mmmさん、皆様、こんばんは。

御連絡遅れて大変失礼致しました。

アームから直接リード線が出ているものは基本的にリード線を交換出来ませんし、アームやアームパイプの分解も出来ないものが殆どなためアーム内部の配線を交換することも不可能です。

唯一試せるのはリード線を継ぎ足す方法です。
absolute-LEAD WIREの片側にピンを半田付けしてアーム側から出ているリード線に継ぎ足す形になります。
以前にPC-TripleC導体を使用してこの方法を試したことがありますが、その時は良くなる部分と悪くなる部分を両方感じました。
この方法は余計な接点が一箇所増え、リード線も長くなってしまうため鮮度やエネルギー感が落ちるなどの音質劣化を感じたのですが、その反面で音像定位や立体感の向上などを感じたのもまた事実です。
音像定位や立体感が向上したのは単線導体を経路に挿入したことによる効果ではないかと思います。
その際に試したのはmmmさんが使用しているのと同じグラハムのファントムでした。

さて、ではEX導体によるabsolute-LEAD WIREではどうなるか？ということになりますが、こればかりはやってみないと何とも言えません。
PC-TripleCの単線導体での実験結果からは音像定位や立体感が改善されるのは間違いないと思いますし、鮮度やエネルギー感の劣化もEX導体の105％という導通率を考えた場合、さほどないのではないかと思います。

但し、接点が増えることには違いがありませんし、この方法が理論的にも正しいやり方ではないことには変わりがありません。
現在のファントムのリード線のチップ部分や5PIN端子部分に導通向上クリーナーECI-50で処理をして、更にPHONOケーブルを良質なものにする方が確実に良い効果を得られるはずです。
もちろん、フォノケーブルをEX導体にて製作すればより絶大な効果に繋がるのは間違いありません。

ご検討を宜しくお願い致します。