皆さん　こんにちは。

さすが、“AWARDアクセサリー銘機賞2011Grand Prix” 受賞、ということだけのことはあります。
現在、このRAS-14はプリーアンプに1本使用しています。
その音の再現性に魅せられ続けていますが、最近新たに待望のパワーアンプにも1本追加したのです。

そこから最初に飛び出した音に思わず感動してしまったのです。
まるで音の次元が変わったかのように、今までの音よりふた周りくらい良くなったかのように、現在のB＆W 802Nがまるで800を聴いているような重量感のある鋭い低音と、新しいDiamondトゥイーターのようなS/Nが高く、繊細で透明感と静寂感があり、またその押し出し感と滑らかさの整った、ニュートラルな音質に魅了されたのです。

ジャズ・ピアノの音は低域には力感が加わり、中・高域は滲みと濁りがなくなり、分離及び立体感が自然な感じで聴き取れるのが素晴らしいと感じるのです。
シンバルの音をより繊細になめらか、かつ鮮明に表現してくれており、特に圧巻はスネアの本数が見てとれるような超繊細感を伴った再現性には、思わずノックアウト寸前でした。

女性ボーカルにおいても、ハスキーなボイスが音場の密度と表現力に富んでいてそこに艶が乗り、音の立ち上りが素早くなったようです。不要な響きが消え見事音像は中央に定位し、キリッとした繊細な語りかけで歌っている表情が見て取れるようでした。
これには思わず身を乗り出したくなるこの情感は、今まで到底味わうことのできないもので、その音に思わずうっとりさせられじっと聴き入っていたのです。
これはジャズの持つダイナミックでエネルギー感もたっぷりと乗り、底力ある低域感が伝わってくるようで、ジャズ・ベースの弾力のパワーがもりもりと躍動する様には圧倒されました。
特に力感も音圧感も十分であり、好きなシンバルとスネアの音をより繊細に滑らか、かつ、鮮明に表現してくれている迫力が直に伝わる力感がすばらしいと感じたのです。

このパワーアンプに使用のRAS-14、未だエージングは進んでいないですが、エージングが進みその向上した音質は間違いなく、どのハイエンドケーブルにも優るとも劣らない好みの音質再現性を発揮してくれるものと信じるのです。