メイン [00-02]オーディオ全般 オーディオにおける「質感」を考える | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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管理人K | 投稿日時: 2009/11/23 17:33 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: オーディオにおける「質感」を考える ピースケさん、初めまして。
先日のオーディオアクセサリー大試聴会in秋葉原にお越し頂いたそうで誠にありがとうございました。 ご投稿誠にありがとうございます。 >多少は音楽のジャンルによってすみわけがあってもよいのかなと思います。 「何々向き」みたいなものは多かれ少なかれ存在するとは思います。 例えばROCKを聴くなら多少テンションが高くてエネルギーがあってとか、古いJAZZを聴くならば雑身を取り過ぎないで雰囲気重視で行くとか...。 しかし基本は余計なノイズや付帯音、歪みを取ってやり、必用なエネルギーや躍動感などを引き出す方向でチューニングしてあげれば 全ての音楽ジャンルで過不足なくオールマイティに楽しめるものだと思います。 ROCKのPAを通したライヴ音源などにしても、余計なノイズや付帯音、歪みがない方がより会場の空気感やライヴ感なども生々しく再現されますからね。 私はクラシックの演奏会やJAZZのコンサートの他に、ROCKのライヴもよく行くのですが、下手なPA屋や劣悪なPA装置ではROCKにおいても聴くに耐えない状況になる事も少なくありません。 オーディオにおけるメタリックで電気的、刺激的な音というのはこれに通じるような気がします。 >残念ながら中が抜けているものばかりでした。 音楽再生における最も重要な帯域は中域だという意識が欠けているんじゃないかと感じる音作りをしているオーディオメーカーは少なくありませんね。 やたらと周波数の両端ばかりを広げて殊更ワイドレンジを強調しようとして肝心な中域がごっそり抜けてしまって、音楽を聴いてもちっとも心地よくないばかりか苦痛にしか聴こえない音作りをしているメーカーは多いと思います。 その反面で、中域から中低域あたりを意識的に持ち上げてあえてカマボコ型のナローレンジにして粗を目立たせなくする音作りをするメーカーもあったりします。 一時期(今は少々傾向が変りましたが)のスコットランドの某メーカーなどがそうでしたね。 いわゆる中抜けでドンシャリの粗ばかり目立つハイエンド製品に嫌気がさした人達にこの音は余りに聴きやすく、これこそ俺が求めていたのはこの音だ〜!などとはまってしまった方も少なくないようです。 機材だけでなく、ノイズカットトランスなどにはまる方も同様の事が言えますね。 トランスはノイズはある程度カットしてくれますが、本来の電源エネルギーは減衰し、立ち上がりや立下り、切れなどが鈍り、音のスケールが萎縮してしまうものが殆どです。 そして何よりも「トランス自体の音」が付いてしまいます。 おおよその傾向としてトランス自体の音とは、切れのない中域から中低域にかけて膨らんだものになります。 ですのでそういった音作りの機材同様、粗が目立たず総じて聴きやすい音調になりますが、それが無難(もしくは厚みのある音などと履き違える)だと割り切ってしまう方が多いようです。 しかし、こういった音作りでは真の空気感や凄み、リアリティなどは引き出す事が出来ません。 真のリアリティを引き出すには、ノイズや付帯音、歪みがなく、ある意味フラットでワイドレンジな環境が必用だと思います。 フラットといっても、薄っぺらい平坦な音ではなくて、全ての帯域が厚みがあり充実しているのが理想です。 そういった音になった時、初めてリアルで自然な「質感」も再現出来るのだと思います。 またそれはACOUSTIC REVIVE製品を正しく使った先に必ず出てくる事を保障致します。 |
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