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   [00-06]アナログレコード
     オリジナル盤vsリマスター盤 第3回 レッド・ツェッペリン「?」+1
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投稿者 スレッド
管理人K
投稿日時: 2008/4/11 2:43
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
オリジナル盤vsリマスター盤 第3回 レッド・ツェッペリン「?」+1
オリジナル盤vsリマスター盤、第3回はあの「エリカ様」もご覧になられた事でも有名になってしまった復活コンサートを最近行ったレッド・ツェッペリンの「?」です。










「?」は名曲「天国への階段」など比較的POPな仕上がりの曲が多く収録され、ツェッペリンの全アルバム中、最高のセールスを記録したアルバムです。















今回はELPEAMANさん所有の英国オリジナル盤と米国オリジナル盤、私所有の米国クラシックレコーズ200g重量盤とクラシックレコーズ45回転片面カッティング重量盤との比較で、試聴はA面トラック1の「ブラック・ドッグ」とトラック2の「ロックン・ロール」で行いました。

英国オリジナル盤

思いのほかS/N感が高いため分離が良く音像定位が明瞭です。音像のエネルギー感も高く厚みと立体感があります。周波数レンジも広く最低域へグンと延びています。演奏の熱気がダイレクトに伝わってくる素晴らしいクオリティです。唯一気になる点としてはロバート・プラントの声が僅かながらメタリックに感じる部分でしょうか?

米国オリジナル盤

詳しくは判りませんが、ツェッペリンは米国盤がオリジナル盤であるという説があるそうです。しかしこの盤を聴く限り音質的な優位性は感じられませんでした。英国オリジナル盤と比べるとS/N感が悪く歪みが多く感じられます。帯域バランスもハイ上がりで重心が高く、最低域への延びは全く消え失せて上ずった演奏の印象になってしまいます。

クラシックレコーズ200g盤

数々のROCKやJAZZ、クラシックの名盤をリイシューする米国クラシックレコーズから発売された200g重量盤です。
カッティングはバーニー・グランドマンに依頼したようです。
非常に安定感のある音質で低歪みで低重心で厚みがあります。
高S/N比で非常に丁寧な工程で製作されたのが判る音質です。
英国・米国オリジナル盤と比べて圧倒的に低歪みであるため、ロバート・プラントのヴォーカルも全くメタリックにならず聴き疲れしません。再発でこのクオリティが手に入るなら「即買い」だと思いますが、残念ながら最近この200gは生産完了になったらしく在庫も極少でプレミアが付き始めています。
購入を検討されている方は早めに入手される事をお薦め致します。

45回転片面カッティング重量盤

クラシックレコーズから45回転片面カッティング重量盤の究極のツェッペリン全集として発売された中の一枚です。
私は受付開始と同時に予約しましたが届いたのはファーストプレスではなくセカンドプレスでした。しかしその後再プレスは行われていないようで入手出来ただけラッキーだったようです。
音質は正に究極でした。
圧倒的に高S/Nな背景をバックに凄まじいエネルギー感に溢れた音像が超立体的に抑揚感豊かに躍動します。
演奏のタメや間など明確になり、まるでアーチストや演奏が変わったかのようで驚きます。
ジョン・ボーナムのシンバルワークなど各楽器の質感自体が非常にリアルになっているのも大きな特徴です。
当時のツェッペリンが現代に蘇り目前で演奏してくれてるかのような圧倒的なリアリティに完全KOされました。
45回転片面カッティング重量盤という現在考えられる高音質化の全てを注ぎ込んだこの盤はリマスター盤の金字塔と言えるでしょう。

今回の比較試聴で順位を付けるならば、
1位:45回転片面カッティング重量盤
2位:英国オリジナル盤
3位:200g重量盤
4位:米国オリジナル盤
で、45回転片面カッティング重量盤の圧勝と言って良いかと思います。











今回、ツェッペリンは「?」の他にファーストアルバムも英国オリジナル盤と45回転片面カッティング重量盤の比較を行ってみました。















ツェッペリンのファーストの録音エンジニアは名手グリン・ジョンズでツェッペリン全アルバム中、最も分厚い音に仕上がっています。比較した曲はA面トラック1の「グッドタイムズ・バッドタイムズ」です。

英国オリジナル盤

「?」同様、非常に分離が良く明確で立体感とエネルギー感に富んだ音像定位の素晴らしい音質ですが、やはり僅かながらの歪みっぽさによってヴォーカルなどはひりつき感やメタリックさを感じてしまいます。




45回転片面カッティング重量盤

結果は「?」と同じで、圧倒的なS/N感と立体感、超絶のエネルギー感と躍動感を感じます。全ての音像が立体的に浮き出して躍動する様はツェッペリンの従来のイメージそのものを変えてしまうような凄みがこのリマスター盤にはあると言っても過言ではないでしょう。

今回の比較試聴においてはリマスター盤の圧倒的勝利と言えますが、ツェッペリンファンの方の中には45回転盤は余りに音が新し過ぎると感じられる方もおられるかもしれません。
そのくらい現代録音を凌駕するようなブラッシュアップがされているのです。
英国オリジナル盤独自の歪み感を音の古さや味わいなどと捉える場合、英国オリジナル盤を良しとされる方は少なくないかもしれません。
但し、45回転片面カッティング重量盤の音質が圧倒的なハイクオリティである事は間違いありません。
発売から40年近く経った現在に、このハイクオリティでツェッペリンの演奏を蘇らせてくれた功績は誠に偉大なものがあり、クラシックレコーズに敬意を表したいと思います。
今後もこのような超絶クオリティのリマスター盤登場を期待します。
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題名 投稿者 日時
 » オリジナル盤vsリマスター盤 第3回 レッド・ツェッペリン「?」+1 管理人K 2008/4/11 2:43
     Re: オリジナル盤vsリマスター盤 第3回 レッド・ツェッペリン「?」+1 ELPEAMAN 2008/4/12 0:03
       Re: オリジナル盤vsリマスター盤 第3回 レッド・ツェッペリン「?」+1 管理人K 2008/4/15 21:47
     Re: オリジナル盤vsリマスター盤 第3回 レッド・ツェッペリン「?」+1 norizou 2008/4/12 11:50
       Re: オリジナル盤vsリマスター盤 第3回 レッド・ツェッペリン「?」+1 管理人K 2008/4/15 21:53
         Re: オリジナル盤vsリマスター盤 第3回 レッド・ツェッペリン「?」+1 norizou 2008/4/16 16:07
           Re: オリジナル盤vsリマスター盤 第3回 レッド・ツェッペリン「?」+1 管理人K 2008/4/17 6:35

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