久しぶりに投稿させていただきます。kkpupuです。

今回、ＲＴＰ‐４をabsolute仕様にしていただきました。
今まではＲＴＰ‐４を赤コンセントに変更していただいたultimate仕様を
メインに使用しておりましたので、それと比較して感じたことになります。

一聴してまず、absolute仕様はultimate仕様の音をそのまま進化させたもの
ではなく、音の傾向が違うと感じました。

ultimate仕様は、音のメリハリの良い躍動感ある積極的かつ情熱的な表現で、
ソロヴァイオリンの弓が弦にあたる瞬間のギリッとした感じだとか、
ジャズバンドのアルトサックスソロのソリストのノリノリな気持ちが
聴く側にストレートに伝わってきて、とても満足して使用しておりました。

これがabsolute仕様だと音が静かに感じられ、ultimate仕様と比較して
少し冷静になったようにも最初は感じました。
しかしそれによる表現の物足りなさを感じることはまったくありません。
その情報量は極めて多く、ステージ上のオーケストラの各奏者が、
まるで被写界深度の深い写真のようにリアルで遠近感のある立体的な音場に
ピンポイントで再現されます。
ジャズバンドのアルトサックスソロも、情熱に我を忘れず、細やかな表現を
こんなにも心を込めて演奏していたことに気づかされました。

最初は単純な音の比較のつもりでしたが、今までよりも情報量の多い音楽的な
表現のために、聴いているうちについ１曲まるまる聴いてしまいます。
音量を上げてもうるさく感じないため、つい音量を上げてしまいます。
聴き慣れた他のディスクを次々と聴いてみたくなります。

今までのバージョンがultimate（究極）のもので、
新しいバージョンはabsolute（決定的、絶対的）なもの。
私もそう思います。これ以上の電源タップの進化は想像できません。

ぜひ多くの方々にこの音を聴いていただきたいと思います。