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   [00-01]ACOUSTIC REVIVE全般
     【転載】RD-3とRL-30MKIIの消磁とECI-50の導通向上メンテ
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投稿者 スレッド
あじなめろう
投稿日時: 2025/10/1 16:11
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 857
【転載】RD-3とRL-30MKIIの消磁とECI-50の導通向上メンテ
(以下、[07-01. CD DVD アナログレコードケア製品]消磁器 RD-3内のスレッド
及び[10-01.吸音材端子類切り売りケーブル]導通向上クリーナーECI-50内のスレッド
に投稿したものと同文です。ご了承のほどお願いいたします。)

皆さん、こんにちは!
今日は僕が4ヶ月に一度は必ず行なっているオーディオメンテナンスをご紹介させていただきます。

まとめて申しますと、

●電源ケーブルと信号ケーブルの接点の導通向上クリーナーECI-50でのクリーニング、RD-3と(現在は生産終了品の)RL-30MKIIによる消磁(アナログカートリッジの消磁は行いません)
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●リアリティエンハンサーや天然クオーツインシュレーター等ACOUSTIC REVIVEアクセサリーの同上クリーニングと同上消磁
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●真空管の端子の同上クリーニングと同上消磁
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・・・となります。

前回は6月1日前後の2日間に分けて行なったので丁度4ヶ月。
小規模なシステムながらも念入りにやると1日3時間みっちり×2日間=6時間はやっているので、ちょっとした大仕事。
しかし、これをやるとやらないでは大違いです。4ヶ月の間、徐々に再生音が霞みがかって音の粒立ちが曖昧になっていたかがよく判ります。

ECI-50はほぼ1本無くなります。つまり僕は少なくとも年3のペースでECI-50を購入していることになります。ちょっとドキッとしますがこれもオーディオをやる者としての“必要経費”と考えています。

始めに用意するモノを申し上げておきますと、ECI-50、RD-3もしくはRL-30MKIIはもちろんですが、
赤ちゃん綿棒、通常サイズ綿棒、(貴金属類を扱う時に使う)白手袋、ラバー滑り止め加工の軍手
これらも手元に用意しておきます。
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綿棒はもちろん端子やインレットのECI-50の塗布や磨きのため。
白手袋はせっかく綺麗に仕上げたケーブル端子やアクセサリーや真空管を皮脂で汚さないため、ラバー軍手は端子の抜き差しや締め付けトルクで固定させることを何回も連続して行うので指先の負担を軽減するためです。
(基本的に僕は機器の背面を触る時は手袋着用です。)

綿棒は画像をご覧いただくと、4ヶ月でもこんなに端子は酸化しています。接続されていても酸化は確実に起こっています。
当然、再生音の鮮度まで徐々に劣化していきます。
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しかし、ECI-50はそれでも巷の接点向上クリーナーよりは高寿命で高安定です。
特にスクワランオイルなどは塗布したその瞬間は効果があっても、なんせ自然由来のナマモノですから翌日からガビガビ状態へと変質していきます。有機溶剤系や無水エタノールは接点面の素子を破壊するので論外。ポリマー系導通向上剤は愚の骨頂(導通しない塗膜かぶせてどうすんじゃ笑)。
この世で正真正銘の導通向上クリーナーはECI-50以外には存在しません。
僕がECI-50を少なくとも年3本買っている理由もお分かりいただけることでしょう。(200mℓ入りの「ECI-200」があったら欲しいです。1年間安心して過ごせます笑)
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リアリティエンハンサーやUSBターミネーターなどのアクセサリー類のクリーニングも同様です。
リアリティエンハンサーなどの接点も4ヶ月経つと結構酸化しています。
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RCA-1.0TripleC-FMのようなプラグ外側を取り外せるラインケーブルは内部もECI-50を一拭きしたほうが良いでしょう。
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ヘッドシェルの接合部分へのECI-50クリーニングも忘れずに。


電源ケーブルと信号ケーブルの消磁もマストです。(アナログカートリッジの消磁は僕はしていません。)
信号ケーブルはなんとかRD-3の上にも乗せることが出来ます。電源ケーブルはさすがにRD-3には全部を乗せられませんがその場合は電源プラグと電源コネクター部だけでも消磁をしたほうが良いでしょう。
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RL-30MKIIはアナログ盤の混入金属の帯磁対策目的だけではなく、このような大物でも処理が出来るので本当に重宝しています。(またいつの日か限定でも再発を期待しています。)

アクセサリー類の消磁も必須です。アクセサリーも大事なコンポーネントの一つですから。
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さて、上記の3項目めにある「真空管の消磁」は今回初めて行いました。
当掲示板でRD-3の効果についてのやり取りをしていたところ、marronさんから「消磁は真空管にも効くのではないでしょうか」とご提案をいただき、今回の4カ月清掃に早速採り入れてみました。
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いやいや!驚きました!
以前、アンプのヒューズをRD-3で消磁(もちろんECI-50塗布も)を行なったことがあるので、真空管にも効くだろうとは想像はしていましたが、再生音に明らかな違いが出るほどの効果はあまり期待していませんでした。
・・・すごい(絶句)「あぁ真空管を新調してburn-inが落ち着いた頃の音ってこうだったな」という記憶が蘇りました。
え?え?そんな真空管も帯磁してたってことですか?
直線的な突き抜け感、曖昧さが一切無い分解能、弦を触れた瞬間のタッチやヴォーカルのブレスや時には演者の衣摺れまで微細な音がしっかりと聴き取れます。
これなんでもっと早く気づかなかったのかな?情けない。marronさんのご提案に感謝です!
ぜひRD-3をお持ちの真空管ユーザーの方は聴き比べをなさってみてください。これは「おぉぉ」とお感じになるはずです。

(念のためご注意:多くの方はご存知とは思いますが、真空管アンプは主電源をOFFにしても内部コンデンサに数百Vの残留電圧が残っていますので、すぐに真空管を外すと過電流による機器内部の焼損や感電事故になります。←昔僕もやらかしました。絶対に主電源OFF後30分放置してから真空管を抜かれてください。)


それと今回特筆すべきもう一つのこと。
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ACOUSTIC REVIVEの天然クオーツインシュレーターRKI-5010はスモーキークオーツなので地殻生成される際にアルミニウムなどの他の鉱物も混入していますから、結構消磁が効きます。より有機的で自然に音のハーモニーが形成されます。
これも消磁を試される価値大いにありです。

ちなみに、僕は無色クオーツのRKI-5010Wや天然水晶スパイク受けQSB-3810と一緒に軽く食器用中性洗剤で洗って流水後に天然水ペットボトル2ℓを調理用ボールにドバドバ入れて、クオーツ類をその中に漬けて天日の下に半日くらい晒しておきます。晴天の日に朝出かける前にやっておき、日暮れ頃に帰宅した時には十分に日光浴出来たクオーツ達はなんだか輝きを増しています。
この時点でも再生音に多少ならずとも有機的な効果が出ていますが、乾拭き後に一気にRD-3やRL-30MKIIで消磁、そして仕上げには(生産終了品の)マイナスイオン発生器RIO-5IIに乗せて静電除去をしたら、もう再生される音のリアルで有機的な響きは格別です。
もはや機器から発せれる音ではなく、自然界で鳴っている生音のように感じられます。「再生されている」ではなく「そこに存在している」音になります。


さて・・・
以上の4ヶ月清掃の後は、(これは毎日行っていることですが)他社製品の除電ブラシ(超極細除電繊維)で機器の前面、背面、ケーブル、電源ボックスまで、静電気とホコリをくまなく取り除きます。(除電ブラシはオーディオアクセサリーメーカー品なら どこのでも良いですが、機器用とアナログ盤等ソフト用は別々に2つ使いされたほうが良いでしょう。)
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再生音は見事に力強くかつ繊細かつ有機的かつナチュラルに蘇ります。晴天でも雲がある空よりも雲ひとつ無いカラッと晴れた青空の清々しさ。4ヶ月毎に訪れる感動です。

確かに4ヶ月に1度は大規模システムや複雑なシステムをお持ちの方には大変なことだと思います。
僕はこのメンテナンスが容易に出来ることを前提に小規模シンプルシステムにこだわっているところもあります。(3ヶ月に1度の年もあったくらいですが、さすがに減らしました。)

年3回は無理でも、乾季や雨季の変わり目の年2回はお勧めしたいです。メンテナンス後の感動は格別です。
メリメロ
投稿日時: 2025/10/6 9:54
常連
登録日: 2019/5/14
居住地:
投稿: 64
Re: 【転載】RD-3とRL-30MKIIの消磁とECI-50の導通向上メンテ
メリメロです。

ご投稿を読んでナルホドと思い、さっそくRD-3による真空管の消磁を試みました。一年前に使い始めたパワーアンプ真空管計8本が対象です。結果にオドロキました。あじなめろうさんの発見はノーベル賞もしくはイグノーベル賞級です。少しおおげさですが。

デスクワークがつづくと、どうしても背中が丸まってくるので、屈伸運動をして背中を伸ばし、体をほぐし血流をよくしてやる必要がありますが、それに似た感じですね。

酒井淳さんの新しいアルバムが出たのを機に、手元にあるバッハの無伴奏チェロの録音をさかんに聞き直しているところですが、消磁によって、アーティキュレーションがくっきりとし、低音の支えが力強くなり、ダイナミクスの動的変化もなめらかになります。消磁以前の状態は、楽器の響きにこわばりがあるかもしれないと思ってましたが、やはりそうだったんだ、という感じです。

バッハの無伴奏チェロ組曲の演奏は、ビルスマ以後は、六番をチェロ・ピッコロでやる例が多いですが、それだけでなく全曲をヴィオラ・ダ・ガンパ(=ヴィオール)や肩がけのヴィオロンチェロ・ダ・スパッラで演奏する例も増えてます。四種類の異なる楽器を用いるコクセの例もありますが、なんとそれを上回る六種類の楽器を用いるケルノアの録音がまもなく出る予定です。いわゆるバロックとモダンの違い、弦や弓の違いもさることながら、ピッチ設定もさまざま、用いる楽器へのこだわりにも並々ならぬものがあるとなると、おのずから楽器の響き方そのものへと関心が向かうようになります。結論として、この点に関して消磁はきわめて有効、という以上にmustなのではないかと思えるほどです。

ご存知かもしれませんが、RD-3による消磁については、RANZANさんのご投稿「CDスタビライザーが蘇る」がたいへん参考になります。
https://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=60&forum=4

管理人Kさんは、『私もたまに、壁コンセントにRD-3を押し付けて消磁したりしています。消磁後しばらくは歪み感のないクリアで抜けの良い音質が保たれます」とコメントをつけておられます。

これにならって、少し前に壁コンセントの消磁も試みましたが、これもオドロクほどの変化でした。
接点クリーニングに劣らず消磁もmustで、これは楽器の調律に相当するものではないかと思いました。

問題は管理人Kさんのコメントにある「しばらく」の部分です。あじなめろうさんは、「四ヶ月に一度必ず」と言われていて、これくらいしなければいけないのか、やはりそうだろうな、と思いました。酒井淳やケルノアのアルバムを聴く前に、一仕事だけど、壁コンセントやケーブル類の消磁も全部やりなおさないとまずいだろうなと感じています。

あじなめろう
投稿日時: 2025/10/6 23:34
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 857
Re: 【転載】RD-3とRL-30MKIIの消磁とECI-50の導通向上メンテ
メリメロさん、こんばんは!

今日はバタバタしてお返事を書くのがすっかり遅くなってしまいました。申し訳ありません。
日が変わる前の滑り込みセーフでお許しください。

>ご投稿を読んでナルホドと思い、さっそくRD-3による真空管の消磁を試みました。

僕の投稿がメリメロさんのお役に立てたなんて光栄の極みです!
ありがとうございます!

>あじなめろうさんの発見はノーベル賞もしくはイグノーベル賞級です。少しおおげさですが。

そんな大袈裟過ぎます笑
僕の発見は「おばあちゃんの知恵袋」とか「伊東家の食卓」みたいなものです笑
ヒントをくださったのもmarronさんだし。
ノーベル物理学賞モノは管理人Kさんです。本当に発明レベルの第一級の物理研究者だと思います。

> デスクワークがつづくと、どうしても背中が丸まってくるので、屈伸運動をして背中を伸ばし、体をほぐし血流をよくしてやる必要がありますが、それに似た感じですね。

実に言い得て妙な例えですね!笑

帯磁影響がある部分と言うと、多くの方はアナログカートリッジ、テープデッキのヘッド、CDのピックアップ読み取りエラーなどのイメージを持たれるでしょう。

しかし、システム全体(ブレーカーからコンセント、コンセントから機器、機器間の信号ケーブル、スピーカーケーブルからスピーカーのボイスコイル)のありとあらゆる隅々の回路に至るまで帯磁は影響を及ぼしていると考えたほうが必然です。

真空管やケーブルやコンセントも然りです。
RANZANさんのCDスタビライザー消磁も回転メカの制動が正しくなる効果があったのかと推測出来ますね。
またクオーツインシュレーターなど“動いていない”ようでも実は素子が制振のために動いて(共振して)いる回路と捉えれば、消磁による効果はあっても当然と思えます。

メリメロさんが仰るように、
血流やリンパの滞留が体操やストレッチによって改善されることと これらオーディオの各回路は同じ理論で語れますし、ストレッチや運動後、カラダが軽くなった気分と再生音の開放感もとても近いものですよね!

高周波ノイズは電磁波(電界)により起こされ、ハムノイズなど低周波ノイズは磁界の変動による低周波磁界によって起こされ、つまりオーディオは「ノイズとの闘い」と言い切ってよかろうとも思えます。

もちろん静電気や共振や定在波という別の強敵もいますが、まずやっつけなければいけない優先順位は上記の二つです。

>消磁によって、アーティキュレーションがくっきりとし、低音の支えが力強くなり、ダイナミクスの動的変化もなめらかになります。

そうですよね!
消磁をしなければ、悪い意味で“おしとやか”で、あるいは”覇気が無い”音になりがちです。
帯磁がどれだけの影響を及ぼしているか、これは常日頃 消磁を習慣づけた者にしか判らない事象なんでしょうね。

> ケルノアの録音がまもなく出る予定です。

はい!
酒井淳さんのアルバムをタワレコonlineで購入する際に、関連商品としてロナン・ケルノアの「無伴奏チェロ組曲〜6種の異なる古楽器による〜」が出てきました!
僕も予約したんです!
この聴き比べは僕も密かに楽しみにしていました笑

> 管理人Kさんは、『私もたまに、壁コンセントにRD-3を押し付けて消磁したりしています。消磁後しばらくは歪み感のないクリアで抜けの良い音質が保たれます」とコメントをつけておられます。

僕は管理人Kさんに「RD-4 Handy」なる新作を作っていただきたいと思ったことが幾度もありました。
昔のTVのブラウン管用のハンディ消磁器のようなイメージ。
あれをオーディオに特化し、RDシリーズへと転用出来たらいいよなあと 素人考えで思ったものです。

>接点クリーニングに劣らず消磁もmustで、これは楽器の調律に相当するものではないかと思いました。

間違いなく、ECI-50の導通向上メンテと同等にmustですね!
メンテナンスしなければ、楽器の調律に相当する音色の崩れ(変調)はオーディオにも必ずあるわけですよね。

それこそ、古典楽器とモダン楽器の弦の種類はおろか、ヴァイオリンかヴィオラか、チェロかコントラバスかの違いすら曖昧にさせてしまうほど、電界のノイズも磁界のノイズも音色を大きく狂わせてしまいます。
コルトレーンがチンドン屋になったりマイルスがチャルメラになったりもするわけです笑

>問題は管理人Kさんのコメントにある「しばらく」の部分です。あじなめろうさんは、「四ヶ月に一度必ず」と言われていて、これくらいしなければいけないのか、やはりそうだろうな、と思いました。

ご推察の通りです。
「3ヶ月に一度は 少し多い気がする。6ヶ月では聴感上で否が応でも再生が鈍くなっていることに気づく。となると良い頃合いは4ヶ月では?」という経験を重ねきたことによって分かってきた頻度です。

でも、真空管だけだったら2ヶ月に1度くらいのメンテでも出来ますね。
この消磁間隔はどのくらいが良いのか これは僕も探っていこうと思います。

ところで、
未だにオーディオ界隈では帯磁と静電気を混同している人が時々いるくらいの認知の低さです。
RD-3を始め「消磁する」行為自体が正しく理解されていません。

RD-1がリリースされて28年。
頭が凝り固まった食わず嫌い方々の「消磁って何?」「帯磁もしてないんだから消磁も不要」というご意見はなかなか減らないものです。

そういう方々はほぼご年配ですが、昔テープデッキのヘッドの帯磁で苦労されたご記憶を皆さんすっかりお忘れになっているんでしょうかね?笑
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