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     【転載】RTP-Final(旧機からver.UP版)の底力 〜 オフ会にて
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投稿者 スレッド
あじなめろう
投稿日時: 2025/9/17 1:41
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 857
【転載】RTP-Final(旧機からver.UP版)の底力 〜 オフ会にて
おことわり・・・
下記、[03-01. AC電源関連]→[電源BOX RTP Finalシリーズ/YTP-Rシリーズ]への投稿
https://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=6952&forum=12
これと同文となります。ご了承のほどお願いいたします。
(以下本文)

昨日(9月15日)は著名なヴァイオリニストでアコリバファンでこの掲示板メンバーであるKoike Stringsさん邸にお邪魔してのオフ会でした。
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つい最近 電源BOXを旧RTP-6 Absoluteから新RTP-6 Final同等の内部ヴァージョンアップサービスを受けられたKoike Stringsさん(以下 Koikeさんと呼ばせていただきます)。
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Koikeさん邸にお邪魔するのは今回で5度目ですから、過去のAbsolute時代のKoikeさんシステムの再生音は克明に記憶に残っています。

さて、Final同等クオリティになった電源供給による新たなKoikeさんの音はどう進化したか!!

もちろん再生傾向は同じですが、そのクオリティは圧倒的に向上されていました。
コンセントスタビライザーCS-3Kをお持ちの方ならよくお判りになると思いますが、CS-3K導入効果のあの延長線上の進化、その更に5倍以上!と申せば的確かと思います。

例えに出したCS-3Kの効果をここで おさらいしておきましょう。

●高周波ノイズ低減による分解能とS/N比の向上

● それに伴う立体感とステージ感の向上

● 更には自然な音色と実在感や感情表現など全体表現力の向上

・・・でした。
RTP Finalはその5倍以上の効果である!と断言出来ます。
物理的計測が出来ることだとしたら、数値スペックでは5倍どころか桁が違うことになるでしょう。

過去4回の訪問で必ず聴かせていただく課題曲はこの3タイトル

◆ボブ・ジェームス・トリオ「Feel Like Making LIVE!」より「Topside」(アナログ盤再生)
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主旋律のローズ・ピアノとバッキングシンセとの位置関係、タイトで端正なリズムセクションの突き抜け具合がチェック項目。
もちろん付帯ノイズが乗りやすいローズはAbsolute時代から既に濁り無き再生がキープされています。

【Finalになってから】これはもう最大の特徴として、縦方向の立体感が以前より圧倒的に増していることが挙げられます!
楽しいくらいLIVE会場の臨場が上下に拡がります。もはや天井高の低さは関係ありません。
明らかにAbsoluteの時はこれに比べ(横方向の立体感は同等であっても)縦方向の立体感はほとんど表現出来ていなかったことが判ります。
したがって、そこまで位相が整えば自ずとリアルになるのは奥行き方向の楽器の位置関係です。ここで言えばローズとバッキングシンセの距離感が明瞭になります。

リズムセクションは実にリアルに突き抜け、それ故にグルーヴ感が出てきました。
グルーヴを判りやすく申せば、スネアが立ち上がる際の「タ」が「んタ」に、ベースの「べ」が「んべ」になるというニュアンスです。立ち上がり直前に小さな「ん」を感じること。
ドラム皮の最初の瞬間的にスレる音、ベース弦での瞬間的な指のタッチである 小さな「ん」のようなニュアンス表現です。

楽譜に書かれていないニュアンスを描けることは高レベルHiFiの最たる領域。
そして今回のFinal仕様になって初めて実現された領域です。


◆福本茉莉「NORTH WIND of Baroque 〜シュターデのフス/シュニットガー・オルガン」よりマティアス・ヴェックマン中心に(ACOUSTIC REVIVE Classics / UHQCD)
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お馴染みのACOUSTIC REVIVEレーベル第8弾の福本茉莉さんのシュニットガー・オルガン。
独シュターデの教会にもちこまれたACOUSTIC REVIVEのケーブル類や それこそ電源BOXなどの機材をふんだんに用いて録音された音源であり、荘厳な立体感がどのように表現されるか、これ以上に今回の試聴に相応しいものはないでしょう。

Absolute時代、このアルバムのKoikeさん邸での再生の記憶ではマイク位置が高めな印象で中高域が全面に出てくる印象でした。
意外と足鍵盤の低域は控え目にも感じたものです。
しかし、【Finalになってから】こう変わりました。f特性が大幅に拡大したかのように最高域も最低域もしっかり聴こえてきます。
低域の重心は明らかに地の底から鳴っています。

電源によって「位相が整う」とリスニングルームの大小はもう関係ありません。
Koikeさんのお部屋はお世辞にも全然広くありません。しかし天から地までの拡がるかの教会の空間と風景が部屋の天井や壁を超える“現象”を感じました。
このような没入感は初めての体験と言えます。

このアルバムはFinalの性能を実証するために作られたか、Finalはこのアルバムを忠実に再現するために作られたか、そのいずれにせよ、その相対関係にはハードとソフトの芸術的理想が在ります。

◆ジョン・ウィリアムス, ベルリンフィル「The Berlin Concert」より「Superman March」(アナログ盤再生)
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フルオーケストラのステージ感はどう変わったでしょうか。
Absoluteでも十分リアルなホール観客席鑑賞を疑似体験出来ますが、今から思えばカブリ付きには違いありませんが どこら辺に座っているのか不明瞭でした。
【Finalになってから】は あくまで観客席ステージ中央席で鑑賞する正確さが表れます。
ボリュームの上げ下げでそこが1階席になったり2階席になりもしますが あくまで中央位置の席での鑑賞となります。

これこそ電源クオリティが向上することによって生まれる正確な位相です。

さて、この曲の再生中に気づいたことですが、お部屋のどこに移動しようとも帯域のバランスは崩れることなくホールの臨場は変わらないのです。
あたかも鑑賞席を途中で移動したかの違いのようです。
一旦 位相が整えば、ベスポジから離れどこにいようと同じバランスで聴こえてきます。

つまり、正しい位相なら2ch再生でも十分にイマーシブであり得ることの証です。

さて!
もう一つ【Finalになってから】 気づいた重要な点があります。
・・・定在波が消えます。
定在波対策はルームチューニングもあってのことですが、その前提として電気的な歪みを無くすことが等しく重要だと気付かされます。
Absoluteの時は前屈みになると かなりのエコーがありました。
今回Finalになって それがすっかりと消えています。

電気的歪みが一部帯域再生に歪みをもたらすと それが部屋の環境によって嫌なほうへと誇張されます。
ピーキーであったりブーミーであったりすることは概ね電気的歪みです。

Koikeさんのお部屋には RHR-21(レンコン)での対策も成されているので相乗効果は理想的です。

オフ会の課題曲インプレッションは以上です。

SNSでもアコリバ掲示板でも、いつも音楽とオーディオにはシビアでクールな見解を持たれているKoikeさんが珍しく鼻息を荒くされ、私信でも子供のように喜ばれている理由がよく分かりました!

ベテランのプロ中のプロの演奏家が子供のように喜ぶ。そんなオーディオアクセサリーがあることを皆さん信じられますか?
スピーカーやアンプではなくて ただの電源ボックスですよ。あり得ますか?

・・・あり得るんです。あり得ると言うより常識とお考えいただきたいです。
ある意味 スピーカーやアンプを上位機種にするよりも重要度では上であり、またシステム全体の品位を支配します。

ここで言う品位とは、音源忠実HiFi再生度と同義です。

最近の家具店やホームセンターの廉価品の電源タップでも結構クオリティが高い?
高いクオリティとは何を持ってのクオリティなのでしょう?
そこに電源品位と再生品位以外の何を求められるのでしょう?
専用電源工事も然りです。
品位が担保されない工事なら無意味です。

さて・・・「AbsoluteとCS-3Kがあれば十分」と思いたがっている僕自分が昨日までいました。
Koikeさん邸で心に決まりがつきました。
「Finalに行くことに目を背けない」と。

以上が昨日のオフ会で起きたことの3分の1です。
Koikeさんと僕は二人になるとハイテンションにオーディオ漫才をします。
あっというまの7時間はいつも同様 今回も2時間くらいしかなかったように思えます。
ここで書ききれないネタがもっともっと他にもあります。

そして、僕の音楽的師匠でもありますから毎回の音楽セミナーも充実。
.

.
Koikeさん邸のはす向かいの特製ハンバーガー&手落としコーヒーに舌鼓を打ちながらの休憩でも、音楽のこととACOUSTIC REVIVEのことのトークに中断はありません。

Koike Stringsさん、ありがとうございました!
ゆーすけ
投稿日時: 2025/10/1 7:34
一人前
登録日: 2024/2/19
居住地:
投稿: 81
Re: 【転載】RTP Final(旧機からver.UP版)の底力 〜 オフ会にて
あじなめろうさん、こんばんは!お久しぶりです!

Koike Stringsさん邸の訪問レポありがとうございます!
"オーディオの判断基準について"のトピにてKoike Stringsさんの記事を読んで、音楽とオーディオの考えが深い方だと思いました。

> RTP Finalはその5倍以上の効果である!と断言出来ます。
物理的計測が出来ることだとしたら、数値スペックでは5倍どころか桁が違うことになるでしょう。


実は先日、アコリバイベントの行われたサウンドテックに再び行ってきました。
一通り店内を見せていただき、最後にRTP-2Finalを試聴しました。
比較として他社製国産電源タップと某有名クリーン電源です。
結果は…RTP-2Finalの圧勝です。

他社製国産電源タップは割と人気商品とのことですが、弱音時のザワザワ感が気になりました。
それがRTP-2Finalに変えると目の前がパッと見通しが良くなり、クレッシェンドの表情付け、抜け感が出てきました。


> 【Finalになってから】これはもう最大の特徴として、縦方向の立体感が以前より圧倒的に増していることが挙げられます!
楽しいくらいLIVE会場の臨場が上下に拡がります。もはや天井高の低さは関係ありません。

この表現は決して大袈裟でないと思いました。
有名メーカーのクリーン電源もノイズ感は無くなる?感じはありましたが、強弱の幅、臨場感が出ることはありませんでした。
これが不思議なんですよね。

しかも驚くのはオーディオ機器に繋がっているのは付属ケーブルなんです!
付属ケーブルでも驚くべき変化を感じることができました!

> Koikeさん邸で心に決まりがつきました。
「Finalに行くことに目を背けない」と。

僕も今、同じ気持ちです。
あじなめろう
投稿日時: 2025/10/1 17:19
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 857
Re: 【転載】RTP Final(旧機からver.UP版)の底力 〜 オフ会にて
ゆーすけさん、こんばんは!
REPLYいただき嬉しいです。ありがとうございます!

>"オーディオの判断基準について"のトピにてKoike Stringsさんの記事を読んで、音楽とオーディオの考えが深い方だと思いました。

なんせ演奏家としてもプロ中のプロですし、演奏家にオーディオファイルは意外と少ない(ほとんどいないに等しい)のですが、Koike Stringsさんは稀有な存在ですし、更には我々と同じACOUSTIC REVIVEファン仲間であるという“奇跡”のような存在でいらっしゃるわけです。

楽典、奏法、クラシック始め音楽の歴史、演奏家のこだわり、演奏家から考えるオーディオの在り方・・・どれだけ多くのことをご教授いただいているか計り知れません。
(ヨイショに見えたらスミマセン。ぜんぶ本音です笑)

>比較として他社製国産電源タップと某有名クリーン電源です。
>結果は…RTP-2Finalの圧勝です。

ほう!当然と言えば当然の結果ですが「やはりそうでしたか!」と歓喜の声を上げそうになる出来事ですね!

>他社製国産電源タップは割と人気商品とのことですが、弱音時のザワザワ感が気になりました。
(中略)
>有名メーカーのクリーン電源もノイズ感は無くなる?感じはありましたが、強弱の幅、臨場感が出ることはありませんでした。

僕も昨年某所でRTP-Finalと他社の割と人気の電源BOXとの比較を聴かせて頂いていたのですが、RTP-Finalを先に聴いてから元の他社電源BOXに差し替えた時に「あらららららら」と苦笑いしか出ませんでした。

ご多聞に洩れず、ACOUSTIC REVIVE以外の電源BOXやクリーン電源はもっさりと大人しく躍動感も生々しさも無く、かと言ってS/Nが向上していると言うわけでもありません。
かと思えば、高域低域ドンシャリを誇張した派手な人工音が人気のメーカーもありますね。

>それがRTP-2Finalに変えると目の前がパッと見通しが良くなり、クレッシェンドの表情付け、抜け感が出てきました。

あくまでRTP-Finalは音源忠実なHiFi再生であること、ACOUSTIC REVIVEの理念そのものの一つの“究極”が製品化、具現化されたものだと思います。
とにかく、音楽の様々な静と動の描き分け、表情の移り変わり、躍動、3D的な音場(=正確な位相)が圧倒的に違います。

明らかに他社と品位(=音源忠実HiFi再生度)が違うのに、評論や店舗では なぜRTP-Finalが他社電源BOXと同格に語られ、また扱われているのか?
それぞれのお立場はお立場でも時には正しく「明らかに別格」と言い切っていただきたい もどかしさを感じます。

>しかも驚くのはオーディオ機器に繋がっているのは付属ケーブルなんです!
>付属ケーブルでも驚くべき変化を感じることができました!

スゴッ!笑
ノイズシールド構造や線材の品質、音響芸術性は求められませんが、付属ケーブルは素直でフラットな特性ですから、電源BOXから供給される電源がノイズレスで高品位なら追随してくれるでしょうね。

>>「Finalに行くことに目を背けない」と。
>僕も今、同じ気持ちです。

欲しい音源が沢山出てきちゃって、特にアナログ盤など「え?限定モノ?」とか気持ちが揺らぐのですが、「RTP-Finalの原資が減るんだぞ」と自分に言い聞かせています。

ゆーすけさんもご存知のように、この夏にアナログスタビライザーPS-DBLP、天然水晶スパイク受けQSB-3810、LAN-QUADRANT-TripleC-WBと新作ラッシュ、特に数量限定もあったりで、頑張って購入しまして、もちろんそれらに心から感動していますが、
うーむ、優先順位的には今年一発目はRTP-Finalにヴァージョンアップすべきだったかな?とも思っています。

でも目標があるってことは本当に嬉しいし幸せなことです!
ゆーすけ
投稿日時: 2025/10/1 19:48
一人前
登録日: 2024/2/19
居住地:
投稿: 81
Re: 【転載】RTP Final(旧機からver.UP版)の底力 〜 オフ会にて
あじなめろうさん、コメントありがとうございます。


> 演奏家にオーディオファイルは意外と少ない(ほとんどいないに等しい)

ホントそうなんですよ!スマホでYouTube見てそれで満足というか、それでよしという世界、さらには自分の楽器以外は知らないという世界です。
管理人Kさんもおっしゃっていましたが、啓発がいるのでは?と思うことがあります。


> 僕も昨年某所でRTP-Finalと他社の割と人気の電源BOXとの比較を聴かせて頂いていたのですが、RTP-Finalを先に聴いてから元の他社電源BOXに差し替えた時に「あらららららら」と苦笑いしか出ませんでした。

>御多分に洩れず、ACOUSTIC REVIVE以外の電源BOXやクリーン電源はもっさりと大人しく躍動感も生々しさも無く、かと言ってS/Nが向上していると言うわけでもありません。
かと思えば、高域低域ドンシャリを誇張した派手な人工音が人気のメーカーもありますね。

僕も似たことを思ったので嬉しいです。他社製電源BOXはここまでの大差とは思いませんでしたが、予想通りでした。
クリーン電源との比較試聴は驚愕でした。
まさに「クリーン電源神話崩壊」です。

> でも目標があるってことは本当に嬉しいし幸せなことです!

そうですね。僕もRTP-Finalを目標にやっていきたいです!
あじなめろう
投稿日時: 2025/10/1 23:04
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 857
Re: 【転載】RTP Final(旧機からver.UP版)の底力 〜 オフ会にて
ゆーすけさん、こんばんは!

>ホントそうなんですよ!スマホでYouTube見てそれで満足というか、それでよしという世界、さらには自分の楽器以外は知らないという世界です。

昔、某有名ドラマーの方が仰っていたことですが、
チューニングやマイキングに すごい神経を尖らせているのに、「ミックスダウン後の音は あまり興味が無いんだよねえ」と言う正直過ぎるご発言に思わず笑ってしまいました。

あるいは「ヴィンテージな古い音なら好き」みたいな方で、逆に現在進行形なHiFi再生には興味が無いミュージシャンも複数いらっしゃいました。
中にはご自身のリーダー作のアルバムの音を全否定されていた方も。
さすがに「なぜこんなことになっちゃったんですか?」とは申せませんでしたが笑

僕の従姉妹なんてフルオーケストラでソリストやるピアニストでウイーン留学経験者でしたが「ラジカセで十分だし」感性ですから もうお話にもなりません笑

楽器を演奏する脳と音楽の再現性を聴き分ける脳と部位が違うのでしょうか?

Koike Stringsさんは両方の脳をお持ちで、ご自身の過去の演奏のアーカイブを几帳面に保存管理されて、どうオーディエンス側に聴こえているのか、どこまで忠実再生出来るのか、とことん追求されています。
そこが当たり前のようで、実はスゴい探究心なのだと思います。
「やりっぱなし」ではなく演者としての発注者やオーディエンスに対する責任感なのでしょうね。

>管理人Kさんもおっしゃっていましたが、啓発がいるのでは?と思うことがあります。

Kさんが懇意にされているプロデューサーの本間昭光さんやピーター・バラカンさんや それこそKoike Stringsさんのような存在は本当に貴重だと思います。
元CBSソニーのスタジオエンジニアの鈴木智雄さん然り。ACOUSTIC REVIVE Classicsのトーンマイスターの濱瀬祥さん然り。
ACOUSTIC REVIVEの啓発活動は徐々に徐々にですが、音楽出版関係者の中に知られつつあります。

>まさに「クリーン電源神話崩壊」です。

源流の新鮮な水をRTP-Finalとすると、世のクリーン電源はえらい高価な浄水器です。水は殺菌され塩素が中和され数値的にはクリーンだろうけど、チョロチョロしか出てこないし、機械臭くてなんだか全然美味しくない。
「雑味や不純物を徹底除去」(高周波ノイズ回避や共振制御や静電気除去や消磁)せずに、足し算的な「殺菌処理や薬剤処理みたいな加工」(ノイズフィルターやノイズカットトランスやアクティブに正弦波の歪み補正を生成したりする仕組み)をしたら水(再生音)はどうなるでしょう?
いかにも美味しくはなりそうにないですよね。

少しはS/Nが良くなったとしても、音楽的な躍動や正確な位相表現のために必要なノイズレスで かつ理想的な電気的力率を阻害する副作用的な弊害要因(おおむね それらはノイズキャンセル目的のために足し算的に加えられた抵抗回路)によって、音楽はその本来持っているポテンシャルの多くを削ぎ落とされることになります。

僕も数十年前にずいぶん失敗こきましたし、それでオーディオ辞めたくらいで、20年ぶりにオーディオ復帰しても品位の低い専用分電盤工事でまた昔と同じ轍を踏みました。

なぜ管理人Kさんは あの決して大きくないサイズの電源BOXで それら競合勢が意味を為さないことを立証出来たのでしょうか。
察するに、第一級の物理学、徹底した素材の厳選、28年の経験値の全て、揺るがない確信、その上で「何も引かない 何も足さない」を極限まで突き詰めていった結果だと思います。
よそさんがやっているような真似事はされないし、もはや よそさんが真似出来ないレベルのことを実行されていますから、比較対象にすらならないでしょうね。

RTP-FinalはKさんが自己ベスト更新しない限り孤高の存在であり続けると確信します。
Koike Strings
投稿日時: 2025/10/2 18:21
半人前
登録日: 2015/10/26
居住地:
投稿: 34
Re: 【転載】RTP Final(旧機からver.UP版)の底力 〜 オフ会にて
こんばんは。

あじなめろうさん、持ち上げすぎです。(笑)

> 楽器を演奏する脳と音楽の再現性を聴き分ける脳と部位が違うのでしょうか?
> どうオーディエンス側に聴こえているのか、どこまで忠実再生出来るのか、
> とことん追求されています。

やはり音楽は一方通行ではならないと考えています。
オーディエンスあっての演奏者であるべきだと思っています。
演奏者が意図することを正確に伝えたいという想いは生演奏では伝わりやすいですが、
スピーカーを通してしまうとどうしても靄に覆われてしまうのです。
そこには確かに電気的な問題もありますが、エンジニアの力も大きく関係してきます。

私は古楽器の演奏は決して否定はしません。
少なくともオーディオで聴いている分には非常に心地よい演奏もありますし、
なにより音量的にも音楽的にもバランスの取れた状態で聴くことが出来ますので
聴いていて心地よいとさえ思います。

・・・ですが、私自身バロック・ヴァイオリンを演奏した時に、普段モダン楽器で聴いている音に慣れているせいなのか、とても違和感を覚えました。
それは今でも演奏会に足を運んでも思うことです。
もし生の古楽器演奏を聴かれたことがある方でしたらおわかりだと思うのですが、
スピーカーからのCDやレコードの音とはまるで異なる音がそこにはあります。
古楽器奏者が思うことを表現できているとするならば、むしろオーディオで聴く方が表現が出来ているのかもしれません。

しかし現代のモダン楽器はジャンルを問わず、情報量が非常に多いので色々な表現がより可能だと思います。
ただしそこには演奏者の意図することが存在してということが前提ですが・・・。

私は自分が演奏者としてどうなのか?ということはわかりません。
それは聴く方々が決めることです。
ですが、せっかくの演奏を意図しない感覚で聴かれることには疑問を呈します。

演奏者に、HiFi再生に興味の無いミュージシャンは「興味がない」のではなく、良く言えば音色の善し悪しの度合いが狭いように感じています。
自分の出している音はわかるけれど、客観的に聴く耳を持たない・・・という言い方かもしれませんね。

演奏者のジレンマは自身の音を客観的に聴けない・・・という事に尽きます。
でも海外の優れた演奏家は自身の音を客観的に聴いていますし、レコーディングに際して
自身の納得のいくトーンマイスターにしてもらっているのも事実です。

Acoustic Reviveの様々なアイテムをご使用の皆様が、その音の違いが認識できるということはすごいことです。
おそらく違いのわからない演奏者は沢山いらっしゃいますし、聴かせたところでどっちが良いのかもわからないという方が殆どのような気がします。

管理人Kさんに比べたら私の耳もバカ耳だと思いますが、そんな私がRTP-Finalはすごい!と唸らせたのですから当に画期的な発明・アイテムだと思っています。

あじなめろう
投稿日時: 2025/10/3 0:23
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 857
Re: 【転載】RTP Final(旧機からver.UP版)の底力 〜 オフ会にて
Koike Stringsさん、こんばんは!

>あじなめろうさん、持ち上げすぎです。(笑

いーえー、僕の音楽の師匠ですから。本音です!

>やはり音楽は一方通行ではならないと考えています。
オーディエンスあっての演奏者であるべきだと思っています。
(中略)
>せっかくの演奏を意図しない感覚で聴かれることには疑問を呈します。

世間的に「いい音」と言われることとKoikeさんの聴かせたい音が必ずしも一致していない、つまりミックスダウン後 流通される際にその乖離を極力狭めてくださるのがエンジニア次第だということですよね。

再生する側の一般ユーザーとしても、演者やエンジニアの真の狙った音はどうであったか、それに極力近い正しいHiFi再生が出来ているか?
それだけを常に考えています。

>古楽器奏者が思うことを表現できているとするならば、むしろオーディオで聴く方が表現が出来ているのかもしれません。

古楽器演奏の録音の難しさを濱瀬さんのようなトーンマイスターがどう収録現場の擬似体験としてのアルバムを芸術性高いものにしていくか、ACOUSTIC REVIVE Classicsのシリーズだからこそのアプローチなのでしょう。果敢な挑戦とも言えるでしょうね。

>演奏者に、HiFi再生に興味の無いミュージシャンは「興味がない」のではなく、良く言えば音色の善し悪しの度合いが狭いように感じています
(中略)
>演奏者のジレンマは自身の音を客観的に聴けない・・・という事に尽きます。
>でも海外の優れた演奏家は自身の音を客観的に聴いていますし、レコーディングに際して
自身の納得のいくトーンマイスターにしてもらっているのも事実です。

演者+プロデューサー+エンジニアの垣根(縦割り分業制)が海外より日本のほうが高いのでしょうか。
一般論として、演者が自分の音に責任を持てないような「納品したら終わり」みたいな習慣がまだありそうですね。
日本の音楽出版業界の悪しきしきたりだとしたら、大いに改善してもらわないと困りますね。
「こんな音で発表するくらいならオレの名前はクレジットに出さないでくれ」くらいの気概があると 海外の音楽文化に勝てると思うのですが笑

>Acoustic Reviveの様々なアイテムをご使用の皆様が、その音の違いが認識できるということはすごいことです。

ACOUSTIC REVIVEは音源を忠実に正しくHiFi再生されることのみを実施されてきました。
しかし他社開発者には、音源忠実HiFi再生という発想よりも、新規技術開発最優先で、えてして そこには開発者のエゴが入り込んでいて、音源忠実以上のことをしようとしています。
結果的には電気的に歪んだ刺激臭と人工臭と機械臭を「すごい音」と喜ぶコアファンが熱狂することによって成り立つ需要と供給のメカニズム・・・「オーディオ界隈あるある」です。

>そんな私がRTP-Finalはすごい!と唸らせたのですから当に画期的な発明・アイテムだと思っています

RTP-Finalには上記のような刺激臭も人工臭も機械臭などとは無縁な「HiFiの究極」の姿がありますね!
日頃「嫌いなモノは嫌い」と はっきり仰るKoikeさんが珍しく「これにはまいった」と興奮されています。
1年365日毎日、生業として生楽器演奏をされる方がこのように興奮されることがRTP-Finalの圧倒的で革新的な実力の証です!
Koike Strings
投稿日時: 2025/10/3 1:51
半人前
登録日: 2015/10/26
居住地:
投稿: 34
Re: 【転載】RTP Final(旧機からver.UP版)の底力 〜 オフ会にて
こんばんは、あじなめろうさん

早速のお返事ありがとうございます。
・・・ですが、若干齟齬があるように思いましたので書かせていただきますね。

> ミックスダウン後、流通される際にその乖離を極力狭めてくださるのがエンジニア次第・・・

エンジニアさんも聴く方の立場に立って音楽造りをしていただいていると思いますが、
むしろ演奏者が再生される音に対して無関心な方が多いように思います。
やはり商品として発売する以上は売れてくれないといけませんので、エンジニアさん達はかなりの労力を費やして制作にあたっていると思います。
日本のスタジオ業界ではただ演奏者が演奏をして、後はお任せと言う方が多いように見受けられます。

> 日本の音楽出版業界の悪しきしきたりだとしたら、大いに改善してもらわないと困りますね。

これは確かにそうだとも言えますが、必ずしも演奏者が望んでいる形がオーディエンスに聴かせるものと一致しないこともしばしばです。
その辺りは日本のタテ社会の功罪とも言えるでしょう。

> 音源忠実HiFi再生という発想よりも、新規技術開発最優先で、
> 開発者のエゴが入り込んでいて、音源忠実以上のことをしようとしています。
> 結果的には電気的に歪んだ刺激臭と人工臭と機械臭を「すごい音」と喜ぶコアファンが
> 熱狂することによって成り立つと供給と供給のメカニズム

音源忠実が必ずしも良いとは限らないという事です。
そこで先の古楽器録音について少し触れました。

問題はやはり生の演奏を聴きに行き、オーディオで聴く音との差を知った方が良いという事に外なりません。
生演奏でしか味わえない感動、オーディオでしか味わえない音の響きなどの違いを聴く側も周知していただけたらと思います。

私がRTP-Finalをすばらしいと思うのは、全てのsourceが録音されたものを忠実かつそれらを高い次元で再現できていると思うからなのです。
あじなめろう
投稿日時: 2025/10/3 8:18
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 857
Re: 【転載】RTP Final(旧機からver.UP版)の底力 〜 オフ会にて
Koike Stringsさん、おはようございます!
夜遅くのREPLY、ありがとうございます!

>日本のスタジオ業界ではただ演奏者が演奏をして、後はお任せと言う方が多いように見受けられます。

掛け持ちでお忙しい方が多いのかもしれませんが、表現者と言うよりは単なる下請業者っぽくて少し残念ですよね。「ご指示通りに納品したら おしまい」なのでしょうね。
ただ、仮にご自身のリーダー作でも“音決め”に最後まで立ち合うことをしない(出来ない)としたら、仰る通り「日本のタテ社会の功罪」ですね。

某アーティストがご自身名義の新譜を出された時、SNSで「私の想像以上の素晴らしい音に仕上げていただき驚き!」と仰ってて、思わず「任せきりだったんかい!」とツッコミたくなったことがありました笑

>音源忠実が必ずしも良いとは限らないという事です。

あ。念の為 補足させていただきます。
僕が申す「音源忠実」は「原音忠実」とは違います。
あくまで演者やエンジニアやプロデューサーが求めた「音源」通りに「忠実か」という趣旨です。

> 古楽器奏者が思うことを表現できているとするならば、むしろオーディオで聴く方が表現が出来ているのかもしれません。

それは演奏者の位置で聴く音とオーディエンスの位置で聴く音との差に近いものもあって、その関係性に整合させ近づけるのがトーンマイスターのお仕事にもなっていくのでしょうね。

>生演奏でしか味わえない感動、オーディオでしか味わえない音の響きなどの違いを聴く側も周知していただけたらと思います。

本当にそうですね!
特にアンプラグドの演奏会(理想的なPA通しのLIVEならばそれもあり)をせめて月1で聴く習慣を心掛けたいです。
先のKoikeさんの四重奏コンサートでも各パートの響き(特に倍音)が、オーディオではどこまで肉薄した再生に出来るか、あるいはどう変質するかを想像しながらも聴かせていただきました。
帰宅後 速攻で今までのKoikeさんの音源を等音量で聴き、生音と整音後の音の差を確認したりもしました。(ウチの再現性は 一応合格です笑)

来年2月のチェンバロが入ったスペシャルなコンサートも実に楽しみです。
ただでさえ聴く機会が少ない生チェンバロをあの至近距離で聴けることはそうそうありませんから貴重な体験になるはずです。

>私がRTP-Finalをすばらしいと思うのは、全てのsourceが録音されたものを忠実かつそれらを高い次元で再現できていると思うからなのです。

Koikeさん邸で聴かせていただいたRTP-Finalへのヴァージョンアップ後の音は 空気感と言い 、静と動の対比と言い、それらの臨場と躍動が生々しく そして何より「再生の楽しさと喜び」を感じさせるものでした。
また更に気づいた点は、アナログ盤の音とデジタルの音の差は当然として、WAVの音とDSDの音の差、ハイレゾとCDの差など、デバイスやフォーマットの差がより如実に表れる点でした。

RTP-Absolute + CS-3Kの延長上での進化だけではなく、より3D的な生々しさ、デバイスやフォーマットの特性まで掘り出してしまうことに感動しました。
逆に言えば、それだけ埋もれていた情報が音源に まだまだ残っていたとも言えますね!
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