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RANZAN | 投稿日時: 2010/10/21 13:58 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3283 |
Re: 理想と現実の狭間の中で !! 魚釣好人さん こんにちは。
RANZANです。 前述しました件について、「オフ会の時にじっくりと話し合いましょう^^。」と言っていたのですが、これだけ熱心に私におけるオーディオに対して耳を傾けて頂いている魚釣好人さんには、やはりここで少しだけ、その経緯等について述べておきたいと思います。 >「マッキン+JBL」から「アキュ+B&W」へですか、、、。 >凄い決断だと思いますよ。ジャズの熱い演奏を伝え、ボーカルの >湿った温もりを感じさせるのは、マッキン+JBLだと思ったからです。 >さすがですね。私だったらどのようにチューニングしていこうか、、 >悩んで迷路に入っているかも。 オーディオにおいては、常に夢見るようなオーディオでの理想を追いかけてきたのではないか、と思っています。 しかし、実際そのシステムで聴けば自分の求めている音の好みと少しかけ離れたところで右往左往していたのかも知れません。 ジャズを聴くにはオーディオの王道は「JBL+Mclntosh」というのが一般的であり、その言葉にも魅せられるところがあったのも確かです。 JBL& Mclntoshを十数年愛用してきて、それがB&W及びAccuphaseへのシステム組み合わせにおいて軌道修正したことに対して、魚釣好人さんも驚かれたのは無理からぬところです。 このことは、その経緯から話さねばなりません。 そのようなことも踏まえ、長年ジャズ雑誌“Swing Journal”を愛読していたこともあり、その13年前には常にSwing Journal誌のオーディオ欄で、新製品を評価する同社の試聴室で使われていたのが、JBL4344MK?でした。 その時点でこの4344MK?においても、何しろ大型スピーカーに憧れ虜になっていたこともあり、やはり同じ4344MK?を導入したのです。 この4344MK?での駆動アンプは、勿論MclntoshでMC-500とC-40を 導入したのです。 その後Swing Journal誌の試聴室では2002年頃には、JBLの新製品 4344MK?の後継機4348に切り替わったのです。 私もそれを追うかのように、2年後4348を導入していたのです。アンプも前例の通りJBLにはMclntoshだということもあり、よりクオリティ性の高いMC-602とC-46に切り替えたのです。 また、過年のNHKのTV番組BS2「ジャズ喫茶」というジャズ番組があったのです。それはピアノ・トリオ及びクインテット、ボーカル等のライブ生演奏の雰囲気はクラブ風にして、ジャズファンのみならず、みんなを音楽とおしゃべりの洒落た世界に誘ってくれていたのが忘れられないのです。初代マスター役には俳優の地井武男氏で、そして二代目マスターに写真家の立木義浩氏が担当、毎回ゲストを迎え、そのおしゃべりを交えたトークも楽しく、興味深々でした。それはジャズファンにとって毎週が実に楽しみでもあったからです。このような素晴らしい番組は、また復活して欲しいものです。 魅了されたのはそれだけではありません。何時もそのジャズ演奏の背景には、あのJBL4344が設置されており、その憧れのモニタースピーカーが映し出される場面を見る度に「あぁ〜ジャズはやっぱりいいなぁ!」と思い、食い入るように見入るのでした。我がJBLファンを何時もしびれさせてくれていたのです。それはいやがうえにもジャズの雰囲気が盛り上がってくるようで、その場面はオーディオ&ジャズファンにとっては、これたまらない魅力でもあり、その雰囲気が私にとって最高の一時でもあったのです。 【仮に前例にあります4344MK?の前に使用(17年間)していたのはYAMAHAのNS-2000で、その高級感溢れる意欲的な設計と外観といい実に魅力的なスピーカーシステムでした。アンプはこれもサンスイ創立40周年記念限定モデルのプリメインアンプで、「限界を超えなければ、音楽と呼べない!」人間の音をつくりたいというAU-α907i MOS LIMITEDで駆動していました】 それが、急転直下というべきか、魚釣好人さんも言っておられるように、その機器の変更は信じられないことでもあったのです。 また、昨年の11月頃には、当掲示板でもJBL&Mclntoshの良さを述べたレスを投稿していたのです。 果たしてこのことが幸か不幸か、今年の4月にB&Wの新製品800シリーズDiamondが発売されて間もなく、このシリーズの主力機種である802 Diamondを試聴したのです。 試聴した途端B&Wに対する情熱が一気に、最高潮に達するかのような感動を覚えたのです。 それは導入の有無は別として、世界で最高のスピーカーを創造する “ハイエンド・スピーカー800シリーズDiamond”に一段と惹かれていったのです。その802 Diamondは短時間ではあったのですが、試聴させてもらってその音の奥深さに魅せられ感激してしまったのです。まさに「この音を求めていたのだ!」ということを。 最近、オーディオ機器で「このままずっと聴いていたい!」という心境に誘ってくれたのは何十年ぶりのことでしょうか。 これなら、ドデカイJBL4348よりも設置場所も取らず、快適なリスニング空間の演出が可能になるのでは!と思えてくるのです。それは思わず誘惑されそうな瞬間でもあったのです。 音のクオリティも抜群で、やはりオーディオでのその時代の進化が 読み取れるようで、豊かな音像定位といい、ダイナミックで、その滑らかさ、躍動感においても力強く抜群の安定感を演出してくれるのでした。 新800 Diamond シリーズは一見どこも変わっていないように見え、実際見てみると全機種の外観上からは特別に変わった雰囲気も感じられず、特にその新鮮さには少し欠けるようでもあったのです。 でも、従来機とは次元の違う、その静寂感が宿る表現力は素晴らしく、臨場感豊かで聴くほどに気持ちが高揚してくるのです。そのエキサイティングで熱気を帯びた雰囲気など、ライブ感が直に伝わってくるようです。 まさに、B&Wの完成されたサウンドは滑らかで実に美しい音質でした。音楽の細部まで精緻でクリアに描き出すところにも、その進化の程が分かるというものです。 どのジャンルの音楽を聴いても、実にしなやかなトーンで暖か味も 感じられるのがいいですね!欠点もなく抜群に完成度の高いハイエンド・スピーカーだと、興奮させられました。 如いて言えばやはり基本セッティングと、組み合わせるコンポーネントが問題になってくるでしょう。また振動や共振をいかに取り除くかが課題になるでしょう。それだけに、ハイエンド・マニアにとって、チャレンジのし甲斐のあるスピーカーでもあると、その感銘をつよく受けたのです。 しかし、細かな箇所の各ユニットの磁気回路やネットワーク、SPターミナル等々、内部にはかなり手が加えられ、大幅にグレードアップが図られたということが分かるのです。 ここで試聴した802 Diamondではボイスコイルの拡大で低音の歪を 減少させることに成功し、巨大ボイスコイルの導入とウーファー位置の調整によって低域性能は劇的に向上したということも、ジャズファンにとって凄く魅力でした。 そのことからして、以前の各シリーズから比べて、その音は今までにない実に滑らかに、そしてノイズ感が減少した音楽を細部まで緻密に再現してくれていることです。 温かみのあるトーンはクリアでありながら、硬さを全く感じさせないところが断然魅力だと感じるものでした。 B&W独自の形は、思わずナデナデしたくなる「頭」の曲線美、そこから勢いよく飛び出す音は力強く活気があり、ピアノも艶やかな中にも大変弾力性も備わり、一音一音の密度が高く、柔らかなタッチも共感を呼ぶようで、その響きの重厚感も実によく表現されているのには驚きです。 以前からのイメージにあるのは、B&Wスピーカーで聴く音楽ジャンルは、どちらかというとクラシック向きという概念が、強く脳裏にあったからです。 その802 Diamondを試聴して、今まで抱いていたB&Wの概念は一気に吹っ飛ぶような感動で「これ!JBLより断然ジャズを聴かす能力に優れている!」と強く感じてやまないものでした。 何といっても音像は奥に広がりスタジオ空間とステージ・シーンが、まさに目の前に出現するような素晴らしい世界を探求できるのです。 JBL15インチウファーの音も前へ前へと飛び出す迫力も魅力ですが、改めて聴くB&Wの再現性は何しろ新鮮な感触で聴け、各楽器の配列が直ぐ目の前に浮かんで聴こえるシーンに、まさにノックアウト寸前でした。そのホールトーンの響きまでもが断然素晴らしく、音楽をより音楽らしく聴かせるところは、「さすがB&Wだぁ〜!」と、感動せずにおれない現実性があったのです。 しかし、この新製品802 Diamondは将来的にいずれ導入しようと意気込んではいるのですが、現在のところB&Wでも旧型の802Nでしばらく我慢しょうと決断し、今であれば4348と802Nの交換については、幸い負債なしで手に入れることが出来たのです。 そこでアンプも高性能で安心できる、B&Wと抜群に相性のよいAccuphaseに変更し決断したのです。 それも、今年の夏に管理人Kさんのクリニックを受けてからというもの、その音質により磨きがかかり、一段と滑らかで低域感もよく締まり、透明感も増し繊細でニュートラル基調に変調してくれたことが何よりでした。音に芯と力感があり、腰の座った切れのいい低域感はよく締まり、S/Nも高まりをみせ、繊細で透明感、質感が伴った音質に変化してくれたのです。その音像はステージがより奥に広がりを見せ、そのままスピード感が増して飛び出してくる再現性には、驚きを隠せないものでした。 アコースティック楽器の音がよりリアルに、そして目の前に再現されていくこの素晴らし表現力には格別の思いで聴き入っていたのです。 そのことで一瞬気分がすぅ〜と楽になり、まさに心酔わされるようでした。管理人KさんはB&Wであればアンプはゴールドムンドがベストマッチングとアドバイスを受けたのですが、Accuphaseにおいてもなかなかどうして802Nを楽々と駆動してくれるのには惚れ惚れするくらいの能力を有していると勇気づけられるのです。 この強力な引き締まり感の躍動するジャズのスイング感に魅了され続ける毎日です。 最後に管理人Kさんも言っておられたのですが、「JBL4348+Mclntoshにおいてある程度まで追い込めたとは思いますが、Accuphase とB&Wチューニングのレベルまで、その引き締まりは無理だったでしょうね!」ということでした。 また「4344、4348の緩い低域感(これはキャビネットの小ささとバスレフコントロールに決定的な問題があります)を引き締めるにはゴールドムンドクラスのアンプが必要です。いずれにしてもRANZANさんの本来求める音傾向はB&Wであったという事なのかもしれませんね!」と、いうことでした。 要は、JBL4348では到底、今のような良質な再現性の期待は出来ないということでした。 現在は、802Nautilusですが、この音を聴くと将来的にいって、やはり 802 Diamond であろうと思うのです。が、それでも歴代の800シリーズの中では、「この初代Nautilusがジャズの骨太で荒々しく、ダイナミックな再現性に長ける唯一のスピーカー!」であると、管理人kさんから力強く宣言して頂いたこともあり、クリニック時に後押しされるように一言 「長く大切に使ってください!!」と、釘を刺されたような、地元関西TV放送の「隣の人間国宝さん」じゃないですが ”有りがたぁ〜い!!” お言葉でした。 「よかった〜これだ!この音だ!」これが長年目指していた「これこそ好みの音だ!」と、今に至って気づいたのです。 それはジャズの王道として、理想だと思い続け脳裏で描いて導入したJBL4344MK?→4348、Mclntosh MC500→MC602、C40→C46へと辿ってきた道のりは、苦い経験でもあったのです。ようやくこの音に到達するまで、かなり時間もかかり遠回りをしてきた感は否めないですが、今は「ほっと!」安堵しているところです。 |
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