皆さん、こんばんは
ケロロです。

今年の４月末、縁があってマランツCD/SACDプレイヤーSA-7S1（ノーマル品）をアコリバチューンして頂きました。

オーディオ機器のチューンは他社の物を経験済みで現在もフラッグシップ
として活躍しておりますがアコリバチューンは初体験になります。

今までチューン機材に対しては、手放す時や下取り時は買い手を見つける
のに苦労しました。
以前に苦労したことは下記のとうりになります。
一般のオーディオショップからはチューン＝改造品は買取をお断りされました。
また、ショップの買取手が見つかっても偉く安い!?二束三文といっても過言では
ないかもしれません。
一番高く買取って貰うのは、オークションが有効かと思いますが、ノーマル品と
比べるとレス率は低いです。
現在はチューン機を満足に買取って頂けるショップが見つかりましたが、
少し躊躇していたのです。
そこでKさんに色々と質問をして回答を頂き、マランツならそのままでも
メーカー修理可能。
またチューンは簡単に元に戻せるとのことで心が決まりました。

チューンのイメージは電源トランスをより強力な強化トランスにしたり、マスタークロックをより精度の高い物に変えたり、DAC強化、内部配線の変更、基盤へのノイズ
混入対策、シャーシの強度、振動、ノイズ対策、各部品への固定ネジの変更、入出力パーツ変更、内部レイアウトの変更、機材のインシュレーター変更、コンデンサーの変更、クライオ処理などショップにより様々ですね。

私が他社で体験したチューンは電源の強化、マスタークロック交換で、アコリバチューンはパーツの変更はなくノーマル品ベースに各部への振動、ノイズ対策を徹底して行ったチューンになります。
私感では、音が変わる要素や音の悪さをしている所を潰し込んでいけば良い方向へ行けるのではないかとも思いますが、こればかりは実際にやってみないと分らないですし何より機材の潜在能力に左右されそうです。

今回の依頼にあたり、チューン前と後で違いを聴き取る為、チューン前にプレイヤーで何百回も聴きこみを行いました。
チューン後も約5ヶ月かけ同じく何百回も聴きこみ評価を行いました。

最初に感じたのは、SNの良さ、エレクトリックな所を減少、何より質感が
素晴らしい。
定位はより正確になり左右のバランスが良く奥行きや遠近感が出ている。
空間は何処までも広がり静寂感や空気感、緊張感すらひしひしと伝わってくる。
また全体的にエネルギーに満ち溢れ滑らかでありながら音の芯は力強く、生き
生きとした表現力。
ヴォーカルや演奏にも変な力みが感じられずに自然体のリラックスした印象
さえ伺える。
音楽としての間、リズム、一体感が生まれ心に深くしみ渡り聴いていて気持ちが
良く何処までも吸い込まれそうです。

オーディオ、音楽の楽しさ、素晴らしさ、感動を感じられた逸品。
改めてノイズ源をたつとこれ程、真のクオリティーを引出す事ができるのか
と思い知らされた気が致します。
チューン効果と費用を考えたらとてもパフォーマンスは高いと思うし今回チューンの出会いはオーディオをやっていて良かったと思わせてくれました。
オーディオは人生と同じで良い所だけじゃなく悪い所も見える時がありますが
悪い所を改善できた時は素直に嬉しくなります。
楽しむことも忘れずにその先ある高みや癒しを求めてこれからも切磋琢磨して
システム（愛機と共に自分自身も成長して行けるようになりたいと思いました。

余談ですが、試聴システムがヘッドフォンだったので今後はメインシステムで使っているマランツCD/SACDプレイヤーSA-7S1TWC（A.R社チューン品）と比べてリファレンスプレイヤーを決めたいと思います。

試聴システム
ヘッドフォン　アンプ　 ラックスマン　 　 　P-700u (ノーマル品）
ヘッドフォン　　　　　 ゼンハイザー 　 　　HD800
ヘッドフォン　バランスリケーブル　アコースティックリバイブ　RCH-2.5HE-B-SF
CD/SACDプレイヤー 　マランツ 　　　　SA-7S1（アコリバチューン品）

試聴ジャンル
J-POP ジャズ　クラシック　サウンドトラックなど