先日購入した吸音材PSA-100についてレポートさせていただきます。

シルク繊維を使用したこの吸音材をケーブル類のコネクター部分の下に置くことで、音に悪影響を及ぼしている静電気や定在波を軽減するという説明に納得できるものを感じましたし、逆に悪影響があることはあまり想定できないということから、導入を決めました。

CDプレイヤーのコネクター部分数箇所に配置し、聞きこんだディスクを中心に少しずつ試聴をはじめています。
まだそれほど多くのディスクを聴く時間は持てないでいますが、現時点での音の変化の報告です。
ひと言で言うと、かなり顕著な改善が見られました。
○定位の向上。
○音のにじみが減って輪郭が明瞭になった。
○演奏の抑揚がより明瞭に分かるようになった。
など。

以下は、今まで聴いた中で特に顕著な変化が見られたディスクです。
○藤井一興「武満徹鍵盤音楽集成」(fontec)
ピアノの音が明確になり、細かいペダルの踏み替えがはっきり聴きとれるようになった。
○ビル・エヴァンス＆ビル・ホール「Intermodulation」(Verve)
いままでは、極端にいえばただピアノとギターが同時に鳴っているというだけだったのが、互いに聴きあい眼で合図を送りつつともに音楽を奏でている気配が聴きとれるようになった。

時間がとれず、まだ大きな編成の曲は聴けないでいますが、徐々に聞きこんでいくのが楽しみです。
よい製品をありがとうございました。