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   [00-03]音楽全般
     アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
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投稿者 スレッド
marron
投稿日時: 2025/6/27 20:39
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 715
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
皆さん、こんばんは。marronです。

今回ご紹介するアルバムは、若き女優がとてもムーディーに歌う、珠玉の一枚。

ティナ・ルイス / It’s Time for Tina(1957年)

後に有名女優となる彼女が、まだ無名だった頃に録音した、おそらく唯一のアルバムです。

冒頭から「Tonight Is The Night…」と、とてもハスキーで魅力的な歌声で始まるのですが……
アコリバ製品の効果で音質が向上したせいか、最近、4〜5曲目のサックスの音色にも、心惹かれるようになってきました。
豊潤で重厚なサックスが、彼女の儚い歌声とのコントラストを一層引き立て、とても美しく感じます。

ただ、「無名女優が歌うバックのサックスプレーヤー……」と、特に気にも留めていなかったのですが……

ジャケットの裏をよく見たら……なんとコールマン・ホーキンスの名前が!
とんでもない巨匠ではないですか。
ど、どういうこと?(笑)

ChocoIchi
投稿日時: 2025/7/3 13:08
一人前
登録日: 2024/7/19
居住地:
投稿: 89
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
marronさん、こんにちは。

アコリバさんよりお借りしているRR-777を使用しての感想をお知らせします。
製品が手元に届いた後、直ぐに設置しました。
設置位置は、180cmの高さで部屋の入り口付近としました。
中央に設置したかったのですが、設置するための難易度が高く、今はしていません。
設置する向きも気になるところですが、部屋に対して並行と垂直で比較しました。

設置して直ぐに変化に気付きましたが、ON/OFFの比較視聴はしませんでした。
ONの状態(壁に並行の向き)でしばらく視聴した後、OFFにしました。

ん〜、なるほど、これが効果なのかと感じました。

一番印象的であったことは、空間表現です。
音楽再生もさることながら、映画鑑賞での比較の方が大きな変化を感じました。
実在感が増しました。

映画鑑賞については、Apple TVでドルビーアトモスや空間オーディオを楽しんでいますが、部屋が一回り大きくなったような感じを受けました。
ちなみに、システム構成は、センタースピーカーを除いた6.1.2chです。

一方、音楽鑑賞についてですが、2チャンネル再生では空間表現の限界を感じていましたが(私のシステムでは)「エッ、結構いいじゃん」と思えるレベルに表現されるようになりました。例えるならば、楽器の位置がこれまでより広がったような感じを受けました。

それ以外では、チェロやバイオリンの音の響きや深みが増しました。
また、ボーカルの実在感がこれまで以上に出てきたことから、包み込まれているような感覚を、より味わえるようになりました。
私の好みにピッタリの変化でした。

少し誉め過ぎのように感じるかも知れませんが、私が保有している機材(特に2ch)は人間で言えば後期高齢者となっている機材です。CS-3Kを加えることで、満足度を増してはいますが、そろそろ限界に近いのかなと思っていました。しかし、RR-777を加えることで「まだまだいけるぞ」と言っているような感じを受け、嬉しくなりました。

それから、向きに関する件ですが、私の耳では並行と垂直による差は感じませんでした。
いまのままでも十分満足しています。
marron
投稿日時: 2025/7/3 20:07
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 715
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
ChocoIchiさん、皆さん、こんばんは。marronです。

RR-777 のご感想、ありがとうございます。
ChocoIchiさんと楽しくお話しするなかで、きっと気に入っていただけるのではないかと思ってご案内しましたが、「私の好みにピッタリ」とおっしゃっていただき、とても嬉しいです。

〉チェロやバイオリンの音の響きや深みが増しました。

本当にそうですね!チェロは、立体感のある再現ができるとグッと魅力が増しますね!
私の場合は、RR-777 がないと、ベタッと張り付くような平面的な音になる気がして、もはや24時間電源オンです(笑)。

また、ChocoIchiさんは機材を永くご愛用されているご様子で、とても素敵ですね。
RR-777 は、もし将来機材を追加されたとしても、さまざまな機材にしっかりと効果が発揮されると思います。

〉空間表現の限界を感じていましたが「エッ、結構いいじゃん」と思えるレベルに

そうですね。“空間表現”がオーディオの大きな魅力の一つだと思っています。
この「アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ」というスレッドで、昔のジャズボーカルばかり紹介しておりますが、この時代のアナログ録音は、シンプルに空気ごとまるごと録音されたアルバムが多く、アコリバ製品の導入とともに、“空間表現”がよりリアルに再現されるようになり、ますます夢中になっています。

これからも楽しくお話しできるのを楽しみにしていますね。どうぞよろしくお願いいたします。

ChocoIchi
投稿日時: 2025/7/3 22:03
一人前
登録日: 2024/7/19
居住地:
投稿: 89
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ

marronさん、こんばんは。

RR-777、非常に満足しました。ご紹介いただきありがとうございました。
RR-777はCS-3Kと同様に、その効果がステレオ再生、マルチチャンネル再生、PCオーディオ再生の全てに発揮できますので、とても得した感じがあります。

今更ではありますが、その存在を昔から知っていながら、なぜ使ってみようとしなかったのか反省ばかりです。チャレンジって大切ですね。

それから、チェロ再生の件、marronさんと同意見です。コダーイの無伴奏チェロ・ソナタが好きですが、地鳴りのようなチェロの魅力が出てきます。ハーベスとチェロの相性はバッチリですが、更にその魅力が増したので嬉しい限りです。

Marronさんから、アナログ録音の作品紹介がありますが、私が知らないものも沢山あり、とても参考になります。ジャスもいいですね。
これからも色々と教えていただけるとありがたいです。
楽しみにしています。
marron
投稿日時: 2025/7/4 7:07
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 715
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
ChocoIchiさん、皆さん、おはようございます。marronです。

〉その存在を昔から知っていながら、なぜ使ってみようとしなかったのか

それは私も同じようなものです(笑)。
私の場合は、RR-777 を長年愛用しながら、他のアコリバ製品を使うことはなく、業務用で揃えていました。

アコリバ製品が素晴らしいのではなく、RR-777 が素晴らしいのだと勘違いしていたんです(笑)。

アコリバ製品はすべてコンセプトが同じだと理解するのに、ものすごい時間がかかってしまいました(笑)。

ChocoIchiさんが書かれていたように、何事もチャレンジはとても大切ですね!

ChocoIchi
投稿日時: 2025/7/4 9:14
一人前
登録日: 2024/7/19
居住地:
投稿: 89
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
marronさん、おはようございます。

コメントありがとうございます。
marronさんが言われる「アコリバ製品が素晴らしいのではなく、RR-777が素晴らしいのだと勘違いしていた」といったことは、私も同じであり、多くの方も同じなのではないかと思います。

私は、若い頃からオーディオを楽しんできました。
色々な製品に出会い、その都度、グレードアップしていくシステム構成に喜びを感じながら続けてきました。

しかし、その過程において、誰が開発しているといったことを考えたことはありませんでした。わずかながらそれを意識したのはハーベスだけです。

開発者が『誰か』を知るすべがなかったということもありますが、そのような意識も乏しいものでした。

その点、アコリバ製品の場合、開発者は分かりますし開発者のコンセプトも理解できます。安心して使用できると思います(あとは懐との相談です)。

製品は嘘をつかない。
開発者の想いは必ず製品に現れる。
これに尽きると思います。
marron
投稿日時: 2025/7/4 22:54
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 715
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
ChocoIchiさん、皆さん、こんばんは。marronです。

〉開発者の想いは必ず製品に現れる。

本当にその通りだと思います。そして、その想いは製品の細部や音のひとつひとつに宿るものですね。

ただ…その違いや素晴らしさに気づくのは、簡単ではないことも多いのだと思います。
少し恥ずかしい話ですが、私自身の体験をお話しいたします。

私は、ハイエンドケーブルには距離を置いて、ここ15年ほどはもっぱら業務用のものを選んでいました。
ところが仮想アースに関しては、ほんの1年ほど前まで他社製の人気モデルを使っていて、「もう、これは手放せない!」なんて思い込んでいました。しかもこれ、最後はシグネチャーモデルでした(笑)。

今振り返ると、当時は低域が膨らんでいて、高域は少し引っ込んでいたんです。たぶん、位相が正確に整っていなかったのだと思います。(この1年間で、アコリバ製品と管理人Kさんのおかげで、音質は見違えるほど向上しております。)

そんな状態で、他社製仮想アースをつないだところ、高域がものすごく伸びるように感じて……それに低域とのバランスも良くなる気がして……とにかく、気持ちよくてたまりませんでした。

しかし、今思うと、それは高域にノイズを乗せていただけだったんです。
ただ、低域が膨らんで高域が弱かったため、高域をブーストしたことで気持ちよく感じていただけで、本来の改善とは程遠いものでした。

アコリバ製品を導入するたびに感じる、「音のないところがすっとブラックアウトする(静けさが際立つ)あの感覚)」。
それに比べると、その仮想アースはどこか「ホワイトノイズが漂っている」ような印象がありました。

その違いに気づくまで、どれほど時間がかかったことか……。

アコリバ製品はとてもピュアです。だからこそ、クセの強いケーブルを使っていたり、小音量でしか聴かない場合などは、“一部だけ”をアコリバ製に変えたとき「迫力がなくなった」「高域が伸びなくなった」といった印象を持つ方も、きっと少なくないと思います。

そんなふうに、私自身もたくさん遠回りをしながら気づいたことを、一人でも多くの方と分かち合えたら嬉しいなと思い、できる範囲でいろいろお話ししています(笑)。

ChocoIchi
投稿日時: 2025/7/5 8:25
一人前
登録日: 2024/7/19
居住地:
投稿: 89
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
marronさん、おはようございます。

とても貴重なお話をして下さり、非常に参考になりました。
marronさんのおっしゃる通りかと思いました。

固定観念に囚われること、大衆心理に惑わされることのリスクを感じました。
本物を見極めることは容易なことではありませんね。
また、どのようなシステム環境で評価しているのかも大切なポイントとなりますね。

ホワイトノイズに関する件は、システムを評価する上で重要なポイントであると感じました。曲に特有なものなのか、全体に影響しているのかもチェックする必要がありますね。

以前、雑誌で目にしたのですが、(人間の機能として)雑音があるときほど求める音を拾おうとする能力は高まるようです。意図的にホワイトノイズを付与することで、音質が改善されたと勘違いする場合もあるようです(釈迦に説法ではありますが)。

機材等の評価時には、そのような付加の有無も大切なチェック項目かも知れません。その場合、微妙な変化も確認し易いヘッドホンやイヤホンでチェックするのも良いかも知れません。

ありがとうございました。
いい気付きとなりました。
marron
投稿日時: 2025/7/5 16:30
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 715
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
ChocoIchiさん、こんにちは。marronです。

ご丁寧な返信、ありがとうございます。
ChocoIchiさんがおっしゃる「見極め」ですが、実はちょうどこれに関連するお話があります。

次に、ご報告いたします。

marron
投稿日時: 2025/7/5 16:42
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 715
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
皆さん、こんにちは。marronです。

今回は、ちょっと面白いお話を!ご紹介するのは、こちらのアルバムです。

ジュリー・ロンドン / Julie at Home(1960年)

女優でもあるジュリーが、暖炉の前のソファーでくつろいでいる写真のジャケットで、夜、自宅でそっと歌うような演出がされているアルバム……と思いきや……

今朝、ふと日本盤のアルバムの発売元であるユニバーサルのHPを見ると、「ジュリー・ロンドンの自宅のリヴィング・ルームに録音機材をセットして制作されたアルバム」とあるではありませんか!

エッ〜!本当?と思い、自分のCD(イギリス盤の再発盤)のライナーノートを見てみました。昔のLPをCDサイズに縮小してあるため、なんとか拡大して読むと……

確かに、彼女のリビングで録音されたという記載の上に、ライナーノートの筆者として、なんとピアノの大御所であるジミー・ロウズのサインがある。
さらに、We recorded in my living room. とも書かれています。つまり、ジミー・ロウズの部屋で録音したということ……もはや情報の錯綜を超えて、無茶苦茶です(笑)。

改めて久しぶりに聴いてみると……
かなり広い空間で録音したように聴こえます!
どう聴いても、これ、スタジオ録音でしょ〜(笑)。

ベースの抜けはとても良いですし、ビブラフォンの音も自然で、比較的広い“音響の素晴らしいスタジオ”で録られているように感じます。
Capitol の録音にとても良く似ているので、もしかしたら Capitol Studios かな?と想像しています。

調べてみると、アメリカの古き良きこの時代は、宣伝のために大御所の名前を借りて、ゴーストライターがライナーノーツを書くこともよくあったようです。

また当時、彼女には小学生の低学年くらいのお子さんが2人いたはずで、そんな自宅にドラムやビブラフォンまで持ち込んで録音するなんて、不自然すぎますよね。
もちろん、暖炉のパチパチなんて音は一切入っていません(笑)。

そんなことも含めて、昔のジャズは本当に面白いなと感じています。

アコリバ製品をしっかり活用すると、“巷の噂”には惑わされず、“真実”が見えてくる…

そう実感するとともに、一枚のアルバムから広がる物語を味わう時間が、何よりの贅沢だと感じています。
これからも、心に残る一枚一枚を丁寧に聴いていきたいと思います。

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