皆さん、おはようございます。marronです。

最近、アコリバ製品を導入して音質がよりリアルになっていく中で、音楽を「耳で聴く」というより、「心で聴く」ようになってきたと感じています。
音楽には色彩感があり、ところどころで風景が見えるような気さえします。

皆さんは、いかがですか？

そしてこの週末、ドレミファ…という「音階」の一音一音にも、それぞれに表情やイメージがあるように思えてきました。

以下は、まったくの私的な空想ですが、好きなジャズボーカリストと音階のイメージを結びつけてみました（笑）。
少し長くなりますが、ご興味のある方に読んでいただけたら嬉しいです。

◾ド = ジョニー・ハートマン
ドは、音階のはじまりであり、終わりの音。最も安定し、安心感をもたらしてくれる音でもあります。
彼の歌声はとても深くてあたたかく、しばらくするとまた聴きたくなるような、「帰る場所」として心にそっと寄り添ってくれるような響きがあります。

◾レ = ダイナ・ショア
レは、ドのすぐ隣にあり、やわらかく、まるでそっと歩み始めるような音。
彼女の自然体で優しく語りかける歌声は、とてもあたたかく心を癒してくれます。

◾ミ = クリス・コナー
ミは、上昇する音階の中で初めて芯の強さを感じさせる音。すぐ隣のファとのあいだに、緊張と調和のバランスがあります。
彼女の凛とした歌声には、内に秘めた情熱と、繊細で絶妙なドライブ感があります。

◾ファ = ティナ・ルイス
ファは、どこか宙に浮いたような、不思議な魅力をもつ音。
彼女の神秘的で揺らぐような歌声には、優しく包み込むような柔らかさを感じます。

◾ソ = ヘレン・メリル
ソは、明るく突き抜けるような、解放感のある音。
彼女の上昇感のあるハスキーボイスは、空に向かって浮かび上がるような希望と儚さをあわせ持っているように感じます。

◾ラ = フランク・シナトラ
ラは、ソの高揚感から一歩引いて、理性的で大人びた響きをもつ音。
彼の都会的でロマンチックな歌声には、洗練された成熟が感じられるように思います。

◾シ = ジューン・クリスティ
シは、ドにあと半音で到達する寸前の、張りつめたような美しい音。
彼女のクールな歌声には、緊張感のなかにもどこかあたたかさがあり、心が惹きつけられます。

以上は、完全に個人的なイメージですが、こうして眺めてみると、「音階」にも人格のようなものが宿っているように感じられます。

アコリバ製品は、一音一音の表情を丁寧に映し出し、聴くたびに新たな気づきと豊かさを届けてくれます。