロールをする事である程度解決出来ます。 著名な評論家先生が多少の劣化を嫌うより、イコライザーによる周波数特性コントロールを重視する意義はここにあります。 シュテファンさんのプリアンプはトーン・コントロール機能が付いていますので、これを有効に利用するといいかもしれません。 もちろん、破綻寸前の低域が快感と感じておられるのであれば、それはシュテファンさんの感覚ですから否定もしませんし、無理にトーン・コントロールを使用する必要もないと思います。 |
ゲスト | 投稿日時: 2008/5/21 2:00 |
Re: B&W Signature Diamond 管理人Kさん
Resありがとうございます。 >もちろん、素晴らしい演奏会の後にそう感じる事はあります。圧倒的な低域の音圧や量感、全く刺激成分のない気持ちよい質感など、オーディオ再生では難しいなと痛感させられる事は多いです。 →そうなのです。 その点が本来最高の音楽鑑賞の理想型の一つであると考えます。 国内最高峰のホールで良質な演奏団体がベストなパフォーマンスを鑑賞すること、自分の場合はその音楽的な内容までも含めた一期一会の二度と経験できない充足感が「音楽を聴くための」最高の環境だと感じています。 >しかし、その逆で座席位置が悪かったり、演奏者のコンディションが悪かったりすると、これなら自宅のオーディオシステムで聴いた方が遥かに上だと感じる事すらあります。 →おっしゃるとおり、このようなケースはもちろん多々あります。 上記のような最高の状態で聴ける方が実際にはまれだと感じています。高いチケット代と交通費を払い、これに見合った感動がないケースも山ほどあります。 ですから良いコンディションが欠落したコンサートなどは、そもそも「真剣に取り組んだオーディオ再生と比較することこそが音響的には問題外」とすら感じています。 ただし、そのような音響的に不備のあるコンサートであっても、そして演奏中にピアニッシモの時におばちゃんがアメを開けるクチャクチャした音を立てたとしても、単なる音響を聴きに行っているわけではありませんので、音楽的な内容が良ければよしとする場合も多々あります。 また、たとえそのような不備があったとしても演奏者と聴衆との直接触れ合う一体感や、演奏態度などから漂う音楽家の人となり、ミスをおかしたときの立て直しなど、その演奏家の技量を目の当たりにすることは、生演奏でしか持ち得ない楽しみであると感じています。たとえ音響的な条件が悪くとも、音楽的な満足感を得る場合もあるのですね。 なのでオーディオでの音楽鑑賞は、あくまで「オーディオ芸術」とでも言える音楽文化を楽しむことと捉えています。生演奏は同じ奏者が同じ曲を2回演奏すれば、人間のすることですから同じ演奏となることはあり得ません。ところがオーディオ芸術の場合は、2回再生すれば同じ演奏が聴けるという安定感とともに異なる演奏となることはあり得ません。そういうものだと理解して聞くものと考えます。 そして私のオーディオ(ルーム)環境については、極めて不完全なものだと常日頃認識しています。 部屋の奥行き、天井の高さ、壁材、着座位置など、部屋環境からしてすでに音質的な限界があると認識しています。現在のスピーカーですら部屋には大きすぎると感じているくらいです。 それゆえ自分のシステムでS席を望むことには限界を感じています。最高のコンサート体験があるから、自身のオーディオ環境と進化には限界があることを認識してしまいます。なのでせめてやれるべきことはやってみようという姿勢での行動です。これは私だけの感覚であり、ほかの方に強制するような考えとして普遍化するつもりはありません。 またボリュームを上げすぎ、低域過多になるほどの音量では通常は聴いていません。 楽曲に合った音量をコンサート会場に見立てて調整しています。どの曲も大音量などということはまったくあり得ませんし、それに伴う破綻を起こすほどの危険は冒さないようにかなり調整しながら聴いています。それゆえコントロールアンプにはトーン・コントロール機能は付いておりませんが、これも特段困ることではないと感じています。 |
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管理人K | 投稿日時: 2008/5/21 3:29 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: B&W Signature Diamond シュテファンさん返信ありがとうございます。
>それが本来自分にとって最高の音楽鑑賞の環境であると考えます。 >国内最高峰のホールで良質な演奏団体がベストなパフォーマンスを鑑賞するこ>と、自分の場合はその>音楽的な内容までも含めた一期一会の二度と経験でき>ない充足感が「音楽を聴くための」最高の環境だと感じています。 仰る通りですが、そのような環境で聴ける方も機会も少ないのが現実です。 そういった体験を中々出来ない人がオーディオで出来るだけの環境を整えようとするのは自然な行為だと思いますし、下手な生を超えるようなカタルシスを感じる事も不可能ではないと思います。 >また、たとえそのような不備があったとしても演奏者と聴衆との直接触れ合う一体>感や、演奏態度などから漂う音楽家の人となり、ミスをおかしたときの立て直しな>ど、その演奏家の技量を目の当たりにすることは、生演奏でしか持ち得ない楽し>みであると感じています。生演奏は音響的な条件が良ければすべて良しというも>のではないと考えています。 これも仰る通りです。演奏会やライヴなどで感じる緊張感や臨場感などには他に代え難いものがあると思います。 私が言いたいのは、生演奏もオーディオもどちらも素晴らしいという事です。 どちらが偉いとか、どちらが一番とか、そういう議論は不毛なのでしたくありません。 私自身、生演奏は出来る限り聴きたいですし、聴くべきだと思います。 また、オーディオが生演奏よりも凄いとも思いませんが、生演奏より劣るものだとも思いません。 生演奏には生演奏の魅力があり、オーディオにはオーディオの魅力がある。 それでいいんじゃありませんか? 料理に例えるならば、素材の新鮮さで美味しさを問うのか、素材はいまいちでも料理人の腕で美味しさを問うのかという事があります。 または獲りたての魚が美味いのか、もしくは干物にした方が美味いのかという事もあります。 生演奏が一番でオーディオはそれよりも劣ると言うのであれば、料理人の腕や干物は素材の新鮮さには敵わないと言ってるのと同じような気がします。 オーディオは半世紀以上に渡って続いてきた録音再生芸術です。 録音という技術が発明されて以来、多くの技術者やエンジニアがいかに生演奏の感動を残し多くの人に感動を伝えようと必死に取り組んできた努力の結晶です。 海外の録音エンジニアが「トーン・マイスター」と指揮者なみの扱いで称されるにはそれなりの訳があるのです。 そういった方達の地道な努力があって、私達は普段触れる事の出来ないアーチストの演奏を自宅の環境でいつでもベストな状態で聴ける恩恵を受けているのです。 ですから私達も出来るだけの努力で聴くべきですし、あくまでも生が一番でオーディオは劣ると言うのはオーディオで努力している人達にも優れた作品を作り上げるための努力をしているエンジニアや技術者、また命懸けで製品作りに取り組んでいるオーディオメーカーの開発者に対しても失礼だと思います。 低域の問題に関しては、シグネチュアダイヤモンドやオーディオ再生のバランス感覚に対するシュテファンさんの発言に対して推測した事であって、シュテファンさんのオーディオ再生を非難するものではない事をご理解下さい。 ケミさん、シュテファンお二人とも既に高次元なオーディオ再生を実現してますので、あくまでも同じ高次元での指摘になりますが、ケミさんのシステムはもう少しだけ低域が出ればベストだと思いますし、シュテファンさんのシステムは逆にもう少し低域を抑えた方がベストだと感じています。 しかし、それぞれの聴き方、感じ方、捉え方、趣向の違いがある訳ですから認め合えば良い事だと思います。 |
管理人K | 投稿日時: 2008/5/21 4:19 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: B&W Signature Diamond 追記です。
>ところがオーディオ芸術の場合は、2回再生すれば同じ演奏が聴けるという安定>感とともに異なる演奏となることはあり得ません。そういうものだと理解して聞くべ>きものと考えます。 ところが2回再生して全く同じに聴けるようになる安定性を得るには、それなりの努力も時間もかかります。 全てが同じ状態で即2回再生したならば同じ音は出るかもしれませんが、同じ状態でも数日後に聴いた場合には違った音になってる事も少なくありません。 これは電源事情や機材の電気的環境も影響がありますが、ご本人のメンタルな部分もかなり影響します。 よく音は人なりという言葉をオーディオ誌などで見かけると思いますが、正にその通りで音はその人の人格や思想はもちろん、精神状態や体調まで表すものです。 >なので自分のシステムでS席を望むことには、はっきりと限界を感じています。最>高のコンサート体験があるからこそ、自身のオーディオ環境と進化には限界があ>ることは認識していますし、せめてやれるべきことはやってみようという姿勢での>行動です。 オーディオには生演奏とは違った魅力、生演奏では出せない凄みが存在すると思います。 シュテファンさんの音はかなりのレベルに達していますが、限界とはまだまだ先にあるものだとお考え頂れば幸いです。 私自身、オーディオには常に新しい発見があり、限界はまだまだ先だと感じる事ばかりです。 またオーディオで新しい発見をする事は録音物である音楽からも新しい発見をする事に繋がります。 私達が手持ちのディスクから引き出せている情報などはまだまだほんの僅かでしか過ぎないのかもしれません。 |
ゲスト | 投稿日時: 2008/5/21 6:31 |
Re: B&W Signature Diamond 管理人Kさん
>あくまでも生が一番でオーディオは劣ると言うのはオーディオで努力している人達にも優れた作品を作り上げるための努力をしているエンジニアや技術者、また命懸けで製品作りに取り組んでいるオーディオメーカーの開発者に対しても失礼だと思います。 →「あくまでも生が一番でオーディオは劣る」などという発言はいっさいしておりません。 音楽鑑賞という行為において、純粋に過去の自分の体験から音楽的な感動を受けたのが高度な生演奏体験であったと言っているのみです。個人的な心情告白のレベルの発言です。 音楽的な感動をオーディオにおいてされた方がいてももちろん否定するものではありません。両者は「音楽鑑賞において異なる文化」だと強く感じます。 >しかし、それぞれの聴き方、感じ方、捉え方、趣向の違いがある訳ですから認め合えば良い事だと思います。 →おっしゃるとおりですね。私的にはケミさんにも実際に聞いていただいているので、その点は私のシステムの不足点も含めて理解していただいていると思っております。 |
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