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   [00-01]ACOUSTIC REVIVE全般
     アコリバ製の電源 & ケーブルで「普通の部屋」が音楽ホールに!?
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投稿者 スレッド
あじなめろう
投稿日時: 2025/11/24 15:14
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 966
Re: アコリバ製の電源 & ケーブルで「普通の部屋」が音楽ホールに!?
marronさん、こんにちは。

すみません、こちらの投稿に気づくのが遅れました。

> “世界最高峰” と称されるベルリンフィルは、これまでの経験とは比べものにならないほど「中低域〜中域が分厚い」と感じました。

素晴らしいアコースティックな環境でベルリンフィル級のフルオーケストラを聴かれる機会は人生でそうそうあることではないですね!
うらやましいです!

音響的な話をすると、ヒトの可聴帯域の中で、中低域〜中域においての各楽器の音色の識別は基音より倍音による影響のほうが ずっと大きいらしいです。
優れた演奏家は倍音の響かせ方に秀でていて、特に僕もベルリンフィルに感じる大河の流れのような音の緩急や濃淡をどこで感じ取っているかを自己分析すると、やはり倍音の響きを優先的に捕らえています。

で、オーディオの話になりますが、
悪い録音と悪い再生で、ノイズ影響による歪みをモロに喰らうのが この倍音成分です。
歪み減衰した倍音をしっかり捕らえようと調整すれば今度は基音ばかりが強調され尖った響きに音色が支配されます。
更には、そのデメリットを補おうと電気的にリヴァーブ加工をする音源まで出てくるわけです。
また巷のオーディオ機器も(故意か過失か判りませんが)イコライジング加工的な音の変化を推奨する傾向がいまだに大きいです。
そして評論家もユーザーも「それもオーディオ嗜好の一つ」と解釈されています。

音のバランス・・・音の均整、音の体幹は中低域〜中域の再現性が全てだと考えています。
それをベースに、高域の伸びを加えたいとか、大地を震わす低域を加えたいという個人嗜好が付加されるものと思います。
marron
投稿日時: 2025/11/24 19:19
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 1093
Re: アコリバ製の電源 & ケーブルで「普通の部屋」が音楽ホールに!?
あじなめろうさん、皆さん、こんばんは。marronです。

〉音響的な話をすると、ヒトの可聴帯域の中で、中低域〜中域に
〉おいての各楽器の音色の識別は、基音よりも倍音のほうが
〉ずっと大きな役割を果たしているらしいです。

なるほど〜! とても勉強になります。
でも、実際には中域の倍音を揃えるなんて……
想像するだけでも、とてつもなく難しいことですよね。

◾ ベルリン・フィルの弦楽セクション

当日の弦楽セクションの様子を思い返すと、

・弓の動きが驚くほど大きい
・でも、その動きはとてもマイルドで、初速が抑えられているように見える
・そして、何よりもその動きが恐ろしいほど揃っている

──そんな印象が強く残っています。

もしこれが正しければ、“徹底した正攻法”で、
基音を強調するのではなく、
豊かな倍音を引き出し、そのままホール全体に届けていたのだと思います。

◾ アコリバ製品のアプローチ

このアプローチ、
アコリバ製品が“徹底した正攻法”でノイズを抑え、
伝送効率を高めていく方向と、どこか通じるところがありますよね!


あじなめろう
投稿日時: 2025/11/24 20:53
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 966
Re: アコリバ製の電源 & ケーブルで「普通の部屋」が音楽ホールに!?
marronさん、皆さん、こんばんは!

>なるほど〜! とても勉強になります。
>でも、実際には中域の倍音を揃えるなんて……
>想像するだけでも、とてつもなく難しいことですよね。

それこそ声楽家の車田和寿さんは「倍音がたくさんあるから良い音とは言えない」と仰っているし、「非整数倍音」という意味不明な単語の氾濫に問題提起をされています。

しかしオーケストラの譜面はどの楽器も整数倍音での和音構成が(意図した不協和音は別として)記されており、いわゆるそれがharmonyです。
一方で楽器個々の基音と同時に発生する整数倍音のことはharmonicsと言って、かなり日本語訳した場合はゴッチャにされてしまいます。

車田さんは「倍音がある」=「響きが良い」「音色が良い」ではないとも仰っています。
おそらく車田さんは声楽家ですから「ヒトの声に倍音なるものはそもそも科学的に説明出来ない」「倍音ではなく共鳴腔によるもの」とも仰っています。

言葉は難しいですね。

>◾ ベルリン・フィルの弦楽セクション
(中略)
>・そして、何よりもその動きが恐ろしいほど揃っている

そこがスゴいんでしょうね!
アメリカのオーケストラよりも 緩急や濃淡の描き方はベルリンフィルのほうが技巧的だし、その上「恐ろしいほど揃っている」のが音に出ていると思います。

そして上記で触れた全員のharmonyと個々のharmonicsが崩れずに調和しているのでしょう。

>アコリバ製品が“徹底した正攻法”でノイズを抑え、
>伝送効率を高めていく方向と、どこか通じるところがありますよね!

伝送時に歪みやロスがあると、オーディオ的な倍音の中にあるべき どこかの整数倍音が欠落したり誇張されたりすると「変質」が生まれるのではないか?と僕は考えます。

過渡特性(システム全体の瞬間的な応答力)も伝送効率の良し悪しによって変わります。

それにしても!
「ケーブルレスを目指す」という言葉は実に言い得て妙ですね!
ACOUSTIC REVIVEのケーブルの理念をここまでインパクトあるワンセンテンスにまとめたこれ以上に適した表現は無いでしょうね!
marron
投稿日時: 2025/11/25 20:05
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 1093
Re: アコリバ製の電源 & ケーブルで「普通の部屋」が音楽ホールに!?
あじなめろうさん、皆さん、こんばんは。marronです。

〉全員のharmonyと個々のharmonicsが崩れずに
〉調和しているのでしょう。

ええと…まず、おっしゃる通りなのです。
ですが、今回のベルリン・フィルの体験は、単なる「調和」という言葉では追いつかず…
まさに「渾然一体」となった“中域の奔流”が一気に押し寄せてくるような印象でした。

その感覚は、かつてCDプレーヤー〜プリアンプ間のラインケーブルを業務用からアコリバ製に替えたときに味わった、
まさに、音が“異次元の勢い”で押し寄せてくるあの衝撃に、とても近いものでした。

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