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投稿者 | スレッド |
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marron | 投稿日時: 2025/4/19 22:18 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2023/4/26 居住地: 投稿: 648 |
「正常進化」が誤解されがちな兆候 Re: オーディオの判断基準につきまして 皆さん、こんばんは。marronです。
先日、「本質」と「好み」というサブテーマで、自分の思いを投稿しました。 ただ、管理人Kさんのスレッドということもあって、つい力が入ってしまい…… 気持ちが先走ってしまって、少し伝わりにくかったかもしれません(笑)。 そこで今回は、アコリバ製品を導入したことで音が「正常進化」したにもかかわらず、思わず“あれっ?”と感じてしまうこともあるかもしれない…… そんな「誤解されかちな兆候」ついて、私なりの視点で整理してみたいと思います。 アコリバ製品のファンの皆さんには共感していただけたら嬉しいですし、まだその魅力に触れたことのない方には、「なるほど、そういうことだったのか」と感じていただけたら幸いです。 ◾️「正常進化」が誤解されがちな兆候と、その対処法 (1)迫力が減ったように感じるとき ーー ノイズが減ったことで、中低域の「付帯音」が削ぎ落とされ、本来の音だけが残った結果かもしれません。 → その分、アンプの駆動力や電源環境など、本質的な要素を見直すと、効果的なことがあります。 (2)高域の「艶」がなくなったように感じるとき ーー 高域にクセのあるケーブルから、自然な音へと進化したことで、印象が変わったのかもしれません。 → 他の部分も整えていくうちに、楽器本来の美しさが浮かび上がってくることがあります。 (3)もやっとした印象になるとき ーー 帯域バランスがフラットになったことで、音が抑制されたように感じることがあります。 → 少しボリュームを上げてみると、印象がガラッと変わると思います。 (4)音がぼやけたように感じるとき ーー 情報量が増え、それまで聞こえていなかった音が浮かび上がることで、密度が増し、一時的に混濁したように感じるのかもしれません。 → スピーカーや機材のセッティングを丁寧に見直してみると、フォーカスがあって“ぐっと”立体感が増すことがあります。 (5)高域の「儚い美しさ」が失われたように思えるとき ーー ノイズが減り、情報量が増えてリアルな質感に近づいた結果、これまで感じていた「演出的な美しさ」が影をひそめたように思えることがあります。 → でももし、中低域〜中域〜高域へのつながりが自然で、全体のバランスが良ければ、それはむしろ「本来の音」に近づいた証なのかもしれません。 私自身、特にこの(5)の点にとても興味を持っています。 これは先日の「好み」と「本質」というサブテーマとも、深くつながっている気がしています。 たとえば、“シンバル”の音。 これをオーディオで“ゾクッ”とするようなリアルさで再現しようと思うと、単に高域の情報量が必要なだけでなく、中域から高域にかけての広いレンジで、“空気を一気に震わせるような”響きの豊かさやエネルギーが必要だと感じています。 そうなると、スピーカーの帯域のつながりの良さや、余裕のあるアンプの駆動力、さらにはケーブルを含めたシステム全体の完成度が問われてくるのだと思います。 なかなかハードルは高いものの、今、私の小さなブックシェルフスピーカーでも、アコリバ製品の力を借りながら、それに近づいてきている実感があります。 「ノイズレス」で「フラットな帯域バランス」、そして「高い伝送効率」…それらを高次元で実現しているアコリバ製品だからこそ体験できる、洗練された音の進化があるのだと思います。 これからアコリバ製品を試してみようかなという方のヒントになれば嬉しいですし、すでに愛用されている方のご意見やご感想も、ぜひお聞かせいただけたら嬉しいです。 どうぞよろしくお願いいたします。 |
marron | 投稿日時: 2025/4/26 22:41 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2023/4/26 居住地: 投稿: 648 |
「美しさ」と「迫力」 Re: オーディオの判断基準につきまして 皆さん、こんばんは。marronです。
管理人Kさんが提示してくださった「オーディオの判断基準」というテーマについて色々と考えてきましたが、もしかしたら、もっと単純なところに答えがあるのかもしれない…… 今回は、そんなエピソードをご紹介したいと思います。 ◾お気に入りのアルバムで気づいたこと 私のお気に入りのジャズ・アルバムのひとつに、こんな作品があります。 THE HOUSE OF BLUE LIGHTS / Eddie Costa(1959年) ヴィブラフォン奏者でもあるエディ・コスタがここではピアノを弾いています。彼の低音は強烈で、“不協和音”を巧みに取り入れたサウンドはとても重厚です。しかし、それでいて、非常に美しく歌っている……そんな印象のアルバムです。 アコリバ製品を導入して音質が格段に向上した中で、久しぶりにこのアルバムを聴いてみると、これまで聴こえなかった美しいディテールが浮かび上がる一方で、そのインパクトが以前よりも穏やかになったように感じました。 具体的には、音質が格段にクリアになり、「美しさ」が際立ったのです。かつて“不協和音”と感じていた音の一部は、実はオーディオの付帯音だったのかもしれません(笑)。 そのため、相対的に「迫力」が後退したかのようにも感じたのだと思います。 ◾「迫力」と「美しさ」のバランス 今回改めて感じたのは…… 一部だけ超ハイクオリティなアコリバ製品を導入した場合、「迫力」と「美しさ」の“両方”が確実に向上しながらも、そのバランスが変わってくるのではないか、ということです。 つまり、時には「迫力」よりも「美しさ」が際立ち、また時には「美しさ」よりも「迫力」が際立つ――そんなふうに印象が変わることがあるのではないか、と想像しています。 オーディオファンの中には、「美しさ」よりも「迫力」を重視する方もいますから…… そのような方がアコリバ製品を一部だけ導入した場合、もしかしたら、実際は、よりエネルギッシュになっているにもかかわらず、場合によっては「迫力が下がった」と錯覚することがあるかもしれませんね。 ◾ALL ACOUSTIC REVIVE の世界へ 私の音質向上の取組みは、まだ道半ばですが…… 将来、ラインケーブルとスピーカーケーブルを業務用からアコリバ製に交換することで、「迫力」をさらに引き出せるだろうと期待しています。 アコリバ製品を一部に導入しただけで、これだけ音楽が豊かになったのですから、 すべてをACOUSTIC REVIVE製品で統一できたなら…… 「迫力」と「美しさ」が驚くほど高い次元で調和した素晴らしい音になると、確信しています。 |
CableCar | 投稿日時: 2025/4/27 17:45 |
一人前 ![]() ![]() 登録日: 2022/6/3 居住地: 投稿: 141 |
Re: オーディオの判断基準につきまして marron様
こんにちは。CableCarです。 『ショパン : 夜想曲&小品集 ~ 1842年製プレイエルで聴く / 川口成彦』は持っていませんが、『エリック・サティ : ピアノ作品集 ~ 1871年製エラールで聴く』 を愛聴しています。 現代ピアノと音は違いますが、1871年製エラールの音が的確に録音されていると感じます。 1871年製エラールの生演奏は聴いたことはありませんが、演奏が現代ピアノより響きの少ない古楽器の特性を引き出すため、相当な工夫をされていると感じたからです。 現代ピアノで録音されたサティを聴くと、そこのところがよくわかります。 |
marron | 投稿日時: 2025/4/27 19:06 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2023/4/26 居住地: 投稿: 648 |
Re: オーディオの判断基準につきまして CableCarさん、こんばんは。コメントありがとうございます!
『エリック・サティ : ピアノ作品集 〜 1871年製エラールで聴く』、本当に素晴らしいですよね。 私自身、アコリバ・レーベルの中でも、手にすることが多いアルバムです。 私もエラールの生演奏を聴いたことはありませんが、おっしゃる通り、録音にはかなりの工夫が凝らされているのだと思います。 少し乾き気味でレスポンスの良い響きが、教会の空間にとてもよく合っていますね。 エリック・サティの他の演奏は、私はYouTubeでしか聴いたことがありませんが… 現代のピアノなら、ビヒシュタインの音色が比較的よく合うのではないかなぁ、と感じています。 “儚い美しさ”というか……。 |
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