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坂本龍一さんの「12」〜全てを内包する音〜 | 投稿するにはまず登録を |
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| 投稿者 | スレッド |
|---|---|
| スピカちゃん | 投稿日時: 2026/3/23 22:44 |
一人前 ![]() ![]() 登録日: 2026/2/3 居住地: 投稿: 118 |
坂本龍一さんの「12」〜全てを内包する音〜 皆様こんばんは☆
音楽を心底愛する皆様が集うこの掲示板で 音楽について知識経験の乏しい私が、坂本龍一さんの音楽について感想を述べるのは大変恐れ多いことではありますが、、 こんなにも、「ただただ音に包まれていたい」と感じた体験は初めてだったので、この場をお借りして感じたままに感想を述べさせてください。 ![]() こちらのアルバム「12」は、「闘病生活を続ける坂本龍一さんが、日記を書くようにして制作した音楽のスケッチから12曲を選び、1枚のアルバムにまとめた作品集」です。 曲によってピアノやシンセサイザーが使用されていますが、全体として抑揚は少なくスローテンポ。 音をそっと「置く」ようにして、じっくりと響きが広がっていきます。「音」を感じながらも…とういうより「音」を感じるが故にその背後にある「静けさ」も同時に感じられます。 「動と静」であったり、音がなんとも見事丁寧に扱われており、一音一音、音に対する深い愛情を感じずにはいられません。 ある意味では、音が置かれていくようなシンプルな構成なのに、なぜこんなにも心の奥深くまで染み渡り、ちょっとした身動きさえも惜しんでしまうほどに音に浸ってしまうのか…さらには音の余韻も最後の最後まで感じていたくなるほど、この音の世界だけでいくらだって深遠さを感じられるのか…不思議でなりません。 また、こちらのアルバムは坂本龍一さんの呼吸音だったり、空間の微細な環境音だったりも作品の一部としてマスタリングされているのも特徴です。 不思議なことに、身体の呼吸音だけでなくピアノの音も呼吸をしており、生活空間の音だけでなくシンセサイザーの音にも生活が宿っている…私にはそこの境界線が曖昧となり、全ての音が「生」の響きを奏でていると感じました。 そして、その「生」はまるで「死」をも内包した、宇宙という領域まで感じる、どこまでも広がる「生」なのです。 音によってそこまで表現できるものなのかと、圧倒されてしまいました。 宇宙空間や雄大な自然環境を表現し収めたCD、変性意識状態へと脳波を誘導するCD…などはありますが、実際これほどまでの体験に導かれたことはありません。 しかも、そういった類のCDは聴く者を導こうとする意図があるわけですが、坂本龍一さんのCDは、ご本人が「日記を書くようにスケッチを録音していった」と仰っているように、誰かを導こうといったような意図はありません。 ただただ坂本龍一さんによる音がリアルに色濃く表現されていることで、結果として聴く者が壮大な領域に導かれてしまう…という。 音というのは、先に述べたような「動と静」や「生と死」、「過去と未来」など…相反することも含め、あらゆる全てを内包しているのではないかと、音の本質というものにこちらの作品集によって出会えた気がします。 そして勿論、 ここまでの音楽体験はアコリバさんの製品があってこそです。 どんな音も、背後に潜む空間でさえ、音源にあるあらゆるものを軽視せず総じて届けることをしてくださる、音や音楽の持つ力をどこまでも大事にしてくださるアコリバさんの製品をもってしてです。 こうしてまた、音の持つ不思議なほどの深遠さに触れることが出来たこと、心より感謝致します。 |
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