メイン [00-02]オーディオ全般 スタビさんの熱血クリニック(その1) | 投稿するにはまず登録を |
スレッド表示 | 新しいものから | 前のトピック | 次のトピック | 下へ |
投稿者 | スレッド |
---|---|
SS | 投稿日時: 2010/11/17 12:20 |
長老 登録日: 2010/4/6 居住地: 投稿: 201 |
スタビさんの熱血クリニック(その1)返信2 2010年11月17日
スタビ 様 皆 様 今晩は S.S 皆様、いつも御世話になっております。 スタビさんから、鉛に関しての詳しい解説がありましたが、わたしも職業上、過去に鉛化合物を扱ったことがあり、まず、毒性に関して若干補足致します。鉛、あるいはその合金としての直接の用途は、最近までは皆様よくご存じの「ハンダ」、印刷用の活字等に、旧くはワイングラスとして直接経口される用途に、また化合物としては、「おしろい」に使われた鉛白、その活性を利用して、塩化ビニール樹脂を使った絶縁テープの安定剤などで使われていました。今は国内はもとより海外もROHS規制等によって、使用が禁止されています。この結果が無鉛ハンダです。 毒性は、経口、吸気による鉛の慢性中毒が有名です。いまは当然、使用が減っており、皆様が直接目にされるところではガラス製品には数百PPM程含まれている事程度でしょうか? さてオーディオでの使用についてです。 私の場合は、オーディオ評論家で有名だった、長岡鉄男さんの影響です。その文章や自作スピーカーの記事、オーディオクリニック、外盤などは読んだり、作ったり、聴いたりしました。その定番は鉛インゴットで、アンプの上に乗せると馬力がでる。スピーカーの上に乗せると迫力がでる。とかの解説でどんどん増えてしまいました。また「ステレオ」などの有名なオーディオ雑誌でも、鉛インゴットの販売について掲載されていました。確か、スピーカースタンドに、鉛粒を入れると良いとかの記事もありました。これを書くと年がわかりつらいのですが? 音です。 クリニックですべてとりさりました。まず、ボリュームを1時頃から11時頃に下げても、前より微妙な音まで聴き取れる様になりました。他のコンセントベース、RR−77の効果も大きく寄与しているとは思いますが、撤去の効果も相当と思います。確かに鉛は化薬工場の基礎に使われる(振動による発火、爆発時の衝撃吸収)くらい振動は吸収しますが、必要な音も吸収して、低温だけが出るバランスになるのではないでしょうか?確かに、迫力は出ます。ただし本来聴こえるべき音が聴こえないため、ボリュームを上げて行く。迫力が増す。音は雑になる。これで調整する。雑味が減る。ボリュームを上げて行く。の繰り返しではなかったかと思っています。アコリバ化とヴォリュームは比例していたと今にして思えば、そうでした。チェスキーなど録音の自然なCDはヴォリュームは2時頃まで上がっていました。 今は、11時のボリュームでも情報量ははるかに多く、音に躍動感が出ています。また低音がスッと出て音程もとても明解で軽やかです。迫力は前から見ると減った様な気がしますが、これが普通ではないでしょうか? 私と同じような状況で、鉛インゴットをお使いの方で、アコリバ化を進めている方もおられると思います。 是非、鉛インゴットを撤去して下さい。上記の結果です。 ただし、変なところで処分せずにキチッと処理を御願いします。私の場合は金物屋さんから調べて頂いた業者処理を御願いする予定でおります。 以上 |
« 1 (2) |
スレッド表示 | 新しいものから | 前のトピック | 次のトピック | トップ |
投稿するにはまず登録を | |