メイン [14-01]その他の話題 メッキについて | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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管理人K | 投稿日時: 2008/2/29 18:33 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1909 |
Re: メッキについて 金管楽器の表面メッキ処理はネコ25さんが報告してる通り、金管楽器の音色を変えます。おそらく、表面メッキ処理によって音色、音質を狙ってコントロールしてると思われます。
ですので、オーディオのコンセントにおいても、メッキによる音色、音質の違いが出てくるのは当然の事です。 現在オーディオ用コンセントには様々なメッキ処理が存在していますが、それぞれ音色、音質的に傾向の違いがあります。 銀メッキは多少ハイバランスで明るく高解像度系、金メッキは高域がナローになり中低域や音像が膨らみ暖かい傾向、ロジウムメッキはフラットな帯域バランスで抜けや切れ味、音場の見通しなどが良くなり、パラジウムは若干位相が回りますが独特な音場表現で当たりが滑らかになる傾向があります。 その他にも色々なメッキ処理が試され、それぞれが独自の音色や音質傾向を持っていますが、どうも最近は他にやっていないメッキを採用し、変わった音が出るから良しとしている傾向も感じます。 このオーディオグレードコンセントの乱立が、「オーディオグレードなど意味がない」とか「コンセントは無メッキが一番」とかの偏った意見に繋がっているのだと思います。 前回の投稿でもお伝えした通り、本来は「無メッキ」または「銀メッキ」が導通特性的には一番なのですが、表面酸化による導通劣化が避けられないために酸化をしない金属で電極表面をメッキしてあげなければならないのです。 そのメッキは何でもいいのかと言えば、そんな事はなく、出来るだけ音色、音質以前に導通特性の良い金属を使う必要があります。 その点で金やロジウムの何十分の一以下の導通性しか確保出来ない 金属を採用しているコンセントまで登場してきているのは残念な事です。 また、メッキ下地の処理もメッキ以上に重要です。 オヤイデ電気さんのコンセントは電極の表面を熟練の職人が一つ一つ丁寧にバフ研磨し、表面を鏡面仕上げにしています。 この鏡面研磨は接触面積の増大に繋がり、結果導通性を大きく向上させる事が可能になります。 金管楽器にしても下地処理が荒れたままでは、あの輝きのある仕上がりにはなりませんし、当然、音色的にも荒れたものになってしまうでしょう。 現在、コンセント電極の表面研磨を行っているのはオヤイデ電気さん以外に一社しかないと思いますが、そのメーカーはメッキに強磁性体のニッケルを多層で処理しているため、磁気歪みによる濁りや歪み、雑身が発生する問題があります。もっとも、この濁りや歪み、雑身を「ガッツのある音」や「適度に汚れた音の方ががいい」などと表現する方もおられますので好みや趣向の問題になってしまうのですが、仮に上流のコンセントに汚れたものを使用すれば、下流の全システムにそのコンセントの影響が及び、音色、音質的に染まってしまう事を考慮すべきだと思います。 |
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題名 | 投稿者 | 日時 |
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メッキについて | ネコ25 | 2008/2/27 20:59 |
Re: メッキについて | 管理人K | 2008/2/28 20:46 |
Re: メッキについて | TAKUMI | 2008/2/29 2:34 |
» Re: メッキについて | 管理人K | 2008/2/29 18:33 |
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