メイン [00-03]音楽全般 たかがロックンロール、されど・・・ | 投稿するにはまず登録を |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿者 | スレッド |
---|---|
zappa1993 | 投稿日時: 2013/6/13 1:23 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: たかがロックンロール、されど・・・ 管理人Kさん
皆さん こんばんは 私もベストヒットUSA世代ですので、管理人Kさんの考え方に近いものがあります。 産業ロックとはネガティブ表現ですが、当時彼らをその様な認識で聴いた記憶はありません。 この括りはMTVの登場と前後したROCKの変貌と音楽業界の移り変わりの中で、アルバムのトータルバランスよりシングルヒットに繋がる楽曲重視の姿勢をとるバンドが多くなり、キャッチーで耳当たりの良い楽曲をコンスタントに送り出したJourney等のバンドを指して用いられたように思います。 しかも、産業ロックと言う言葉は後からつけられたようなところがあり、TOTOで言えば「?」、Journeyで言えば「Frontiers」、Styxで言えば悪評高き「Mr. Roboto」辺りに生まれたのではないでしょうか。 これらのバンドは何れも、前作、前々作ともに良質のアルバムをリリースしていますが、その当時には産業ロックとは呼ばれていないはずです。 80年代前半には他に、Foreigner、REO Speedwagon、Boston、Kansasなど当時アメリカン・プログレと呼ばれたバンドも含め、洋楽に目覚めた中高生を虜にしたバンドが多くありました。 彼らに共通しているのは、兎に角楽曲が良かったと言うことです。 また決してヒット曲狙いの安易なバンドではなく、TOTOやJourneyを例に出すまでもなく、何れも実力のあるミュージシャンの集まりでした。 当時を振り返ってみますと、管理人Kさんが仰るQueenやEagles等の他にも、Kiss、Chicago、Police等のバンドと分け隔てなく聴いていましたし、Billy JoelやElton John、Stevie Wonder 等の実力派ミュージシャンと意識の上では何ら違いはなかったと思います。 私にはその後に登場したファッショナブルなバンド(Duran DuranやCulture Club等)の方がよっぽど商業的に見えますし、ロクに演奏も出来ないMTVのPVバンドには魅力を感じませんでした。 果たして、未だに聴き継がれるアルバムを制作したのは誰かと言われれば、産業ロックと言われているバンドの方で、その後にマスコミが作り上げたような人気バンドのアルバムではありません。 それは取りも直さず産業ロックと呼ばれるバンドのアルバムの完成度が高いことと、非常に息の長いバンドであることが挙げられます。 産業ロックとは確かにネガティブな意味で用いられることが多いですが、80年代初頭に優れたヒット曲をリリースした優秀なバンド群を表す適当な言葉が無く、自然とこの言葉が定着しただけで、必ずしも悪い意味で捉える必要はないような気もします。 ROCKも時代と共に存在意義やスタイルも変化し、反戦運動や人種問題等に対するメッセージ色も薄れ、アートとしての側面も希薄になって行きました。 ROCK史の中で産業ロックを見ると、この流れは必然的だったと思える部分もあり、70年代中頃までの精神に根差したROCKとは分けて考える必要があるかも知れません。 徐々に変化しながら拡散してきたROCKミュージックですが、ELPEAMANさんが仰るようにROCKの在り方、ミュージシャンの役割は70年代に一度崩壊したと見るのが正しいでしょうね。(産業ロックとは分けて) |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿するにはまず登録を | |