皆様、Harryです。こんにちは。

アナログレコード及びSACDのアナログ出力のデジタル化にチャレンジしましたので、レポートします。

最近、高性能DACを導入しまして、SACD/CDプレーヤーの同軸デジタルをD/A変換して聴いていました。
20年近く前のSACDプレーヤーなので、トランスポートとして使用して、最新のDACでアップデートしようと思った次第です。

かなりの音質向上ができたのですが、CDはDSDに比べるとやはり薄味なので、DACがDoPを処理できるので、DSDをデジタル出力できないのか、あれこれ調べました。

しかしながら、同一メーカーのSACDプレーヤー/トランスポートとDACを専用の伝送方式で繋げないとDSDは処理できないことが分かりました。

そこで、ADコンバーターを導入してSACDのアナログ出力をデジタル化してDACに入力すれば、SACDの高音質化ができるのではないかと考えました。
合わせて、フォノアンプのアナログ出力をAD変換してDACに入力できればアナログレコード のデジタル化による高音質化ができるのではないかと考えました。

ただ、アナログレコード をアナログのまま処理するのではなく、わざわざ一度デジタル化して、またアナログ変換するのは、音質的にどうなんだろうと不安もありました。

そこでKさんに相談したところ、Kさんもアナログレコード のデジタル化をされていて、優秀なADコンバーターであれば、S/N比が向上し、位相が整うメリットがあり、音質的な劣化はさほどないのではと教えて下さいました。

折角、高性能DACを導入したのでSACDの音をDACに入れることが主目的で、アナログレコードのデジタル化の音質が余りよくなければ、アナログのままの処理に戻せばよいので、ADコンバーターを用いてアナログのデジタル化にチャレンジすることにしました。

市販のADコンバーターはプロフェッショナル用が基本で、端子もXLR接続が前提だったので、Kさんにお願いして、RCA-1.0TripleC/EXの片側をXLRに変更+貴陽石処理で制作していただしました。
（このようなユーザー要望に対応して下さるメーカーはアコリバだけです。ユーザーとして本当にありがたいです）

合わせて、デジタルとアナログの電源経路を分けるため、RTP-6Absoluteを追加購入+貴陽石処理、電源ケーブルはPower Referenceの2mを1m×2に加工したものを必要セット制作/RAS-14TripleC+貴陽石処理、AESデジタルケーブルやXLRケーブルをEXで制作+貴陽石処理、SACD経路に追加でTripleCケーブル制作+貴陽石処理していただくなど、アナログレコード の経路は全てEXで、SACDの経路は途中までTripleCでケーブルを制作していただき、機器の性能を最大限発揮できるようにしていただきました。

まだ、エージング前ですが所感をレポートしますと、まずSACDの音は、SACDプレーヤーからプリメインアンプに接続に比べ、また同軸デジタルの音に比べ、音の太さや艶、響き、空間性、定位など大きく向上しました。
最新のDACとTripleCケーブルの恩恵です。DACは入力信号に対して最大2048倍にオーバーサンプリングすると書かれていたので、その効果で非常にアナログライクになっているのかもしれません。

また、アナログレコード の音ですが、クロックジェネレーターも一緒に導入したことから位相ノイズも大きく低減し、デジタル化と相まって、位相が整ったことにより、音の甘さが改善したというか、音が筋肉質になった印象です。
192kHz-24bitでのAD変換処理+DACでの最大2048倍のオーバーサンプリングにより、アナログの音はそのままに、S/N比が大きく向上し、非常にクリアな音の性質も合わせ持つようになりました。また、音の定位や分離、静寂性、ダイナミックレンジが向上し、とても幸いなことに非常によい、好みの音に変化しました。

アコリバTripleCケーブルのおかげでDACの性能が最大限引き出されたのだと理解しています。

高品位なDACをお待ちで、アコリバTripleCケーブルで固めることができましたら、アナログのデジタル化はかなりお薦めです。