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   [00-02]オーディオ全般
     管理人K氏のオーディオ・システムを聴く!
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投稿者 スレッド
ゲスト
投稿日時: 2008/4/12 12:49
管理人K氏のオーディオ・システムを聴く!
先日ご招待を受け、この掲示板の管理人K氏のオーディオシステムを聴かせていただいた。
K氏のシステムは、おおまかにスピーカーだけ記載すると、メインのリスニングルームには米国製ウエストレイクのジャズ用システムと、向きを反転させるとクラシックやアコースティック・ボーカル用の米国製アヴァロン・ダイアモンドのシステム。リビングルームには可愛いイタリア製ソナス・ファベールのシステム。2階には英国製B&Wの802Dをメインとした5.1サラウンドのシアターが設置してある。アクセサリーや室内音響、防音もしっかりと対策が施され、アコリバ製品の使い方や裏技までまさに間近で拝見することができる貴重なものだ。

その日はジャズ用のウエストレイク・システムをまず試聴させていただいた。
私はジャズは素人だが、CDとLPを聴かせていただき、このスピーカーの圧倒的な存在感にまず驚いた。38cmダブルウーハーの横並べだが、素晴らしく定位がよい。前面にバスレフポートがウーハーの上にそれぞれあるのだが低音域の引き締まった充実感はただ事ではない。ベースなどだぶついたところなど微塵もない。それにしっかりと奥行き感も再現されており、ドラムスやベースなどが奥に、メロディー楽器であるアルトサックスなどが前面に立体的に見えるのである。スピーカーの大きさを感じさせない肥大感のない実物大の楽音である。最近の米国J社のスピーカーとM社のアンプという組み合わせでは到底再現できない、スピード感・引き締まり感・実在感・生き生きとしたエネルギー感を体験できる。ジャズファンはこのシステムは絶対に聴いておくべきだろう。

そしてアヴァロン・システムを聴いた。
まずアナログ・レコードでモノラル・カートリッジによるエルヴィス・プレスリーの1950年代の録音を聴いたのだが、そのダイナミックレンジの広さ・生き生きとした鮮度感・楽音の自然な広がり感・上質なプレゼンスに驚嘆した。まさにエルヴィスがオーディオルームにご降臨である。私は実は高校生の頃はエルヴィスの大ファンで、アナログ・レコードを随分と買いあさって聴いたが、この音質で全部を聴いてみたいと正直思った。くちびるから発せられる歌声や生き生きとしたシャウトなど、椅子からひっくり返るかと思うくらい驚いた。これが1950年代の録音かと!

そして聞き比べでも紹介されていたビートルズの“サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド”だが、これはモノラル録音盤もあるが、やはり演出効果を考えるとやはりステレオ盤が断然面白い。しかも録音の鮮度感が素晴らしい。ボケたところなど全然なく、現代でも十分通用する、―いや現代日本のヘタなポップス録音よりはるかに音質がよい―実に鮮度感・エネルギー感に充ち満ちた優秀録音であることが分かる。これもオーディオファイルなら是非とも一聴を強くお勧めしたい。
その後「アビィ・ロード」のB面メドレーも聴かせていただいたが、圧倒的な迫力である。おそらくリマスタリングされたCDではこのエネルギッシュなボディ感や自然なプレゼンスは出ないと思う。

そして次はパコ・デ・ルシア、アル・デ・メオラ、ジョン・マクラフリンによる「スーパー・ギタートリオ」である。両サイドにきっちりと定位したギターのねいろが実に生々しい。高音などあのアコースティック・ギター特有の切れのある伸びやかさが実に耳に心地よく、エキサイティングな感興も伝わってくる。そして驚いたのが会場のオーディエンス・ノイズや歓声や拍手の生々しさ。ホールに見事に観客の声援が響き渡るのを聞き取ることができる。まさに聴衆の一人に自分がなった臨場感である。このアルバムも是非CDではなくアナログ・レコードで聴くべき音源であると言える。

クラシック音楽ではヒラリー・ハーンのヴァイオリン・ソロによる「パガニーニのコンチェルト」のCDと「シベリウスのコンチェルト」の二種類を聞き比べたが、同じD.グラモフォン録音たが、ソロ奏者が同じではあるが曲調が違うのと録音クルーが違うため、まるで雰囲気も録音の質も違う。パガニーニの方が協奏曲としての本来の優秀録音で、バックのオーケストラの各楽器の分離感や奥行き感も優れている。それに比べシベリウス盤はオーケストラが言ってみればおだんご状になってしまい、楽器の分離感がなくステレオ再生の妙味に欠ける。クラシックのトップレーベルであるD.グラモフォンだが、録音に関しては、ポリーニの一連のソロ録音でも感じたが、録音の音質の落差があり丁寧な仕事とは思えないものがあるのは残念である。私など、良くこの録音で音楽家がOKを出したなと疑問に思うことがあるくらいだ。

話がずれてしまったが、管理人K氏の音楽再生に傾ける情熱とその旺盛な探求心には恐れ入った。今回の試聴は実に7時間にも及んだのである。その姿勢は一貫していて、「まず音楽ありき」なのである。K氏は大砲や戦闘機をスピーカーからリアルに再現させて喜ぶような低俗な人間ではない。やはり優秀な演奏家による良質な音楽を、優秀な録音を通していかに生に近い実在感と生命力で再現できるかをコンセプトにしている。オーディオによる音楽再生の正道をしっかりと見据えた立派な姿勢であるとあらためて敬服した。

管理人K氏は、多くのオーディオファイルに、自身のシステムを聴くことにより、より素晴らしい音楽ライフを築いて欲しいと願っている。なので時間が許せば、今回のように一般の愛好家も受け入れて試聴させてくれるのである。
自身のオーディオ・コンセプトが築けていない方、純粋な音楽再生とは何かを知りたいと思う方、さらにはアクセサリーなどの使用方法を現場で音を確認しながら聞いてみたい方など、管理人K氏に試聴をお願いしてみてはいかがだろうか。
決して価格の安いコンポしか持っていないからといって相手をバカにするような方ではない。聴き手の住宅事情・経済事情に合った的確なアドバイスがいただけると思うのである。多くのオーディオファイルに是非私と同じように体験していただき、自身のシステムに反映させ、素晴らしい音楽ライフを送って欲しいと心から願うものである。  
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題名 投稿者 日時
 » 管理人K氏のオーディオ・システムを聴く! ゲスト 2008/4/12 12:49
     Re: 管理人K氏のオーディオ・システムを聴く! 管理人K 2008/4/15 21:37
     Re: 管理人K氏のオーディオ・システムを聴く! Yossy 2008/4/15 22:31
       Re: 管理人K氏のオーディオ・システムを聴く! norizou 2008/4/16 16:44
         Re: 管理人K氏のオーディオ・システムを聴く! Yossy 2008/4/17 12:52
         Re: 管理人K氏のオーディオ・システムを聴く! 管理人K 2008/4/18 21:36
       Re: 管理人K氏のオーディオ・システムを聴く! ゲスト 2008/4/16 18:54
         Re: 管理人K氏のオーディオ・システムを聴く! Yossy 2008/4/17 13:10
       Re: 管理人K氏のオーディオ・システムを聴く! 管理人K 2008/4/18 21:24
         Re: 管理人K氏のオーディオ・システムを聴く! Yossy 2008/4/19 0:54

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