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     Xmasに東フィル「第九」中央6列目を無料で聴くの巻
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投稿者 スレッド
あじなめろう
投稿日時: 2025/12/23 23:45
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 1007
Xmasに東フィル「第九」中央6列目を無料で聴くの巻
皆さん、こんばんは。
今日はオラが村、東京・立川のスンバラシイどこさ自慢させてください笑

毎年ウチの近く(徒歩5分)のTACHIKAWA STAGE GARDENという収容2448席のホールではこのXmas時季を含め たびたび無料のコンサートを行っています。
今日は6列目ど真ん中に座って「第九」を始め下記の東フィルのコンサートを聴いてきました。
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解像度が低く文字が読めないので曲目を転載します。
1. ボルヌ:カルメン幻想曲
2. ウェーバー:コンチェルティーノ 変ホ長調 Op.26
3. ベートーヴェン:合唱幻想曲 ハ短調 0p.80
4. ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱付」〜第4楽章

地元の「立飛企業」という戦前戦後の日本の飛行機製造の全てを担ってきた企業があり、今は不動産事業が専らですが、立川の文化振興が盛んなのは全て立飛企業のおかげです。
このような無料の企画を常に提供してくれます。

いつも生音を聴く時は壁際でなければ 末席でも良いし、その客観性のあるライブの聴き方が好きな僕ですが、今日は早い者勝ちの絶好の機会ですから「指揮台に立つ指揮者が聴く音に少しでも近づきたい」という趣旨で今日は臨みました。
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有料のコンサートだったら必ず「関係者席」指定にされる席です。

音色の自然さや各パートの位置関係などのオーディオ的視点はもはや当然のことですが、今回「指揮台に立つ指揮者が聴く音」というテーマで聴くぞと思った理由は次の2点です。

「生オーケストラのダイナミックレンジ」と「混濁無き音」です。

⚫︎生オーケストラのダイナミックレンジ

生の約100名の奏者と約100名の合唱、目の前のベーゼンドルファー、各ソリストとヴォーカリスト、これらの音や声の強弱が実際にどのように耳に飛び込んで来るのか、果たしてオーディオではそれが過不足無く表現出来ているのか、足りていない部分があればそれはどういう応答性や直線性の欠如なのか、
・・・その現実を身を持って知ることです。

と同時にRTPシリーズやPOWER SENSUALなどのACOUSTIC REVIVE電源品位によって、どれだけ音源に宿った音楽の息吹が再生出来ているかの再確認です。

⚫︎混濁無き音

6列目中央となると指揮者まで10mの距離もありません。
天吊りPA通しの音やホールの特性はほとんど気になりません。
各パートが混濁する理由が一切無い状況での当たり前の「混濁無き音」とは?

オーディオ的にはチャンネルセパレーションや過渡応答性能や時間軸情報の乱れが混濁の一番の原因になりますが、ACOUSTIC REVIVE対策による高いS/N改善によって それらはクリアされています。
しかし、実際はもっと上のクリアな生音体験があるのではないか?
そう思いながら丁寧に聴いたつもりです。

Koike Stringsさんがフルオーケストラの名盤を推薦してくださる時の基準にあるのは(演奏技術を除いては)共通して まず筆頭に「混濁無き音」であることが必須であると勝手ながらも解釈しています。

以上の2点・・・管理人Kさんに「◯◯をもっとこうしたいんです」とご相談する際にもっと具体性を示してご相談出来るよう自分を高めなきゃと、自分に課したテーマとも言えます。

**************

・・・さて
もう一つ かぶりつきの席を取った理由があります。
これはオーディオにもACOUSTIC REVIVEにも関係はありません。

演奏家やヴォーカリストの表情や顔色、身のこなし。

それを見たかったのです。全集中で弾いたり歌ったりすることの いわば芸術アスリートとしてのプロの皆さんのフィジカルな変化です。
何が名演奏につながっていくのか、渾然一体となるにはどれだけの集中度が必要で、全体の熱量に変わるのか、それを目の当たりにしたかったのです。

実はKoike Stringsさんとのオフ会の時にKoike Stringsさんが僕のわがままを叶えてくださったことがあります。「もう分かったよ!じゃあ弾くよ!」と笑

「ヴァイオリン奏者が聴くご自身が弾く音はどう聴こえているのか」
Koike Stringsさんのお顔に頬ずり出来るほど真横で聴かせていただき、と同時に演奏中に大胆にも腕やお腹や肩を べたべたボディタッチまでさせていただいたのです。
(ハタから見たら異様な光景でしょう笑)
Koike Stringsさんの音だけではなく、フィジカルな変化や集中力まで肉薄して知りたかったのです。

(ついでに100人規模のホールと1000人規模のホールとでの弾き方の違いも実演してくださいました。つまり整数倍音の音の乗せ方の“企業秘密”の部分です。)
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なんだかんだご自身の音源を再生しながら2曲弾いてくださったのです。
「あれ譜面無しでもオレ結構いけちゃうなあ」と仰いながら。
筋肉はわずかにしか使われていません。
しかし早弾きやフォルテになった途端にお顔が紅潮します。
フォルティッシモになると額に玉の汗が徐々に浮かんできます。
・・・これは 筋力ではなく それだけの集中力を使っているからだと感じました。

ど素人丸出しの表現を あえて使うならば「こちらが思ってたより ずっとずっと大変」ということです笑
フィギュアスケーターやバレリーナが軽々と舞う姿は実際はフィジカルの限界の領域であることと同様に、当たり前のように弾かれていることは実は当たり前ではない、慣れでもなく その瞬間瞬間は ものすごい集中度で弾かれていることだ、と言うことです。

この時、Koike Stringsさんに「はい授業料15,000円ね」と言われましたが「いや これは150万円の価値です」とお返ししました。とんでもない貴重な体験でした。

今日の東フィルでも それを汲み取ろうと耳だけではなく目も一生懸命に使いました。
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題名 投稿者 日時
 » Xmasに東フィル「第九」中央6列目を無料で聴くの巻 あじなめろう 2025/12/23 23:45

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