貴陽石仕様にバージョンアップしたPOWER STANDARD TripleC-FMをCDプレーヤーに導入して約3週間、システムになじんできました。
当初ははっきりわかったケーブルの特徴も、システムの音色に溶け込んできました。
Elik Satie : Piano Solo Works / Keiko Shichijo | piano Erard 1871では、現代ピアノと異なるエラートのピアノの音が楽しめます。
現代ピアノに少しチェンバロ混じったような感じがします。
SHUNSUKE SATO| J.S.Bach : Sonatas and Partitas for solo violinでは、マイクを近づけて録音しているのでしょうか、商社の息づかいが聞こえ、目の前でバイオリンをソロコンサートを聴いているかのようです。
もちろん教会での録音のため、倍音もしっかり聞くことができます。
器楽曲は、曲や演奏だけでなく、楽器の音の特徴がどれだけ録音されているかが重要だと思いますが、驚くほど音が生々しく、それでいて聴き疲れしないのはすごいことだと思います。
やはりアコースティックリバイブのCD再生には、アコースティックリバイブのケーブルがベストということでしょうか。
もう一つ嬉しかったのは、ポリーニ1972年に録音したショパンのエチュードが、いままでで一番よい状態で聴けたことです。このCDは音が薄く、低音も出づらく、非常に再生が難しかったのです。
最新の録音も、古いアナログ録音も、オールラウンドに再生できることは望外の喜びです。
電源ケーブル1本のバージョンアップだけでここまでシステムが激変するとは、ちょっと驚きです。