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投稿者 | スレッド |
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RANZAN | 投稿日時: 2008/2/23 12:34 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3413 |
みんなの好きなスタンダード・ジャズ NHK BS2で『みんなの好きなスタンダード・ジャズ』を放映していました。 これは普段ジャズに親しんでいない人でも、存分にジャズの気軽さを味わってもらえる楽しい番組だった。 出演者は、島田香穂、森口博子、平原綾香、伊藤君子、渡辺正典、TOKU、サーカス、タイム・ファイブ、フライド・プライドというメンバーです。 この日の番組ではフリューゲルス・フォンとボーカルで活躍するTOKUが「スターダスト」を独特の甘い歌声とフレッシュな感性を輝かせ、自ら奏でるフリューゲルス・フォンのちょっぴり切ない響きが、その情感を醸し出す雰囲気は夜の帳が下りるように実に素晴らしい表現力は見事でした。 フライド・プライドは「バードランドの子守唄」をギター演奏をも交え、その哀愁を帯びた響きは夜の明かりの中にゆっくりと消えていくようで、その雰囲気に思わず飲み込まれていくようでした。 そしてベテラン尾崎紀世彦は「我が心のジョージア」を独特の声量感豊かに歌い上げるところなど、いまだその張りのある素晴らしい声力は健在でもあったことが嬉しいです。彼が持つビブラートトーンの変わらないところとダイナミックさが実によかったと思わず感激しました。 また久しぶりに聴くサーカスのグループ・ワークの見事さ、よくスイングしたそのハーモニーのよさと透きとおるように澄んだ美しい歌声にしばし聞き惚れてしまいました。 一方若手では今人気の平原綾香が、父親の吹く分厚いテナー・サックスとの共演で「フライ・トゥ・ザ・ムーン」を熱唱してくれていました。ここは若手だが味がある歌唱力は抜群のものを持っていると感じました。 またベテランジャズ・ボーカリスト伊藤君子も「アイ・クラフト・フォー・ユー」で年季の入ったベテランらしい慣れた歌声を披露してくれていたのです。 そしてトランペットの渡辺正典が「セントルイス・ブルース」を感情豊かに奏でていくところなどは、TVにだけにしか味合うことが出来ない格別の贈り物でした。 タイム・ファイブもベテラン・グループらしい、見事で調和の取れた素晴らしいコーラス・ハーモニーを聞かせてくれていたのが印象的でした。 1時間30分という短い放送ではあったが、若手のTOKU、平原綾香等がスタンダードな楽しいジャズを聴かせてくれたことで、ジャズの未来も明るく力強く輝いていくようで、日本のジャズ界にも一筋の明かりが見え希望も湧いてくるようでした。 最近このように誰が聴いても親しみやすいスタンダード的なジャズを、気軽に楽しむことができるTV番組が殆ど無いといっていいくらいです。また今回のようなジャズ番組は、たまにNHK(BS)で放送する程度に留まっているのが現状です。 NHKがBS2で以前に毎週放送していたクラブ雰囲気の「ジャズ喫茶」のような楽しいおしゃべりを交えながらピアノ・トリオ、クインテット、ボーカル等での60〜70年代にタイムスリップしたかのような、スイングジャズの雰囲気が懐かしく甦り、それが実によかったので我がジャズファンは元気づけられたものです。 また昨年の年末(12/21)にも井上順と西田ひかるの司会で「クリスマス特集」を放映していました。クリスマス音楽をポピュラーなジャズの楽しいリズムで、そのおしゃべりと若々しい雰囲気で、これは気軽に楽しめ、また若者にも受入れやすいジャズ番組でもあったと思います。 このように誰にでも分かりやすく、気軽に楽しめる音楽(JAZZ)番組を、TVにもっと登場させてもらいたいと熱望するのは私だけでしょうか。 ![]() |
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RANZAN | 2008/2/23 12:34 |
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管理人K | 2008/2/23 14:43 |
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