メイン [00-02]オーディオ全般 アコリバ製品による音合わせ(2013年) | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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SS | 投稿日時: 2012/7/26 18:55 |
長老 登録日: 2010/4/6 居住地: 投稿: 201 |
アコリバ製品による音合わせ(2012年その2)ネットワークの手入れ 2012年7月26日
アコリバ製品による音合わせ 2012年その3 ネットワークの手入れ 管理人K さん スタビ さん zappa1993 さん まさこ さん 皆 さん S.S 皆様、暑中お見舞い申し上げます。 梅雨明け宣言と同時に一挙に暑くなりました。暑い暑いと言っていたら、今度は10数度一挙に気温が下がった日が3日程続き、すっかり体調を崩してしまいました。この趣味の皆様に取っては、大変な季節ですが、秋をめざして頑張りましょう。 さて、前報で管理人Kさんのクリニックを受けているときに・・・ 「スピーカーボックス天板とネットワークの底板の間にヒッコリーボードを敷けばさらに良くなりますよ。次はネットワークをチューニングしましょう!」 これには、思わず「はい」で返事は良いのですが、即、言い訳、「実は、底板とスピーカー天板の間のゴム板が癒着して。」昨年もやろうとして出来ず。とにかくまずゴム板を剥がそう・・・ となりました。 今回それを実施した報告を致します。 「写真1」 スピーカー天板と外枠の間が癒着した低弾性ゴム板です。 写真1が従来のネットワークボックスです。10数年前の自作です。外枠に(ラワン24mm合板)にアッテネーターを取りつけ、シナベニア(20mm)板にネットワークを組んで、それを組み付けています。コイルは無酸素銅の空芯、コンデンサーはフィルム、抵抗は金属被膜、アッテネーターは抵抗で6dB減衰後、トランス式で調節しています。配線材は、ネットワーク内は単線、アッテネーターとネットワーク、ネットワークからスピーカーまでは撚り線です。 この外枠とスピーカー天板の間は、低弾性のゴム板を使っていました。これが経年変化で癒着してしまいました。従ってこれを何とかしない限り、外枠(withネットワーク)を動かせません。ヒッコリーのボードを敷くためにはこれが、必須です。 ☆前記の事を条件に構想や、手順を考えてみました。 1:内部配線 a..ネットワーク本体は、線材は単線、部品との結線は圧着とハンダ付け。 ここは部品も含め現状とする。 b..アッテネーターとネットワーク間は、1.5mm2か2.0mm2の撚り線。 ここは、劣化しないように単線のSPC-REFERENCEとする。 c..ネットワークとスピーカー間 ツイーターは1.5mm2の撚り線>>SPC-REFERENCEに更新 スコーカーは2.0mm2の撚り線>>アコリバ単線に更新予定 ウーハー は3.5mm2の撚り線>>アコリバ単線に更新予定 更新予定時期は今回の状況を見て決める。 2:外枠 従来は24mmのベニア板の5面の箱構造(奥面はスピーカーとパワーアンプの配線のために最初から無し)で、一面(正面)はアッテネータ、他の一面(底板)には、ネットワークを組み付けたシナベニアー合板を取りつけてあります。上面は、3年程前にはずしました。 今回は、箱構造は、不要な反射や共振が起きやすい事。今の場所(私の部屋)に設置している限りは、囲う必要がないことから、止めて、一面(正面)はアッテネーター、他の一面(底板)には、ネットワークを組み付けたシナベニアー合板を取りつけるシンプルな2面構造にしました。材質は、フィンランドバーチ(樺)の24mm厚の合板で、キヌカ塗装をしてあります。 3:以下の手順で進めました。 a..アッテネーターとネットワーク間をSPC-REFERENCEに。 片チャンネル数10cmを4本。端末はアッテネーター側はむき出し、ネットワーク側は圧着端子に念のためハンダ付け。圧着端子はクライオ処理品を使いました。 b..ネットワークとツイーター間をSPC-REFERENCEに。 片チャンネル約1.5mを1本。端末はツイーター側はむき出し、ネットワーク側は圧着端子に念のためハンダ付け。圧着端子はクライオ処理品を使いました。 a、bとも、取りつけ時は、無水エタノールで洗浄後、ECI−100を一拭きしてあります。 c..低弾性のゴム板の剥がし ここが、一番大変でした。まさに癒着の構造です。世の中の事と似ていますが、その改革には大変な努力が必要です。 まず、植木鉢等を室内でつり上げたりするための細いワイヤーと、薄いNTカッターの刃を装着したヘラを準備。ワイヤーでしごきながら、ヘラでこそぎ取る作業を繰り返しました。剥がれた時は思わず万歳でした。計8ヶ所で半日かかりました。 ☆組み立て 「写真2」 大変スッキリした仕上がりになったと思います。 「写真3」 内部の配線状態です。 SPC-REFERENCEの色合いがなかなかと思います。 写真2をご覧下さい。写真3が内部の状態です。 スピーカの天板を良く磨いて、CP−4。その上にヒッコリーアンダーボードRHB−20、その上にネットワーク外枠と内部にネットワークのボードです。外枠とアンダーボードRHB−20の間は薄いゴムシートです。 写真1と比べるとわかりますが、デザイン的にはずいぶん格好良くなったと思います。従来の品は、スピーカーに重しをのせた感じで見るからに重苦しいですが、今回の品は、機能のあるものがセットされている感があり、スッキリしていると思います。デザイン的には私の傑作です。 ☆試聴 まず、配線を入れ替えた状態(外枠交換とヒッコリーのボードを敷く前)で聞いてみました。 高域とスコーカーのアッテネーターとネットワーク間が置き換わっているだけなので、高域に影響が出ると思っておりました。 が、驚くことに低域がより以上にしっかりしたのです。もちろん、高域もいままで聞こえなかった音が聞こえて来たりしましたが?それで期待をもって作業が進められました。 完成後試聴したディスクです。 ?CHARLIE HADEN & KENNY BARRON 「Night and The City」 verve 314 539 961-2 TR1 Twilight Song TR2 For Heaven's Sake TR3 Spring is Here 感想:このCDは食器の触れ合う音とか、人の話声等、楽音以外の音がたくさん録られています。今回はそれがよく楽音と分離してよりリアルです。また時々はいる拍手が自然で音場感が素晴らしく人数が解るようです。いつ聴いても両者の演奏はすばらしいですね!思わず引き込まれてしまいます。 ?CHARLIE HADEN & Gonzalo Rubalcaba and Other 「Nocturne」 verve 440 013 611-2 with Joe Lovano,Pat Metheny他 TR1 At the Edge of the World TR3 Nocturnal TR5 Me without You 感想:Gonzalo Rubalcabaのピアノが大変綺麗。太くしっかりしているベースの音が素晴らしい。フィーチャリングされている、サックスやバイオリンが曲全体にリラックスした雰囲気をつくり出しているように感じられて、このところの私の愛聴盤です。 ?BILL CHARLAP TRIO 「written in the stars」 BLUE NOTE 7243 TR1 IN THE STILL OF NIGHT TR5 WHERE HAVE YOU BEEN? TR11 IT WAS WRITTEN IN THE STARS 感想:TR1の出だしのピアノが大変重厚な音で、良く澄んでいる。またベースの音が太さもさることながらに大変にしっかりしてきた。いままで引っ込み気味だったドラムのブラッシングやハイハットがちょうど良い大きさになって細かい音の動きが良くわかります。スネアードラムが大変リアルになりました。TR5,11はおもわずうっとり。この人のピアノは聴かせる音でいいな! ?David gordon trio 「angel feet」 Guild GmbH ZZCD 9819 TR1 Angel Feet TR5 Bebop Tango TR10 Voyage 感想:ドラムの細かな演奏の状態が今まではどうだったかなと思うほど良く聴き取れます。またバスドラ、スネアードラムがしっかりした音になりました。そのせいかどうか良くわかりませんが、クールなピアノの音にもかかわらず、なにか演奏に熱気のようなものが感じられるのです。いままでは綺麗な演奏との印象でした。 ?ハリー・アレン・カルテット 「フォー・ザ・キング・オブ・スイング」 スイングブロスCMSB28 TR1 その手はないよ TR3 メモリーズ・オブ・ユー TR10 君去りし後 感想:ハリー・アレンのこのレーベルでのCD中では、一番良い録音と思います。低く締まったベース動きが大変良くわかります。いままでどうだったかはハッキリしませんが、時々そのベースより低い音で「フハ」っと言う感じでバスドラがはいります。演奏がぐっと深くなります。それにしてもこのサックス音はいいなー! 管理人Kさんやスタビさんの御指摘通り、ヒッコリーのボードはもっと早く敷くべきでした。 なんとも言えない感じが出てきたのです。感想でも書きましたが、?などは今までは綺麗な音のJazzだな程度にと思っていただけですが、今回は、何か熱さのようなもの?を感じるのです。また、?はBlue Note録音で、今までから低い音は太かったのですが、今回はそれに締まりが出るとともに、ピアノの音が驚異的に澄みました。ここまでくれば、立派なピアノの好録音です。またここでは、書きませんでしたが、サブのCDP(クレルMD−1)で聴くとCDによってはハイエンド風の音が聴こえて来るようになりました。 プリアンプ更新、クリニックの受診、今回のネットワークの手入れを合わせてみると、スピーカーを相当な高級機に更新したような感がしております。 ☆今後 1:ネットワークとヒッコリーボードの間にRIQ−5010を 微妙な雰囲気の再生と昨年のスタビさんの御指摘の実施。 2:ネットワークからスコーカー、ウーハー間の配線をアコリバ単線に。 スピーカーボックス内の吸音材(PSA−100を予定)の見直しも兼ねて。 3:サブのCDPにDSIX−1.0PAを導入。 立体的音場を狙って。 を実施していきます。 以上 |
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