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     アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
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投稿者 スレッド
marron
投稿日時: 2025/5/25 14:58
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 746
アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
皆さん、こんにちわ。marronと申します。

「高音質」と評判のアルバムを買ってみたものの、実際に聴いてみたらちょっと期待外れだった……そんな経験、ありませんか?
特に昔のアナログ録音では、ヒスノイズを無理にカットしていたり、ドンシャリ傾向の派手なマスタリングが施されていたりすることがありますよね。

そんな中、アコリバ製品を取り入れていくうちに、
「あれ?これ、こんなにいい音だったっけ?」と驚くことはないでしょうか。

・一見ふつうの録音に思えたアルバムが、まるで息を吹き返したかのように瑞々しく聴こえたり……
・録音はいまひとつだと思っていた歴史的名盤が、実はとてもナチュラルで魅力的な音だったと気づいたり……

そんな発見や感動を、アコリバユーザーの皆さんとシェアできたら…
きっと楽しくて、とても意義のあることだと思います。

どうぞよろしくお願いします。

marron
投稿日時: 2025/5/25 15:02
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 746
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
皆さん、こんにちは。marronです。

それでは、私から1枚目をご紹介させていただきます。やはり、この作品を外すことはできません。

クリス・コナー / Lullaby of Birdland(1954年)

何百回聴いたかわからないほど、ずっと大切にしてきた一枚です。そして、うれしいことに、管理人Kさんの愛聴盤でもあると伺いました。
このアルバムには、聴くたびに癒され、そして、そっと背中を押してもらっているような気がします。

オーディオ的な観点でも、管理人Kさんによれば、おそらくマイク1本で録音されており、ミキシングによる位相の乱れが生じないとのことでした。

かつて大型システムを使っていた頃は、ウーファーと可動式ミッドドライバーの位相チェックによく使っていましたが、今でも変わらず、彼女のヴォーカルが“どれだけ自然に聴こえるか”という点で、私にとってのリファレンス音源であり続けています。

オーディオショップなどにも持参しますが、ハイエンドシステムでも、調整が甘いと、彼女のパワフルな声が弱々しく聴こえてしまいます。やはり、この音源は正直ですね。

それでは、アコリバ製品を導入していく中で、この音源がどう進化していったのか…

声がすっと抜けるように“スッキリ”として、より自然な質感へと変わりました。
そして、かつてエネルギッシュだと感じていた中低域の一部が、実は付帯音や迷走電流の影響だったと気づかされました。本当に大切な声の芯が、ようやく見えてきた気がします。

今はまだ、プリ〜パワー間のラインケーブルとスピーカーケーブルに業務用を使っているのですが、
将来、ケーブルの ALL ACOUSTIC REVIVE を実現したとき、さらにストレートで生命力あふれるヴォーカルが聴けるのではないかと思うと…
今から、胸が高鳴ります(笑)。

marron
投稿日時: 2025/5/26 9:13
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 746
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
皆さん、おはようございます。marronです。

2枚目のご紹介はこちら。最近入手したばかりのアルバムで、アコリバ製品導入によるビフォー・アフターの比較はできませんが、まるで1961年にタイムスリップしたかのような、圧倒的な臨場感を楽しめる作品です。

ペギー・リー / Peggy at Basin Street East(1961年)

1961年、ニューヨークのナイトクラブ〈ベイスン・ストリート・イースト〉でのライヴ録音。当日は、ペギー・リーが風邪をひいていたそうで、当時発売されたオリジナル盤では、一部の音源がスタジオ録音に差し替えられ、編集されていたとのことです。

それに対して、このほぼ無編集のオリジナル・ライヴ音源がようやく世に出たのは、40年以上後の2002年。編集の少ない、生録りのような質感がたまらなく魅力的です。特に、静かに語りかけるように歌う場面では、ゾクッとするほどのリアリティがあります。

当日の体調が万全ではなかったことが、むしろ“抑制された情熱”につながっているようにも感じられ、このアルバムはまさに“奇跡の録音”と言っても過言ではないように思います。

このアルバムはステレオ録音で、おそらくワンポイント録音によるものではないかと思われます。だからこそ、空間の空気感や定位が自然で、目の前に演奏の情景が浮かぶような感覚を味わえます。

1961年の臨場感あふれるライヴ録音といえば…『ワルツ・フォー・デビィー』を思い出す方も多いかもしれません。こちらも決定的な名盤で、私の愛聴盤のひとつですが、もともとジャズ・クラブでボーカルにマイクを使用していることもあってか、“臨場感”という一点においては、このペギー・リーのアルバムがそれを上回っているように感じます。

そして、その夜の空気感の忠実な再生において、アコリバ製品の導入が大いに貢献していると確信しています。

marron
投稿日時: 2025/5/26 19:13
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 746
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
皆さん、こんばんは。marronです。

今回は、3枚目のアルバムをご紹介します。
私がよく聴くのはジャズやクラシックのほんの一部ですが…

ヘレン・メリル / Helen Merrill in Tokyo(1963年)

これまで紹介した2枚とは異なり、このアルバムは録音に不自然なところがあり、長いあいだお蔵入りしていました。
しかし、アコリバ製品を導入した今、もう一度聴いてみたらどう感じるだろう?と思い、再生してみました。

ボーカルは非常に瑞々しく録られている一方で、強めのエコーがかかり、初期のステレオ録音らしく、マルチマイクの影響か楽器の定位に違和感があります。

それでも、円熟したヘレン・メリルの歌声は本当に素晴らしく、中低域はふくよかに響き、高域は澄み渡って美しく伸びています。

正直なところ、ずっと「惜しいなあ」と思いながらも手放せずにいたアルバムでした。
ところが今、アコリバ製品とともに聴き直してみると…

「そんな細かいこと、もうどうでもいいや!」と思えてきて、
気がつけばヘレン・メリルの歌声にすっかり魅了され、2回目の再生を始めていました(笑)。

marron
投稿日時: 2025/5/31 9:13
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 746
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
皆さん、おはようございます。marronです。

4枚目のアルバムは、前回に続いてヘレン・メリルの名盤をご紹介します。

ヘレン・メリル / Helen Merrill With Clifford Brown(1954年)

こちらはモノラル盤ですが、最初にご紹介したクリス・コナーのアルバムが「マイク1本による録音ではないか」と管理人Kさんから伺って以来、この作品の録音手法も気になっていました(笑)。

とても自然な音のモノラル盤ですが、おそらくマルチマイク収録ではないでしょうか?
特に、ボーカルとトランペットといった音圧の異なる音が、見事にバランスよく揃っていて、それぞれの楽器の音量も均整が取れています。もしマルチマイク収録でこれほど自然にまとめ上げられているのだとすれば、まさに名盤。ここまで自然に仕上げられていることに、あらためて制作者のセンスと技術の高さを感じます。

さて、アコリバ製品導入によるビフォー・アフターですが……導入を進めるごとに、ヘレン・メリルの声がどんどん“あたたかく”感じられるようになってきています。

ヘレン・メリルといえば“ハスキーボイス”として知られていますが、普通のオーディオシステムでこのアルバムを聴いた場合、“細い声”という印象を持ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、このアルバムを多くのシステムで聴いたことがありますが、“やや痩せて、少しキツい声”に感じられることが少なくありませんでした。おそらく、ハイ上がりで情報量が不足していることが、そのような印象の原因になっているのだと思います。

アコリバ製品を導入し、「ノイズ」や「歪み」を丁寧に抑えていくことで、“繊細な息遣い”や“ビブラート”などの情報が引き出されていきます。また同時に、“芯”のある“ふくよかな”声に生まれ変わり、まるで目の前で歌っているかのようになっていくことを、毎回実感しています。


PS.
このアルバムは、RHR-21 導入の効果をもっとも深く実感した1枚でした。


marron
投稿日時: 2025/6/6 20:52
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 746
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
皆さん、こんばんは。marronです。

今回ご紹介するのは、アコリバ製品を通して音楽の“瑞々しさ”がいっそう引き立つ、私にとって特別な一枚。

ダイナ・ショア / Dinah Sings, Previn Plays(1959年)

まず、タイトルにある “Sings” ですが、ダイナ・ショアの歌唱には、「歌う」というよりも「語る」ような魅力があります。
肩の力をふっと抜いた自然な声で、そっと心に触れるように、一言一言を丁寧に紡いでいる印象です。

そして、プレヴィンのピアノは本当に美しいけれど、どこまでも控えめで、ダイナ・ショアのボーカルに寄り添い、絶妙なバランスで支えています。

歌とピアノ、そしてベースというミニマルな構成で、「音のない間」までもが、とても美しく感じられます。
まさに「静寂の美しさ」とでも言えるでしょうか。思わず、音のひとつひとつにじっと耳を澄ませてしまいます。

アコリバ製品を導入するたびに、音がどんどんと“瑞々しく”なっていく……。
そんな感覚を、何度も味わわせてくれる一枚です。

marron
投稿日時: 2025/6/11 23:28
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 746
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
皆さん、こんばんは。marronです。

今回のお話は、ジャズファンならずともご存じの大名盤。

エラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロング / Ella and Louis(1956年)。

エラの透き通っていながらも芯のある歌声と、しゃがれていながらも深みあるルイの声が融合した、まさに奇跡のデュエットです。

■ 手持ちCDの違和感

これまでも何度か買い換えし、手持ちであったのは、輸入盤CD(MGV‑4003)でしたが、少しハイ上がりでシャリついた印象があり、「もっと自然で、ふくよかな音で聴けたら…」と思っていました。

そんな折、日本盤UHQCD(UCCU-46003)の発売を知り、「これはチャンスかもしれない」と、期待を込めて購入してみました。
UHQCDは、これまでも“ふくよかさ”や“滑らかさ”に好印象を持っていたので、今回こそは…と期待がふくらみました。

そして、その感想は……

■ アコリバ処理前

さっそく再生してみたところ……正直なところ、「あれ、失敗だったかも」と感じてしまいました。
UHQCDらしい柔らかさはあるものの、輸入盤に比べて鮮度が低く、ややもたついた印象。
やはり日本盤は、オリジナル音源から遠いのかも……と、少しがっかり。

■ アコリバ処理後

念のため、両CDを RD-1 と RIO-5(2)で処理し、改めて聴き比べてみました。

すると……新しく購入したUHQCD盤が、まさかの“大化け”!
音の鮮度がぐっと高まり、瑞々しく、とても聴きやすい音に生まれ変わりました。

以前から持っていた輸入盤の音も改善しましたが、変化の度合いはUHQCDのほうが大きかったです。
これは、おそらく輸入盤のほうにはすでに何度もアコリバ処理を施していたため、
ある意味、当然の結果かもしれません。

ようやく、この名盤を心からくつろいで楽しめる音に出会えた次第です。

ゆーすけ
投稿日時: 2025/6/14 6:05
常連
登録日: 2024/2/19
居住地:
投稿: 55
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
marronさん、お久しぶりです。
最近、なかなかゆっくりと見れていませんがアナログ録音の話題を出して下さり嬉しいです。
往年の録音は大手のCDであってもマスタリングやプレスの違いで印象がだいぶ変わりますね。西独盤やAADなど。

アナログ時代の録音はその時代の空気感、レーベルの特色の違いを感じられ、面白いんですよね!

UHQCDが消磁とマイナスイオンでの変化幅が大きいというのは初めて聞きました!

時代は着実にネットワークストリーミングに取って代わられていますが、再生前の一手間で音が変化するのはフィジカルメディアの魅力の一つですね!
marron
投稿日時: 2025/6/14 9:03
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 746
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
ゆーすけさん、皆さん、おはようございます。marronです。

コメント、ありがとうございます!

〉アナログ時代の録音はその時代の空気感、レーベルの特色の違いを感じられ、面白いんですよね!

おっしゃる通りですね。ちょうど次回は、このテーマに関連した話を書こうと思っていたところです(笑)。

〉UHQCDが消磁とマイナスイオンでの変化幅が大きいというのは初めて聞きました!

誤解を招くような書き方になってしまい、申し訳ありません。。。
実は比較試聴に使った普通のCDは、これまでに何度も消磁とマイナスイオン処理をしていたため、新しく購入したUHQCDに比べて変化があまり感じられなかったのだと思います。

ただ、先ほど少し調べてみたところ、「もしかしたら本当にそうかもしれない…」と思えるような解説も見つけました!

UHQCDのレーベル面には、CDプレーヤー内部で反射する不要なピックアップ光を吸収する“グリーン・カラー・レーベルコート”が採用されていて、プリントに金属が含まれている他のCDと比べて良さそうなのですが…

“反転膜に特殊合金を使用”という記載もありました!

もし、UHQCDが消磁やマイナスイオン処理で変化が大きいと感じられたご経験がある方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただけたら嬉しいです。

次回は、この「アナログ時代の空気感」に触れた話もご紹介できればと思っていますので、よろしければまた読んでいただけたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

marron
投稿日時: 2025/6/15 9:02
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 746
Re: アコリバ製品でよみがえる、アナログ録音の瑞々しさ
皆さん、おはようございます。marronです。

今回は、ゆーすけさんもおっしゃっていた「アナログ時代の録音の空気感」についてのお話です。

◼ 「空気感」ごと録られたアナログ録音の魅力

現代の録音では、マルチトラックで収録し、後から合成するスタイルが主流になっていますね。
一方で、アナログ時代は主に2トラック録音などで、マイクの数も少なく、その場の「空気感」ごと録られている録音が多いように感じます。
そんなアナログ時代の、“天国的サウンド”の一枚をご紹介します。

ナット・キング・コール / The Very Thought of You(1958年)

◼ ハリウッドのスタジオA

このアルバムは、1956年に完成したハリウッドのCapitol新スタジオAで録音されたといわれています。
広さは約140平米、天井高は約6m。広大な空間の響きをそのまま感じさせるような録音です。そして、エコー!

好きな音楽を聴くだけで満たされる私は、雑誌はおろかCDのブックレットもあまり見ないのですが(笑)、最近になって初めて知りました。
このスタジオの地下には「エコー・チャンバー」と呼ばれる巨大な反響室があり、録音した音をスピーカーでその反響室に送り込み、そこで生まれた残響音をマイクで収録して、合成していたんですね。

これなら、このアルバムが評価の高い“成功作”であることにも納得がいきます。
エコーを深く掛けながらも、位相のズレなどを感じさせず、聴いていて、ただただ心地よく感じられます。マイクの配置なども含めて、当時としては驚くほど高度な技術が使われていたのだと思います。

同じCapitol録音でも、先日ご紹介した私のリファレンス『ダイナ・シングス・プレヴィン・プレイズ』のような、“大地に根を張ったサウンド”とは180度異なりますが、
こちらはどこか“浮遊しているような心地よさ”があって、それもまた、このアルバムの魅力です。(笑)。

◼ アコリバ製品がもたらす豊かな音楽体験

アコリバ製品を本格的に活用するようになるまでは、このようなスタジオ録音のアルバムについて「録音環境」なんてまったく気にしたこともなかったのですが、
今では、スタジオの空気まで感じられるような気がして、音楽を聴く楽しみがまたひとつ増えました。

アコリバ製品は、私たちの音楽体験を本当に豊かにしてくれますね!

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