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200年の時を経て甦る──ナーデルマン・ハープの魅力 | 投稿するにはまず登録を |
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| 投稿者 | スレッド |
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| marron | 投稿日時: 2025/11/14 23:59 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2023/4/26 居住地: 投稿: 1092 |
200年の時を経て甦る──ナーデルマン・ハープの魅力 皆さん、こんばんは。marronと申します。
アコリバ・レーベルの第10弾として発売された、ナーデルマンのハープのアルバムについて感想をお伝えしたいと思います。 NUANCE〜ナーデルマン ハープは語る / 長澤真澄(AR-1010) まるでシルクのように柔らかく、それでいて圧倒的な解像度を誇るハープの響きが味わえる一枚です。もちろん演奏そのものも素晴らしいです。 ◾ 1曲目の誤解 正直なところ、ハープにも古楽器があるとは知らず、ナーデルマンという名前を見て、てっきり現代のハープのようにホール全体をドライブしてしまうかのような“圧倒的スケール”の録音を想像して再生しました。 すると、解像度は圧倒的で細部まで鮮やかに聴き取れるものの、音色はややドライ。フレームの木材がメープルなのか、サペリなのか、それともチェリーなのか…などと想像してしまいました。 ◾ 数曲聴いて やがて「これは現代楽器ではないな」と気づきます(笑)。 楽器の響きは素朴で優美。絹糸のように繊細で、奏者の指先の感触までも見えてくるようです。 そして、その音が教会の響きに自然に溶け込んでいる。 もしこのハープを現代のコンサートホールに持ち込んだら、音量が小さく良さが伝わりにくいかもしれません。 まさに、当時のハープはこうした響きの良い教会でこそ真価を発揮するのだな、としみじみ感じました。 ◾ 誤解の要因 私が1曲目で思い違いをしたのは、やはり録音の解像度が圧倒的に高かったからだと思います。 アコリバ・レーベルが、時を超えて企画から録音まで丹念に作り上げた壮大なアルバム。 古楽器の名器を、当時実際に演奏されていた教会で、現代に考えうる最高の技術で収録──。 200年の時を経て、美しい音楽が、いまオーディオルームに鮮やかに甦ります。 |
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marron | 2025/11/14 23:59 |
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