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モリア1 | 投稿日時: 2020/3/19 22:45 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2014/10/27 居住地: 投稿: 360 |
フォルテピアノ2作品が素晴らしい! フォルテピアノ2作品が素晴らしい!
みなさん、こんばんは。 ACOUSTIC REVIVEレーベル 第5弾エリック・サティ作品集/七條恵子 第6弾ショパン夜想曲&小品集/川口成彦 のフォルテピアノ2作品が完成したそうです。 フェイスブックに掲載されていましたので、転載させて頂きます。 第1弾〜4弾を、更に上回る音質向上となったとのことです。 私も先行販売で、早速聴いてみたいと思います。 ![]() --------------------------------------------------- 3月9日 ACOUSTIC REVIVEレーベル 第5弾エリック・サティ作品集/七條恵子 第6弾ショパン夜想曲&小品集/川口成彦 のフォルテピアノ二作品が完成しました。 今回も素晴らしい演奏家による作品に携われたことに感謝致します。 楽曲と演奏の解説につきましては七條さんと川口さんにお任せするとしまして、今回もトーンマイスター濱瀬祥さんとTom Peetersによる卓越した録音と蓮井幹生さんによる素晴らしいphotoとアートワークのCDジャケットにてお届け致します。 また今回よりデジタルスペック変換とDDP流し込みをNYのstudioDedeブルックリンにて行い、更なる音質向上を実現しました。 フォルテピアノの演奏を聴いた方ならば、これまでのフォルテピアノの録音物は本来のフォルテピアノの音色からは程遠いもので小ぢんまりとしたオモチャのピアノのような音色であるものが多いと感じられていたはずです。 録音物のせいでフォルテピアノの音をそのような音であると誤解されているリスナーも多いのではないでしょうか? 本来、フォルテピアノの音色は瑞々しく艶やかで雄大なダイナミズムを持っています。 今回の二作にはフォルテピアノの名器である1871年製エラールと1842年製プレイエルを使用し、その素晴らしい音色をACOUSTIC REVIVEの電源やケーブル、アクセサリーを駆使して克明に収録しており、初めて真のフォルテピアノの音色や質感を捉えた録音といっても過言ではないでしょう。 また、世界随一の音響を誇るオランダハーレルムのドーブスヘジンデ教会の空間に広がる倍音情報も克明に捉えております。 正しく調整されたオーディオ装置で再生した場合、演奏者の気配に加え、教会の天井の高さや細部にまで倍音が浸透して行く様を感じ取れるはずです。 逆にそのような再生が出来ない場合はオーディオシステムのどこかに問題があるということになり、非常に厳しいオーディオチェックソースにもなり得ると思います。 ACOUSTIC REVIVEレーベル第5弾第6弾は4月初旬の発売となります。 ※e-onkyo musicからも配信スタートします。 尚、私まで直接お申し付け頂ければ先行で販売させて頂きます。 皆様のご感想を楽しみにお待ちしております。 ――――――――――――――――――――――――― ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
モリア1 | 投稿日時: 2020/3/19 22:46 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2014/10/27 居住地: 投稿: 360 |
Re: フォルテピアノ2作品が素晴らしい! 第5弾エリック・サティ作品集/七條恵子
1871年製エラール 2019年6月3日、4日録音 ![]() CDの解説書によると、七條氏は、 「2004年、ブルージュ国際古楽コンクール、フォルテピアノ部門で最高位、あわせてミンコフ賞を受賞。2019年9月、ベルギーのEtcetera recordsから「ベートーヴェン1802」を発表(レコード芸術誌特選盤、注目盤)」 と輝かしい経歴の持ち主だそうです。 音楽、クラシック初心者の私にとって、 サティは、不思議な、退廃的な曲という偏見しか持てず、私の中では、足を踏み入れようとする領域ではありませんでした(すみません) 曲を聴いていても、集中力が切れずに、興味も削がれずに、聴き続けることが出来ないだろうと思っていました。 しかし、アコリバさんが、渾身のCDを出されたということで、 恐る恐るではありますが、聴かないままではいられません。 聴き終えた結果は、期待を遙かに上回る作品でした。 より人間に近い、人に寄り添う音。体に染み渡る音。ずーっと聴いていたくなる音です。 これが、アコリバさんの技によるものなのか、エラール・ピアノによるものなのか。 おそらく、その両方が合わさってのものだと思われます。 音自体に、意味合いがあるようにも感じます。 1曲目:冒頭のワルツ=バレエから、モダンピアノと聞き紛うほど完成された音、力強い音で圧倒、衝撃を受けました。 よくよく聴いてみると、且つ、柔らかい音です。 2曲目:有名な「グノシエンヌ第1番」では、なんと奥深い、味わい深い音。 思惟的でさえあります。しかも力強さも持っています。 グノシエンヌの私の中でのイメージが、変わりました。 演奏者のおかげでしょうか。 フォルテピアノ、エラールのおかげでしょうか。 録音技術、アコリバさん製品のおかげでしょうか。 全ての相乗効果で成せるものと、確信致しました。 10曲目:私でも知っている超有名な「3つのジムノペディ」第1番:大海にポツンと一艘の小舟に乗って、さざ波に揺られて、心地良いといった感じです。 音のさざ波にいざなわれ、ただよい、音の魔術にかけられたようで、抜けられなくなった感覚に襲われます。 今まで抱いていたサティの音楽から感じる不安感が、全くありません。 なぜでしょうか。 音が、あまりにも素晴らしいからだと思います。 指を鍵盤から外した時の、ピアノ弦の小さなビビリ音までも、 繊細に、克明に再現してくれています。 とても深い音で、ずーっと聴いていたくなります。身も心も託したくなるようです。 やはり、期待通り、いや、期待を遙かに上回る、アコリバさんの作品です。 13曲目:これも有名なジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい):ワクワク楽しくなります。感動的ですらある演奏です。 19曲目:「3つの夜想曲」夜想曲第3番:刺激的で素敵な一日を振り返り、興奮冷めやらぬまま、静かな深い眠りに引き込まれますが、夢の中で、また楽しかった1日の夢をみている、といった曲でしょうか。 アルバムを振り返るような、アルバムの最後を飾るにふさわしい曲で、アルバムが締めくくられます。 ただ、私のシステムでは、まだ、音場の広がりが小さいようです。 このCDは、私のシステムの改善すべき欠点も、ハッキリさせてくれました。 精進あるのみ、ですネ(笑) |
モリア1 | 投稿日時: 2020/3/19 22:49 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2014/10/27 居住地: 投稿: 360 |
Re: フォルテピアノ2作品が素晴らしい! 第6弾ショパン夜想曲&小品集/川口成彦
1842年製プレイエル 2019年6月5日-7日録音 ![]() CDの解説書によると、川口氏は、 「1989年生まれ。2018年第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位、ブルージュ国際古楽コンクール・フォルテピアノ部門最高位、第1回ローマ・フォルテピアノ国際コンクール優勝」 と輝かしい経歴の持ち主だそうです。 ご参考までに、 e-onkyoでも川口氏による、2018年4月3-5日録音「ゴヤの生きたスペインより」が発売されています。 画家のフランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)が生きた時代に製作された 2台のフォルテピアノ (ジョン・ブロードウッド&サン グランドピアノ 1792年製 クリストファー・ゲイナー スクエアピアノ 1780年頃製) を用いて、同時代のスペインの作曲家を多数取り上げているそうです。 <2018年「第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール」2位入賞〜川口成彦の最新録音リリース> https://www.e-onkyo.com/news/2377/ 話を戻します。 フォルテピアノは、完成されたモダンピアノに比べ未熟さが残ります(すみません)。 特にプレイエルは、モダンピアノが皇帝とすると、騎士(下げすぎですね。すみません)。 しかし、それがかえって長所、武器となっているように感じます。 モダンピアノがキラビヤかな、コンサート向きの、非の打ち所の無い楽器に対し、 プレイエルは、より人に寄り添う、内面を語り合える楽器と感じました。 1曲目:春:ショパンといえば、華やかで可憐なイメージしか抱いてなかったのですが、 春の夜の夢のような響きと共に、「春」という題名らしからぬ、物憂げな感じで、アルバムが始まり、私の抱いているイメージを最初から砕かれます。 アルバム最後の18曲目:1曲目の「春」のリスト編曲版は、少しメルヘンチックにはなっていますが、やはりショパンの憂いが感じられます。 さて、ショパンはどんな人だったのでしょうか、と問いかけて、アルバムを締めくくっているようでもあります。 アルバム全体では、やはりショパンらしい、叙情性、繊細さ、可憐さも垣間見られますが、 何か憂いを秘めたようなアルバムとなっています。 プレイエル・ピアノ、川口氏の演奏によって、ショパンの人となり、人生、生きた時代まで考えさせられました。 そんなことを、考えさせてくれるなんて、 凄いことですよね。 アコリバさんの作品のおかげです。 録音物で、こんなことを考えたのは初めてです。 素晴らしい録音、芸術作品だと思います。 プレイエルは、モダンピアノでは想像出来ないような、変幻自在の音色をもっていて、時には撥弦楽器のように、ギターをつま弾くような音も聴こえてきます。 川口成彦氏が言う「ショパンの音楽に垣間見られる孤独、絶望、愛、夢、希望」を表すには、ベストなピアノのような気がします。 因みに、1839年、ショパンは恋人ジョルジュ・サンドからプレイエルをプレゼントされ、プレイエルで創作活動をしたとのことです。 このアルバムで使用された1842年製プレイエルは、正に、ショパンが生きた時代のものなのですね。 また、CDの解説書には「(ショパンは)気分の優れない時はエラールを弾く。なぜならすぐに完成された音が出るからだ。一方で気分の良い時はプレイエルを弾く。」とあります。 私の知らない曲ばかりかと思っていましたが、 9曲目:夜想曲第2番 14曲目:レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ も有り、ホットしました。 16曲目:聖歌「神よ、ポーランドをお守り下さい」変ホ長調(ショパンによるハーモニゼーション):1分42秒という短い曲を、ショパンは何を思い、何を込めて弾いたのかと、思いを馳せるのも楽しいものです。 アコリバさん、素敵なアルバムを2作品、発売して頂き、 有り難うございました。 私の宝物が、また2つ増えました。 ![]() |
管理人K | 投稿日時: 2020/3/21 2:15 |
管理人 ![]() ![]() 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1932 |
Re: フォルテピアノ2作品が素晴らしい! モリア1さん、皆様こんばんは。
ACOUSTIC REVIVEレーベル第5弾第6弾お聴き頂きありがとうございました。 入魂のご投稿感謝申し上げます。 Facebookでも述べましたが、今回のフォルテピアノ2作品はフォルテピアノ録音史上初めて、フォルテピアノの音色や質感を克明に捉えることが出来たと思います。 フォルテピアノを録音物でしか聴いたことがない方にとってはおそらくフォルテピアノはこじんまりしたスケールの小さいオモチャにピアノのような印象を持たれている方が多いと思います。 実はそんなことはなくて、今回の作品を聴いて頂ければ判る通り、艶やかで瑞々しい音色や質感はもちろんのこと、スケールやダイナミズムも非常に大きな表現力を持った楽器であることが判って頂けるかと思います。 ここまでリアルにフォルテピアノの実像を捉えることが出来たのは録音時、編集時、マスタリング時にACOUSTIC REVIVEの電源やケーブルをフルに導入したからに他なりません。 何も引かない何も足さないACOUSTIC REVIVE製品を使用したからこそ楽器本来の音色や質感、演奏の抑揚やダイナミズムまで捉えることが出来ました。 もちろん、再生時にACOUSTIC REVIVE製品を使用されれば更にリアルに堪能出来ることは言うまでもありません。 HiFidelity(高忠実度)は古くからオーディオの理想であり、目標とされて来た訳ですが、ことケーブルやアクセサリーにおいてはHiFidelityから遠くかけ離れたあり得ない音色や質感、帯域バランスに変質させてしまうものが数多く存在します。 ACOUSTIC REVIVEのケーブルアクセサリーが多くのミュージシャンやスタジオ、ライヴハウスなどで愛用されるのは他のケーブルやアクセサリーでは絶対に到達出来ない領域で楽器の音色や演奏家意図が引き出されるからです。 また、今回の2作からはNYブルックリンの新設スタジオにてマスタリングとDDP流し込みを行い、更に音質が向上しています。 このスタジオは元々東京都内にあったスタジオで以前からマスタリングシステムの全ての電源とケーブルにACOUSTIC REVIVE製を使用していましたが、NY移転後も同じマスタリングシステムと電源、ケーブル類を使用しながら大きく音質が向上したことが大変興味深く感じております。 これはおそらく米国の117V60hzという電源環境も影響していると思いますが、それ以外に音質が良くなる何らかの良い要素かあるとしか言い様がありません。 海外の録音が良いヒントがそこには隠されているのでしょうね。 今後の研究課題となりそうです。 |
モリア1 | 投稿日時: 2020/4/1 19:55 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2014/10/27 居住地: 投稿: 360 |
Re: フォルテピアノ2作品が素晴らしい! Kさん、みなさん、こんばんは。
いよいよ発売になりましたね。 ハイレゾが発売中です。 エリック・サティピアノ作品集 WAV 96kHz/24bit https://www.e-onkyo.com/music/album/ar1005/ ショパン夜想曲&小品集 WAV 96kHz/24bit https://www.e-onkyo.com/music/album/ar1006/ CDはアマゾンで、4/10に発売、予約受付中です。 E−ONKYOで特集が掲載されていましたので、転載させて頂きます。 <レコードアカデミー賞受賞で更に注目を集める「ACOUSTIC REVIVE」レーベルの最新作!>2020/04/01 https://www.e-onkyo.com/news/2751/ ――――――――――――――――――――――――――――――― オーディオファンには高品位なオーディオ・アクセサリーでおなじみの「ACOUSTIC REVIVE」。同社が、最高音質にこだわった作品をリリースする「ACOUSTIC REVIVE」レーベルより、新作2作品が同時リリース。 ACOUSTIC REVIVEレーベルは昨年、オランダバッハ協会音楽監督でありバロックヴァイオリンの名手である佐藤俊介の「バッハ無伴奏パルティータとソナタ」が第57回レコードアカデミー賞大賞銀賞と器楽曲部門をダブル受賞し新進のクラシック・レーベルとして一躍注目を集めている。 レーベル第5弾と第6弾は、フォルテピアノの独奏でヨーロッパの数々の賞を独占したフォルテピアノの名手、七條恵子による「サティ ピアノ作品集」と、ショパン国際ピアノコンクール2位に輝いた川口成彦待望の「ショパン夜想曲&小品集」となる。 使用されたフォルテピアノは完璧にメンテナンスされた歴史的名器1871年製エラールと、1842年製プレイエルで現代ピアノを遥かに凌駕する瑞々しく艶やかな音色を誇る。 録音はこれまで同様、トーンマイスター濱瀬 祥を迎え、全ての電源関係、マイクケーブル、ラインケーブルに「ACOUSTIC REVIVE」の最高級品を用いて、世界最高の音響特性を誇るオランダ・ハーレルムのドープスヘジンデ教会の空間に広がる倍音や、フォルテピアノの瑞々しい音色や質感、ダイナミズムを克明に捉え、演奏者の存在まで感じさせる超優秀録音となっている。 また、今作からマスタリングとスペック変換、デジタルマスター制作をNYブルックリンの新設スタジオにて行い更なる音質の向上を実現している。 ![]() ![]() -------------------------------------------------------------- |
PAKA | 投稿日時: 2020/4/4 9:40 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 772 |
Re: フォルテピアノ2作品が素晴らしい! モリア1さん
管理人Kさん みなさん おはようございます、PAKAです。 ACOUSTIC REVIVEのクラシックレーベルからの第5弾と第6弾、ついに発売ですね。 これまでの4作品も演奏・音質ともに素晴らしい出来だったので、すごく楽しみにしていました。 CDの一般流通は4/10からということですが、管理人KさんによるFacebookでの先行販売の告知を拝見して、一足先に入手させていただくことができました。 今回の2作品は、フォルテピアノのエラールが使われた「エリック・サティ作品集」と、同じくフォルテピアノのプレイエルが使われた「ショパン夜想曲&小品集」ということで、ピアノの違いによる音色の聴き比べも楽しみです。 早速、サティの作品集から聴いてみました。 ジャケット背面。(前面はモリア1さんが投稿されているので) ![]() ディスク面です。 今回も、どのCDプレーヤーでも再生可能で高音質に配慮したUHQCDが採用されていました。 ![]() 聴いてみた感想は、まず今回も演奏・音質ともに素晴らしい仕上がりで、またピアノCDに1枚愛聴盤が増えてうれしいです。 フォルテピアノでの録音物のCDは何枚か持っていますが、それらを聴いた限りでは現代ピアノに比べて軽快な分、重厚感の表現は劣る、というのが今までの印象で、もう少し聴き応えがほしいと感じるものが多かったと思います。 しかし、このCDの演奏を聴いて本当は音の芯がしっかりとしていて、古めかしさを感じる楽器ではないのだと認識を改めました。 もちろん楽器の印象だけではなく、いつもながら高い質感を伴った豊かな響きと音像の明確さを両立されている録音は素晴らしいと感じました。 教会録音特有の響きの多い音場感にもかかわらず、ピアノの定位が曖昧にならないのは音の芯をしっかりと捉えた録音がなされているからではないかと感じ、高い録音技術と機材に使われた多くのアコリバアクセサリーの賜物ではないかと思いました。 クラシックをあまり聴かない方でも、何度も耳にしているであろう馴染みのある「ジムノペディ」や「ジュ・トゥ・ヴー」も収録されていますので、この機会に是非多くの方に聴いていただきたい1枚です。 次に「ショパン夜想曲&小品集」です。 こちらもジャケット背面から。 ![]() ディスク面です。 こちらもUHQCD仕様です。 ![]() こちらはピアノにプレイエルが使われているということですが、明らかにサティの作品集とは音色と違い、私がイメージしていたフォルテピアノの印象に近いです。 ただ、「重厚感がない」だとか「古めかしさを感じる」などのネガティブな印象を全面に感じたわけではなく、「瑞々しい質感を伴った軽快な音色」という印象で、サティの作品集で使われたエラールと比較すると重厚感や響きは控えめですが、その分、一音一音が弾むようにピアノのタッチが明確に見え、それぞれの良さを感じました。 演奏者にとってはアラが見えやすく、録音する側も少しでも間違えると途端にこじんまりとしたチープな録音になってしまう難しいピアノなのではないかと感じました。 こちらもサティの作品集と同様に楽曲も馴染み深い物が多く、演奏・音質ともに素晴らしい仕上がりとなっていますので、是非多くの方に聴いていただきたいと思いました。 その際は、2枚セットで聴くことでピアノによる音色の違いも大いに楽しむことができますので、是非オススメいたします。 今回も素晴らしい盤の製作ありがとうございました。 また次回昨があれば、楽しみにしております! |
モリア1 | 投稿日時: 2020/4/23 19:27 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2014/10/27 居住地: 投稿: 360 |
Re: フォルテピアノ2作品が素晴らしい! Kさん、こんばんは。
素晴らしいCD作品を、世に送り出して頂き、有り難うございました。 素晴らしいだけでなく、高音質、採算度外視の作品、このような作品は、 アコリバさん以外の会社では、制作出来ないのではないでしょうか。 Kさんが目指されている、アコリンバさん基準が、標準になって、 世の中に、高音質で、素晴らしい作品が満ちあふれるようになるといいですよね。 本当に頭が下がる思いです。 次回作も心待ちにしております。 >これはおそらく米国の117V60hzという電源環境も影響していると思いますが、それ以外に音質が良くなる何らかの良い要素かあるとしか言い様がありません。 海外の録音が良いヒントがそこには隠されているのでしょうね。 今後の研究課題となりそうです。 米国録音が良い音なので、日本のミュージシャンが、わざわざ米国に行って録音するという話も聞きます。 是非、研究・追求して頂いて、更なる製品開発に反映して頂きたいです。 度肝を抜く新製品を、期待しております。 |
モリア1 | 投稿日時: 2020/4/23 19:28 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2014/10/27 居住地: 投稿: 360 |
Re: フォルテピアノ2作品が素晴らしい! PAKAさん、こんばんは。
いつもながらの丁寧、正確、詳細なレポート、楽しみに拝見させて頂きました。 ホントに良いCD作品ですよね。 皆さんにも、是非、聴いて頂きたいですよね。 |
モリア1 | 投稿日時: 2020/4/23 19:30 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2014/10/27 居住地: 投稿: 360 |
Re: フォルテピアノ2作品が素晴らしい! 皆さん、Kさん、PAKAさん、
こんばんは。 「レコード芸術誌」で、2枚とも、特薦盤になっていました。 おめでとうございます。 特薦盤を教えて頂いた光ちゃんさん、有り難うございました。 2019年度 第57回「レコード・アカデミー賞」大賞銀賞受賞した、 アコリバさんレーベル第4段の「佐藤俊介のバッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」も「レコード芸術誌」の特薦盤になっていましたので、 それに続き、 第5、第6段、も「レコード・アカデミー賞」を受賞するのではと、期待してしまいます。 早速、抜粋で紹介させて頂きます。 ――――――――――― サティ/ピアノ作品集 濱田滋郎氏: 生前のサティが眼前で弾いているかのような雰囲気を感じさせ、聴いていると、なにか懐かしい気分に誘われる。 七條恵子のサティは、どこまでも、板についている。自ら綴るライナー・ノーツの中には、こんなくだりがある 「・・その言葉に、聴く者は知ってか知らずか完全に巻き込まれてしまう。 そして巻き込まれた先には、何か実態の見えないものに始終優しく包み込まれているような、温かいミステリーがある・・」 那須田務氏: 特筆すべきは<<ジュ・トゥ・ヴ>>等の極めて繊細な弱音のグラデーション。 そして<<グノシエンヌ>>第4番の官能的なフレージング。面白いことに、モダン・ピアノによる演奏より遙かに異星人の音楽のように思える。 ショパン/夜想曲&小品集 濱田滋郎氏: 「これぞショパンの心根」 私の特薦盤の資格をかち得た。 すべてが文句のつけようもない心の喜びだ。 第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位をかち得た折りはNHKがドキュメンタリー番組を放送したから、その存在は日本中に知られたはず。 (私も、偶々NHK視聴していましたが、川口成彦さんだったとは、この記事で知りました) 川口は、語る。このアルバムにショパンの「歌唱性」を伝える作品を集めたのは、そこにショパンの心情が最もよく現れるからだ、と。納得、の一語。 那須田務氏: 昨今フォルテピアノを弾くピアニストが増えたが、本当に楽器の良さを引き出せる人はごくわずかだ。 その点で川口は抜きんでている。繊細な陰影のニュアンスに富んだ演奏はショパンが弟子たちに語った彼自身の音楽観と一致する。 フォルテピアノで録音されたショパン・アルバムの中で最も魅力的な1枚。今月の筆者のベスト1。 |
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