これまで色々なアコリバ製品を使用してきましたが、今回は空き端子に挿入する、ショートピンSIP-8Q、IP-2Q、リアリティエンハンサーRES-XLR、RET-RCA、RET-XLRを使用しましたので、その感想を報告したいと思います。
　まず、SIP-8Q、IP-2Qは従来と比べ、クオーツで作られたQR-8と防振シートが追加されており、以前にQR-8を電源スイッチや電源ケーブルのコネクターに使用してその効果を実感していたので嬉しい限りです。
　差し込む時の使用感も、さすがアコリバ製品だけあって、アンプやCDトランスポート、DACの各端子にスコッと挿入できます。小気味よいです。
　早速各オーディオ機器に電源を入れて試聴してみると、音が出た途端音楽の洪水がどっとSPから溢れ出てきました。
まるで完熟のオレンジなどの柑橘類を輪切りにして手で搾ったかのように、ジュワーッと果汁がみずみずしくほとばしるかのようです。
　ノイズ感はかなり少なくなり、埋もれていた音が浮き上がるだけでなく、これまで出ていなかった新しい音が創造されているかのようです。
　とても整った、お行儀のよい音質ではありますが、音の勢いがそがれることもなく、礼儀正しい好感の持てる音質だと思います。
　ボーカルや楽器の位置関係がより整然と明瞭になったと表現したらいいのでしょうか。
　この贅沢な音楽体験は、例えれば、綾瀬はるかと結婚して、川口春奈、福原遥、石原さとみ、吉高由里子（敬称略）を側室にしたような夢物語ですねー。（笑）
　音楽が奏でている間だけですが、これらの幸せな時間に浸れるとても良い作品をアコリバさんは作っていただいたのだと思いました。