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投稿者 | スレッド |
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ホワイトメタル | 投稿日時: 2014/9/9 23:20 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2012/8/21 居住地: 群馬県前橋市 投稿: 372 |
Re: Stereo Sound No.190号 zappa1993さん、こんばんは
いつもお世話様になります。 ここ半月程、私の勤め先で業績悪化での納得がいかないお世話になった大切な上司のリストラ、顧客の不渡り小切手などで生じた取引停止や処理、更に耳に纏わりつく蚊を振り払おうと反射的に強い力で耳を叩いてしまったら、鼓膜が破れてしまいました。 多分2〜3週間で鼓膜が塞がると医師が言っていましたが、万が一後遺症が残ればオーディオを止めなくてはなりません。 しかしながら、ポジティブに捉えております。 厄の後は福だと。 それよりも、zappa1993さんに意見を求めて頂いて嬉しいのです。 SS誌192号を購入していなかった為、急いで書店へ行き購入してきました。 今回はしっかりと特別討論企画「自分が目指す音」とは?を読んでみて、和田氏と山本氏の志向合戦を櫻井氏が録音エンジニアの立場で双方の議論を仲裁している内容でした。 そもそもが、御二人の音を実際に聴かせて頂いておりませんのでどの様な音なのか解りかねますが、密閉型と大口径ウーファーやホーン型ユニットのSPとの差異は大きいと思いますし、方向性も異なる気がします。 本来の両氏の議論である原音再生か、グッドリプロダクションかが解りづらく、マスターテープとは関係なしに、原音再生に限りなく近づけるのか、原音再生は念頭におきながら脚色してでも何物にも代えがたい再生音とでも題して議論していれば悶着も少なかったのではないでしょうか? 誤解を招くといけませんので一言申し上げますと、今回の記事は大変興味深く読めましたし評論家の先生方の客観的で機械的な文章と違い、長い経験から感じ得た吐露と自負が人間めいていて好ましいと思いました。 和田氏のリスニングルームの写真を拝見しているとアコリバ製品を多数使用されている様で、私個人的には和田氏に近い感覚が好みに属していると思います。 続ニアフィールドリスニングの快楽では、和田氏の感性豊かな箇所が随所に見受けられました。 コンサートで体験された、ジョン・ケージ「4分33秒」で感じ取った想像力は音楽を愛する真摯な意見だと思いました。 この曲はピアニストが椅子に座ったまま膝の上に手を置いたまま何もしないで曲を閉じるのですが、良く考えると馬鹿にした様な曲で作品として認めていない方も多い事かと思います。 因みに私は前衛的作品かもしれませんが、作品としては認めておりません。 感覚は好きですけど・・・ 但し、私はいつもコンサートへ出向いた際に儀式の様に感じ得ようと努めている事があります。 開演前、会場内のざわつきや響き、音場の確認や演奏者の熱気などを予測する事が本番と同じ位に高揚するのです。 キース・ジャレットのコンサートの所感も大変興味深く、共感できる要素も多くて楽しめました。 コンサートが始まり、「ち、ちいさい」音と感じるも徐々に耳の感度が上がり、1時間も過ぎると十分過ぎる程の音量と感じて生音ってこんなに生々しいと感じる感覚は、私自身も毎回感じております。 私的に言いますと、耳のエージングと捉えております。 しかし、更に細かく自分なりに分析しますと、そうとも言い切れない場合もあります。 それは、演目(プログラム)の構成上その様な感覚を感じる事があります。 例えば、ピアノリサイタルでバロック〜ロマン派〜近代と言うプログラムでしたら、自然に音域の幅や和音や不協和音の進化で音楽自体のスケールが増し、次第に圧倒的な充実感を味わえるわけです。 ギターリサイタルなどは、更に顕著に「超ち、ち、ちいさい」と感じながらも、ガット(ナイロンの場合あり)の優し過ぎるニュートラルな質感も徐々に耳のエージングが進むとプログラム後半は頃には丁度良い音量に感じるものですが、プログラムの妙も関わっていると思っております。 逆に、例えば大編成曲の組曲「展覧会の絵」で始まり交響曲「運命」で終わると、楽器の編成や規模は異なるとは言え、耳のエージングは関係なくなるどころか何か音だけの感覚で言いますと、すっきりあっさりとした爽やかな感覚になるのは私だけでしょうか? デジタル時代の優秀録音(知られざる必聴盤20選)についてですが、zaapa1993さんのご期待にはそえない形になってしまいました。 私が所有しているソフトは、DISC.13:NAXOS「プロコフィエフ、ヴァイオリン協奏曲集」しかありませんでした。 クラシックのCDはそこそこの枚数を所有していると思うのですが、何とこの1枚しか所有していないにはテンションが下がりました。 このNAXOSは、マニアックな作品を録音する稀有なレーヴェルの1つで、私自身20枚程所有しておりますが、セッション録音が基本でバランスは良い印象はあるのですが、質感や密度が薄いのが太鼓判を押せません。 恐らく、1,000タイトル以上は発売されていると推測され、私が所有していないソフトで素晴らしい優秀録音盤が存在しても不思議ではないレーヴェルかと思います。 DISC.20にReference Recodingsを有終の美として取り上げている点は、大変好ましく思います。 現代を代表する録音ミキサー、キース・Oジョンソン博士は私も敬愛しております。 このReference Recodingsのソフトを数枚所有しておりますが、位相が完璧で各楽器のリアル感は素晴らしいの一言ですが、質感に違和感を感じるソフトも実在しております。 しかしながら、次元の高い録音が多いレーヴェルである事は周知の事実です。 さて、本題のデジタル録音CDですが私自身答えは未だに見出せておりませんが、今まで感じた所感を記させて頂きます。 クラシックのソフトが一番真価を問うには恰好かと思いますのでご了承願います。 あくまでも、私個人的な見解ですので異論のある方や不快に思われた方には、予め謝罪させて頂きます。 いつも自己中心的な意見で申し訳ございません。 まず、サンプリング周波数の量子化により再生帯域は格段に良くなる事は認めるのですが、肝心の音楽的表現やナチュラルな音場は減退すると感じております。 では、解像度が劣ると音楽本来の姿がぼやけてしまいます。 そこで、アコリバ製品の多用が有効となります。 ノイズ、共振、付帯音の対策により解像度は格段に向上し、大切な音楽表現やナチュラルな音像や定位、更に位相まで整います。 周波数の量子化は再生音が細分化されすっきりするだけで、特に質感は悪化するばかりです。 くどい様ですが、あくまで私の持論です。 数か月前に、運命的なCDと出会いました。(86年録音) アナログ・デジタル平行録音で、スタジオでの演奏を直接カッティング(アナログ録音のデジタル化)です。 そう、あのSTUDIO Dedeと同じ手法です。 これはやはり、デジタル録音の脆弱さを見事に解消する手法だと思いますし、聴き手が納得出来ると信じて止みません。 是非、今度zappa1993さんがお越しの際にお聴き頂きたいCDであります。 ハード・オフでまだ入手可能かと思いますので、ご用意しておきますのでご期待下さい。 現況は、私自身の鼓膜が破れた状態ですので、早く完治して至福のオーディオライフに戻れる事だけを祈るだけであります。 ご期待に添えない内容で申し訳ございませんでした。 |
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題名 | 投稿者 | 日時 |
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zappa1993 | 2014/3/12 23:50 |
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ケミ | 2014/3/13 17:59 |
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zappa1993 | 2014/3/16 9:59 |
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zappa1993 | 2014/6/5 0:29 |
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Yo | 2014/6/12 17:03 |
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ホワイトメタル | 2014/6/15 14:53 |
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Yo | 2014/6/18 20:56 |
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ホワイトメタル | 2014/6/19 23:46 |
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zappa1993 | 2014/6/28 21:28 |
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Yo | 2014/7/6 1:24 |
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zappa1993 | 2014/9/7 10:36 |
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ホワイトメタル | 2014/9/9 23:20 |
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zappa1993 | 2014/9/12 2:25 |
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