皆さん、こんにちは。
marronと申します。

この度、管理人Kさんが、プリアンプを徹底チューンUPしてくださいました。

プリアンプは、私のオーディオシステムの「心臓部」で、このチューンUPを心から願っておりました。

管理人Kさんには多大なるご尽力を賜り、この場をお借りして、改めてお礼をお伝えいたします。本当にありがとうございました。

最初に、今回の体験で得られた「結論」をお伝えしたいと思います。

◾結論

・アンプをどれだけグレードアップしても、アコリバのような「真に高品質なケーブル」を使わなければ、その効果は半減してしまう！

・つい最近まで「ケーブルの効果は限定的」と考えていましたが、全くの誤認識だったと痛感しています！

◾チューンUPの概要

・プリアンプ一式のチューンUP、および、電源ケーブル6本(＊)の交換

　＊なぜプリアンプに電源ケーブルが6本もあるのか、ご興味ある方は、下方の詳細をぜひご覧ください。

◾チューンUPの効果

音だしして3日目で、エージングはまだこれからですが、最初からものすごい効果を感じています。具体的には、以下の通りです。

・圧倒的な「静寂さ」と「立体感」の向上
・圧倒的な「解像度」と「繊細さ」の進化
・まるで地を這うかような「重心」の低下
・生き生きとした「躍動感」の高揚

おそらく「ノイズ」が激減することにより、主にSNや解像度が大幅に向上し、「導通性」が飛躍的に向上することにより、主に低域が伸びているのではないか、と想像しております。

◾今回の体験の感想

私はこれまで、RR -777、CS-3K、RHR-21とアコリバ・ブランドの確かな効果を感じながらも、POWER STAGE で衝撃的な体験をするまでは、「ケーブル交換の効果は限定的」と考えていました。

一方、カスタムのプリアンプを愛用しており、アンプの品質向上が「音質の改善」に直結することを、何度も体験しております。

プリアンプは、これまで4回の大改造をしています。今回のチューンUPは、5回めの大改造と言って過言でないほどの効果があり、全くの別物に進化しました。

アンプをグレードアップするならば、アコリバのような高品質なケーブルが不可欠と、改めて実感しています。

◾音楽体験の変化の例：ジャズ

最近、カーティス・フラーの演奏に魅了されています。トロンボーンがこれほど多彩なニュアンスを持つ楽器だったとは、まさに感動の連続です。これまではサックスの音などに掻き消されていた細やかな音色が、今ではハッキリと聴こえ、聴くたびに新たな発見と喜びがあります。

◾詳細

以下は、プリアンプとチューンUPの詳細です。ご興味ある方はぜひご覧ください。

〈プリアンプ〉

・B社のカスタム品で、これまで左右の回路の独立、筐体の分離、ボリュームやトランスなどの基幹部品の交換など、4回の大改造を実施

・左右独立・電源別の4筐体で、各電源ケーブルはプラグを通さず直だし

・回路は極シンプルな構成とし、入出力ともに1系統で、電源スイッチもなし

〈チューンUP〉

・4筐体それぞれの貴陽石チューンUP

・電源部直だしの電源ケーブルを、POWERSTANDARD‐TripleC８８００に交換

・プリ本体直だしのDCケーブルを、PC-TripleC/EXに交換

・本体の電源オンを通知するLED用の電源ケーブル(着脱式)は、すでに音声用とは独立させていますが、これを外来ノイズに強いタイプに交換し、更にファインメットビーズを装着してLEDから電源部へのノイズの回り込みを防止


最後までお読みくださって、ありがとうございました。

marronさん、こんにちは！

詳細なレポートを拝読していて、marronさんの音が聴きたくなってきました！

まさに「究極の引き算」のプリアンプですね！

あじなめろうさん、こんにちは。

お褒めくださって、ありがとうございます。
おっしゃる通り「引き算」した筈なのに、電源ケーブルは「掛け算」になってしまって・・・(笑)

そのため、管理人Kさんには、大変なご負担をおかけした次第です。

メリメロです。

marronさんの幸福感あふれるレポート読んでいたら、こちらまで嬉しくなりました。

トロンボーンのお話もとてもよかったです。弦楽四重奏などを聴いていても、それまで陰に隠れていて気づかなかったヴィオラがちゃんと聞こえるようになると、音楽が一挙に立体的になりますね。

数日前に東京は南青山にあるKEFのギャラリーを見物してきました。
オーナーのリスニングルームを再現した一室にも案内されました。スピーカーは二千万円、その他のオーディオ機器も二千万円、あわせて四千万円のものだそうです。同行した妻はそのまま持ち帰りたいと言ってました（ストレスなくごく自然にひびくところが気に入ったようです）。ワタクシはむしろmarronさんの装置のほうに惹かれました（お世辞でもなんでもなく）。音を聞いたらそのまま家に持って帰りたくなるかもしれません。

メリメロさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

KEFは、実際に所有したことはないものの、スピーカーを購入する際にはいつも候補となっているお気に入りのブランドです。
自然で鳴りっぷりの良いスピーカーですね。そして、先進的でもあります。

青山のギャラリーも行ったことがありますが、私は、あの小さなスーパーウーファに感心しました。技術は進化しているな〜と。

それよりも私は、メリメロさんの「プリもバワーもシングルコア」というお話しに魅力を感じています。
「2枚の絵がぴったりと重なって落ち着いた」というあのお話です！

私も数年内は、そのようにしたいと思っています。

こんばんは、超弩級のカスタムプリアンプですね
僕はプリメインを使っていますがセパレートにしたくなります笑
アコリバチューン気になっていたのでいろいろと教えてください。

marronさん、こんばんは！

ある意味、Kさんも楽しみながら制作していらっしゃると推測します。

電源供給部分の接続点をいかに無くし直結化、可能な限りの別電源供給、回路の完全ディスクリート化・・・これらの実験も兼ねていらっしゃるような気がします。
ボリュームという抵抗器も本当は無いほうが良いわけだし。

釣った魚をそのまま浜で捌いて食べるかのように、どこまでストレス無く鮮度を保つか？ですよね！

あじなめろうさん、ありがとうございます。

〉ボリュームという抵抗器も本当は無いほうが良いわけだし。

おっしゃる通りですね。ボリュームを交換したら、アンプを交換したかのように音が変わった経験があります。

余談ですが、SPECのボリュームコントロールは合理的なのかな、とちょっと気になっていました。

プリで信号を絞り込んでしまうと、微小な信号が失われてしまう可能性がある。それならプリの段階では絞り込みをせず、バワーアンプ側でコントロールしようというものです。

marronさん

今回のプリアンプのお話とはズレますが、
僕も20年前にホームシアターやってた頃、AVプリ（もちろんデジタルボリューム）を0dBで出力して、ゲイン調整付の特注5chパワーに送り出ししていたことがありました。

やはり0dBの情報欠落無しの音はスゴイものがありました。

SPEC社のボリュームコントロールって良さそうですね。

最近SNSのオーディオグループで話題になっていた某社の固定抵抗直列接続型アッテネーター推奨運動なるものがありました。安くて逆に不安なんですけど笑

ゆーすけさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

確かにセパレートにはセパレートの良さがありますが、プリメインにも、大きなメリットがあると思います。

信号経路がごく短くてすむということは、その１つかと思います。

チューンUPご検討されるのですね。いいですね！