メイン [00-02]オーディオ全般 オーディオにおける「質感」を考える | 投稿するにはまず登録を |
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管理人K | 投稿日時: 2009/11/21 1:51 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
オーディオにおける「質感」を考える 先日、とあるオーディオ販売店にて凄い音を聴きました。
凄い音と言っても、決して「凄く良い音」ではなく、「凄く酷い音」です。 何が酷いって、「質感」というものが全く存在しないのです。 もしくは「恐ろしく電気的で金属的な質感」とも言えるかもしれません。 何しろ凄いのです。 ピアノはエレピに、アコギはエレキになってしまうのです。 しかし、エレピにもフェンダーローズのような素晴らしい音色を持つものもありますし、エレキギターにも名機は沢山あります。 エレピやエレキと言うのは失礼ですね。 いかにも電気的でメタリックな刺激音と言った方がいいでしょう。 実はこの販売店さんからはご好意で試聴室をACOUSTIC REVIVEのために一室提供してくれるとの事でセッティングに伺ったのです。 しかし、その試聴室にあったシステムこそが、電気的でメタリックな刺激音のシステム、しかもオールワンブランドだったのです。 なんとか電気的でメタリックな刺激音が取れないものかと、ルームチューンから始まり、電源、ケーブル、インシュレーター、その他全てのACOUSTIC REVIVE製品を駆使して取り組みましたが・・・。 幾分刺激成分が治まった程度で、電気的でメタリックな質感は変える事が出来ませんでした。 これまで癖の強い機材には何度となく接してきましたが、こんな酷いのは初めてです。 余りの酷さに途中で腹が立ってきました これじゃうちのせいでこんな音だと思われちまうじゃねえか 非難を覚悟で言いますが、このメーカーの開発者の方、一体何を基準に音作りをされてるんですか? 全ての音楽をヘビメタにでもしたいんですか? (しかしヘビメタにも好録音はありますし名盤もありますのでヘビメタにも失礼ですね) 更に言えばこのメーカーの製品、値段は決して安くはありませんし、しかも売れてるんだそうです。 買った方は音を聴かれて買われたんでしょうか? もしもそうなら一体何が良くて買われたんでしょうか? 考えられるのは小音量でしか聴かない方が、この電気的でメタリックな刺激音によって、「高域が立ったように聴こえる」とか、 「高解像度に聴こえる」という事なのか? もしくはデジタル系の異様なハイテンションな音を持ってして「駆動力が高い」「躍動感がある」などと履き違えてしまったのか? ついでに言えばこの機材、質感の欠落だけではなく、位相特性も滅茶苦茶です。 奥行きなど全くなく、全ての音が威勢よく前に出てくるだけ。 前後表現や立体感など皆無、3次元的表現ゼロの完全2次元再生です。 いずれにしても私にはどうにも理解出来ない音です。 ACOUSTIC REVIVEが目指すのは自然でニュートラルな音色と質感です。 エネルギーや躍動感など必用なものは絶対に引かず、余計な付帯音や歪み、刺激成分を取り除き、ソースに記録された情報をありのままに引き出す事が生々しいリアリティに繋がるという信念の元に全ての製品を開発しています。 しかし、このような元々機材自体が電気的でメタリックな質感しか出せなければ弊社の製品を使ったところでどうにもなりません。 この事はこういった機材に限った話ではなく、ケーブルやアクセサリーにも言えます。 癖の強いものや、電気的、刺激的なもの、帯域バランスだけ激変するだけで質感が存在しないものなどを使われている環境において弊社の製品をお使い頂いても、効果が発揮されないばかりか、そういった粗を引き出して逆効果になってしまう事もあり得るからです。 かなり過激な投稿となってしまいましたが、これって非常に重大な問題だと思うのです。 そこで一度、会員の皆様にオーディオにおける「質感」についてお尋ねしたいと思います。 オーディオ再生における「質感再現」というものについて皆様のご意見をぜひともお聞かせ下さい。 |
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