掲示板トップページ

お知らせ

「長時間かけて書いたコメントが送信できなかった」等の送信エラーのご報告をいただいております。 こちらは一定時間が経過した段階で、タイムアウトと判断している為です。 掲示板のセキュリティ上、どうしてもタイムアウト時間を設定する必要がございます。 つきましては、メモ帳などで下書きいただく等でご対応いただければ幸いです。 今後とも当掲示板をよろしくお願いいたします。
メイン
   [00-02]オーディオ全般
     スピーカー・セッティングにおける黄金比率の探求【独断的な私の場合】
投稿するにはまず登録を

スレッド表示 | 新しいものから 前のトピック | 次のトピック | 下へ
投稿者 スレッド
ゲスト
投稿日時: 2008/3/4 13:03
スピーカー・セッティングにおける黄金比率の探求【独断的な私の場合】
世のオーディオ・ファイル諸兄は、スピーカーのセッティングに関してどんなポリシーで臨まれているだろうか。入門雑誌にあるごとく聴取位置に対して60度に正三角形(または二等辺三角形)などの記述や、ショップの試聴室でのセッティングなどを安易に盲信して設置していないだろうか。
それはあくまで基礎的な参考例であり、本来各自のオーディオルームは縦・横・高さ・窓の位置・カーテンの位置や材質・床の材質など、千差万別である。つまりスピーカーのセッティングは、部屋の数と同じだけセッティング位置も異なると言ってよいだろう。

そこで一つの考え方として、あくまで参考事例としてとらえていただきたいのだが、自分なりに考えた手法をご笑覧いただければと思う。
私もかつて聴取位置に対してスピーカーバッフル面を向かせ二等辺三角形に設置していたが、どうも演奏会でのあの生気溢れる雰囲気や、楽器本来の持つ豊かさが出ないことに不満を持っていた。

私が聴くのはクラシック音楽が中心である。それを演奏形式に分けてみると、概ね大ホールでの演奏形式と中小ホールとのそれのほぼ二つに類型される。大ホールでの演奏というとフルオーケストラを想起するが、実はオケはセッティング用にはなじまないことに気が付いた。なぜなら弦楽5部と木管・金管・打楽器とあまりにも音数が多いため、セッティングの際にその音数のため集中できずに惑わされてしまうからである。そこで私が選択したのは88鍵のスタインウェイのフルコンサート・モデルのグランドピアノだ。しかも条件は実際に聴取したサントリーホールの1階10列のピアノ蓋よりの中央席。演奏者は現代屈指のマレイ・ペライアだった。
そして片や中小ホールだが、東京千駄ヶ谷の津田ホールでのクラシックギター演奏で、5列中央。演奏者は日本を代表する福田進一である。この両者をマイルームに持って来ようという、名付けて「マイルームで演奏会作戦」である。

とにかく今回の演奏会では音楽鑑賞を目的とせず、完全にその演奏者のたたずまいや熱気、表現される楽器の音とホールに響く残響を徹底的に頭にたたき込むことに集中した(通常の演奏会では意識し出した過去5年間は、鑑賞:再現=7:3の割合でほぼ聴いている)。そして自室の環境個性の点検を行っておく。スピーカーのセッティングでは、ステレオイメージなどのオーディオ関連のいくばくかの知識は横に置いておいて、徹底的に演奏会の再現を目指したのである。

そして参考に見て歩いたオーディオ店で、ノーチラス802を置くについて、あるオーディオ店で設置してあったシグネチャー800の設置方法に注目した。横に幅広く置き、振り角は異常にあらぬ方向に内振りであった。それでも音像はピンポイントで定位し、音の広がり感も十分ある。これは使えるかもしれないと思った。店主が「好きなだけ聴いていいよ。」と言うので、聴取位置からの距離や上記の寸法を覚えて、帰宅後すぐにセッティングにとりかかった。
そして熱くなった頭と耳をさましながら格闘すること一週間。ほぼ大と中小の両者を満足させる位置決めを、部屋の個性を考えつつミリ単位で計測して決めることができた。言ってみれば初めての自分の部屋だけのセッティング黄金比率の誕生である。オーディオ知識の活用はほとんどなく(無意識にはあったと思うが)、演奏会での記憶のみを再現する手法であった。その後整音パネルRWL-1の設置位置や高さなどを決めて、オーケストラや室内楽曲のCDを用いて微調整後一応の完成をみた。ソースの種類が多かったため、最終的には一か月を要したと思う。

その後、クォーツ・レゾネーターQR-8を2セット(16個)を電源ケーブルなどに貼り、まずオペラ演出でよく使われる紗幕が1枚剥がされた感覚を持った。そして最新のEMFキャンセラーREM-8でさらに薄い紗幕が1枚剥がされた再生音となって現在に至っている。

以上お読みになってこのセッティング方法は極めて特殊だとお感じだろう。当然である。まずは基本設置があればこそだ。自分でもいきなりこのセッティングをはじめられるのは無茶・無謀に近いと言って良いと思う。
今後、管理人さんが本流のスピーカー・セッティングの手法をご紹介くださると思うので、そちらを是非参考にされるのがよい。ただし、私はクラシック音楽の演奏会に行っている人なら、是非チャレンジしてもらいたいとも密かに思っている。実際にコンサートホールで立ち会って聴いたピアニストが、両手で渾身の和音を打鍵した時の飛び散る汗までマイルームで感じる音楽鑑賞も実に痛快ではないか。
管理人K
投稿日時: 2008/3/4 22:45
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: スピーカー・セッティングにおける黄金比率の探求【独断的な私の場合】
シュテファンさん、こんばんわ。

やはり同じような事をされてるんですね
私も以前に演奏会における生音の質感をオーディオに反映させるために、毎週のように演奏会に出かけた時期がありました。
運良く私は生音の質感、本当の基音と倍音の関係、倍音が消え行く様などを捉える事が出来、オーディオにおいて一般的に良しとされているものが実は間違いであったという事も色々と判断する事が出来、結果、ACOUSTIC REVIVEの製品作り、音作りにも上手く反映出来たのではないかと思ってます。
PAを通さない演奏会においての生音は、決して刺激成分はないのに
音の通りが良く、ここぞという時は凄いダイナミズムで迫ってきますし、基音、倍音の分離と融合がスムーズであり、渾然一体となった心地良い響きでありながら、音の一つ一つを聴きに行けば聴き取れるというものでした。

この演奏会や生音を体験すれば、すぐにオーディオに反映出来るといえば、そうではないのが現実です。
何百回、何千回と演奏会に通っていながら、その演奏会や生音の質感、再現性を全くオーディオに反映出来ない方が意外や多いのです。
刺激的であったり、濁っていたり、もっさりしていたりと、本来の演奏会における質感や再現性とは、遥かに遠くかけ離れた音でオーディオを鳴らしている音楽ファンも多いのです。
かと思えば、たった一度演奏会に連れて行くだけで、演奏会の質感や再現性を聴き取り、見事にオーディオに反映してしまうオーディオファイルの方もいます。
これは果たして、持って生まれた才能の問題なのか?それとも単なる趣向や感覚の違いの問題なのか?
私にとって長い間のテーマとなっており、いまだにその謎は解明出来ていません

オーディオファイルの方の中には、演奏会の音が心地良すぎて(耳当たりが良過ぎて、刺激がなさ過ぎて)物足りないと評する方がいるようです。
このような方はオーディオにおいても、高域のしゃくれ上がった刺激成分たっぷりの音を良しとしてる方が多いみたいです。
このような方はきっと、良質なダシを取った薄味の和食料理に醤油をかけまくってしまったり、うまいラーメン屋でラーメンが出るなり胡椒をドバドバかけまくるような人と同じに思えてしまいます・・・閉話休題。

さて、シュテファンさんのB&Wノーチラス802は、極端に内振りのセッティングをされているようですが、それは正解かもしれません。
旧ノーチラス800シリーズは、現VIVID Audio主催のローレンス・ディッキーが開発したオリジナルノーチラスのコンセプトを基に設計
されていたと思われ、ローレンス・ディッキー自身はオリジナルノーチラスをリスナーの視界から消えるくらい左右の間隔を大きく離し、極端に内振りにする事で位相特性を合わせる鳴らし方を推奨していましたので、そのコンセプトを引き継いだ旧ノーチラス800シリーズは、同じようなセッティングをする事で位相特性が合ったのかもしれません。

もちろん、シュテファンさんはその事実を知る事もなかったでしょうし、そのセッティングに辿り着けたのは、シュテファンさんの感性と努力以外の何物でもないでしょう。

ちなみに私もシグネチュア800は使用した時期がありまして、やはり間隔を広げて極端に内振りにする事でスピーカーからの音離れが極端に向上し、質感や音場感は増したのを憶えています。
現在もB&W802Dを使用していますが、こちらは旧ノーチラス800シリーズほど内振りにすると音像定位や音離れが悪くなってしまい、通常の内振りもしくは少々強めの内振りにてバランスの良い位相の整った音質になるように仕様が変更されているようです。

今後、様々なスピーカーを使ってのセッティング例を報告して行きたいと思いますが、それもあくまでも参考に止めて欲しいと思います。スピーカーセッティングについてのTAKUMIさんへの返信でも答えた通り、使用機器や部屋の環境でもってベストなポジションや内振り角度などは変わってくるからです。
最終的に演奏会の質感や再現性を持つ、ベストな音を出せるか出せないかはオーディオファイルの感性と努力にかかっているのです。
オーディオは人にやってもらう趣味ではありませんので。
スレッド表示 | 新しいものから 前のトピック | 次のトピック | トップ

投稿するにはまず登録を
 

新しい登録ユーザ

リュカ 2024/4/23
とりすたん76 2024/4/11

たいらん
2024/4/3
じょんび 2024/3/12
nelton 2024/3/12
ふじいくん 2024/3/5
タンドン 2024/3/5
涼木ゆう 2024/2/22
m.m. 2024/2/22
kbgt 2024/2/19

ログイン


ユーザー名:


パスワード:





パスワード紛失

オンライン状況

31 人のユーザが現在オンラインです。 (26 人のユーザが フォーラム を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 31

もっと...