長年の懸案であったリアスピーカー用のスタンドにYSS-110HQを導入しました。
メインスピーカーにはRST-64、センタースピーカーにはアコリバ製特注スタンド（旧型）を使用しているので、これで全てのスピーカーの足元がアコリバ製品となりました。

これまでは、リア用のスピーカースタンドの設置スペースがなかったため、一応オーディオ用と言われる突っ張りポールを使用していました。
当初は当面の間の仮設のつもりだったのですが、スタンド設置の支障となっていた家具の移設場所が確保できない（家族の了解が得られない）まま、長い年月が経過してしまいました。
この度やっとのことで家具の移設場所を確保でき、スタンドを設置できることになりました。

突っ張りポールは床と天井の両方の振動の影響を受けますし、支障となっていた家具もかなり厄介な振動源でした。
このため、どうしても音が膨らんでしまうのですが、これに対応していたのが、定在波対策用に導入した他社性の吸音系ルームアコースティック製品です。
しかし、アコリバ製品の導入や、QR-8、フォックによる振動対策により音が引き締まってくると、特に2ch再生において吸音過多が気になるようになってきました。

そこで、YSS-110HQの導入を機に、家具、突っ張りポールとともに、この吸音系ルームアコースティック製品も部屋から撤去しました。
これで万事解決ということになってくれれば良かったのですが、環境が大きく変わったことにより音が氾濫し、ひどい音になってしまいました。
RWL-3を導入すれば良いのかもしれませんが、設置スペースや資金的な問題もありなかなかそうもいきません。

とりあえず、床側の四隅は、たまたま家に4個あったジャムの空き瓶とQR-8、フォックで対策し、天井側四隅に貼ってあったQR-8の位置を変更。メインスピーカー、センタースピーカーの位置も調整しました。
その他にも細かい調整・対策を行い、何とかまともな音が出るようになりました。

YSS-110HQを突っ張りポールと比べるのもどうかとは思いますが、導入によりリアの音がキレや解像度が格段に向上しました。また表面仕上げもセンター用の特注スタンドと遜色がなく見栄えも良くなりました。

2ch、5.1chの音については、もう少し調整が必要ですが、吸音による乾いた音、キツイ音から、勢いが増して余韻のある音になりました。