６／８（土）久しぶりに秋葉原に行ってきました。
真空管を見るためにヒノオーディオに行ったのですが、店舗がありません。
「移転したのか？」と思いきや昨年暮れに突然閉店されたそうです。
私は寝室にサブシステムを持っており、キットから組み立てたアンプやスピーカーが中心に構築しています。
自分で組み立てたオーディオは音の善し悪しだけではない、特別な味わいがあります。
ヒノオーディオさんにはハンダ付けのこつや２ｗａｙスピーカーのネットワーク作成などいろいろお世話になりました。
閉店に当たってはトラブルもあったようですが、私にはいい思い出だけが残っています。
パラゴンやオートグラフのレプリカの音もここで聴かせてもらいました。
置き方が難しいため、パラゴンは断念しましたが、素晴らしスピーカーでした。
趣味のオーディオという言葉のよく似合う店でした。
あらためて今のオーディオ界を見ると、そういう独特の楽しさを持った趣味性が希薄になってきたように感じます。
ＨＩＥＮＤオーディオショーの初期のころ、マイクロピュアの社長さんのフルート演奏が好きでしたし、
赤坂工芸音研のＣＤを買ったついでに石渡さんとお話しするのが好きでした。
最近は両者の話をほとんど聴きません。
ｉＴＵＮＥＳのような音楽配信や低価格オーディオを全否定はしませんが、それがメインストリームとはさびしい限りです。
まじめに取り組む会社が活発に営業できる時代はなかなか来そうにありません。