みなさん、こんばんは。管理人Aです
今回、個人的にバイナリ比較、及び波形比較を行ってみました。
比較したのは、皆さんご存知のSTINGのNOTHING LIKE THE SUNの6曲目に収録されているFRAGILEという曲です。一つは最近登場したSHM-CD(ハイマテリアルCD)とデジタルリマスター盤です。
まずはCDに収録されている6トラック目を一度パソコンのハードディスクにリッピングし、WaveCompareというソフトにて二つのトラックのバイナリを比較してみました。写真が小さい為、ちょっと確認しづらいかもしれませんが、SHM-CDとデジタルリマスター盤の比較ですが、バイナリは一致しませんでした。元のマスター自体は違うものを使用しているかもしれませんが、CD製作上の工程の違いなどもあるため、真相は判りません。
↑こちらがSHM-CDに収録されている波形。
さて次はSonic Foundry Sound Forgeという波形編集ソフトにて、二つのトラックを立ち上げ波形を見比べてみました。先ほどと同様、SHM-CDとデジタルリマスター盤の比較ですからご覧の通り、二つの波形が違う事だけは判りました。
↑こちらがリマスター盤に収録されている波形。
この比較作業を行って私は何を得たのでしょうか?何も得ませんでした。バイナリや波形を比較しても、一体どんな音なのか全く見えてきません。当たり前ですが音像定位、音場の広がりや奥行き、高さ、質感といった部分は全く見えてきません。波形編集ソフトでは波形は勿論、周波数をリアルタイムで表示してくれる機能があるのですが、それでも「大体こういう感じの音色なんだろうな〜」程度しか分かりません。
さて、皆さんここまで読んでいてどうですか?面白かったでしょうか?比較作業を自ら行った私が言うもなんですが、ちっとも楽しくありません。非常に退屈でした。
ここまで読んでも、SHM-CDとリマスター盤に収録されたFRAGILEという曲が、どんな音なのか分からないですから、どういった音なのか知りたい方は、この掲示板の「音楽全般」というカテゴリーに、管理人Kによる「SHM-CD登場」というスレッドがありますので、そちらを是非ご参照下さい。
最後になりますが、バイナリ結果や波形をみて一体どんな音なのか分かる方がいれば、是非ともお話しを聞いてみたいので、ご連絡下さい。