掲示板トップページ

お知らせ

「長時間かけて書いたコメントが送信できなかった」等の送信エラーのご報告をいただいております。 こちらは一定時間が経過した段階で、タイムアウトと判断している為です。 掲示板のセキュリティ上、どうしてもタイムアウト時間を設定する必要がございます。 つきましては、メモ帳などで下書きいただく等でご対応いただければ幸いです。 今後とも当掲示板をよろしくお願いいたします。
メイン
   [00-02]オーディオ全般
     スピーカーセッティングの重要性
投稿するにはまず登録を

スレッド表示 | 新しいものから 前のトピック | 次のトピック | 下へ
投稿者 スレッド
ケミ
投稿日時: 2014/1/21 10:57
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
スピーカーセッティングの重要性
みなさん(私自身も含めて),スピーカーのベストセッティングはできていますでしょうか?

先日,Audio Accessory誌151号の特別連載”小林 貢のコンポーネント使いこなし研究・人気スピーカーの究極のセッティングポイントを探せ”との連動イベントに参加してきました。このイベントは紙面の内容をそのまま再現して読者が直接体験できるという画期的なものでした。

詳しくは紙面をご覧いただきたいと思いますが,スピーカー5機種(紙面では6機種でしたが,1機種手配できず)の「ベストポイント」での試聴と「ベストポイントを崩して」の比較試聴をまず行いました。

「ベストポイント」では5機種とも豊かな音楽表現がされており,それぞれに特徴は異なりますが,大差なく感じました(私見ですが,2番目に安いブックシェルフ型が最も良かったです)。

しかし,「ベストポイントを崩して」の試聴では,全く音楽表現が異なりました。というよりもこの状態ではどの製品も全く買う気はおこりません(特に2番目に高い製品はセッティングによる違いが最も大きかったです(製品が悪いというわけではありません))。

「ベストポイント」は5機種まちまちで,内振りの角度・両スピーカー間の間隔・リスナーからの距離(後ろの壁からの距離)とそれぞれ大きく異なっていました(紙面で詳細にデータが掲載されています)。イベントが進行するにしたがって,自分のスピーカーセッティングが正しくできているかなという不安が芽生えました(たぶん頭を左右前後に動かしてもボーカルが中央に定位しているので大丈夫だとは思いますが・・・)。

と同時に,もし仮に評論家の方々が後者の状態で製品の試聴をされているとなると全く意味のないものになってしまうというさらに大きな不安が襲ってきました(杞憂であってほしいと願いますが・・・)。

もう一点,バイワイヤー接続の4機種はバイワイヤー接続での試聴もさせていただきました。バイワイヤー接続のスピーカーをお持ちの方は”必ず”バイワイヤー接続してください。スピーカーの本当の能力はジャンパーでの接続では全く発揮されないことを改めて体験しました。

結論ですが,機材の買い換えやアクセサリー類の検討の前に,各自のシステム・環境におけるスピーカーの「ベストポイント」を確認することが最優先事項だと強く思いました。

ただ,「ベストポイント」をどのようにして見つけたらいいかという問題があります。紙面でも小林先生の言葉で語られていますが,僭越ながら私の場合を説明させていただきます。

リファレンスは,DIXIE CHICKS/Home2曲目のLandslideです。



まずは,ボーカルがシャープになるように両スピーカー内振りの角度を調整し,ぼけるようになるまで動かし,もどします。ボーカルのシャープさが増すと,低域の膨らみも解消されしまってきます(ここで後ろ・横壁からの距離をメモしておき,後のポイントと比較します)。

次は,中央音像の密度が上がるようにスピーカー間の距離(横位置)を調整します。最後に,音場が大きく展開するように後ろの壁からの距離(縦位置)を調整します。

(偉そうに書かせていただきましたが,私の場合は2階の部屋で現システムにおけるベストセッティングをKさんにしてもらった経験が,新しいリスニングルームにおけるスピーカーセッティングに大きな参考となりました。)

みなさんにもスピーカーセッティングの見直し・検証(現状に戻せるように後ろ・横壁からの距離等をメモしておいてください)をお勧めします。新しい世界がみえてくるかもしれませんし,アコリバアクセサリーの真価もより大きく感じられるようになるかもしれません。

zappa1993
投稿日時: 2014/1/22 19:35
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: スピーカーセッティングの重要性
ケミさん

こんばんは
イベントへの参加お疲れ様でした。

今回のイベントの元となったAA誌の記事はサッと目を通しただけになっておりまして、改めて読み直してみました。
SP毎に細かいセッティングの検証がなされているのですね。
イベント会場でのセッティングも同じように事前に入念なセッティングがなされたのでしょうか?
オーディオのセッティングにおいては、SPの位置決めが最も難しく、また最も再生音に影響する部分だと思います。
確かにセオリー的な調整方法はありますが、実際の調整は部屋の大きさや形、SPの種類などを考慮して行わなければならず、同じ機器を使っていても出てくる音は千差万別だと言えます。
惜しむらくは、ページ数の関係かこの推薦のセッティングに至る調整の過程についての詳しい解説が無く、自分でSPセッティングをする場合何に気をつけてすればよいのかがよく分からなかったのですが、イベント内ではベストポイントを崩した音との聴き比べ等勉強になる事も多かったのではないでしょうか。
このベストポイントを崩すという作業は実際にはどの様な感じで行われたのでしょうか?
質問ばかりで申し訳ございませんが、簡単に教えていただけますでしょうか。


またケミさんのSPセッティング方法のご教示ありがとうございます。

>まずは,ボーカルがシャープになるように両スピーカー内振りの角度を調整し,ぼけるようになるまで動かし,もどします。ボーカルのシャープさが増すと,低域の膨らみも解消されしまってきます(ここで後ろ・横壁からの距離をメモしておき,後のポイントと比較します)。

これは内振り角度の調整をして一番センターのフォーカスが合ったときの音を覚えておき、後の縦横調整のあとに再度内振り角度を調整して先ほどの音像に近づけるという事でよろしいでしょうか?

>みなさんにもスピーカーセッティングの見直し・検証(現状に戻せるように後ろ・横壁からの距離等をメモしておいてください)をお勧めします。新しい世界がみえてくるかもしれませんし,アコリバアクセサリーの真価もより大きく感じられるようになるかもしれません。

仰る通りだと思います。
SP位置の調整をする際に調整前に戻せるのは大切なことだと思います。
ただ、ミリ単位で後ろと左右の壁からの位置、内振り角度を記録するのは中々難しく、私の悩みの種でもあります。
またSPの床に対する前後左右の傾きは数ミリ違ってもリスニングポイントでは数センチの差になる事もあり、ここも侮れないポイントです。
(私が神経質なだけで、現代のSPは指向性が広くそれ程気にするほどの事は無いとも聞きます)

ケミ
投稿日時: 2014/1/23 17:34
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
Re: スピーカーセッティングの重要性
zappa1993さん、こんにちは。的確なご指摘ありがとうございます。

私もAA誌の記事をサッと目を通したときには気づきませんでしたが、SP毎に細かいセッティングの検証がなされていて驚きました。この記事もみなさんに参考にしていただきたい記事の一つだと思います。

イベント会場では事前に会場に合わせた入念なセッティングがなされ、SP毎に「ベストポジション」が場ミられていました。この場ミリの横位置・縦位置・内振りの角度がすべて異なっていました。

繰り返しになりますが、この「ベストポジション」での音楽再生はどのSPでもすばらしく、どのSPも購入に値するものでした。しかし、小林先生のリファレンス4曲をそれぞれ1分程度試聴させてもらった結果、価格が2番目に安い(紙面では最後の製品)が音像の質感・音場の広さなどトータルで私には好ましく聞こえました。

「ベストポイントを崩して」の試聴とは、内振りをなくして平行にセットしたり、内振りをきつくしたり、他のSPのベストセッティングポジションでの視聴です。ベストポジションがすべてのSPに当てはまらないという証左でもありました。この際に、2番目に高い製品(同軸型)がベストポジションを崩すと本当にみすぼらしく聞こえました。ホームランか、三振かという感じです。

”「ベストポジション」に至るまでの過程を体験するイベント”は面白そうですね。いいアイデアだと思います。できればレーザーを用いてのセッティングを推奨している販売店主にもやっていただけたら、その真偽が明白のものになるのではないでしょうか?(余談ですが、私は数年前のインターナショナルオーディオショウで前述の販売店主によりセッティングされた1,000万円もする励磁型SPが本当にひどい音で鳴らされていたことがショックで今でも忘れられません。このときは両SPのセンターに置かれた質感の悪い音響ボードによって音像・音場も左右に分離してしまっていました。)

また、私のSPセッティングは、以前はAVと共存していたためスクリーンがあり、ほぼ内振りの角度しか調整できませんでしたが、Kさんにかかると数分で「ベストポイント」を見出されました。現在は部屋が変わり、2chのみのため自由度は増しましたが、以前と似たようなセッティングになっています。

おっしゃるように、内振り角度を調整してセンターのフォーカスを合わせた後、縦横位置を変更し、さらに内振り角度を調整してセンターのフォーカスを合わせます。これを繰り返して「ベストポジション」を探っていくということです。しかし、どのポイントがいいのか分からなくなることがままあるため、いいと感じたポジションの背面・側面の壁からの距離をメモしておきます。

私のSPには直線部分がありませんので、スピーカーボードの中心に正確にのせ、アンダーボードの角2点の壁からの距離を計測しています。

みなさんも現在のポジションをメモし、ちょっと試行錯誤されてみてください。新たな発見があるかもしれません。

zappa1993
投稿日時: 2014/1/24 19:52
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: スピーカーセッティングの重要性
ケミさん

お返事ありがとうございます。

今回のAA誌の記事は紙面の後半のほんの数ページと言うことで、おまけ的な扱いのように見えますが、実際にはオーディオ機器の使いこなしと言う一番大切な部分ではないかと思います。
「 〜 リスニングルームとスピーカーやリスナーとの位置関係によりベストなセッティングの距離や角度は変わるため、スピーカーセッティングに絶対や定型はない、と知るべきだ。」と書かれてあるように、記事に記載されているセッティグ図も単なる一例でしかないため、図中の数値を真似る事よりもスピーカーによってこれ程ベストセッティグが変わるのかと言う部分に興味を持つことに意義があるように思います。
オーディオショップでは多くのスピーカーを試聴できたとしても、セッティグは固定ですし、しかも必ずしもベストセッティングとは言い難い状態です。
これに対し、イベントではスピーカー毎にベストと思われるセッティングと、そうでは無いセッティングが聴けるなど有意義な体験だったと思いますし、紙面からは伝わらない実際の音を聴けると言う意味でも良いイベントだったことと想像いたします。
新製品の紹介記事にも興味はありますが、買うのは一時で、実際の使いこなしこそがオーディオの楽しみの大半だと思いますので、今回の様な参考になる記事が増えると良いですね。


>「ベストポイントを崩して」の試聴とは、内振りをなくして平行にセットしたり、内振りをきつくしたり、他のスピーカーのベストセッティングポジションでの視聴です。ベストポジションがすべてのスピーカーに当てはまらないという証左でもありました。この際に、2番目に高い製品(同軸型)がベストポジションを崩すと本当にみすぼらしく聞こえました。ホームランか、三振かという感じです。

「ホームランか、三振か」とは面白表現ですね。
果たしてそのようなスピーカーか、もう少しアバウトなセッティグでもそれなりに良い音で鳴るスピーカーとどちらが良いのでしょうね。
前者ならセッティングによる良い悪いの違いがハッキリと出るため、調整しやすいと言えるかもしれませんが、そのホームランが万に一つしか出ないのであれば大変です。
逆に後者のようにどんなセッティングでもそれなりに良い音で鳴ると、そこで満足してしまってその先にある更に良いセッティングに辿り着きにくいという事があるかも知れませんが、それ程苦労しなくても良い音を出せるのは良いものです。
まぁ両者がそこまで両極端では無いと思いますけれど、ケミさんの表現が面白くてちょっと想像してみました

>”「ベストポジション」に至るまでの過程を体験するイベント”は面白そうですね。いいアイデアだと思います。できればレーザーを用いてのセッティングを推奨している販売店にもやっていただけたら、その真偽が明白のものになるのではないでしょうか?(余談ですが、私は数年前のインターナショナルオーディオショウで前述の販売店によりセッティングされた1,000万円もする励磁型スピーカーが本当にひどい音で鳴らされていたことがショックで今でも忘れられません。このときは両スピーカーのセンターに置かれた質感の悪い音響ボードによって音像・音場も左右に分離してしまっていました。)

私もスピーカーのセッティング位置を記録したり、詳細な数値が欲しい時にはレーザー距離計を使います。
そもそも部屋の環境が左右まったく同じと言うことは殆どありませんから、レーザーセッティングを過信するのは良くありませんが、経験が浅いうちはこういった道具を併用しながらスピーカーセッティングによる音の違いを体験するのは良いと思います。
しかし左右の均等を取ったからと言ってそれがベストポジションである保証はどこにもなく、あれはフォーカスがきちんと合うように調整する手間を省いているだけで、スピーカーと壁の位置関係やスピーカー間・リスニングポイントまでの距離等は自分の耳を頼りに何度も聴き比べて調整するしかありません。
何事でもそうですが、機械任せにしてしまうと自分の成長がありませんよね。

>私のスピーカーには直線部分がありませんので、スピーカーボードの中心に正確に載せ、アンダーボードの角2点の壁からの距離を計測しています。

スピーカーのセッティングをする時は「真四角のスピーカーだったら楽なのになぁ」と思います。
私のスピーカーはバッフル面が傾斜したトールボーイのため、底面部分で位置合わせをするとちょっとしたスピーカーの(前後の)傾きでツイーターの位相が合っていないことが分かりにくい面があります。
これをきちんと合わすとスピーカー位置は左右で僅かに異なりますし、壁からの距離で音も変わってきますので、根気よくベストポジションを探らねばなりませんが、満足のいく音になった時の喜びはひとしおです。

>みなさんも現在のポジションをメモし、ちょっと試行錯誤されてみてください。新たな発見があるかもしれません。

私もそう思います。
今の音に満足していれば冒険をしてまでスピーカーを動かしたくないと誰もが思いますが、ほんの僅かの調整でも今までの音が嘘に思えるほど良い音に変化することもありますので、たまにはチャレンジするのも良いかもしれません。
とおさく
投稿日時: 2014/1/25 12:50
長老
登録日: 2011/10/24
居住地:
投稿: 188
Re: スピーカーセッティングの重要性
ケミさん、zappa1993さん、ご無沙汰しております。
とおさくです。

SPのセッティングについて、お二人のやりとりを拝見して、ハッと気がつくところがありました。
拙宅のSP位置をチェックしたところ、左SPの位置が当初設定した位置から微妙にずれていることが判りました。
実は年明けから、左SPからの高音が若干刺激的で変だな?(ちょうどオーケストラの第1バイオリン群が微妙に目立って全体にハモらない)と感じておりました。
当方では、両SPの間を約2.7メートル離して、双方45度の内振り、SP軸交差位置から2メートルほど後ろがリスニングポイントです。

今回お二人の投稿を見てSP位置を確認したところ、左SPの向きがほんのわずかリスニングPの方へ変わっていました。
時々の地震?年末の大掃除?原因はわかりませんが、たしかに左SPだけ内振り角度が若干外側にずれていました。
数字にすればSP位置でほんの数ミリ程度のズレですが、リスニングPではかなり大きなズレになっていたのでしょう。

とにかくこれを当初の設定に戻したところ、いやぁスッキリ、定位が明確になってイライラしていたバイオリンもあるべきところでウマくハモってくれます。

最近は左右バランスが変だなということで、パワーアンプの左右それぞれのボリュームをチョイチョイいじっていたのですが、原因は別のところにあったということです。

今の位置がベストかどうかはわかりませんが、まずまず満足です。(ホームランとは言えなくとも2塁打ぐらい?)

はい、トラブル解決にインスピレーションを与えていただいたお二方に感謝です。
ありがとうございました。

ケミ
投稿日時: 2014/1/25 14:13
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
Re: スピーカーセッティングの重要性
zappa1993さん,こんにちは。

オーディオショップで十分に製品の性能を活かしきった試聴ができることは稀であり,それができて購入しても自宅で正しくSPセッティングできるかというと,自身の経験がない限りそれも難しいのが現状ではないでしょうか。

私の知り合いのオーディオファイルは,私のようにKさんによる自宅クリニックを実施されている場合が多いため,SPセッティングができている方がほとんどです。

KさんのSPセッティングの能力にも目を見張るものがあります。私にもセンターのフォーカスが合っているかいないかはどうにかわかりますが,KさんはSPを寄せた方が良いか離した方が良いか,背面に近づけたら良いか遠ざけた方が良いかまでわかるようです。したがって,5〜6回の試行でほとんど合わせてしまいます。しかも,ソフトはボーカルがセンターに定位してさえいれば何でもかまわないようで,その方々のよく聴くソフトで行っています。そのため,SPセッティングに関して,恥ずかしながら私の例を示させたもらったしだいです。

「ホームランか,三振か」のSPは同軸型で,同軸型の場合少しだけ内振りが良いようです。私がAVで使用しているKEFもその一例で,平行に近いセッティングです。

それに対して,B&Wは内振り角度がきつく,リスニングポイントの前方で焦点を結んでいます。我が家に来られる方の多くがきつく振りすぎているのではという意見を述べられます。

また,レーザーセッティングを補助的に使用することは,有効な場合が多いと思いますし,不安な自分に自信の根拠を与えてくれることにもなると思います。しかし,レーザーセッティングでセオリー通りにセッティングすればそれが正しい,セオリー通りにセッティングしなければならないとしていたら,それは大きな誤りだと思います。今回のイベントでもその誤りは証明されました。

一度しか販売店主によるセッティングを体験していないのに,ましては素人の私にもの申す資格はないと思いますが,販売側には製品の性能を正しく伝える義務があると思いますし,そうでなければエンドユーザーは永遠の迷路に迷い込んでしまうという危機感を感じます。

私たちはそうならないためにも,正しい情報を得て,多くの経験を重ねていく必要があり,その一歩として,今回のイベントの例とともに,SPセッティングについて示させていただきました。

ケミ
投稿日時: 2014/1/25 14:13
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
Re: スピーカーセッティングの重要性
とおさくさん,こんにちは。

とおさくさんのトラブル解消のお役に立てたのならば幸いです。

人間の耳は本来すこぶる優秀なものだと思います。わずかな違いでも違和感として感じられますし,かつては,自らの命を守るために音情報は,音情報だけでなく距離情報等も含まれていて,本当に大切であったはずです。

我々がそれを正しく認識できないのは,その経験がないだけではないかと考えます。私はKさんに本当の音を体験させていただいたことが,その後の経験をより意味あるものにできたように思います。

ただ,多くの方は販売店におけるそのような体験は難しいという現状もありますので,イベントの事後ではありますが,報告させていただきました。

zappa1993
投稿日時: 2014/1/26 8:05
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: スピーカーセッティングの重要性
とおさくさん

おはようございます

お久しぶりです。
掲示板の投稿が参考になったというのは嬉しい限りです。
出来ましたら、また偶にはとおさくさんのオーディオの話題もご投稿お願いします

>当方では、両SPの間を約2.7メートル離して、双方45度の内振り、SP軸交差位置から2メートルほど後ろがリスニングポイントです。

SPの交差位置から2メートルほど後ろとがリスニングポイントとはずいぶん後ろの様に思いますが、これも部屋の大きさやSPの違いによるものなのでしょうね。
通常の2CHスピーカーのセッティングには大きく分けて、SPのバッフル面をリスナーに向けて平行に揃える方法(平行法と呼ばれているようです)と、リスナー方向に内振りする方法があります。
平行法の方が音場が広く自然であるとされていますし、逆に楽器やボーカルの定位は内振りにする方がピタッとフォーカスが合って優れていると言われます。
また同じ内振りでも、その角度の違いや、交差点をリスニングポイントの前にするか後ろにするかによっても聴こえ方は大きく変わってきます。
何れもSPや部屋等の違いによってこれが一番とは言い切れませんので、ご自分で色々と模索してみるしかないのですが、そういう意味でも今回のAA誌の記事は、「色んなセッティング位置があるのだよ」という事を図式化して分かり易く教えてくれたように思います。

zappa1993
投稿日時: 2014/1/26 8:57
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: スピーカーセッティングの重要性
ケミさん

おはようございます

>また,レーザーセッティングを補助的に使用することは,有効な場合が多いと思いますし,不安な自分に自信の根拠を与えてくれることにもなると思います。しかし,レーザーセッティングでセオリー通りにセッティングすればそれが正しい,セオリー通りにセッティングしなければならないとしていたら,それは大きな誤りだと思います。今回のイベントでもその誤りは証明されました。

仰る通りですね。
まず忘れてはならないのは、レーザー機器だけを使ったセッティングは、再生音を調整しているのではなく単にSPの位置関係を調整しているだけであるという点です。
レーザー機器は音の良し悪しの判断はしてくれません。
確かにこの様な計測機器を使って調整すると、自分の耳だけを頼りに調整するよりもはるかに短時間で思い描く状態に持って行けますし、その精度も抜群です。
しかしながら、この様な測定機器を使おうとする人には得てして几帳面な方が多く(私もその一人なのですが)、きっちりと数値を合わすことに重点を置くばかりに、そこにばかり固執してしまい、数値が合えば一番よい状態になっていると考えがちです。
ですが、「位置関係」は一番良い状態でも、「再生音」が一番良いという保証はどこにもありません。
ここから抜け切らず、セオリー的なセッティングしか試せないようになるなら、レーザーセッティングなどの方法は逆にマイナスになるのでは?と思います。

>一度しか販売店主によるセッティングを体験していないのに,ましては素人の私にもの申す資格はないと思いますが,販売側には製品の性能を正しく伝える義務があると思いますし,そうでなければエンドユーザーは永遠の迷路に迷い込んでしまうという危機感を感じます。

先月からアンプの試聴の為にいくつかのオーディオショップをまわっていたのですが、よく言われるように、良い音で鳴らしている店は1つを除いてありませんでした。
SPは802Diamondに固定して聴いたのですが、一つとして同じ傾向の音ではありませんでしたし、そのセッティングもまちまちでした。
試聴環境が違いますので、SPセッティングに違いがあるのは当然ですが、802Diamondの良さが全然感じられない所が多かったです。
その時に思ったのは、機器の切替機のマズさです。
沢山のアンプやプレーヤー、スピーカーを組み合わせて客に聴かせるために、切替機は無くてはならないものですが、これを通した音は鈍ってしまって本当に冴えない音になっていました。
これに比べ、事前に私がお願いした組み合わせでセッティングしていただいた店は、切替機を使わず通常の接続方法でしたので、やはり音が生きていました。
もう一店も、店が狭く規模も小さいため切替機は使わず(使えないと仰っていましたが)、聴き比べの度に手作業で機器を繋ぎ変えていただきましたが、ここも素直な良い音で驚きました。
自宅試聴ができる恵まれた方はほんの一握りで、多くのオーディオファンはお目当ての機器の良いところを少しでも聴き取ろうと販売店に足を運ばれると思います。
販売店には、そうした方々に誤った印象を与えないように、そして機器の良さが最大限伝わる様な配慮をしていただきたいと思うのですが、どこも商売で売っているだけという感じがありありと感じられ、帰りの足取りはいつも重くなります。

ホワイトメタル
投稿日時: 2014/2/9 18:10
長老
登録日: 2012/8/21
居住地: 群馬県前橋市
投稿: 372
Re: スピーカーセッティングの重要性
ケミさん、zappa1993さん、こんばんは!

いつも大変お世話になっております。

とおさくさん

初めまして、ホワイトメタルと申します。
どうぞ宜しくお願いいたします。

SPのセッティング、私も参考にさせて頂いて数か月ぶりに実施してみました。
数か月前に、RWL-3の特注品をセンターに導入して以来、SPの調整はしておりませんでした。
その理由としては、ベストポジションを得られていたと勘違いしていたからであります。

実は、私自身低域の膨らみとブレに少々悩んでおりまして、ちょっとした試みに励んでおりましたが解消されませんでした。
内振りにする事で低域の膨らみとブレが解消されて、ボーカルがシャープになりオーケストラも楽器の定位が定まる事は理解出来るのですが、音場が靄って萎縮する様な気がしてなかなか内振りは実施出来ないでおりました。

しかし、今回のケミさんの書き込みに

「もしかしたら、ベストポジションを得られるかもしれない!」

と期待を込めて実施に踏みきりました。

試聴は、ジャンルの異なる10枚のCDで行いました。
1ミリから内振りを実施してみました。
何か、少々合点がいかない。
段階を経てレフトSP5ミリ内振り、ライトSP4ミリ内振り
そして、ライトRWL-3特注品を1センチ内振り、数時間かけて試聴を繰り返しました。
自分の判断では、オーケストラの楽器の配置や距離感、音場などもリアル感が向上し、また質感も更にナチュラルに感じられました。
ボーカルものなども、中央に定位して誠にリアルに感じ得ました。
少々の悩みの種である低域の膨らみとブレもほぼ解消されました。
只、オーディオ的には好ましい再生音だと思うのですが、狭いリスニングルームながら開放感が少々物足りない感じを払拭出来ませんでした。

妻に判断を仰ぎたいと思い、リスニングルームへ呼びました。
妻は一聴して音に閉塞感を感じたらしく、ボーカルものや楽器の定位やリアル感の向上、低域の膨らみとブレが解消された事は認めましたが、前のセッティングの方が良かったと言いました。
そこで、両SPを互いに1ミリずつ外振りにしてリスニングチェアを5センチ程前に出して試聴してみたところ、「これの方が良い」と言いましたので私も試聴してみたところ、確かに良い部分を踏襲しつつ開放感も少々向上しました。
その後、妻を退室させて数時間SPと対峙して、結局リスニングチェアを2センチ後ろへ戻してベストポジションを探し出す事が出来たと思います。
難しい言葉を使うと、位相が整う感じですかね。
思い掛けず、実力派ジャパニーズポップボーカルコンビに感極まったのには想定外でした。
それと、小さな観葉植物を1つ増やした事も再生音が向上した要素かと確信しております。
私はマニアではないので、レーザー距離計の存在は知りませんでしたが、どうしても悩んだ場合は導入しても良いかもしれませんね。

ケミさん、zappa1993さん、とおさくさん、
SPの再調整は、なかなか切っ掛けを与えられないと踏み切れませんので、今回その切っ掛けを与えて頂いて有難うございました。

それでは、失礼致します。
(1) 2 »
スレッド表示 | 新しいものから 前のトピック | 次のトピック | トップ

投稿するにはまず登録を
 

新しい登録ユーザ

麿 2024/5/8
inari 2024/5/8
リュカ 2024/4/23
とりすたん76 2024/4/11

たいらん
2024/4/3
じょんび 2024/3/12
nelton 2024/3/12
ふじいくん 2024/3/5
タンドン 2024/3/5
涼木ゆう 2024/2/22

ログイン


ユーザー名:


パスワード:





パスワード紛失

オンライン状況

52 人のユーザが現在オンラインです。 (43 人のユーザが フォーラム を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 52

もっと...