JBL 4309を購入しましたが、JBLより専用スタンドが販売されていないため、汎用スタンドを専門誌の評価などを参考にネットで色々と探しましたが、最近の横幅が狭く奥行が長いスピーカー用のデザインの物ばかりで、横幅が広く奥行が短い昔風のデザインのJBL 4309に合うものは見つかりませんでした。
特注可能な物を調べてみるとAcoustic Reviveと他１社が対応可能で雑誌の評価も高かったので連絡を取りましたが、特注の対応範囲が広くかつ石黒さんの親身な対応に信頼感・安心感があったので、RSS-600の購入を決めました。
具体的な特注箇所は、スタンド天板をスピーカー底面より狭い設置面のサイズに合わせ、スタンド底板はスピーカー底面より一回り大きくし、スタンド長も10?短くしました。
特注スタンドの納期が２ケ月ほどかかりましたが、その間標準スタンドを貸して頂けたのも助かりました。
スピーカーの到着が貸し出しスタンドより早かったので、当初はJBL 4309の前に使用していた"Q Acoustics Concept 20-J"の専用スタンドを転用しました。
しかしながら、スタンド天板サイズがJBL 4309には小さすぎたためか、音に若干安定感が無いように感じ、音域バランスも低域寄りになりました。
程無く標準スタンドが届きましたが、天板の横幅・奥行がJBL 4309に合わないので、スタンドを横向きに使用しました。
その結果、上から見ると楕円形になっているスタンド支柱の幅の広い面が前面を向き、ここにスピーカー下部から回り込んだ音が反射し、中低域がさらに強調される帯域バランスになりました。
ようやく特注スタンドが来たので入れ替えたところ、標準スタンドより一回り小さいため、JBL 4309とのサイズバランスも良く、支柱も本来の楕円形の幅の狭い方が前を向き、収まりが良くなりました。
また、このおかげで中低音の反射も気にならない程度に減少し、さらにスタンド天板がスピーカー底面より小さくなったため、スピーカーからスタンド方向に回り込む音の流れも自然になり、中低域がスッキリしました。
JBL 4309購入前に専門店数か所で視聴させて頂きましたが、設置環境やインシュレーターの有無・種類などでずいぶん音が変わるスピーカーとの印象があります。エージングがだいぶ進んで来たこととRSS-600のおかげで最も良い音で鳴っていたお店に迫って来たと思いますが、今後インシュレーター、スパイクやルームチューニング等も含めてさらに改善して行きたいと考えています。