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投稿者 スレッド
よんまる
投稿日時: 2015/6/29 23:32
半人前
登録日: 2009/8/31
居住地:
投稿: 38
ソニーがアナログケーブルの販売を終了
 ソニーがラインケーブル等のアナログケーブルや光ケーブルの販売を終了するという情報が入ってきました。

 この「アコースティックリバイブ掲示板」において、話題にすることは気が引けましたので、ソニーのケーブルについてはこれまで書いたことがなかったのですが、今後入手が極めて困難になると思われるので今回書かせていただきます。

 ソニーのラインケーブル、RK-CシリーズやRK-Gシリーズはその低価格にかかわらず非常に高音質です。多くの電気店で売られている安価な製品だけに比較試聴記などは少ないのですが、いくつかは存在しており、殆どは高評価であり、これを上回る音質の既製品ケーブルがあったとする信頼できる報告は見つかりません。

 私は以前にネット上のケーブル比較試聴記、オーディオ雑誌の記事、自らの比較試聴(数は余り多くありませんが)を総合し、ソニーのラインケーブルが既製品のケーブルのうち最も高音質である
可能性がある旨、ブログの記事にしました。(ただし、現行のPC-tripleCを使用した製品についてはカバーしていません)システム紹介17 ラインケーブル RK-C305

 もちろん、システムや聞く人間が異なれば評価が変わることもあるので、ソニーのラインケーブルよりもアコースティックリバイブが良いという場合もあるでしょうが、この機会にソニー製ラインケーブルを試していただきたいと願います。
ユーハル
投稿日時: 2015/7/4 23:20
長老
登録日: 2009/11/6
居住地: 愛知県
投稿: 223
Re: ソニーがアナログケーブルの販売を終了
よんまるさん

初めまして、ユーハルと申します。

投稿拝見させていただき、大変興味が湧き早速RK-C310を購入して試してみました。
比較しましたケーブルは、RCA-1.0PAとRCA-1.0tripleC-FMです。

RK-C310は、RCA-1.0PAより高域が綺麗に伸びていて、余韻や響きが良いように感じました。(私もよんまるさんと同じ印象です)
この部分につきましては、RCA-1.0tripleC-FMと比較するとほぼ同じレベルかと思います。
確かにRK-C310は、自然で癖の無い良く出来たケーブルかと思います。

ですが、RK-C310はただ綺麗に音が鳴っているだけの印象です、すみません。
音の密度が薄く、解像度、音の分離や定位が随分と悪いです。
音が薄く広がってしまっていて、音像がぼやけてしまいます。
RCA-1.0tripleC-FMのクッキリと浮かび上がる音像とは比べ物になりません。
密度が薄いので、躍動感や迫力がやはり出ないです。

ラジカセ、ミニコン、テレビなど音像、定位、奥行きなど関係無い装置での使用でしたら、言われる通り癖の無い自然な音で非常に高音質と言えるケーブルかと思いました。
ですが、そこそこのレベルで聞かれている方のオーディオ用としては疑問に感じました。

安価なケーブルで満足できれば、そんなに良い事はないと飛びついた話でしたが、残念ながら同じ感想にはなりませんでした。

今後とも宜しくお願い致します。
管理人K
投稿日時: 2015/8/17 2:43
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1909
Re: ソニーがアナログケーブルの販売を終了
よんまるさん、ユーハルさん、皆様、こんばんは。

よんまるさんのご投稿を参考に私もRK-C305とRK-C310を購入してみました。

















よんまるさんのご意見、ご投稿には非常に的確な部分が多いので、今回、RK-C305と弊社ラインケーブルの徹底比較試聴を行ってみました。
本来、メーカーとして他社製品との比較試聴などを公開するべきではないと思いますが、相手が天下のソニーさんで生産完了が決まったものでもありますのでお許し頂ければと思います。
また、今回のよんまるさんのご投稿は個人的に非常に興味を惹かれた面があります。
実際にシンプルな構造なケーブルが高級ケーブルを凌駕してしまうことは多々ありまして、まして弊社のケーブルとの比較においてもRK-C305が凌駕してしまうのであれば、実際に確認した上で対策を練らなければならないという危機的な意識もありました。
ですのでこれから報告します内容はケーブルメーカーとしての威信をかけて真剣に試聴したものとなりますことをご理解下さい。


















RK-C305の外観です。
どう見ても機材に付属してる赤白ケーブルにしか見えません。


















比較しましたのは左からRK-C305、弊社RCA-1.0PA、LINE-1.0R-TripleC-FM、RCA-1.0TripleC-FMになります。


















試聴ソフトは左上からドラムソロ、ギターとウッドベースをバックに歌う女性ヴォーカル、教会でのアカペラコーラス、ホールでのオーケストラになります。


















まずは弊社RCA-1.0PAから試聴しました。
いつもの聴き馴染みのある音質です。


















次にRK-C305を試聴してみました。
ドラムソロは極めて真っ当なバランスで再生され驚きます。
RCA-1.0PAと比べますと幾分音像密度が薄くバスドラムのアタックが軽く感じますが、シンバルやハイハットがシャンシャンと綺麗に響いている感じがします。
但しスネアやタムなどの配置は幾分不明瞭になり、各パーツのアタックやパーツ間にある空間みたいなものは見え難くなります。
女性ヴォーカルも出だしのギターは綺麗な響きに感じますが、ウッドベースのディティールは甘く最低域に延びません。そしてリッキー・リー・ジョーンズの声は張り上げた瞬間にピークを感じます。
このピークはアカペラコーラスで更に顕著に現れて、高音部のコーラスの子音が強調され耳障りとなります。
どうもRK-C305は1〜2khzあたりの帯域に盛り上がりがあると思われ、これが一聴した際に綺麗な高域と感じる要素であるように思います。
オーケストラも平面的で高弦が僅かに荒れてしまい、オーケストラの奥行や楽器の配置、前後関係などの定位が見え難くなってしまいました。
定位や空間が見え難くなるのはこのRK-C305がノンシールド構造故にノイズが混入してしまうのと撚り線構造の迷走電流による付帯音でマスキングされてしまうためだと思われます。
しかし、これらの評価は厳密に比較試聴した結果であって、RK-C305の価格(1組1000円以下です)を考えれば非常にバランスの良いケーブルであることは間違いありませんし、このRK-C305よりも明らかに劣るケーブルは数十万超のものでも無数に存在します。
最近はオーディオ機器を買ってもケーブルが付属していない場合も少なくありませんので、最初に導入するケーブルはぜひこのRK-C305を選ばれると無駄なケーブル選びの苦しみに陥ることも避けられるのではないかと思います。


















参考までに弊社の現行製品も試聴してみました。
まずは廉価版のLINE-1.0R-TripleC-FMです。
一聴して感じるのは圧倒的なS/N比の高さと左右チャンネルセパレーションの広さです。
これは弊社の旧製品RCA-1.0PAをも確実に超えています。
やはり絶縁材のテフロンとファインメットビーズの採用は確実に進化をもたらしているようです。
ドラムは目前で叩いているかのようなリアリティとなり、女性ヴォーカルは明瞭且つ立体的に定位し、アカペラコーラスやオーケストラは教会やホールの奥の奥まで倍音が響き渡るのが聴き取れるようになります。
質感も高く、周波数特性は極めてフラットでありピークは微塵も感じられません。

















最後にRCA-1.0TripleC-FMを試聴しました。
LINE-1.0R-TripleC-FMで十分であると感じられた音質でしたが、まだまだ先があるのだと痛感させられます。
ドラムは更に細部が克明に見えるようになり、ドラマーのスティックさばきやバスドアラムやスネア、タムの革の張りや革の種類まで判るかのようです。
女性ヴォーカルもまるで高級なギターに変わったかのように響きが改善され、ベースも胴鳴りや弦の微妙な共振音などが克明に聴こえて絶大なリアリティとなり、ヴォーカルも口元が見えるような実在感です。
アカペラコーラスも更に人口臭さがなくなり、曲が始まる前の会場の空調ノイズまで克明に聴こえるようになり、コーラス隊が上下と前後で段々に配置していることまで感じられるようになりました。
オーケストラも金管楽器の響きがより輝かしく、弦楽器は滑らか且つ艷やかになり奏者の微妙な動きまで見えるようになります。

以上がRK-C305と弊社RCAラインケーブルとの比較試聴の報告になります。
結果的に弊社ケーブルを自画自賛するような報告となってしまいましたが、私自身の感性、感覚による厳密な比較試聴の末の結果とご理解頂ければ幸いです。
尚、比較は拙宅の標準的なシステムから高額システムまで3種類のシステムにて行いました。
また、比較に当たっての音量は原寸大に近い適正音量にて行ったこともお伝えしておきます。
常識外の大音量や極端に小音量の再生では正しい判断基準は絶対に得られませんし、判断を誤る危険性が非常に高いです。
また、オーディオにおける判断基準はあくまでも生の質感を体験されなければ絶対に得ることは出来ません。
出来る限り実際の生演奏を体験されてオーディオの判断能力を高めて頂くことをお薦め致します。

よんまるさん、このような結果となりましたが、どうぞお気を悪くされぬようお願い致します。
よんまるさんのご投稿により私自身も改めて弊社ケーブルの傾向などを再確認させて頂くことが出来て感謝しております。
また、弊社ラインケーブルは確実に進化しております。
まずは廉価版のLINE-1.0R-TripleC-FMの無料貸出をご利用頂き、実際にRK-C305との比較試聴をもう一度して頂くことをお薦めさせて頂きます。

今後も宜しくお願い致します。
にゃんた
投稿日時: 2015/8/17 21:31
一人前
登録日: 2015/1/21
居住地:
投稿: 123
Re: ソニーがアナログケーブルの販売を終了
こんばんは、はじめまして。
とても共感のできる話題でしたので
是非、参加させてください。

私はよんまるさんのようにたくさんの製品を聴いたこともなく、知識も浅いため抽象的な表現となってしまうことをお許しください。

私は機材の違いを実感することがとても好きです。
余談となりますが、ゴルフも好きです。
プレーすることよりも道具の違いを確かめるのが大好きです。ゴルフクラブは大まかに言うとヘッド、シャフト、グリップで構成されますが、シャフトが一番重要で、その違いを確かめるのがとても面白いです。そのため同じヘッドでシャフト違いのクラブを何本か揃えて打ち比べるのが一番楽しいです。

同じように、オーディオでいうと同じ機材でケーブルやアクセサリーを変えて変化を楽しむのも大好きです。

アコリバ製品に一貫するコンセプトは なにも足さない、なにも引かない があります。

私の試聴ケーブルは30セットにも満たないので、浅い経験ですが、なんとなく感じたのは どのケーブルも なにかを足したり、なにかがなくなっていたりする気がしました。この何かを足すのが各メーカーの個性であり、その個性が自分の感性にマッチしていればこれ以上のことはないと思います。

信号系、電源系、アクセサリー系とそれぞれ自分の感性にマッチしたものを選んだのに出てきた音が違うということもありました。良さが相乗効果ではなく、相殺されることがありました。

そんなときはもう自分のオーディオから出る音がわからなくなり、粗の上塗りをして迷路に入ってしまうことがあります。そんな時に今回のテーマとなっているソニーのケーブルを使っています。もっというとスピーカーケーブルも付属の赤白ケーブルをつかったりします。 設計時に意図したかは別にして コストを抑えるために なにも足せない なにも引けない ケーブルができたのかもしれません。厳密にいえば違いはあるのですが、すっきりとしたナチュラルな音になります。この音を聴いて、自分の好みになにが必要なのかを確認しています。

そんな短い経験ですが、アコリバケーブルに出会って驚きました。特に感じるのは単品でも充分感じるのですが、顕著なのは複合された時です。輪郭がはっきりして、SNがあがり、広がりや定位がどんどんよくなり、ボーカルや楽器が実在感がでてきたり、聴こえなかった音が聴こえてきます。アコリバのどんな製品でも良いのですが、この音が好きと感じた方にはアコリバ製品の相乗効果がどんどん体感できると思います。

本筋から離れてしまいましたが、とても楽しい話題でしたのでつい参加させて頂きました。今後ともよろしくお願いいたします。
ケミ
投稿日時: 2015/8/20 10:07
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
Re: ソニーがアナログケーブルの販売を終了
よんまるさん,みなさん,こんにちは。私もソニー製ラインケーブルを試してみました。

メインのシステムではRCAケーブルが使用できませんので次のようなAVシステムで,ソフトにはユーハルさんの高域が綺麗であるということをふまえてRickie Lee JonesのPop PopとFauréのRequiemを用いました。




リファレンスは常設しているRCA-1.0PAです。AVシステムですのでDSIXによってデジタルアウトした音も参考にしました。この時点ではアナログ<デジタルです。理由はリアスピーカーにも振り分けられてしまうため,より立体感が増すためと思います。

さて,RK-C310ですが,みなさんと同様に我がシステムでも想像以上にバランスよく再生されました。しかし,音がつぶれてしまっていて,低音楽器の支えが弱くなるとともに,音像の立体感が減少します。高域も伸びているというよりも違う成分が音にのっているように思います。したがって,私には耳障りに聞こえます。ここでデジタルアウトに切り替えてみると,違いがより顕著に確認できました(よんまるさんの感想に異を唱えるようですみませんが,正直に記させてもらいました)。

次に,PC-TripleC+FMの2製品を試してみました。まず定位がよくなり,音像が明確になります。音場が大きくなり,2chなのに音楽で包み込まれます。音楽も厚く,やわらかになるのに,しっかりとした芯が生じます。そして,うるさく聞こえません。何よりも,脳が喜びを感じ,顔がにやけてしまいます。



特筆すべきは普及版のポテンシャルの高さです。シールドやプラグではかなわないRCA-1.0PAよりも音楽表現に魅力を感じます(私をはじめPCOCC-A線材を購入された方すみません)。

私もPCOCC-A版とPC-TripleC版に聴き比べがしたくて以前よりケーブルをお借りしてあったのですが,この度よんまるさんにより切っ掛けをいただき,実行することができました。ありがとうございました。

今回の比較試聴から感じたことは,やはり線材はたいへん重要であり,シールドやプラグ等の影響もしっかりと理解した上でのケーブル作りが必要であるということです。

よんまるさんが紹介された廉価ケーブルではもちろん制約は大きいで仕方あるませんが,他社製品も含めた高額ケーブル比較試聴会では定位がめちゃくちゃな製品もありました。

APLAS特約店が設けられ,貸し出しや相談の機会も増えたようなので,多くのみなさんに実際にアコリバ製品を体験していただきたいと思いました。

リモコン二刀流
投稿日時: 2015/8/20 19:03
長老
登録日: 2015/5/19
居住地:
投稿: 348
Re: ソニーがアナログケーブルの販売を終了
こんにちは、リモコン二刀流です。

とても興味深い話題ですね。

思わず自分のケーブル在庫を引っかき回しました。
そしたら、ありました!!



学生の頃にミニミキサーとオーディオインターフェースを繋ぐために購入し、オーディオ用には使うことはなかった2mのソニーケーブルです。
おそらくこれですよね?

RCAのアコリバケーブルは持っていないのですが、
本スレッドがケーブルの構造などにも及んでいますので、
参加させて下さい。

ソニーケーブル以外で持ち合わせているのは、2種類です。
本件はデリケートな問題であるので、いつもイニシャルでメーカー名を記載しますが、ケーブルの仕様を持って説明とさせてもらいます。

【ケーブルA】 ※発売時期90年代初頭  8000円くらい
・OFC 特別なアニール処理
・2芯シールド
・切削加工の金メッキプラグ

【ケーブルB】 ※2014年 12000円くらい
・高純度無酸素銅(4N相当) メーカー独自のチューンナップ版
・1芯シールド
・絶縁体 ポリエチレン
・真鍮のプラグ コレクトチャック式 ロジウムメッキ


まずソニーケーブルを聴いてみます。

高域が煌びやかです。ちょっと耳障りです。
中低域(低域よりもやや上 中域のちょい下)が盛り上がっています。
中音域と最低域がスカスカです。そのため楽器音が嘘っぽいです。
刺激的な味付けでまとめられており、全体的に派手な音だと思いました。

次にケーブルAを聴いてみました。
音の説得力が格段に向上しました。
特に中域と低域にエネルギーが宿り、豊潤な音になりました。
高域のギラ付きがなくなり私にとってはナチュラルで好みです。

そして、最後はケーブルBです。
帯域が上にも下にも広がりました。
特に高域が自然に伸びて空気感が向上しています。
空間表現が良くなって、平面的な音場が立体感豊かになりました。
音のフォーカスが格段に合うようになって、音像がクッキリと見えます。
スピード感や余韻もキレイになりました。
ちゃんと楽器が鳴っているように聞こえます。
ここまでくるとオーディオをやっている幸せを感じますね。


AとBの差は、音のフォーカス感が改善したことです。
それと連動して他の要素も良くなっていったと思います。

それは、絶縁体がPEになり、シールド性能やプラグのコレクトチャック化を含め、振動対策・ノイズ対策のレベルが上がっているからでしょう。

ソニーのケーブルは、残念ながら良い部分が見つかりませんでした。
価格相応、音が鳴ってくれるだけありがたいと思います。
特に中音域と低域の減衰は音楽にとって致命的な効果だと感じます。
高域の煌びやかな感じは、ノイズの飛び込みによる歪みかも?

以上、検証しながらアコリバRCAケーブルへの興味がますます高まったリモコン二刀流でありました(笑い)
よんまる
投稿日時: 2015/8/24 23:33
半人前
登録日: 2009/8/31
居住地:
投稿: 38
Re: ソニーがアナログケーブルの販売を終了
管理人Kさん、ユーハルさん、ケミさん、リモコン二刀流さん、にゃんたさん、レスありがとうございます。

これほど多くのレスがいただけるとは意外でした。ソニーのRKシリーズはどこにでも売っていた(まもなく入手困難となりますが)安価な製品だけに、ピュアオーディオ用として比較試聴した記述は数が余りありません。皆様に投稿いただいた試聴記は貴重なものであります。
 とくに管理人Kさん、一個人の感想に対して真摯に対応してくださいましてほんとうにありがとうございます。このようなメーカーは相当珍しいとおもいますが、だからこそ、数々の優れた製品群を生み出しているのだろうと思います。

 みなさんの試聴機を拝見しますと、RK-C305は定位に難がある用に書かれています。私としては定位が悪いという印象は持ちませんでしたが、皆様と比べて軽視しているのかもしれません。今後は注意して聞いてみます。そのほか、RK-CシリーズはLRのケーブルがくっついているためにその分だけ左右のセパレーションが悪くなっているはずなのでこちらについても今度確認してみます。

 子音がきつい、高音が耳障りな出音ということについて、私も以前悩まされていました。たしかにケーブルをソニーからモガミなどに変更すると幾分症状は緩和されるものの音楽の大事なところがそぎ落とされてしまうのでケーブルはソニーのままとし、最終的には主としてPC本体や光ドライブの防振を進めることにより解消していきました。その際に大きな効果を発揮したのがアコースティックリバイブのオーディオボードRAF-48でした。

 PC-TripleCを用いた製品については従来品よりも進化しているとのことですので、いずれは貸し出し試聴をお願いしたいと考えていますが、現在はなかなかゆっくり比較試聴できる時間が取れないのと、他にやっている最中の探求もあるので、もうしばらく後になります。

 では皆様、引き続きよろしくお願いいたします。
よんまる
投稿日時: 2016/6/19 11:53
半人前
登録日: 2009/8/31
居住地:
投稿: 38
Re: ソニーがアナログケーブルの販売を終了
 少し前ですが、ソニー製ラインケーブルRK-C305のLR分離を実施しました。


ブログに試聴結果をアップしています。
http://cookietk.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/lr-e2bd.html

 分離前よりも確かに広がりが感じられるようになりました。これまでの私のケーブル比較試聴ではチャンネルセパレーションをあまり重要視して聞いていなかったようです。今回、ケーブルの分離をやってみてその重要性が確認できました。
管理人K
投稿日時: 2016/6/19 23:28
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1909
Re: ソニーがアナログケーブルの販売を終了
よんまるさん、こんばんは。

ご報告誠にありがとうございます。

LR分離でチャンネルセパレーションが向上したのは、左右ケーブル同志の干渉がなくなったためではないでしょうか?

一つ気になるのですが、ポリエステル樹脂のセメダインラピーテープを巻くのは何か意味があるのでしょうか?

ポリエステル樹脂は比誘電率が2.8〜8.1になります。
このセメダインラピーテープがどの程度の比誘電率なのかは判りませんが、仮に8.1もの比誘電率だった場合は、元々のSONYのケーブルのシースはおそらくPVC(塩ビ)で比誘電率5.6程度と思われるため、ケーブル自体の比誘電率をわざわざ悪化させてしまう可能性もあります。

比誘電率の値が高いと電気の流れを妨げる力が働いてしまうため、一度このセメダインラピーテープなしでの音質を確認されてみてはいかがでしょうか?
よんまる
投稿日時: 2016/8/13 10:44
半人前
登録日: 2009/8/31
居住地:
投稿: 38
Re: ソニーがアナログケーブルの販売を終了
K様 アドバイス有難うございます。

セメダインラピーはもともと他の方の猿真似でつけてみたものですが、特定の効果を狙ったものではありませんでした。

ずっと以前に(ケーブル左右は密着したままで)巻いてみたときは、ほとんど違いが分からず、ちょっとだけ音色がちがうのかなあというくらいの印象でした。弊害は感じられなかったためセメダインラピーをまきつけたまま使用していました。

今回、ケーブルを左右引き裂いた状態で、再度、有り無しを試して見ました。

セメダインラピーをはがして音楽を再生してみると、ほとんど違いは感じられませんでした。ただし、違いはすくないのですが、楽器の音色が余計な雑音にが重なっているようにもうひとつはっきりせず、わずかに違和感が感じられました(言葉で書くほど大げさではありません)。

再びセメダインラピーをつけて見ると、やはりほとんど同じ音ですが、楽器の音色に違和感がなくなりました。

私においてはセメダインラピー銀をつけていたほうが良好のようです。
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