メイン [00-02]オーディオ全般 オーディオにおける「質感」を考える | 投稿するにはまず登録を |
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管理人K | 投稿日時: 2009/11/23 16:19 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: オーディオにおける「質感」を考える ユーハルさん初めまして。
ご投稿誠にありがとうございます。 >この世界には、ケーブルなどアクセサリーでは音は変わらないと騒いでいる人達や、変化が分からない人たちもいます。 仰る通りですね。 ケーブルやアクセサリーで音が変らない。 そう断言してしまうのが凄いと思いますね(苦笑) しかも、その音の違いが判らないという事を偉そに騒ぎ立てる訳ですから滑稽極まりないですね。 それって自分の感性のなさや耳の悪さを自慢してるようなものですからね。 こういった方達は一体何を持ってしてオーディオを調整するんでしょうか? スピーカーの位置決め?(あえてセッティングとは言いません)もしくは機材の組み合わせだけ? 機材の音質の違いはあるけど、ケーブルやアクセサリーでは音は変らないという方もおられますね。 しかし、こういった方に限って何故機材によって音質差が発生するかの説明が出来ません。 せいぜい回路設計が違うからとか、真空管とトランジスタの違いだからくらいしか説明出来ません。 回路設計が同じあっても、内部配線や基盤の引き回し方や配線パターンの違いだけでも音質が激変する事をこのような方々は知らないのでしょうか? 更には機材内部のパーツや配線材では音は変るが、ケーブルやアクセサリーでは音は変らないという変わり者(笑)もいます。 こういう方は同じスペックでもどこどこのコンデンサーや抵抗は音がいいとか言いますが、何故メーカーの違いで音が違うのかを説明出来ません。 方式や素材によって当然音が変る訳ですが、こういった方の中には同じスペックでも精度が違うから音が変るんだと言い張る方もいたりします。 一番愚かなのは、デジタルでは音が変らないという連中でしょうね。 大まかな符号表示でしかない0、1のバイナリデータが同じあれば音は同じであるなどと、CD創設期にデジタルは音は変らないなどとほざいたお馬鹿な設計者と同じレベルの石器人のような連中がいまだにいる事にも呆れ果てます。 >この世界は、かなり不思議な世界だと思います。 >数値などで表現できない質感は、 確かにオーディオは不思議な事だらけです。 数値で出ない(出し様がない)のに音としては激変するものも少なくありません。 おそらくそれは、人間の耳がいかなる優秀な計測器よりも優れているかの証明以外の何物でもないと思います。 元々音楽自体が人間の感性に訴えかけるために作られたものです。 音楽を聴くという行為は感性で感じ取るという事です。 どのような計測器を使おうと音楽の本質などが見えてくる事がないのとオーディオは同じだと思います。 もっとも計測によって音との因果関係が何となく見えてくる場合もあります。 弊社が行った各金属の振動減衰特性などはその一つでしょう。 また弊社のアクセサリーはどれを使っても周波数特性などを計測すると明らかに違いが出ます(RD-3のデータなどをご参照下さい) しかしその周波数特性の変化自体を音の良し悪しと決め付ける事は出来ません。 最終的に音の良し悪しを決めるのは人間の耳ですから。 >メタリックな音が良いと感じる方には、もうそれはどうしようも無いと思います。 メタリックな音が好きならそれは確かに仕方ないのですが、一般的に多くの方はそういった音を嫌うでしょうね。 増してクラシックや女性ヴォーカルなどをメタリックな音で聴きたいという人は皆無でしょう。 今回、話題に出した販売店は大型モールの中にあるお店で、オーディオを体験した事のない人や、久々にオーディオを再開してみようと思うお父さんなどが気軽にオーディオに接する事が出来る貴重な環境のお店さんです。 だからこそ、こういったメタリックで電気的な音でデモンストレーションして欲しくないのです。 最新の高額なオーディオ装置がこのようなメタリックで電気的、刺激的な音しか出ないと思われたら、誰一人オーディオをやってみようなどと思う人は出てこないでしょうから。 そういう意味で腹が立ちますし、迷惑極まりないと思うのです。 >単純ですが、私は付帯音の無さと立体感を基準に判断しています。 とても大切な事ですし、そういった判断基準をお持ちであれば特に問題は発生しないと思いますよ。 オーディオマニアの中には、付帯音を「情報量」とか「倍音成分」 「空気感」などと履き違えている人も多く見られます。 先日お会いした寺島靖国さんなんかもその一人でしょう。 もっともその付帯音や雑身などがオーディオ再生における「雰囲気」を醸し出すという点では否定はしません。 しかし付帯音は多過ぎれば雰囲気どころか音楽再生の邪魔にしかなりませんし、終いには刺激音や歪みに繋がってしまいます。 音楽や演奏の大切な部分をマスキングしてしまうような付帯音は取り去るのが一番だと弊社は考えます。 付帯音や歪み、ノイズなど余計なものを取り去った先に本来演奏者が伝えたい意図などが見えてくる感動。 生を彷彿とさせるような楽器や声の質感を聴く快感。 せっかくオーディオを始めたのならば、こういった感動や快感をぜひ体験してもらいたいのです。 それは決して不可能な事ではないのですから。 |
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