メイン [00-03]音楽全般 インバル指揮:都響「マーラー交響曲第9番」の演奏会 | 投稿するにはまず登録を |
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ホワイトメタル | 投稿日時: 2014/3/18 21:01 |
長老 登録日: 2012/8/21 居住地: 群馬県前橋市 投稿: 372 |
インバル指揮:都響「マーラー交響曲第9番」の演奏会 管理人さん、皆様、こんばんは!
いつも大変お世話になっております。 管理人さん、先日はインバル指揮:都響のマーラー交響曲第9番の演奏会にご一緒させて頂き有難うございました。 最近、あちらこちらでこのコンビのマーラー演奏は、世界最高峰の演奏と絶賛されていましたので、是非ともその大評判の生演奏の真価を問いたい願望がピークに達しておりました。 どうしても最高傑作第9番か第10番を聴き、真価を問いたいとチャンスを窺っていた折、実演の機会に恵まれました。 会場はリニューアルした東京芸術劇場の2階席後方やや右側です。 以前感じた1階席の靄って音抜けの悪い感覚と違い、開演前の聴衆のざわつきも良好な音場と響きで、音のフォーカスはやや遠そうと感じましたが安心して聴く事が確信出来ました。 まぁ〜、正直いくら名指揮者でも所詮都響なのであまり期待しない方がいいだろうと心の中で呟いておりました。 演奏が始まりました。 あっ!違う、上位の日本のオーケストラとは出音が異なっておりました。 指揮者はエリアフ・インバル、世界屈指のマーラー指揮者がタクトを振り統率する事で、ここまで都響がドライヴされてしまうのかと身震いしてしまいました。 圧巻は第4楽章で、天上の如く美しい調べと静謐で神秘的な不安と安らぎが混在した旋律は聴衆をも飲み込んでしまい、私自身も呼吸を押し殺して全神経を集中して聴き入りました。 限りないピアニッシモで終演し、何とも言えない恍惚感と脱力感、全身の邪気が浄化されてしまった精神は頗る安定しておりました。 世界最高峰のマーラー演奏は少々大袈裟な評価で、日本最高峰のマーラー演奏が的確ではないかと思いましたが、インバル氏のカリスマ性は世界最高峰です。 さて、この様な感動を拙宅の中途半端なオーディオ装置と環境で再現するのは一筋縄ではいきません。 毎回コンサートへ行き感動を吸収してから帰宅し、自身の再生音にがっかりする事が多かったのですが、最近は何となくですが徐々に生音に近づいてきている感覚も少々味わえる様になりました。 いずれにしても、納得がいく再生音までは先が全く見えない程に遠い様に思います。 ゆっくりじっくりと諦めずに目標へ近づける様に努力していきたいと思っております。 それでは、失礼致します。 |
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