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   [00-01]ACOUSTIC REVIVE全般
     新発売のAcoustic Reviveレーベル クラシックCD 3枚
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投稿者 スレッド
PAKA
投稿日時: 2025/8/20 7:54
長老
登録日: 2008/2/22
居住地: 兵庫県
投稿: 789
Re: 新発売のAcoustic Reviveレーベル クラシックCD 3枚
みなさま

こんにちは、PAKAです。
今年の3月まで2年間の転勤生活でオーディオから少し離れていた間にAcoustic ReviveレーベルのクラシックCDが3作品発売されていたことを最近知り、今回入手することができました。

タイトルは以下の3作品になります。
・「NORTH WIND of Baroque 〜シュターデのフス」 福本茉莉 【AR1008】
・「J.S.Bach Suites for Violoncello Solo,BWV 1007-1012 無伴奏チェロ組曲集」 酒井淳 【AR1009A-C】
・「NUANCE ナーデルマン ハープは語る」 長澤真澄 【AR1010】


昨日やっと3枚の内1枚をゆっくり聴くことができましたので、感想を投稿してみようと思います。
まずは「NUANCE ナーデルマン ハープは語る」 長澤真澄 【AR1010】を聴いてみました。




ライナーを読んでみると、演奏者であるハーピストの長澤真澄さんは国内外で受賞歴があり、ベルギーの王立音楽院ではゲスト講師としてハープを教えたり、主要な国際ハープコンクールでの審査員をされたりなどなど、一流の演奏家のようでとても楽しみです。
また、録音場所はオランダの「ハーレム、福音ルーテル教会」とのことです。

一枚通しての試聴感想は、演奏技術の高さはもちろん、音質的に印象深い点は非常に音の鮮度感が高く、微小音までも克明に収録されたS/Nの高さとダイナミックレンジの広さを感じました。
また、教会録音特有の響きや余韻の豊かさは、編集で付加されたような響きを一切感じない大変ナチュラルで滲みがなく心地よい音場感です。
マスタリングで加工された音場感のCDと比較したら、もう少し厚みが欲しいと感じる方もいるかもしれませんが、私は大変バランスの良い自然で素晴らしい音質だと感じました。
みなさまも、機会がありましたら是非聴かれてみてください。

残りの2作品についても、ゆっくり聴いたのちに感想を投稿してみたいと思います。

見返してみると、Acoustic ReviveレーベルのクラシックCDは10タイトルにもなるのですね。
録音場所や優秀な録音エンジニア、マスタリングエンジニア、アコリバアクセサリーを含めた妥協のない機材を使ってのCD製作は商業的にはなかなか利益を出すのは難しい取り組みだと思いますが、長年継続していただいていることは私たちユーザーにとっては大変ありがたいです。
今度も無理のない範囲で続けていけますよう応援しております。

あじなめろう
投稿日時: 2025/8/20 9:00
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 857
Re: 新発売のAcoustic Reviveレーベル クラシックCD 3枚
PAKAさん、こんにちは!

なんと!
福本茉莉さんの「シュターデのフス」までは所有していますが、
酒井淳さんの「バッハ無伴奏チェロ組曲集」と長澤真澄「ハープは語る」のリリースは存じ上げませんでした!

是非とも早く入手したいです。
光ちゃん
投稿日時: 2025/8/23 10:23
一人前
登録日: 2015/10/14
居住地:
投稿: 87
Re: 新発売のAcoustic Reviveレーベル クラシックCD 3枚

「NUANCE ナーデルマンハープは語る」 長澤真澄 【AR1010】


PAKAさん


PAKAさんのお話に感激して、私もさっそく聴いてみました。
まさにPAKAさんの素晴らしいコメント通りです。
そのまま引用させてください。
『一枚通しての試聴感想は、演奏技術の高さはもちろん、音質的に印象深い点は非常に音の鮮度感が高く、微小音までも克明に収録されたS/Nの高さとダイナミックレンジの広さを感じました。
また、教会録音特有の響きや余韻の豊かさは、編集で付加されたような響きを一切感じない大変ナチュラルで滲みがなく心地よい音場感です。
マスタリングで加工された音場感のCDと比較したら、もう少し厚みが欲しいと感じる方もいるかもしれませんが、私は大変バランスの良い自然で素晴らしい音質だと感じました。』

PAKAさんがおっしゃるように微小音までも克明に収録され、教会の壁、天井に一音一音が響く様子が目に浮かびます。
これまでのハープ録音で気になっていた嫌なノイズ、倍音の歪みは全く感じられません。ブックレットに載っているハープの写真の背景、教会の内部に居合わせたかのような響きが堪能できます。
ぜひ皆さんにもこの雰囲気を感じて頂きたいので、ブックレットの写真をご覧ください(内緒で掲載しちゃいます)。














   

















このCDのテーマになっている18世紀から19世紀のハープ音楽を初めて聴きました。しかし、知らない曲ばかりなのに何故か懐かしく楽しくなってしまう愉悦のひと時を味わうことが出来ました。

ところが実は…これがこのCDに込めた奏者の思いだったとは…長澤真澄さんご自身が書かれたライナーノーツを読んでハッとさせられました。

長澤真澄さんのライナーノーツ、感激しました。バロックハープとの出会いから紐解き、ご自身で習得されていたモダンハープとの違い、共通点、奏法などをとても興味深く解説されています。
そして、この録音を通して改めて感じたこと、モダン楽器と古楽器、演奏家のあるべき姿、音楽の本質と表現の力、このアルバムに込めた思いを熱く語っておられます。
昨今のピリオド楽器論争への明快な回答と存じます。

最後の部分を引用させていただきます。(ぜひ全文をお読みください)
『…モダン楽器と古楽器では、その音色のコンセプトが違いアプローチにも違いがあります。しかし、音楽の本質と表現の力は、どの楽器を用いても深く追求できるものだと、私は固く信じています。音楽表現には無限の可能性があり、それこそが芸術の魅力です。演奏家として重要なのは、好奇心を持ち続け、常にセンス、感情や音楽的直観を磨き続けることです。また、理論書や教則本を通じて得た知識や約束事を踏まえ、各時代の音楽に対する理解を深めること。そして、その学びを基に自らの想像力を広げ、最終的には聴衆の心を打つ、魂に響く音楽を創造すること。それが、私の追い求めるべき道であると、今回の録音を通して改めて感じました。
このCDが18世紀から19世紀のハープ音楽のエッセンスを余すことなく伝え、その中に込められた感情、遊び心、憂い、そして想像力が聴き手の心に鮮烈に響くものであることを、心より願っています。』

このCDを聴いた時の喜び、心が満たされる幸福感は、長澤真澄さんの並々ならぬ想い、気迫のなせる技と感じ入った次第です。
素敵な音楽体験をすることが出来ました。プロデューサーのKさんに深謝申し上げます。

モリア1
投稿日時: 2025/8/28 10:25
長老
登録日: 2014/10/27
居住地:
投稿: 362
Re: 新発売のAcoustic Reviveレーベル クラシックCD 3枚
「NUANCE ナーデルマンハープは語る」 長澤真澄 【AR1010】

PAKAさん、光ちゃんさん、皆様、こんにちは

Acoustic ReviveレーベルのクラシックCDが3作品発売されていたのですね。
PAKAさん、情報ありがとうございました。
PAKAさん、光ちゃんさんの投稿を拝読して、私も聴いてみたくなりました。

ハープはオーケストラの1パートとしてしか聴いたことがなかったのですが、
天上の楽器、天使の楽器というイメージなのですが、
オーケストラの1パートとして聴くと、録音技術のせいだと思われるのですが、
どうも遠い存在で、実在感が無く、ボヤッとしていて、ハープの魅力があまり感じられず、
あまり好きではない楽器だな、とずーっと思っていました(すみません)

ところが、アコリバさんのCDでは、繊細で、透明感があり、実在感が半端なくて、
人のぬくもりも感じられて、思わず魅了されてしまい、
一気に好きな楽器になりました。

演奏に使われたハープは、1771年製作で、マリー・アントワネットのお抱えハープ製作者に選ばれた名匠ナーデルマンの作、
モーツァルト、フランス革命時代のハープです。
もう一台は1815年製作で、ナーデルマンの息子達が引き継いだナーデルマン工房の作です。
200年以上前の楽器が、このような鮮明で美しい音の状態であることに、驚きを隠せません
が、逆にそんな時代に、このような美しい楽器を聴いていたのかと想いを馳せると感動すら
覚えます。

全く知らない楽曲ばかりでしたが、演奏を聴いているだけで心地良くて、思わず最後まで、一気に聴いてしまいました。

流石、アコリバさんのCDですね。
従来のアコリバさんCDもそうでしたが、今回も期待以上のCDでした。
しかも、好きになれなかったハープを好きにさせて頂きました。
現代ハープもアコリバさんCDで聴いてみたくなりましたが、
ピリオド楽器のハープがゆえに、美しく繊細で、人のぬくもりを感じたのかもしれませんね。
古楽器ハープの魅力を十二分に収録したアコリバさんに、感謝いたします。

皆様にも是非お聴き頂きたいCDです
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