メイン [00-02]オーディオ全般 オーディオにおける「質感」を考える | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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管理人K | 投稿日時: 2009/11/23 19:09 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: オーディオにおける「質感」を考える やまちゃん先生、こんにちわ。
こちらこそご無沙汰しておりました。 ご投稿誠にありがとうございます。 やまちゃん先生のように長年、生音に接してこられた方は質感というものに対しての感覚や概念も確立されていると思います。 私は先日のオーディオアクセサリー大試聴会in秋葉原の弊社デモ時間において、「子供の叩いている太鼓や中学生のブラスバンドなど、どんな演奏でもいいから生音に接して下さい。そうする事によって質感や音色に対する感覚が養われて、オーディオと生音との摺り合わせ作業も上手くなります」と申し上げたところ、その後数人の方から賛同のメールを戴いて大変嬉しかったです。 もちろん何百回生演奏に行きながら、永遠に質感表現をオーディオに反映出来ない方も極稀におられますが、多くの方は一度でも生音に接する事で質感の感覚を身に着ける事が出来ると思います。 >今はデジタル化のためかきっかりしている音(他の板にある「ドンシャリ」のようなもの?)がしっかりしている音のような感じになっているのかもしれませんが、これって「心」を動かすことはないと思います。 >ただ音をハッキリさせるのではなく、楽器による強弱の違いや音の鋭さ(楽器によってはまろやかな音が本当の音であるものもあるので)などを忠実に表現できているシステムの音が音楽の「質感」を忠実に再現しているのではないでしょうか。 このような音に触れたときはどのような音楽でも心豊かに音楽を聴き続けることができると思います。 素晴らしい。仰る通りでございます。 殊更、高域方向をしゃくり上がらせてエッジを強調した音などは一聴のインパクトが強いだけで、疲労感が強く長く音楽試聴をするのには耐えられなくなります。 鋭さも切れもありながら、軟らかさや滑らかさも出る、相反する要素を両立させる自然でニュートラルな音。 この音こそが音楽本来の質感を醸し出せて、やまちゃん先生が仰るところの「心に響く」ものになるのだと思います。 追伸: >ipodなどでは感じることはなく(好きな音楽は楽しく聞けますが、「心」には響きません) 最近はipodトランスポーターなるものも出てきて、ipodの音質も侮れないどころか、回転系が存在しない優位性か、CDプレーヤーやトランスポーターを凌駕してるのでは感じるまでクオリティが向上してきています。 しかし、多くの若いipodユーザーは違法ダウンロードサイトからの圧縮音源のダウンロードをしているのが現状で、良い音とはかけ離れた世界です。 殆どの若いipodユーザーは良い音など求めず、いかに沢山ダウンロードしたか自慢(しかも違法で無料で)みたいのが殆どだと思います。 先日観たニュース番組でもダウンロードで聴いている方の80%以上が違法だと報告していました。 音楽に携わるアーチストの収入源自体が絶たれる大変な事態です。 メディア自体がこの危機的状況を認識して、きちんと良い音(圧縮音源をプアな装置でそのまま聴くのは酷い音であると伝える事)とはどういう事か?何がどう違うのか?(圧縮音源がCD並みの高音質とか言わない事)という事をきちんと伝えて行かないとオーディオは退化する一方になってしまうと危惧しています。 |
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